JPH0411073A - 繊維及び繊維製品の抗菌加工用剤 - Google Patents

繊維及び繊維製品の抗菌加工用剤

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JPH0411073A
JPH0411073A JP11008790A JP11008790A JPH0411073A JP H0411073 A JPH0411073 A JP H0411073A JP 11008790 A JP11008790 A JP 11008790A JP 11008790 A JP11008790 A JP 11008790A JP H0411073 A JPH0411073 A JP H0411073A
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cysteamine
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Seiichi Suzuki
清一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はシステアミン誘導体又はその塩を用いた繊維及
び繊維製品の抗菌加工用剤に関する。
(従来の技術) 従来、繊維及び繊維製品(以下、繊維材料という)の抗
菌側としては、ジメチルベンジルラウリルアンモニウム
クロライドなどのような第四級アンモニウム塩やヘキサ
クロロフェン、2,4.4−トリクロロ−2′−ヒドロ
キシジフェニルエーテル、ビオチノール、アラビアール
、3.5ジブロモサリチルアニリドなどのようなフェノ
ール系化合物が知られている。(特開昭61−2288
15、特開昭62−8780、特開平2−36104)
これらは、いずれも耐洗濯性が劣るため、効果の持続性
が乏しい。又、2,4.4’トリクロロ−2′−ヒドロ
キシジフェニルエーテルで処理した繊維材料を燃焼させ
ると猛毒のダイオキシン類が生成することが確認されて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、優れた抗菌効果および抗菌効果の持続性に優
れ、しかもダイオキシン類が生成されない繊維材料の抗
菌加工用剤を得るべく鋭意研究の結果、本発明の抗菌加
工用剤を見い出した。
塩酸、硫酸などの無機酸、ギ酸、酢酸などの有機酸を示
す。) 一般式(2)、 (問題点を解決するための手段) 本発明は一般式(1) %式%(1) (式中、RおよびR2は水素、アルキル基、イソシアネ
ート化合物反応残基、ビニル化合物反応残基、エポキシ
化合物反応残基、ハロゲン酢酸化金物反応残基、酸無水
化合物反応残基、酸クロライド化合物反応残基を示す。
又RおよびR2基の炭素数の合計はO〜40の範囲であ
る。HXは(式中、R3、R4およびR5は、アルキル
基、エポキシ化合物反応残基で示されるシステアミン4
級アンモニウム塩、R3、R4およびR5基の炭素数の
合計は3〜40の範囲である。Xは塩素、臭素などのハ
ロゲン基を示す、) 一般式(3) (式中、R6およびR7はアルキル基、エポキシ化合物
反応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rおよ
びR7基の炭素数の合計は2〜40の範囲である。) 一般式(4) (式中、RおよびR9は、アルキル基、エポキシ化合物
反応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rおよ
びR9基の炭素数の合計は2〜40の範囲である。) で表わされる一般式(1)、(2)、(3)および(4
)からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を含
有することを特徴とする繊維及び繊維製品の抗菌加工用
剤に関するものである。
本発明の一般式(1〉 11SC112C82N  −11X ・・・ (1) (式中、R1およびR2は水素、アルキル基、インシア
ネート化合物反応残基、ビニル化合物反応残基、エポキ
シ化合物反応残基、ハロゲン酢酸化合物反応残基、酸無
水化合物反応残基、酸クロライド化合物反応残基を示す
。又R1およびR2基の炭素数の合計は0〜40の範囲
である。HXは塩酸、硫酸などの無機酸、ギ酸、酢酸な
どの有機酸を示す、〉 で表わされる化合物としては、システアミン、N−メチ
ルシステアミン、N、N−ジメチルシステアミン、N−
ドデシルシステアミン、N−オクタデシルシステアミン
、N、N−ジオクタデシルシステアミンなどのN−アル
キルシステアミン、N−メチルーN’ −(2−メルカ
プトエチル)尿素、N−ドデシル−N′−(2−メルカ
プトエチル)尿素、N−オクタデシル−N′−(2−メ
ルカプトエチル)尿素などのインシアネート付加物、N
−(2−メトキシ力ルホ′ニルエチル)システアミン、
N−(2−ドデシルオキシカルボニルエチル)システア
ミン、N−(2−オクタデ゛シルオキシカルボニルエチ
ル)システアミンなどのアクリル酸エステル付加物、N
−(2−しドロキシエチル)システアミン、N−(2−
ヒドロキシドデシル)システアミン、N−(2−ヒドロ
キシオクタデシル〉システアミンなどのエポキシ付加物
、N−アセチルシステアミン、N−ラウロイルシステア
ミン、N−ステアロイルシステアミンなどのアシル化シ
ステアミン、N−<2−メルカプトエチル〉グリシンな
どのクロル酢酸付加物が挙げられる。
またこれらの塩を含む。
一般式(2)、 (式中、R3、R4およびR5は、アルキル基、エポキ
シ化合物反応残基で示されるシステアミン4級アンモニ
ウム塩、R3、R4およびR5基の炭素数の合計は3〜
40の範囲である。Xは塩素、臭素などのハロゲン基を
示す、) で表わされる化合物としては、2−メルカプトエチルト
リメチルアンモニウムクロライド、2−メルカストエチ
ルオクタデシルジメチルアンモニウムクロライド、2−
メルカプトエチルジオクタデシルメチルアンモニウムク
ロライドなどのシステアミン四級アンモニウム塩が挙げ
られる。
一般式(3) (式中、RおよびR7はアルキル基、エポキシ化合物反
応残基で示されるベタイン型システアミン、又R6およ
びR7基の炭素数の合計は2〜40の範囲である。) で表わされる化合物としては、N−ジメチル−N(2−
メルカプトエチル)グリシン、N−ジメチル−N−(2
−メルカプトエチル)グリシンナトリウム塩、N−ジド
デシル−N−(2−メルカプトエチル)グリシン、N−
ジドデシル−N(2−メルカプトエチル)グリシンナト
リウム塩、N−ジオクタデシル−N−(2−メルカプト
エチル)グリシン、N−ジオクタデシル−N、−<2メ
ルカプトエチル)グリシンナトリウム塩などのベタイン
型システアミンが挙げられる。
一般式(4) (式中、R8およびR9は、アルキル基、エポキシ化合
物反応残基で示されるベタイン型システアミン、又Rお
よびR9基の炭素数の合計は2〜40の範囲である。) で表わされる化合物としては、N−ジメチル−N−(2
−メルカプトエチル)−β−アラニン、N−ジメチル−
N−(2−メルカプトエチル)−β−アラニンナトリウ
ム塩、N−ジドデシル−N(2−メルカプトエチル)−
β−アラニン、N −ジドデシル−N−(2−メルカプ
トエチル)−β−アラニンナトリウム塩が挙げられる。
本発明のシステアミン又はシステアミン誘導体又はそれ
らの塩を使用する方法は、本発明の加工剤をそのまま、
又は適宜溶媒で希釈し、繊維材料に塗布するか、又は繊
維材料を浸透し、次に乾燥することにより、本発明の効
果を発揮することができる。
本発明の抗菌加工用剤を使用する濃度は、01〜100
重量%の範囲で使用することかできるが、特に1〜50
重量%の範囲か好ましい。溶媒は水、アルコール類が好
ましい。又、処理液のpHは広い範囲で使用できるか、
特に好ましいp 1−I範囲は、5〜10である。pH
の調整は塩酸、硫酸などの鉱酸、ぎ酸、酢酸などの有機
酸、アンモニア、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムな
どのアルカリで任意に調整することができる。
本発明は一般式(1)、(2)、(3)および(4)の
各単独で使用できるか、任意の割合に混合しても使用す
ることができる。
本発明の抗菌加工用剤が、水に不洛又はh溶性の場合、
水に分散して使用することもできる。その場合、アニオ
ン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界
面活性剤、両性界面活性剤などの分散剤、又は保護コロ
イド剤としてポリビニルアルコール、ヒドロキシエチル
セルロース、デンプン等が適用できる。
本発明の抗菌加工用剤のほかに、浸透剤、キレート化剤
、損傷防止剤、防臭剤、防黴剤、静電気防止剤、防汚剤
等を適宜添加できる。
本発明の抗菌加工用剤で処理する方法としては、スプレ
ー法、浸漬法、ロールコータ−法などで行なうことかで
き、特に限定されるものでない9本発明の抗菌加工用剤
で処理された繊維材料は、常温から200°Cの範囲で
乾燥することにより、本発明の効果を発揮することがで
きる。
本発明の抗菌加工用剤は、天然繊維、合成1a雑に適用
できるが、特に羊毛、羽毛などのケラチン質繊維か好ま
しい。
繊維材料の形状は、ステープルファイバー、フィラメン
トファイバー及びl1FeJ、絹物、わた状などのいず
れでも加工できる。
又、繊維材料は、染色などの他の加工かされていてもよ
い。
(作 用) 本発明のシステアミン又はシステアミン誘導体は、チオ
ール基、アミン基の極性基を有するために、繊維との密
着が強い。特に羊毛、羽毛などのケラチン質中のS−8
結合を還元開鎖し、化学結合するため耐久性の抗菌加工
ができる。
(実 施 例) 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例に制限されるものではない、(%は
重量を示す。) 実施例1〜5 表−1に示す本発明の抗菌加工剤を、っぎの試験方法で
抗菌性を評価した0本発明の柔軟抗菌加工剤を各ahに
スプレーにより含有させて、さらに50℃で2時間乾燥
した。処理された各織物を3(2)×3■角に切り取り
、試験片とした。又、耐久性(耐洗濯性)については、
処理された各織物を5回洗濯し、同様に切り取り試験片
とした。
※ 洗濯条件 市販の洗剤ザブく商品名、花王(株)社製〉のIg/j
溶液中で30℃×5分撹拌し、40%に絞り、水洗、乾
燥した。
抗菌性の評価方法 試験片をPDA平板培地の中央に張付け、混合胞子懸濁
液1 rnlを培地の裏面と試験片の上に均等にまきか
け、シャーレの益をして28±2℃に調整した恒温槽に
入れ、2ケ月間培養する。
*PDA平板培地 ポテトデキストロース寒天培地、39fを1000m1
蒸留水に溶解させた後に、オートクレーブで滅菌し、シ
ャーレに流し固化させる。
*混合胞子懸濁液 三角フラスコにスルホコハク酸ジオクチルナトリウムを
水に0.005%加えて溶かした後、オートクレーブで
減菌する。試験菌の胞子を一白金耳ずつ採り、これに加
えて激しく振り混ぜて胞子を十分に分散させる。次に内
容物を乾熱滅菌したろ紙(JIS  P  3801)
で?過し別の三角フラスコに受は栓をしておく。
ネ判定方法 本試験菌 Aspargillus niger Pen1Cct
pa+ua  giobosura、Hyrotハec
cladiua vlrens。
us、cltrlnua、Cha us  verrucar+a、CIi。
比較例1 ジブロモサリチルアニリドを用いた以外は実施例1〜5
と同様に抗菌性を評価した。
結果は表−1に示す。
(発明の効果) 本発明の一般式(1)、(2)、(3)及び(4)から
なる群から選ばれる少なくとも一種のシステアミン又は
システアミン誘導体を含有する繊維及び繊維製品の抗菌
加工用剤は、繊維材料に優れた抗菌効果を同時に付与す
ることができる。
しかもその効果は、長期にわたって使用に耐えるもので
ある。
特許出願人   日本触媒化学工業株式会社手続 補正 書 (自発) 平成2年10月/7 日 1、事件の表示 平成2年特許願第110087号 2、発明の名称 繊維及び繊維製品の抗菌加工用剤 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目1番1号(連絡先) 〒−100 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号 4、補正の対象 (1)明細書の「発明の詳細な説明」の欄5、補正の内
容 (1)明細書第11頁下から第11〜4行[N−ジメチ
ル−N−(2−メルカプトエチル)グリシン、N−ジメ
チル−N−(2−メルカプトエチル)グリシンナトリウ
ム塩、N−ジドデシル−N−(2−メルカプトエチル)
グリシン、N−ジドデシルーN−(2−メルカプトエチ
ル)グリシンナトリウム塩、N−ジオクタデシル−N(
2−メルカプトエチル)グリシン、N−ジオクタデシル
−N−(2−Jを、 rN、N−ジメチル−N−(2−メルカプトエチル)グ
リシン、N、N−ジメチル−N−(2−メルカプトエチ
ル)グリシンナトリウム塩、N、N−ジドデシル−N−
(2−メルカプトエチル)グリシン、N、N−ジドデシ
ル−N−(2−メルカプトエチル)グリシンナトリウム
塩、N、N−ジオクタデシル−N−(2−メルカプトエ
チル)グリシン、N、N−ジオクタデシル−N−(2−
Jに訂正する。
(3)明細書第15頁下から第7行 「柔軟抗菌」を、 「抗菌」 に訂正する。
(2)明細書第12頁下から第10〜6行「N−ジメチ
ル−N−(2−メルカプトエチル)−β−アラニン、N
−ジメチル−N−(2−メルカプトエチル)−β−アラ
ニンナトリウム塩、N−ジドデシル−N−(2−メルカ
プトエチル)β−アラニン、N−Jを、 (4)明細書第19頁の表−1を別紙のとおり訂正する
rN、N−ジメチル−N=(2−メルカプトエチル)−
β−アラニン、N、N−ジメチル−N−(2−メルカプ
トエチル)−β−アラニンナトリウム塩、N、N−ジド
デシル−N−(2−メルカプトエチル)−β−アラニン
、N、N−Jに訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) (式中、R_1およびR_2は水素、アルキル基、イソ
    シアネート化合物反応残基、ビニル化合物反応残基、エ
    ポキシ化合物反応残基、ハロゲン酢酸化合物反応残基、
    酸無水化合物反応残基、酸クロライド化合物反応残基を
    示す、又R_1およびR_2基の炭素数の合計は0〜4
    0の範囲である。HXは塩酸、硫酸などの無機酸、ギ酸
    、酢酸などの有機酸を示す。) 一般式(2)、 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(2) (式中、R_3、R_4およびR_5は、アルキル基、
    エポキシ化合物反応残基で示されるシステアミン4級ア
    ンモニウム塩、R_3、R_4およびR_5基の炭素数
    の合計は3〜40の範囲である。Xは塩素、臭素などの
    ハロゲン基を示す。) 一般式(3) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(3) (式中、R_6およびR_7はアルキル基、エポキシ化
    合物反応残基で示されるベタイン型システアミン、又R
    _6およびR_7基の炭素数の合計は2〜40の範囲で
    ある。) 一般式(4) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(4) (式中、R_8およびR_9は、アルキル基、エポキシ
    化合物反応残基で示されるベタイン型システアミン、又
    R_8およびR_9基の炭素数の合計は2〜40の範囲
    である。) で表わせられる一般式(1)、(2)、(3)及び(4
    )からなる群から選ばれる少なくとも一種の化合物を含
    有することを特徴とする繊維及び繊維製品の抗菌加工用
    剤。
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