JPH04111307U - 血圧測定用カフ - Google Patents
血圧測定用カフInfo
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- JPH04111307U JPH04111307U JP1300291U JP1300291U JPH04111307U JP H04111307 U JPH04111307 U JP H04111307U JP 1300291 U JP1300291 U JP 1300291U JP 1300291 U JP1300291 U JP 1300291U JP H04111307 U JPH04111307 U JP H04111307U
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Landscapes
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】カフ(特に指用カフ)を巻付けたときや使用し
ないときにカフ本体が密着せず、血圧を測定していると
きにも空気圧が急激に低下しない血圧測定用カフを提供
することである。 【構成】カフ10はカフ本体11とエア管12とを有
し、カフ本体11内に外壁15と内壁16によって空気
充填室17を形成し、カフ本体11の縦断方向に延びる
凸筋18と横断方向に延びる凸筋19とを外壁15の内
面に設けた。 【作用】カフを巻付けたときや使用しないときに、凸筋
18、19が内壁16の内面に接触し、空気充填室17
の容量が十分確保される。
ないときにカフ本体が密着せず、血圧を測定していると
きにも空気圧が急激に低下しない血圧測定用カフを提供
することである。 【構成】カフ10はカフ本体11とエア管12とを有
し、カフ本体11内に外壁15と内壁16によって空気
充填室17を形成し、カフ本体11の縦断方向に延びる
凸筋18と横断方向に延びる凸筋19とを外壁15の内
面に設けた。 【作用】カフを巻付けたときや使用しないときに、凸筋
18、19が内壁16の内面に接触し、空気充填室17
の容量が十分確保される。
Description
【0001】
本考案は、血圧測定用カフに関し、特に指に巻付けて使用する血圧測定用カフ
に関する。
【0002】
血圧測定用カフは、血圧計に備えられ、通常は上腕や指に巻付けた後に外部か
ら圧力(一般には空気圧)を加え、巻付け部位を圧迫し、血管内を流れる血液が
血管壁を押圧する力を、最高血圧(収縮期血圧)及び最低血圧(拡張期血圧)と
して測定するときに使用するものである。
【0003】
このカフとして、図5及び図6に示すものがある。カフ50は帯状カフ本体5
1とカフ本体51に取付けたエア管52とを備える。カフ本体51は可橈性材料
からなり、内部には、巻付時に巻付部位の外側に位置する外壁55と、内側に位
置して巻付部位に接する内壁56とによって空気充填室57が形成され、エア管
52を通じて空気充填室57内に空気を送り込むことで血管を圧迫する外部圧力
を得る。
【0004】
かかるカフは、一般にはゴム系やビニール系の樹脂材料からなり、この樹脂材
料を用いて偏平状の袋を形成し、カフ本体51とし、更にエア管52を取付けた
ものである。
【0005】
しかしながら、可橈性外壁55と内壁56の肉厚はそれほど大きくなく、外壁
55と内壁56との間隔も小さい。しかも、外壁55と内壁56の内面は平坦面
であるため、巻付けたときに空気充填室57の容量が殆どなくなったり、特に強
く巻付けたときや未使用のときに外壁55と内壁56が密着したりすることがあ
る。
【0006】
更に、外壁55と内壁56が密着した場合には、血圧測定中に空気充填室57
内の空気圧が急に変化するという問題点がある。図7に示すように、巻付けた直
後のカフは、外壁55と内壁56が密着し、両端にのみ空気充填室57が残る状
態イになる。加圧直後は、外壁55と内壁56が波状に密着し、複数の個別空気
充填室57が形成される状態ロになる。ここで、血圧測定を開始すると、測定中
に状態ハのように波状に密着し合っていた外壁55と内壁56が離れ、空気充填
室57が1つの室に戻り、空気充填室57の容量が急に増大する。この結果、空
気充填室57内の空気圧が急激に低下し、測定に影響し、正確な血圧が得られ難
くなる。
【0007】
特に、指から血圧を測定する指式血圧計では、指に巻付け易くするためにカフ
本体の素材として塩化ビニールを多用し、これをディッピングすることによりカ
フ本体を成形している。指式用のカフは上腕巻付用のカフに比べて小サイズで薄
く、カフ本体の外壁や内壁が薄肉に形成され、しかも外壁と内壁の内面が滑らか
である。このため、外壁と内壁は一層密着し易く、上記空気圧激変の問題点が一
層顕著になり、血圧測定に支障を来すことになる。
【0008】
従って、本考案の目的は、上記問題点を解決すべく、カフ(特に指用カフ)を
巻付けたときや使用しないときにカフ本体が密着せず、血圧を測定しているとき
にも空気圧が急激に低下しない血圧測定用カフを提供することにある。
【0009】
前記目的を達成する本考案の血圧測定用カフは、外壁と内壁によって形成され
る空気充填室、及び外壁に設けた給気口を有するカフ本体と、給気口に取付ける
エア管とを備えるカフであって、壁の内面に隆起部を設けたことを特徴とするも
のである。
【0010】
本考案のカフでは、カフ本体を構成する外壁と内壁の内面、或いは外壁又は内
壁の内面に隆起部を設けてあるので、カフを巻付けたときや使用しないときに外
壁と内壁は隆起部によって密着せず、カフ本体内の空気充填室の容量が十分に確
保される。
本考案において、壁の内面に設ける隆起部は本考案の所期の目的を達成する限
り、その形態や個数に制限はない。例えば、カフ本体の横断方向や縦断方向に延
びる複数の凸筋、或いは点在する突起がある。なお、できるだけ血管(特に指の
血管)の脈波形が変わらないようにするために、隆起部は内壁よりも外壁に設け
るのが好ましい。
【0011】
以下、本考案の血圧測定用カフを実施例に基づいて説明する。
図1はその一実施例の平面を、図2は図1の線A−Aにおける断面を示す。本
実施例のカフ10の全容は従来と同様であり、カフ本体11とエア管12を備え
る。カフ本体11は外壁15と内壁16によって形成される空気充填室17を有
する。更に、外壁15はエア管12との取付部において円形給気口(特に図示せ
ず)を有する。
【0012】
外壁15の内面には、カフ本体11の縦断方向に延びる3つの凸筋18と、カ
フ本体11の横断方向に延びる1つの凸筋19とが一体形成されている。
なお、エア管12の接続部12aは外壁15の給気口の周囲に熱溶着等によっ
て気密に接合され、エア管12と空気充填室17は給気口を通じて連通される。
このように構成したカフでは、巻付けたときや使用しないとき、凸筋18、1
9が内壁16の内面に接触し、外壁15と内壁16は密着しない。このため、空
気充填室17の容量は常に十分確保され、巻付直後の密着は勿論のこと、加圧直
後の波状密着は生じず、血圧測定中にも容量の急激な低下は起こらない。特に、
外壁15と内壁16の肉厚が薄く、両壁15、16の内面が滑らかで、外壁15
と内壁16が密着し易い指用カフに上記構造を適用した場合には、凸筋18、1
9の作用効果が絶大である。
【0013】
図3は別の実施例を示す。本例のカフ20は、カフ本体21を構成する外壁の
内面に、カフ本体21の横断方向に延びる10個の凸筋28が一体形成されたも
のである。更に、図4に示す実施例のカフ30は、カフ本体31の外壁の内面に
、カフ本体31の横断方向と縦断方向に点在する多数の突起38を一体に設けた
ものである。
【0014】
これら図3と図4に示す実施例でも、凸筋28や突起38が内壁の内面に接触
し、外壁と内壁との密着が防止されるため、先の実施例と同等の作用効果が得ら
れる。
【0015】
本考案の血圧測定用カフは、以上説明したようにカフ本体を構成する壁の内面
に隆起部を設けたので、巻付けたときや使用しないときに外壁と内壁が密着せず
、空気充填室の容量が十分確保される。
又、外壁と内壁が隆起部によって密着しないので、血圧測定中における急激な
空気圧低下を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例に係るカフの平面図である。
【図2】図1に示すカフの線A−Aにおける断面図であ
る。
る。
【図3】本考案の別実施例に係るカフの平面図である。
【図4】本考案の更に別実施例に係るカフの平面図であ
る。
る。
【図5】従来のカフの平面図である。
【図6】図5に示すカフの一部破断側面図である。
【図7】従来のカフの巻付直後、加圧直後、血圧測定中
における状態を示す説明図である。
における状態を示す説明図である。
10、20、30 カフ
11、21、31 カフ本体
12、22、32 エア管
15 外壁
16 内壁
17 空気充填室
18、19、28 凸筋(隆起部)
38 突起(隆起部)
Claims (2)
- 【請求項1】外壁と内壁によって形成される空気充填
室、及び外壁に設けた給気口を有するカフ本体と、給気
口に取付けるエア管とを備えるカフであって、壁の内面
に隆起部を設けたことを特徴とする血圧測定用カフ。 - 【請求項2】前記隆起部を外壁の内面に設けたことを特
徴とする請求項1記載の血圧測定用カフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1300291U JPH04111307U (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 血圧測定用カフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1300291U JPH04111307U (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 血圧測定用カフ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04111307U true JPH04111307U (ja) | 1992-09-28 |
Family
ID=31901281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1300291U Pending JPH04111307U (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 血圧測定用カフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04111307U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008062733A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Olympus Medical Systems Corp. | Medical device |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP1300291U patent/JPH04111307U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008062733A1 (en) * | 2006-11-22 | 2008-05-29 | Olympus Medical Systems Corp. | Medical device |
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