JPH04110759U - 海水の電解槽 - Google Patents

海水の電解槽

Info

Publication number
JPH04110759U
JPH04110759U JP1991010680U JP1068091U JPH04110759U JP H04110759 U JPH04110759 U JP H04110759U JP 1991010680 U JP1991010680 U JP 1991010680U JP 1068091 U JP1068091 U JP 1068091U JP H04110759 U JPH04110759 U JP H04110759U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seawater
electrolytic cell
electrolyzer
hydrogen
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1991010680U
Other languages
English (en)
Inventor
隆夫 檜垣
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP1991010680U priority Critical patent/JPH04110759U/ja
Publication of JPH04110759U publication Critical patent/JPH04110759U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 海水の電解槽において、電気分解により発生
する水素を海水より分離して電気分解効率を向上させ、
また電解槽とそれ以降の海水の流れを円滑にする。 【構成】 陽極1と陰極2とを収容した電解槽3におい
て、電解槽3の上部に海水導入口6を接線方向に配置し
電解槽3の上部中央部に水素除去管5を設けると共に、
電解槽3の下部に海水と塩素の排出管7を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発生する水素を効果的に除去するようにした海水の電解槽に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来の海水の電気分解槽では、図2に示すように海水は電解槽3の底部より槽 内に導びかれ、槽内に設けられた陽極1と陰極2による電解分解により塩素と水 素(副産物)を発生させるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の海水電解装置には解決すべき次の課題があった。即ち、従来の電解 槽では、電解の副産物として発生する水素は、槽内の電気分解効率を下げると共 に気泡となって電解槽及びそれ以降の海水の流れを妨げる働きをする。しかし、 従来はこの電解の副産物として発生する水素の分離・除去について有効な手段が 確立されてはいない。
【0004】 本考案は、以上の課題を解決することができる海水の電解槽を提供しようとす るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、陽極と陰極が収容された海水の電解槽において、電解槽上部に海水 導入口を接線方向に配置し、電解槽上部中央部に水素除去管を設けると共に、電 解槽下部に海水と塩素の排出管を設けた。
【0006】
【作用】
本考案は、前記のように構成されるので次の作用を有する。即ち、電解槽上部 の接線方向の海水導入口より電解槽内へ海水が注入され、電解槽内の海水流れが 旋回流となる。電気分解の副産物である水素は比重が小さいために効率よく海水 から分離され、電解槽上部へ導かれる。このように、電解槽の上部に誘導された 水素は、電解槽上部に設けられた水素除去管により電解槽外へ導かれる。一方、 以上のように水素が分離された海水と塩素は、電解槽下部の排出管より排出され る。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を、図1により説明する。なお、従来例と同様の構成部分に は図2におけると同符号を付し、説明を省略する。
【0008】 本実施例では、その内部に陽極1と陰極2が上下方向に平行に互いに間隔をお いて交互に複数個配置された円筒状の縦型の電解槽3の上方の部分に、1個又は 複数個の海水導入口6が同電解槽3の接線方向に開口している。同電解槽3の下 方の側部には排出管7が接続されている。前記電解槽3内の最外側の陽極1又は 陰極2(図示のものでは陰極)の上端部と電解槽3の内壁との間には環状の絶縁 スペーサ4え設けられている。また、電解槽3の上部の中央部には、電解槽3を 貫通して電解槽3の高さ約1/4程度下方へ延びその下端が陽極1と陰極2の上 端の上方に位置する水素除去管5が設けられている。
【0009】 以上のように構成された本実施例では、電解槽3内に注入される海水は、電解 槽3上部に接線方向に付けられた海水導入口6より旋回流の形態で槽内に導かれ 、陽極1と陰極2により水素と塩素に電気分解される。電解槽3内の海水の流れ を旋回流とすることによって、この時副産物として発生する水素は、比重が軽い ために、気泡となって電解槽3の上部に誘導され、電解槽3の上部中央部に設置 された水素除去管5により槽外に導かれる。
【0010】 以上の通り、気泡となった水素が除去されるために、電解槽3内の電気分解の 効率が改善される。更に、電気分解された塩素及び海水は下部の排出管7より排 出されることになり、電解槽3とそれ以降の配管内の流れがスムーズになる。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、前記のように構成されるので次の効果を有する。即ち、海水の電気 分解用電解槽で、発生する副産物の水素を自動的に、かつ効果的に除去すること ができるために、電解槽内での電気分解の効率が上がると共に、電解槽内及びそ れ以降の配管内の塩素を含む海水の流れをスムーズに導くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構造図である。
【図2】従来の塩素発生用の海水の電解槽の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 陽極 2 陰極 3 電解槽 4 絶縁スペーサ 5 水素除去管 6 海水導入口 7 排出管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極が収容された海水の電解槽に
    おいて、電解槽上部に海水導入口を接線方向に配置し、
    電解槽上部中央部に水素除去管を設けると共に、電解槽
    下部に海水と塩素の排出管を設けたことを特徴とする海
    水の電解槽。
JP1991010680U 1991-03-01 1991-03-01 海水の電解槽 Withdrawn JPH04110759U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991010680U JPH04110759U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 海水の電解槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991010680U JPH04110759U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 海水の電解槽

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04110759U true JPH04110759U (ja) 1992-09-25

Family

ID=31900404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991010680U Withdrawn JPH04110759U (ja) 1991-03-01 1991-03-01 海水の電解槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04110759U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414015B1 (ko) * 2001-03-19 2004-01-07 (주)엔이텍 차아염소산 나트륨 발생 전해장치
JP2012219332A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Omega:Kk 塩素ガスと水素ガスの製造方法
JP2024049785A (ja) * 2022-09-29 2024-04-10 株式会社テックコーポレーション 電解槽

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100414015B1 (ko) * 2001-03-19 2004-01-07 (주)엔이텍 차아염소산 나트륨 발생 전해장치
JP2012219332A (ja) * 2011-04-08 2012-11-12 Omega:Kk 塩素ガスと水素ガスの製造方法
JP2024049785A (ja) * 2022-09-29 2024-04-10 株式会社テックコーポレーション 電解槽

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109055983B (zh) 一种电镀含金废水的回收工艺和装置
JPH02247391A (ja) 改良された電解装置およびアノード
CN208594339U (zh) 一种硫酸铜蚀刻液的铜回收系统
JPH04110759U (ja) 海水の電解槽
KR200438768Y1 (ko) 적조방지용 조류제거장치
CN209890307U (zh) 一种电催化氧化设备
US4198277A (en) Electrolysis of aqueous salt solutions
CN112301376A (zh) 一种金属提纯装置及二次提纯生产7n纯铜的方法
CN201777270U (zh) 基于电凝聚的横流式气浮装置
CN206126921U (zh) 一种电解气浮式废水成套处理装置
CN202729860U (zh) 一种在线式循环水制氯杀菌装置
JP2601202Y2 (ja) 横型多段電解槽
JPH09174057A (ja) 次亜液生成用の塩水電解装置
CN206814855U (zh) 一种氯酸盐电解槽
JP4240834B2 (ja) 固体高分子膜型水電解装置
US4586994A (en) Electrolytic process of an aqueous alkali metal halide solution and electrolytic cell used therefor
EP0043945B1 (en) Electrolytic cell and process for the electrolysis of brines
CN216418406U (zh) 立式负压电解除氧装置
CN210736424U (zh) 一种农村饮用水安全消毒装置
JPS6145160Y2 (ja)
CN209493367U (zh) 一种集装箱式aor高级氧化反应器
CN217479129U (zh) 一种螺旋电极排布结构的净水装置
JPS63100190A (ja) ガス発生用電解装置
CN218931802U (zh) 一种电絮凝机组
CN112095125A (zh) 一种金属提纯装置及高纯度金属制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950615