JPH04111111U - 潤滑剤を有したコンタクト - Google Patents

潤滑剤を有したコンタクト

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JPH04111111U
JPH04111111U JP2091991U JP2091991U JPH04111111U JP H04111111 U JPH04111111 U JP H04111111U JP 2091991 U JP2091991 U JP 2091991U JP 2091991 U JP2091991 U JP 2091991U JP H04111111 U JPH04111111 U JP H04111111U
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JP
Japan
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lubricant
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Application number
JP2091991U
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Inventor
敬一郎 鈴木
Original Assignee
日本航空電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 潤滑剤による潤滑効果を長期間保持するコン
タクトの提供。 【構成】 ピンコンタクト1やソケットコンタクト2の
接触に際し摺動する接触部11(12)の表面に微細溝
12(22)を形成し、かつ、その接触部に潤滑剤3を
配置した。この結果、微細溝に潤滑剤が充填される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンタクト、および該コンタクトを含む接点機構に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ピンコンタクトとソケットコンタクトとからなる接点機構においては 、従来その嵌合時における摺動接触による摩耗を防止するために、金属メッキを 施した摺動接触部表面に潤滑剤を滴下塗布していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが表面に滴下塗布しただけの潤滑剤は、乾燥し易くしかも摺動接触時に コンタクト表面により摺動接触部から押し退けられてしまうために、長期に亘っ て潤滑効果を保持することは困難であった。 それ故に本考案の課題は、潤滑剤による潤滑効果を長期間保持するコンタクト を提供することにある。 本考案の他の課題は、上記コンタクトを含む接点機構を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、接触を得る際に摺動するタイプの接触部を有したコンタクト において、上記接触部の表面に微細溝を設け、かつ上記接触部に潤滑剤を配置し たことを特徴とするコンタクトが得られる。 また本考案によれば、上記コンタクトを2つ含み、両コンタクトに形成された 微細溝は接触時に交差する方向に傾斜していることを特徴とする接点機構が得ら れる。
【0005】
【作用】
潤滑剤を充填された微細溝を有するコンタクトが嵌合時に相手側コンタクトの 潤滑剤により覆われていない表面と摺動接触すると、潤滑剤の持つ粘着性(濡れ 性)の故に潤滑剤は相手側コンタクトの表面にも拡散する。このときもしも表面 上の潤滑剤が充分でなければ、微細溝内に充填されていた潤滑剤が微細溝の外に 流れ出して自動的に表面上に補充される。
【0006】
【実施例】
図1は本考案の一実施例によるコンタクトを2つ示し、一方名ピンコンタクト 1であり、他方はソケットコンタクト2である。ピンコンタクト1の摺動接触部 11の表面には微細溝12を形成してある。ソケットコンタクト2の摺動接触部 21の表面にも微細溝22が形成してある。さらに摺動接触部11および21の 表面には潤滑剤を滴下塗布してある。こうして微細溝12、22中に潤滑剤を充 填させている。
【0007】 嵌合時の摺動接触を円滑にするためには、これらの微細溝12および22はそ れぞれ摺動接触方向に対して傾斜させるのが望ましい。またその摺動接触をより 円滑にするためには、図2および図3に示すように、ピンコンタクト1に形成す る微細溝12とソケットコンタクト2に形成する微細溝22とはその傾斜方向を 摺動接触時に互いに交差するようにして接点機構を構成させるのが望ましい。
【0008】 このようなコンタクトを製造するには、例えば図4に示すように、素材板にレ ーザー加工や極薄砥石などにより連続的に微細溝を形成した後で、所定のコンタ クト形状に個々の製品を切り出すようにするとよい。
【0009】 図5に示すのはピンコンタクト1に形成された微細溝12であって、表面メッ キ層と素材内に深さ数μm〜数百μmに亘って形成されている。これに潤滑剤を 滴下塗布すると図6に示すように潤滑剤3はメッキ層を覆うとともに、微細溝1 2内に充填される。
【0010】 このように潤滑剤3を充填された微細溝12を有するピンコンタクト1が嵌合 時にソケットコンタクト2の潤滑剤により覆われていない表面と摺動接触接触す ると、図7に示すように潤滑剤の持つ粘着性(濡れ性)の故に潤滑剤は相手側( すなわちソケットコンタクト2側)の表面にも拡散する。このときもしも表面上 の潤滑剤が充分でなければ、微細溝12内に充填されていた潤滑剤3が微細溝1 2の外に流れ出して自動的に表面上に補充される。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、微細溝中に潤滑剤が保存されているの で、嵌合時にコンタクト表面により接触部外に潤滑剤が押し出されることがない 。また使用中に表面上の潤滑剤が不足した場合には微細溝中から潤滑剤が自動的 に補給されるので、長期間に亘って潤滑効果が保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるコンタクトを2つ示す
斜視図である。
【図2】図1のコンタクトのうちピンコンタクトの要部
を示す拡大斜視図である。
【図3】図1のコンタクトのうちソケットコンタクトの
要部を示す斜視図である。
【図4】本考案のコンタクトの製造法の一例を示す平面
図である。
【図5】潤滑剤滴下塗布前の微細溝に周りの状態を示す
断面側面図である。
【図6】潤滑剤滴下塗布後の微細溝周りの状態を示す断
面側面図である。
【図7】摺動接触時における微細溝周りの状態を示す断
面側面図である。
【符号の説明】
1 ピンコンタクト 2 ソケットコンタクト 3 潤滑剤 11 摺動接触部 12 微細溝 21 摺動接触部 22 微細溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触を得る際に摺動するタイプの接触部
    を有したコンタクトにおいて、上記接触部の表面に微細
    溝を設け、かつ上記接触部に潤滑剤を配置したことを特
    徴とするコンタクト。
  2. 【請求項2】 前記微細溝はコンタクト相互の摺動方向
    に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載の
    コンタクト。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコンタクトを2つ含み、
    両コンタクトに形成された微細溝は接触時に交差する方
    向に傾斜していることを特徴とする接点機構。
JP2091991U 1991-03-11 1991-03-11 潤滑剤を有したコンタクト Pending JPH04111111U (ja)

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JP2091991U JPH04111111U (ja) 1991-03-11 1991-03-11 潤滑剤を有したコンタクト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0214617B2 (ja) * 1984-10-23 1990-04-09 Sharp Kk

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0214617B2 (ja) * 1984-10-23 1990-04-09 Sharp Kk

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19941122