JPH04110159U - 多重縦リブ付マスキング材 - Google Patents

多重縦リブ付マスキング材

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JPH04110159U
JPH04110159U JP1831991U JP1831991U JPH04110159U JP H04110159 U JPH04110159 U JP H04110159U JP 1831991 U JP1831991 U JP 1831991U JP 1831991 U JP1831991 U JP 1831991U JP H04110159 U JPH04110159 U JP H04110159U
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vertical ribs
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multiple vertical
masking
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JP1831991U
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清之助 堀木
禮二 牧野
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名古屋油化株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】部材の孔部に嵌着されるマスキング材が表面処
理中に離脱しないようにする。 【構成】弾性材料からなるマスキング材1の部材の孔部
に嵌着される栓状本体2の外周に多重縦リブ4を形成す
る。 【効果】マスキング材が該孔部に嵌着された時、該多重
縦リブが該孔部に押されて、弾性変形することにより、
該多重縦リブ外面が該孔部内壁部分に密着する。したが
ってマスキング材は確実に該孔部に固定され、表面処理
中に離脱しないようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は孔部を塗装等の表面処理から保護するために用いられる多重縦リブ付 マスキング材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、マスキング材としてプラスチック、あるいはプラスチック発泡体からな る栓状マスキング材が提供されている(例えば実開昭62−199173号公報 )。 上記マスキング材は、例えば自動車の床裏にポリ塩化ビニルゾルのような防錆 防振防音塗料を塗装する際、該床裏に存在する水抜き孔、シャフト貫通孔、ケー ブル貫通孔等の孔部に、該塗料が侵入しないよう、該孔部に嵌着されるものであ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のマスキング材においては表面処理中に孔部から離脱 する恐れがあると云う問題点があった。特にスプレー塗装の場合にはスプレー圧 が該マスキング材に及ぼされてマスキング材が孔部から離脱しやすくなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、弾性材料からなり、部 材の孔部(6) に嵌着される栓状本体(2) の外周に多重縦リブ(4) を形成した多重 縦リブ付マスキング材(1) を提供するものである。
【0005】 本考案の多重縦リブ付マスキング材は弾性材料からなるが、該弾性材料として は、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重 合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合 体等の熱可塑性プラスチックのシートまたは該熱可塑性プラスチックの発泡体の シート、あるいはポリウレタン、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、エ ポキシ樹脂等の熱硬化性プラスチックのシートまたは該熱硬化性プラスチックの 発泡体のシート、あるいはスチレンーブタジエンゴム、アクリロニトリルースチ レンーブタジエンゴム、アクリロニトリルーブタジエンゴム等の合成ゴムおよび 天然ゴム類のシートまたは該ゴム類の発泡体のシート、あるいは木質繊維、合成 繊維、天然繊維、無機繊維およびこれらの不織布や編織物、紙、ダンボール、木 、合板、ハードボード等をポリウレタン、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール 樹脂等のバインダーを含浸させた含浸シート、あるいは金属シート、あるいは前 記弾性材料の二種以上の積層物等である。
【0006】 上記本考案のマスキング材には炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリ ウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、燐酸カルシウム、水酸化カルシウム 、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、 酸化鉄、酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、ケイ藻土、ドロマイト、石膏、タルク、 クレー、アスベスト、マイカ、ガラス繊維、ケイ酸カルシウム、ベンナイト、ホ ワイトカーボン、カーボンブラック、鉄粉、アルミニウム粉、石粉、高炉スラグ 、フライアッシ等の無機充填剤、木粉、ヤシ粉、クルミ粉、でん粉、木綿繊維粉 、小麦粉等の充填材の一種または二種以上が混合されてもよい。
【0007】
【作用】
本考案の多重縦リブ付マスキング材(1) を部材(5) の孔部(6) に嵌着すると、 該孔部(6) の内壁部分に該マスキング材(1) の本体(2) の外周に設けられている 多重縦リブ(4) が押されて弾性変形し、その反力によって該多重縦リブ(4) の外 面が該孔部(6) の内壁部分に密着することによって、該マスキング材(1) と該孔 部(6) の内壁部分との間に強い摩擦力が発生する。該摩擦力は該縦リブ(4) の外 面積、即ち該孔部(6) の内壁部分との接触面積に関係するけれども、該縦リブ(4 ) の外面積を大きくとるために該縦リブ(4) の巾を大きくすると、それだけ該孔 部(6) の内壁部分の縦リブ(4) に対する押圧力が分散され、したがって該縦リブ (4) は弾性変形しにくくなり、そしてその反力も小さくなる。そこで本考案では 縦リブ(4) の幅をある程度小さくして弾性変形し易くするとともに接触面積を増 やすために多重構造としたのである。
【0008】
【考案の効果】
したがって本考案においては、縦リブ(4) の巾を小さくして弾性変形し易くし ても、縦リブの接触面積は多重構造にすることによって増大するから、マスキン グ材と孔部との間に極めて大きな摩擦力が発生し、該マスキング材は該孔部に確 実に固定され、表面処理中にも離脱することがない。
【0009】
【実施例】
図1〜図3には本考案の第1実施例が示される。図において、マスキング材(1 ) は栓状本体(2) と該栓状本体(2) の上側に形成されたフランジ部(3) と、該本 体(2) の外周に90°の間隔をおいて形成されている多重縦リブ(4) とからなる 。該多重縦リブ(4) の各々は二個の縦リブ(4)A,(4)B からなる。
【0010】 本実施例のマスキング材(1) はポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン 等の熱可塑性プラスチックの発泡性ビーズを用いた発泡成形体からなり、該発泡 成形体の密度は望ましくは10〜500g/l程度とされ、また該多重縦リブ(4 ) を構成する二個の縦リブ(4)A,(4)B の巾は好ましくは1〜10mmとされる。
【0011】 本実施例のマスキング材(1) は図2に示すように部材(5) の孔部(6) に嵌着さ れ、この際、多重縦リブ(4) を構成する縦リブ(4)A,(4)B が該孔部(6) の内壁部 分に押されて弾性変形し、その反力により該縦リブ(4)A,(4)B の外面が該孔部(6 ) の内壁部分に密着する。このようにして該マスキング材(1) は該孔部(6) に離 脱することなく嵌着される。 マスキング材(1) を孔部(6) に嵌着した後所定の表面処理を部材(5) の表面に 施すが、該孔部(6) の内部は該マスキング材(1) によって表面処理が及ぶのを保 護されている。
【0012】 図4および図5には本考案の第2実施例が示される。図において、マスキング 材(11)は栓状中空本体(12)と、該本体(12)の上側に形成されたフランジ部(13)と 、該本体(12)の外周に90°の間隔をおいて形成されている多重縦リブ(14)とか らなり、該多重縦リブ(14)の各々は二個の縦リブ(14)A,(14)B からなる。
【0013】 本実施例のマスキング材(11)はポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン 等の熱可塑性プラスチックの発泡体シートの真空成形体からなる。
【0014】 図6および図7には本考案の第3実施例が示される。図において、マスキング 材(21)は栓状本体(22)と、該本体(22)の上側に形成されたフランジ部(23)と、該 本体(22)の外周に120°の間隔をおいて形成されている多重縦リブ(24)とから なり、該多重縦リブ(24)の各々は三個の縦リブ(24)A,(24)B,(24)C からなる。
【0015】 本実施例のマスキング材(21)はパルプ、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、 アクリル繊維、アセテート繊維等の繊維をメラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール 樹脂等のバインダーで結着した成形体からなる。
【0016】 図8および図9には本考案の第4実施例が示される。図において、マスキング 材(31)においては二個の栓状中空本体(32),(32) がその上側のフランジシート(3 3)により連結されており、各々の本体(32),(32) には左右前後に四個の多重縦リ ブ(34)が形成されており、該多重縦リブ(34)の各々は二個の縦リブ(34)A,(34)B からなる。
【0017】 本実施例のマスキング材(31)はポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢 酸ビニル共重合体等のオレフィン系合成樹脂に炭酸カルシウム、硫酸カルシウム 、燐酸カルシウム、ベントナイト、高炉スラグ等の無機充填材を混合したシート の真空成形体からなる。
【0018】 本実施例のマスキング材(31)は図9に示すように部材(15)の二個の孔部(16)A, (16)B に夫々栓状中空本体(32),(32) を嵌着することにより該部材(15)の表面に 取付けられる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の側面図、
【図2】第1実施例の使用状態説明図、
【図3】図2のA−A断面図、
【図4】第2実施例の側断面図、
【図5】図4のB−B断面図、
【図6】第3実施例の側面図、
【図7】第3実施例の底面図、
【図8】第4実施例の底面図、
【図9】第4実施例の使用状態側断面図、
【符号の説明】
(1),(11),(21),(31)・・・・・ マスキング材、 (2),(12),(22),(32)・・・・・ 栓状本体、 (4),(14),(24),(34)・・・・・ 多重縦リブ、

Claims (1)

    【整理番号】 U03010 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材料からなり、部材の孔部に嵌着され
    る栓状本体の外周に多重縦リブを形成したことを特徴と
    する多重縦リブ付マスキング材
JP1831991U 1991-03-01 1991-03-01 多重縦リブ付マスキング材 Expired - Lifetime JP2530537Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014205090A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 名古屋油化株式会社 マスキング治具
KR101960702B1 (ko) * 2018-11-30 2019-03-21 주식회사 테시스 마스킹 플레이트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014205090A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 名古屋油化株式会社 マスキング治具
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