JPH04110728U - ガラス管棒の切断装置 - Google Patents

ガラス管棒の切断装置

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Publication number
JPH04110728U
JPH04110728U JP2139491U JP2139491U JPH04110728U JP H04110728 U JPH04110728 U JP H04110728U JP 2139491 U JP2139491 U JP 2139491U JP 2139491 U JP2139491 U JP 2139491U JP H04110728 U JPH04110728 U JP H04110728U
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JP
Japan
Prior art keywords
glass tube
tube rod
speed
cutter
rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP2139491U
Other languages
English (en)
Inventor
良彦 松浦
Original Assignee
東芝硝子株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東芝硝子株式会社 filed Critical 東芝硝子株式会社
Priority to JP2139491U priority Critical patent/JPH04110728U/ja
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断後のガラス管棒の切断面を良好にし、か
つ管端からのクラック発生を少なくする。 【構成】 回転円板の回転速度をガラス管棒の管引き速
度に同期させて制御する。この回転円板に取付けられる
円板状カッターの回転速度をガラス管棒の種類に応じて
任意に設定することにより、ガラス管棒に必要以上の負
荷を与えることなく切断に必要な傷がつけることができ
る、切断面が安定したものとなる。さらに、切断によっ
て生じる不具合な部分を極小化できるので、製品化率が
高まる。

Description

【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダンナー法などによって連続的に成形されるガラス管棒の切断にお いて、円板状のカッターをガラス管棒の管引き方向と直角方向に回転させてガラ ス管棒を切断するガラス管棒の切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガラス溶融炉のフォアハウスからスリーブ上に供給された溶融ガラスは 、スリーブの先端から引き出されて管状に成形され、複数の案内ローラ上を滑動 して管引きされ、その末端において所定の長さのガラス管棒に切断される。
【0003】 一般に、このガラス管棒の切断には、一定の速度で管引きされるガラス管棒に 、これと平行した垂直面内を管引き速度に同期して回転運動するカッター、例え ば水を含ませた砥石カッターなどを接触させ、傷をつけると同時にカッターとガ ラス管棒の温度差に伴なうヒートショックによりガラス管棒を切断する装置が採 用されている。このガラス管棒の切断装置において、肉の厚いガラス管棒を切断 する場合、切断面を安定させるために管軸に直角にカッターで傷をつけることが 知られており、また、きれいな管切断面を得るためには、カッターの回転周速度 とガラス管引き速度とを一致させることを必要としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したガラス管棒の切断装置においては、切断するガラス管 棒の切断長さによりガラス管棒とカッターが接触するときの両者の速度が一致せ ず、ガラス管棒に管引き方向の傷を付けたりあるいはガラス管棒の切断面を悪化 させることが発生し、ガラス管棒にクラックを発生させる一因になるという問題 があった。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、切断後のガラス管棒の切断面が 良好で、かつ管端からのクラック発生が少ないガラス管棒の切断装置を提供する ことを目的とする。
【0006】 [考案の構成]
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、連続的に管引き成形されるガラス管棒 と、このガラス管棒の管引き速度を検出する速度検出器と、上記ガラス管棒に平 行にかつ垂直に配設され上記速度検出器により検出された管引き速度に同期して 回転する回転部材と、この回転部材の上記ガラス管棒側端面に設けられた支持部 材と、この支持部材に支持され上記ガラス管棒に直交して任意の回転速度で回転 し上記ガラス管棒に接触する円板状カッターとを具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案は上記のように構成したので、円板状カッターの周速度がガラス管棒の 管引き速度に同期するとともに円板状カッターの回転速度が任意に設定されるこ とにより、ガラス管棒に必要以上の負荷を与えることなく円板状カッターによっ て切断に必要な傷がつけられ、切断面が安定する。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0010】 図1は本考案の一実施例のガラス管棒の切断装置の概略を示す正面図で、図2 はその側面図である。
【0011】 同図において、回転円板1 は所定の速度で矢印A方向にダンナー法により管引 きされるガラス管棒2 に平行にかつ垂直に配設され、中空軸3 を回転軸としてガ ラス管棒2 の管引き方向と同方向の矢印B方向に回転する。この回転円板1 は歯 付ベルト4 と歯付プーリー5,5 を介して回転円板駆動用モータ6 によって回転駆 動されるが、この回転円板駆動用モータ6 は、ガラス管棒2 の管引きラインに配 設された速度検出器7 で検出されたガラス管棒2 の管引き速度に同期して、図示 しない制御部によって制御された速度で回転円板1 を回転駆動する。
【0012】 また、回転円板1 のガラス管棒2 側の端面に回転円板1 に垂直に立設してカッ ター取付ブラケット(以下、単にブラケットと称す)8 が設けられ、このブラケ ット8 に砥石などからなる円板状カッター(以下、単にカッターと称す)9 がガ ラス管棒2 と直角方向に矢印C方向に回転する状態で取付けられる。このカッタ ー9 は最下端の位置に達してガラス管棒2 の表面に接触したとき、回転によって ガラス管棒2 の管軸に直角方向にガラス管棒2 に傷をつけるようになっている。 カッター9 とガラス管棒2 が接触する位置のガラス管棒2 の背面側には、受けロ ーラ12が配設され、ガラス管棒2 は受けローラ10によって支持される。
【0013】 また、カッター9 は矢印C方向に回転するが、その回転軸はフレキシブルシャ フト11を介し中空軸3 の中を通りカッター駆動用モータ12に接続される。カッタ ー駆動用モータ12は、切断されるガラス管棒2 の外径、肉厚、切断時の粘度また は硬度などに基づいて制御部に制御され、任意の回転速度でカッター9 を回転駆 動する。すなわち、カッター9 の回転数は、切断されるガラス管棒2 の種類に応 じて、ガラス管棒2 に無理な負荷を与えて切断面に不要な破砕を生じないよう適 切な値に設定される。
【0014】 次に、上記構成の本考案の一実施例の作用について図3を参照し説明する。
【0015】 図3は回転円板1 の回転制御区間をカッター9 の周回軌道13と関連づけて示し たものであるが、図3において、14はガラス管棒2 とカッター9 が接触する点D を含む区間であり、この区間13にカッター9 が存在するときには、速度検出器7 で検出されたガラス管棒2 の管引き速度に基づいて、検出されたガラス管棒2 の 管引き速度とカッター9 の先端の周速度が等しくなるように、回転円板駆動用モ ータ6 は制御部(不図示)によって制御された速度で回転円板1 を回転駆動する 。また、ガラス管棒2 とカッター9 が接触する点Dを含まない区間15にカッター 9 が存在するときには、速度検出器7 で検出されたガラス管棒2 の管引き速度と 必要とするガラス管棒2 の管長に基づいて、所定のインデックスタイムとなるよ うに、回転円板駆動用モータ6 は制御部によって制御された速度で回転円板1 を 回転駆動する。したがって、ガラス管棒2 の管長または管引き速度が変わらない ときには、回転円板1 の回転数は所定の回転数に維持され、ガラス管棒2 の管長 または管引き速度が変わるときには、管長および管引き速度の変化に応じて所定 の長さ毎にガラス管棒2 にカッター9 が当接するように回転円板1 の回転数(回 転速度)が制御される。このように、回転円板1 はガラス管棒2 の管引き速度に 同期して回転駆動される。
【0016】 一方、カッター9 は、カッター駆動用モータ12により切断されるガラス管棒2 の種類に応じて、回転円板1 とは独立して適切な回転速度に設定されており、カ ッター9 が区間14に突入して点Dでガラス管棒2 に接触するときには、カッター 9 はガラス管棒2 の管引き方向と直角方向にかつガラス管棒2 の管引き速度と等 しい周速度で接触し傷をつけるので、ガラス管棒2 は無理な負荷を受けることな く、その切断面は不要な破砕が生じない安定したものとなる。
【0017】 なお、上記実施例では、ダンナー法による管引成形に適用した例について説明 したが、ダンナー法に限定されるものではなく、ダウンドロー法による管引成形 に適用してもよい。
【0018】 また、上記実施例では、カッター駆動用モータ12の回転軸の接続にフレキシブ ルシャフト11を適用したが、これに限定されるものではなく、フレキシブルシャ フト11の代りにベルトやギヤあるいはこれらを組み合わせたものでもよい。
【0019】 また、上記実施例では、回転円板1 にカッター9 を取付けるようにしたが、回 転円板1 に代わって片持ちアームを用いてもよい。
【0020】 また、上記実施例では、区間15の間を連続運転としたが、この区間に15に停止 動作を入れてもよい。
【0021】 また、本考案は上記実施例に限定されることなく、本考案の要旨を逸脱しない 範囲において、種々変形可能なことは勿論である。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のガラス管棒の切断装置によれば、回転部材の回 転速度をガラス管棒の管引き速度に同期させて制御することにより、円板状カッ ターの周速度とガラス管棒の管引き速度との同期を正確にとることができ、運転 中の調整が可能となる。
【0023】 また、円板状カッターの回転速度をガラス管棒の種類に応じて任意に設定する ことにより、ガラス管棒に必要以上の負荷を与えることなく切断に必要な傷をつ けることができるので、切断面が安定したものとなる。
【0024】 また、円板状カッターの周速度がガラス管棒の管引き速度に同期するとともに 円板状カッターの回転速度が任意に設定されることにより、切断によって生じる 不具合な部分を極小化できるので、製品化率が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のガラス管棒の切断装置の正
面図である。
【図2】本考案の一実施例のガラス管棒の切断装置の側
面図である。
【図3】回転円板の回転制御区間を示す図である。
【符号の説明】
1 …回転円板(回転部材) 2 …ガラス管棒 7 …速度検出器 8 …カッター取付ブラケット(支持部材) 9 …円板状カッター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に管引き成形されるガラス管棒
    と、このガラス管棒の管引き速度を検出する速度検出器
    と、上記ガラス管棒に平行にかつ垂直に配設され上記速
    度検出器により検出された管引き速度に同期して回転す
    る回転部材と、この回転部材の上記ガラス管棒側端面に
    設けられた支持部材と、この支持部材に支持され上記ガ
    ラス管棒に直交して任意の回転速度で回転し上記ガラス
    管棒に接触する円板状カッターとを具備したことを特徴
    とするガラス管棒の切断装置。
JP2139491U 1991-03-11 1991-03-11 ガラス管棒の切断装置 Pending JPH04110728U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2139491U JPH04110728U (ja) 1991-03-11 1991-03-11 ガラス管棒の切断装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP2139491U JPH04110728U (ja) 1991-03-11 1991-03-11 ガラス管棒の切断装置

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Publication Number Publication Date
JPH04110728U true JPH04110728U (ja) 1992-09-25

Family

ID=31907162

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2139491U Pending JPH04110728U (ja) 1991-03-11 1991-03-11 ガラス管棒の切断装置

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JP (1) JPH04110728U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300330A (ja) * 1994-05-09 1995-11-14 Fujikura Ltd ガラス棒の切断方法および切断装置

Cited By (1)

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