JPH04112255U - 原板見当合わせ装置 - Google Patents

原板見当合わせ装置

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JPH04112255U
JPH04112255U JP2442991U JP2442991U JPH04112255U JP H04112255 U JPH04112255 U JP H04112255U JP 2442991 U JP2442991 U JP 2442991U JP 2442991 U JP2442991 U JP 2442991U JP H04112255 U JPH04112255 U JP H04112255U
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original
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JP2442991U
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文彦 西田
裕一 谷岡
雅之 土田
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大日本スクリーン製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長尺の原板に対して行う見当合わせの精度が
維持できる原板見当合わせ装置を提供する。 【構成】 原板見当合わせ装置は、複数のレジスタマー
クM1〜M4が形成された原板Xに対して見当合わせを
行うための装置である。この装置は、原板Xを載置可能
なテーブル1と、レジスタマークを検出する複数個のC
CDカメラ2〜4と、CCDカメラ2〜4の信号に基づ
きテーブル1の平面に沿って原板Xを移動させその位置
決めを行う位置決め手段とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、見当合わせ装置、特に、複数のレジスタマークが形成された原板に 対して見当合わせを行うための原板見当合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
例えば、多色平版印刷では、複数の色成分のそれぞれに相当する印刷版を準備 し、これらを用いた多色重ね刷りによって印刷物を得る。したがって、例えば、 イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び墨(K)の各インキの重ね 刷りによってカラー印刷物を得る場合には、Y,M,C及びKのそれぞれの印刷 版に焼付けを行う際に、原板に予め形成されたレジスタマーク(いわゆる「トン ボ」)を基準として原板の見当合わせ(相対的位置決め)を行わねばならない。
【0003】 かかる見当合わせを行う際には、原板見当合わせ装置が使用される。従来の原 板見当合わせ装置としては、原板を載置可能なテーブルと、原板に形成された複 数個のレジスタマークを撮像する複数個のCCDカメラと、前記CCDカメラで 撮像したレジスタマークの画像に基づき原板をX、Y、θの3方向に移動させて 原板の位置決めを行う位置決め部とを備えたものがすでに知られている。また、 前記CCDカメラの代わりに、レジスタマーク検出用のセンサを用いたものもあ る(特開昭63−223648号、特開昭64−35559号、特開平2−39 052号、実開平2−21653号等)。
【0004】 この原板見当合わせ装置では、まず原板がテーブルに載置される。そして、位 置決め部が、レジスタマークを基準に原板を位置決めする。位置決めの終了した 原板は、補助シートに貼付けられ、固定される。
【0005】 次に、例えば原板をベルトにより搬送して殖版焼付けを行うベルト搬送式の殖 版機(特開平2−106759号)に使用される原板の場合には、補助シートと してのリーダフィルム(ガイドフィルム)に位置決めして固定される。このとき 、原板が一方向に長いとき(長尺状のとき)に、その位置決め精度の悪化が問題 となる。すなわち、リーダフィルムの長手方向と原板の長手方向が一致する場合 には、原板とリーダフィルムとの間の相対位置関係の精度は低下しないが、原板 フィルムの長手方向がリーダフィルムの長手方向に直交する場合には、上述の位 置決め部による位置決め精度が悪化する。これは、リーダフィルムの長手方向と 平行な方向において原板に形成された1対のレジスタマークを用いて位置決めを する際に、その1対のレジスタマーク間の距離が短いため、原板の傾きを精度良 く修正できないからである。
【0006】 本考案の目的は、長尺の原板に対して行う見当合わせの精度が維持できる原板 見当合わせ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る原板見当合わせ装置は、複数のレジスタマークが形成された原板 に対して見当合わせを行うための装置である。この装置は、原板を載置可能なテ ーブルと、前記レジスタマークを検出する複数個の検出手段と、前記検出手段の 信号に基づき前記テーブルの平面に沿い原板を移動させてその位置決めを行う位 置決め手段と、原板をテーブル平面で90度回転させる回転手段とを備えている 。
【0008】
【作用】
本考案に係る原板見当合わせ装置において長尺の原板に対する見当合わせを行 う場合には、少なくとも原板の長手方向両端部の2個のレジスタマークが検出手 段で検出し得る方向で、原板をテーブルに載置する。次に、テーブルに載置され た原板に対し、位置決め手段が位置決めを行う。ここでは、少なくとも原板の長 手方向の2個のレジスタマークを使用して位置決めを行うため、その方向に関す るレジスタマーク間の距離が長く、精度良く位置決めが行える。したがって、こ の場合には位置決め精度が維持できる。
【0009】 位置決め手段により原板の位置決めが終わった時の姿勢が、原板に要求される 姿勢である場合には、そこで位置決め動作が終了する。一方、位置決め動作が終 了した時の原板の姿勢が要求される原板の姿勢に対し90度異なっている場合に は、回転手段が原板をテーブル平面で90度回転させる。これにより、原板は要 求されている姿勢となる。ここでは、回転手段が原板をテーブル平面で90度回 転させるだけであるので、上述の位置決め手段による位置決め精度は維持される 。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例としての原板見当合わせ装置の斜視図、図2はその斜 視部分図である。 図において、この見当合わせ装置は、主としてテーブル1と、テーブル1内を 移動可能な3個のCCDカメラ2,3,4と、原板移動用の位置決めアーム5と 原板回転用のターレット6とを備えている。さらに、位置決めアーム5の上方に は、CCDカメラ2,3,4にそれぞれ対応する3個のCRT7,8,9を備え たモニタ部10が配置されている。テーブル1上には、さらに、CCDカメラ2 ,3,4をマニュアルで移動させるための1対のつまみ11,12と、キーパネ ル13とが設けられている。キーパネル13には、通常動作の開始/停止を指令 するためのスタート/ストップ指令ボタン14と、長尺の原板の吸着をアーム5 からターレット6に切り替える動作及びターレット6を回転させる動作を指令す るための吸着切替/回転指令ボタン15が設けられている。さらに、テーブル1 の上面には、後述するピンバー(図4)が嵌め込まれて固定される1対のガイド 溝16,17が形成されている。
【0011】 3個のCCDカメラ2,3,4のうち、第1CCDカメラ2は、ターレット6 から位置決めアーム5の基部側に延びるスリット18に沿って移動し得る。一方 、第2CCDカメラ3と第3CCDカメラ4とは、ターレット6を挟んで左右方 向に延びる1対のスリット19,20に沿って移動し得る。両スリット19,2 0はターレット6を挟んで同一直線上に配置されており、またスリット18は両 スリット19,20に対し直交している。
【0012】 CCDカメラ2,3,4とつまみ11,12とは、テーブル1内に組み込まれ た図3に示す機構によって連結されている。図3において、つまみ11は、テー ブル1の左右方向に沿って延びる環状のワイヤ21を介して1対のCCDカメラ 3,4に連結されている。これによって、つまみ11を回せば、両CCDカメラ 3,4はターレット6(図2)を中心に同一距離だけ近づいたり離れたりする。 一方、つまみ12とCCDカメラ2とはワイヤ22を介して連結されており、つ まみ12を回すことによってCCDカメラ2は両CCDカメラ3,4の移動方向 と直交する方向に移動する。
【0013】 位置決めアーム5は、アーム基部を中心に上下に回動可能であり、図1の上方 姿勢と、テーブル1上の下方姿勢とをとり得る。また、位置決めアーム5の基部 には後述するアクチュエータ(図8)が取り付けられており、そのアクチュエー タによって位置決めアーム5はテーブル1上を移動及び回動し得る。さらに、位 置決めアーム5には吸引機構(図示せず)が取り付けられており、後述する真空 ポンプ(図8)によってその吸引機構がテーブル1上に配置された原板を吸着し 得る。
【0014】 ターレット6は、図5に示すように、概ね円盤状の部材であり、各スリット1 8,19,20の延長部分に、CCDカメラ2,3,4が入り込み得る凹部30 を有している。また、ターレット6の表面には、上方に開く吸気溝31が形成さ れている。さらに、ターレット6の外周部には、ターレット6の中心を中心とし た場合に約90度をなす切欠き32が形成されている。切欠き32には、テーブ ル1側に固定された位置決めピン33が係合している。なお、切欠き32の形状 及び位置決めピン33の形状は、後述するようにターレット6が正確に90度の み回動し得るように設定されている。
【0015】 図6に示すように、ターレット6の下方において、テーブル1にはターレット 駆動機構34が設けられている。ターレット駆動機構34のハウジング35内に は、ターレット6と同心の回転軸36が回転自在に支持されている。回転軸36 の下端には、エア使用の回転機構であるロータリーアクチュエータ37の出力軸 38が固定されている。回転軸36の上端は、ターレット6の下面に固定されて いる。回転軸36内には、ターレット6の吸気溝31に連通する気路39が形成 されている。気路39の下端部は、ハウジング35の上下方向中間部に形成され た雌ねじ部35aに常に連通している。雌ねじ部35aには、図示しないバキュ ーム機構が連結されている。
【0016】 テーブル1のガイド溝16,17(図1)に嵌め込まれて使用されるピンバー 40を図4に示す。ピンバー40は、バー本体41と、バー本体41の両端に設 けられた固定金具42と、バー本体41の中央部に形成された1対の位置決めピ ン43とを有している。固定金具42によって、ピンバー40はガイド溝16, 17に固定され得る。
【0017】 図7及び図8は、原板見当合わせ装置の電気的構成を示すブロック図である。 画像処理系50を示す図7において、CCDカメラ2,3,4からの画像信号 は、A/Dコンバータ51によってデジタル画像信号へと変換される。一方、標 線メモリ52には、位置基準マークとしての十字型標線の画像データがストアさ れている。A/Dコンバータ51からのデジタル画像信号は、スーパーインポー ズ回路53において標線メモリ52からの標線画像と重ね合わされ、CRT7, 8,9にそれぞれ表示される。
【0018】 一方、A/D変換された撮像出力は二値化回路54によって二値化され、画像 処理CPU55に与えられる。この画像処理用CPU55には、動作プログラム 等をストアしてあるROM56と、種々のデータの記憶に用いられるRAM57 とが接続されている。CPU55は、二値化回路54から受け取った画像に対し 所定の処理を行うことにより、CCDカメラ2,3,4で撮像されたレジスタマ ーク(トンボ)の位置認識等を行う。標線メモリ52は、このCPU55の制御 下に置かれている。
【0019】 レジスタマークの位置に関するデータは、CPU55から図8の制御用CPU 61に転送される。機構制御系60を示す図8において、制御用CPU61は、 ROM62及びRAM63に接続されており、これらからのプログラムやデータ に基づいて動作する。制御用CPU61は、入力インターフェース64を介して キーパネル13に接続されている。
【0020】 さらに、制御用CPU61は、パルス発生回路65を制御し、パルス発生回路 65に所定のパルスを発生させる。パルス発生回路65の出力パルスは、3個の ドライバー66,67,68に与えられる。各ドライバー66,67,68は、 位置決めアーム5(図1)用のアクチュエータ69,70,71を構成するパル スモータを駆動する。なお、アクチュエータ69,70,71は、位置決めアー ム5(図1)の基部に取り付けられており、位置決めアーム5をテーブル1上で 移動及び回動させるものである。
【0021】 さらに、制御用CPU61は、出力インターフェース72を介して、CCDカ メラ2,3,4(図2)用の照明ランプLNPのON/OFF制御や、真空ポン プVPの動作制御を行う。真空ポンプVPは、図示しない弁機構を介して、ター レット6及び位置決めアーム5に接続されており、ターレット6及び位置決めア ーム5に対して吸引動作を行わせ得る。また、出力インターフェース72には、 ターレット駆動機構制御系73(ドライバー)を介してターレット駆動機構34 のロータリーアクチュエータ37(図6)が接続されている。
【0022】 次に、図9及び図10に示す制御フローチャートと、操作手順を示す図11〜 図22とを参照して、上述の原板見当合わせ装置の動作及び操作手順を説明する 。なお、図9及び図10は制御用CPU61(図8)の制御を示している。
【0023】 図9においてプログラムがスタートすると、ステップS1においてターレット 6を初期位置に配置する等の初期設定がなされる。初期設定が済めば、ステップ S2において動作開始指令を待つ。
【0024】 操作者は、図11に示すように位置決めアーム5を上方に配置し、図12に示 すように第1色目の原板Xをテーブル1上に載置する。ここでは、原板Xの中心 がターレット6の中心にほぼ一致するように配置する。また、原板Xが長尺の場 合には、その長手方向がスリット19,20の延在方向とほぼ平行となるように 配置する。原板Xをセットすれば、図13に示すように、操作者は位置決めアー ム5をテーブル1上に下ろす。これにより、原板Xはテーブル1と位置決めアー ム5とによって挟まれた状態になる。
【0025】 原板Xのセットが終われば、操作者はキーパネル13のスタート/ストップ指 令ボタン14を押すことにより、動作開始指令を行う。スタート/ストップ指令 ボタン14が押されれば、プログラムはステップS2からステップS3に移行す る。
【0026】 ステップS3では、原板Xに形成されたレジスタマークM1〜M4(図22) のうち、レジスタマークM1,M2,M3がそれぞれ対応するCCDカメラ2, 3,4によって映し出されているか否かを判断する。この場合の判断は、画像処 理用CPU55(図7)から転送されてきたデータに基づいて判断される。各C CDカメラ2,3,4においてレジスタマークM1〜M3が映し出されていない 場合には、ステップS10に移行して、CRT7,8,9上にエラー発生の表示 を行う等のエラー処理を行った後、ステップS2に戻る。これにより、指定され たCRT7,8,9にはその表示がなされるので、操作者はレジスタマークM1 〜M3とCCDカメラ2,3,4との位置関係のうち不備のある箇所について調 整を行う。この調整は、つまみ11及びつまみ12を回転させること、及び手で 原板Xをずらせることにより行われる。
【0027】 ステップS3においてレジスタマークM1〜M3がCCDカメラ2,3,4の 視野内に入ったと判断された場合には、ステップS7に移行する。ステップS7 では、位置決めアーム5に対し吸引動作を行わせる。これにより、原板Xは位置 決めアーム5に吸着された状態となる。次に、ステップS8において、図14に 示すような見当合わせ動作を行う。この見当合わせ動作は、CCDカメラ2,3 ,4からの画像情報に基づいて、原板XのレジスタマークM1〜M3と基準の標 線とが一致するように原板Xが移動させられる。この原板Xの移動は、原板Xを 保持する位置決めアーム5がテーブル1上を水平移動及び回動することによって 実現される。この位置決めアーム5の移動及び回動は、アクチュエータ69〜7 1(図8)によって実現され、その移動量及び回動量は、CCDセンサ2,3, 4からの撮像情報に基づいて決定される。
【0028】 見当合わせ動作が完了すれば、プログラムはステップS8からステップS9に 移行する。ステップS9では、見当合わせ動作が正常に終了したか否かを判断す る。原板Xの初期の姿勢が、アクチュエータ69〜71による位置決めアーム5 の姿勢制御可能範囲を逸脱していた場合等には、見当合わせができないので、プ ログラムはステップS10に移行して、CRT7,8,9にエラー発生の表示等 のエラー処理を行った後、ステップS2に戻る。
【0029】 ステップS8における見当合わせが正常に終了した場合には、プログラムはス テップS9からステップS11に移行し、CRT8上に「GOOD」を表示する 。なお、撮像情報に基づいて、正確に見当合わせが実行された場合でも、理想的 な正しい位置とレジスタマークM1〜M3の現実の位置との間にはわずかな誤差 が存在する。各レジスタマークM1〜M3に関する精度は基本的に同一であるの で、ここでは、仮に図22のAだけ誤差が生じたものとする。
【0030】 ステップS11での処理が終われば図10のステップS12に移行する。ステ ップS12では、吸着切替/回転指令ボタン15が押されたか否かを判断する。 ステップS12での判断がNoの場合にはステップS14に移行する。ステップ S14では、操作者によりスタート/ストップ指令ボタン14が押されたか否か を判断する。すなわち、ステップS12及びS14では、両ボタン14,15の いずれかが押されるのを待つ。
【0031】 操作者は、スタート/ストップ指令ボタン14を押す前に、ピンバー40を用 いてリーダフィルム(後述)の位置決めを行うとともに、そのリーダフィルムに 原板Xを固定する。リーダフィルムへの原板Xの固定が完了すれば、操作者はス タート/ストップ指令ボタン14を押す。これにより、プログラムはステップS 14からステップS15に移行し、位置決めアーム5による原板Xに対する吸着 動作を停止する。その後、操作者は位置決めアーム5を上側の姿勢に持ち上げる 。所定時間経過後、ステップS16において、位置決めアーム5の原点復帰動作 が実行される。ステップS16での処理が終われば、プログラムは図9のステッ プS2に戻る。
【0032】 一方、吸着切替/回転指令ボタン15が押された場合には、ステップS12か らステップS13に移行する。ステップS13では、ターレット6に対し吸着動 作を開始させる。ここでは、図6の気路39を介して吸気溝31内が減圧され、 それによってターレット6に原板Xが吸着される。続いて、ステップS17にお いて、位置決めアーム5の吸着動作を停止する。ステップS18では、吸着切替 /回転指令ボタン15の吸着切替部のランプ(図示せず)を点灯させる。それを 見た操作者は、アームを図15のように上方に配置する。
【0033】 ステップS19では、吸着切替/回転指令ボタン15が再び押されるのを待つ 。位置決めアーム5を上げ終わった操作者が吸着切替/回転指令ボタン15を再 び押すと、プログラムはステップS20に移行する。ステップS20では、ター レット6が90度回動する。ここでは、図6のロータリーアクチュエータ37に よって出力軸31が回転駆動される。それに伴い、ターレット6が切欠き32の 範囲だけ回動する。このとき、位置決めピン33によるターレット6の回動許容 範囲は正確に90度である。このターレット6の90度の回動によって、図16 の矢印R方向に原板Xが回動し、図22の二点鎖線で示す姿勢となる。
【0034】 この場合には、図22の実線の姿勢で各レジスタマークM1〜M3を基準に見 当合わせがなされているので、レジスタマークM1〜M4に関する誤差はほぼA 程度である。これに比べて、見当合わせ動作(ステップS8)以前の原板Xのセ ット際に、図23に示す姿勢とした場合には次のようになる。ここでは、第2C CDカメラ3と第2CCDカメラ4とに関する位置決めが、距離が短い方の1対 のレジスタマークM1及びレジスタマークM4とを用いて行われるので、各レジ スタマークM1,M2,M4において生じる誤差がAであっても、CCDカメラ を用いて調整されない側のレジスタマークM3に関して生じる誤差Bは誤差Aよ りも相当に大きなものとなり得る。したがって、図23に示すような姿勢で当初 から原板Xをセットした場合には、見当合わせ動作(ステップS8)において見 当合わせが正常に行われた場合でも、生じる誤差は大きくなる。これに比べて、 図23に示した工程で見当合わせを行い、90度の回動を行えば、生じる誤差は 小さくなる。
【0035】 ステップS20におけるターレット6の回動動作が完了すれば、ステップS2 1において、スタート/ストップ指令ボタン14が再び押されるのを待つ。操作 者は、図17に示すように、ピンバー40をガイド溝16,17にセットする。 そして、図18に示すように、正確な標線が描かれたレジスタゲージフィルムY をピンバー40にセットする。この場合には、レジスタゲージフィルムYに形成 された位置決め用孔にピンバー40の位置決めピン43(図4)を嵌め込むこと によってレジスタゲージフィルムYのセットが行われる。
【0036】 次に、レジスタゲージフィルムYの標線を原板Xのレジスタマークに合わせ、 その状態で固定金具42を用いてピンバー40をテーブル1に固定する。そして 、図19に示すようにレジスタゲージフィルムYをピンバー40から取り除き、 図20に示すようにそれに代えてリーダフィルムZをピンバー40にセットする 。続いて、図21に示すように、原板XとリーダフィルムZとをテープで固定す る。リーダフィルムZと原板Xとの固定が完了すれば、操作者はスタート/スト ップ指令ボタン14を押す。
【0037】 これによって、プログラムはステップS21からステップS22に移行し、タ ーレット6の吸着を停止する。操作者は、テーブル1上からリーダフィルムZと ともに原板Xを取り出す。ステップS22から所定時間経過後、ステップS23 において位置決めアーム5及びターレット6の原点復帰動作が行われる。ステッ プS23での処理が終われば、プログラムは図9のステップS2に戻る。これに より、第1色目の原板Xに関する処理及び操作が終了したことになる。
【0038】 第2〜第4色目の原板Xについて操作を行う場合には、ピンバー40をテーブ ル1に固定したままとする。また、CCDカメラ2,3,4も移動させない。そ の状態で上述の動作を繰り返す。但し、ここでは、CCDカメラ2,3,4の調 整と、レジスタゲージフィルムYを用いたピンバー40の固定位置の調整とは行 う必要がない。
【0039】 〔他の実施例〕 (a) 上述の実施例では、ターレット6をロータリーアクチュエータ37で回 動させる構成となっていた。しかし、本考案はそれに限定されることはなく、ロ ータリーアクチュエータ37に代えてパルスモータを使用しても良い。この場合 には、パルスモータによりターレット6の回転角度を管理できるので、切欠き3 2及び位置決めピン33を省略できる。
【0040】 (b) 上述の実施例ではレジスタマークの検出手段として3個のCCDカメラ 2,3,4を使用したが、2個のCCDカメラを用いて本考案を実施しても良い 。この場合には、一方のCCDカメラに対応するレジスタマークで奥行き方向及 び左右方向の位置合わせを行うとともに、他方のCCDカメラに対応するレジス タマークで奥行き方向の位置合わせを行う構成とする。また、CCDカメラに代 えて、フォトセンサー等を使用してもよい。
【0041】
【考案の効果】
本考案に係る原板見当合わせ装置は、原板をテーブル平面で90度回転させる 回転手段を備えている。このため、本考案によれば、長尺の原板に対して行う見 当合わせの精度が維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての原板見当合わせ装置
の斜視図。
【図2】その別の方向から見た斜視部分図。
【図3】CCDカメラ駆動部の斜視図。
【図4】ピンバーの斜視図。
【図5】ターレット部分の平面図。
【図6】図5のV−V断面部分図。
【図7】画像処理系の電気的構成のブロック図。
【図8】機構制御系の電気的構成のブロック図。
【図9】制御用CPUの制御フローチャート。
【図10】制御用CPUの制御フローチャート。
【図11】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図12】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図13】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図14】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図15】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図16】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図17】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図18】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図19】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図20】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図21】その1動作状態を示す斜視部分図。
【図22】原板の配置状態を示す平面図。
【図23】比較のための図22に相当する図。
【符号の説明】
1 テーブル 2 第1CCDカメラ 3 第2CCDカメラ 4 第3CCDカメラ 5 位置決めアーム 6 ターレット 34 ターレット駆動機構 61 制御用CPU

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のレジスタマークが形成された原板に
    対して見当合わせを行うための原板見当合わせ装置であ
    って、前記原板を載置可能なテーブルと、前記レジスタ
    マークを検出する複数個の検出手段と、前記検出手段の
    信号に基づき、前記テーブルの平面に沿い原板を移動さ
    せてその位置決めを行う位置決め手段と、前記原板をテ
    ーブル平面で90度回転させる回転手段と、を備えた原
    板見当合わせ装置。
JP2442991U 1991-03-18 1991-03-18 原板見当合わせ装置 Pending JPH04112255U (ja)

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