JPH04110003A - 切削油等の液体の清浄方法及びその装置 - Google Patents

切削油等の液体の清浄方法及びその装置

Info

Publication number
JPH04110003A
JPH04110003A JP2231897A JP23189790A JPH04110003A JP H04110003 A JPH04110003 A JP H04110003A JP 2231897 A JP2231897 A JP 2231897A JP 23189790 A JP23189790 A JP 23189790A JP H04110003 A JPH04110003 A JP H04110003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
chamber
sludge
cleaning
liquid injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2231897A
Other languages
English (en)
Inventor
Morio Fujimoto
藤本 盛夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2231897A priority Critical patent/JPH04110003A/ja
Publication of JPH04110003A publication Critical patent/JPH04110003A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く産業上の利用分野〉 未発明は、工作機、ディーセ゛ル機関等に使用さ〆、る
切削油、潤滑油等の液体の清浄方法及びその装置の改良
に関する。
〈従来の技術〉 従来、工作機に用いる切削油・洗浄油等の清浄方法とし
てはその油液の流路内に設けられる濾過エレメントで清
浄する方法が知られている。
この方法は、潤滑油を昇温さセることにより潤滑油の粘
度を下げ、これを専用ポンプより1kg/d乃至5 k
g/dの流圧を加え、濾過エレメントで濾過するもので
あり、更に一部では濾過エレメントに付着した不純物を
、潤滑油の循環を一時逆転させることによりエレメント
をクリーニングするものである。
ところが、この清浄方法においては、濾過エレメントに
対して潤滑油の流圧が強くかかる為、不純物が濾過エレ
メントの濾過孔内に押し込まれ、濾過孔を塞いで目づま
りを引き起こすことから次の課題を有する。
■ 濾過エレメントの濾過孔内に押し込まれた不純物は
、潤滑油のvF4環を一時逆転させて濾過エレメントを
クリーニングしても、容易には押し出されてこない。(
特に近年においては内燃機関の発達によりC重油を燃料
として使用する場合がある。この際、潤滑油中に特にカ
ーボンがまざりやすく、このカーボンが目づまりの原因
になりやすい。) ■ 装置内でクリーニングできない濾過エレメントは、
取り出して清掃するか、取り換えねばならず、例えば該
装置を船舶に設!し、船の航海中にこれらを行う場合は
人手、手間、時間等がかかる為、乗組員の大きな負担と
”なる。
■ 濾過エレメントの寿命が短い等の課題を有するもの
であった。
そこで本出願人は上託課題を解決する清浄方法及びその
装置として特願平1−241307号に提案した。
このものは、油の流路と、この流路内に設けられる濾過
エレメントとを備え、流路内に油を循環させて濾過エレ
メントで濾過する清浄装置であって、濾過エレメントに
対する油の流圧を約0.05に、g/ctj乃至0.4
kg/r++dにすると共に、該清浄装置に油の循環を
一時逆転させて濾過エレメントを洗浄する清浄手段を備
えた装置である。
このようにして濾過エレメントの濾過孔内にスラッジを
押し込むことがないようにし、潤滑油の循環を一時逆転
させる事で濾過エレメントに付着するスラッジを簡単に
除去して濾過エレメントをクリーニングすることができ
るようにする等したものである。
しかしながら、この装置を産業用工作機の切削機等の陸
上用の機械装置に使用する場合には切削屑、こぼれ歯等
が多く、濾過エレメントで濾過するだけでは濾過エレメ
ントの負担が太き(なるとともに効率が悪くなってしま
うという課題がある。
又、濾過エレメントによって濾過されるときに、あるい
は比重の重いスラッジ等が濾過エレメントの下方に沈澱
して固まり通路を塞ぐため、これを取り除かなければな
らない。この取り隨き作業は手作業で行わなければなら
ず、しかも汚れ作業であるうえ、装置内のすみに沈澱し
たドレンを取り除くのに時間がかかるという課題がある
又、ドレンを床面上に撒き散らさないように、しかも所
定の場所まで運び、廃棄処分しなければならないため、
めんどうな作業になるという課題がある。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は以上の実情に鑑み提案されたものでその目的と
するところは、液体に含有するスラッジ等を濾過エレメ
ントによって濾過する前に遠心力と比重差によってあら
かしめ分離させる前処理と濾過エレメントとによって確
実に濾過するとともに液体から分離したドレン等のスラ
ッジを容易に装置内から除去でき、しかも簡単に廃棄処
分できる清浄方法及びその装置を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は以下の特徴を有する清浄方法を提供することに
より上記課題を解決する。
本発明の清浄方法は濾過室の上部を、上下方向に沿い径
外方向側に配設される液体注入室と、液体注入室の内方
に配設される液体洗浄室とに区画壁によって区画すると
ともに濾過室の下部で液体注入室と液体洗浄室とを連通
する。
そして、液体を液体注入室に注入して液体洗浄室の外周
を周回させて液体注入室内を渦巻状に下方に流し、渦巻
状に液体を流すことによって液体中のスラッジ等に遠心
力を与え、この遠心力により大まかに液体からスラッジ
等を分離させたさせる。
その後、スラッジ等を大まかに分離したこの液体を液体
洗浄室に流し込み、液体洗浄室内に設置した濾過エレメ
ントを通過させて濾過し、この濾過により切削油等の液
体に残留するスラッジ等を除去して清浄する。
又、本発明は以下の特徴を有する清浄装置を提供するこ
とにより上記課題を解決する。
本発明の清浄装置は、濾過室の上部が径外方向側の液体
注入室と、液体注入室の内方に配設される液体洗浄室と
に上下方向に沿う区画壁によって区画形成され、且つ液
体注入室と液体注入室とが濾過室の下部で連通させられ
る。
液体注入室は上部側方にスラッジ等を含む切削油等の液
体を注入する液体注入口を有するとともにこの液体注入
口から注入された液体が液体洗浄室の外周を周回して渦
巻状に下方に流れうるようになされ、液体が渦巻状に渣
されることによって液体中のスラッジ等が遠心力を与え
られて大まかに液体から分離される。
液体洗浄室は内部に濾過エレメントを有し、液体注入室
から送られてくる液体をこの濾過エレメントに通すこと
により液体注入室で取り残されたスラッジ等を除去する
ようにしたものである。
更に、請求項3記載のように清浄装置内の液体注入室及
び液体洗浄室の下方に液体から分離したドレーン等のス
ラッジを収納する収納部材が備えられる。
この収納部材は他の収納部材と液体注入室及び液体洗浄
室に接続して交換できるように設置される。
そして、この収納部材をスラッジで充満した時点で他の
収納部材と交換することにより、装置内に溜まるスラッ
ジを除去するようにした切削油等の液体の清浄装置を提
供することにより上記課題を解決する。
〈作 用〉 本発明の清浄方法においては液体が径外方向側の液体注
入室の上部側方から内方の液体洗浄室の外周を周回して
渦巻状に下方に流れるように液体を液体注入室に注入し
、渦巻状に液体を流すことによって液体中のスラッジに
遠心力を与える。
これにより、濾過エレメントで濾過する前にあらかじめ
液体中のスラッジを遠心力により液体注入室の径外方向
側に集めて比重の重いスラッジ等を大まかに液体から分
離させることができる。分離したスラッジは遠心力と比
重差により液体注入室の径外方向側の壁面を伝って下方
に落ちて溜まる。
その後、スラッジ等を大まかに分離した液体を液体洗浄
室に送り込み、液体洗浄室内に設置した濾過エレメント
を通過させて濾過する。
これにより、あらかしめ比重の重いスラッジ等を分離さ
せて取り除いているため、濾過エレメントの負担をかる
くして確実に切削油等の液体に残留するスラッジを除去
して清浄することができる。
又、本発明の清浄装置においては液体注入室の液体注入
口から注入された液体が液体洗浄室の外周を巻回して渦
巻状に下方に流れうるようになされているため、液体を
渦巻状に流すことによって液体中のスラッジに遠心力を
与えることができる。
これにより、液体中のスラッジを液体注入室の径外方向
側に集めることができ、大まかに液体から分離させて取
り除くことができる。
従って、液体洗浄室の濾過エレメントで濾過する際は液
体注入室で取り残された微量の小さいスラッジだけを濾
過すれば良く、#通エレメントの負担をかるくして確実
に除去することができる。
更に、請求項3記載のように清浄装置内の液体注入室及
び液体洗浄室の下方に液体から分離したスラッジ等を収
納する収納部材を他の収納部材と液体注入室及び液体洗
浄室に接続して交換できるように設置する。
これにより、濾過エレメントによって濾過され、あるい
は比重の重いスラッジ等を収納部材に自動的に収納させ
ることができる。そして、収納部材がドレンで充満した
時点で他の収納部材と交換するだけで装置内に溜まるド
レンを全て除去することができ、しかも除去したドレン
を床面上に撒き散らすことなく容易に所定場所まで運ぶ
ことができる。
〈実施例〉 以下、図面に基づき、この発明の一実施例を説明する。
ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、
形状、材質、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではなく、単なる説明例に過ぎない。
第1図は本発明の一実施例の正面回、第2図は第1図の
一部を省略した縦断面説明図、第3図は第1図のB−B
端面図である。
この実施例の清浄装置は、円筒形のケーシング1と、制
御板Sとからなる。
ケーシングlは、その内部に濾過エレメント2とこの濾
過エレメント2の下方に配位される収納部材が備えられ
、一方、ケーシングlの外周部に液体注入口12.液体
出口13.逆洗液出口I4が設けられるとともにこの実
施例では槽内圧力計16.エア電磁制御弁15等が付設
されているが電磁弁のみでも良い。
ケーシング1の内部上方は、この実施例では′1142
図、第3図に示すように円筒形の区画壁4によって上下
方向に沿い径外方向側に配位される液体注入室2aとこ
の液体注入室2aの内方に配位される液体洗浄室2bと
の二つに下方で連通されて区画されている。そしてこの
液体注入室2aに液体注入口12、逆洗液出口14が連
通され、液体洗浄室2bに液体出口13が連通されてい
る。又、液体洗浄室2bには濾過エレメント2が配設さ
れている。
この濾過エレメント2は第4図に示すように、アコーデ
ィオン状に折り畳んだ濾紙を円筒形状に巻回されて形成
され、ケーシング1の上端に配設される濾過エレメント
取着板20に取着されている。この実施例の濾過エレメ
ント2は全長500蒙、外径150−程度の大きさのも
のからなり、−本当たりの濾過面積は約5イである。又
、濾過エレメント2の濾紙は約13ミクロン以上のスラ
ッジを濾過できるものが使用されている。尚、この濾過
エレメント2は3ミクロン〜5ミクロン等のスラッジを
濾過できるものにしても良く、あるいは−本だけを配設
したものに限らず、例えば径の小さいものを複数、環状
に配設するようにしても良い。
収納部材は液体の流路内にあって、濾過エレメント2に
よって濾過され、あるいは比重の重いドレン等のスラッ
ジを収納しておくためのものである。この実施例では収
納部材として新油使用後の空罐5が設置され、再利用す
ることでコストダウンを計るようにしている。又、この
空罐5は、その径が液体洗浄室2bの径より大きくなさ
れている。そして、スラッジで充満した時点で他の空罐
5と置き換えできるように液体注入室2aより径大の接
続部材7の下端に接続されており、空罐5の下方に設置
したジヤツキ6によって空罐5を上下移動可能とし、装
置内から容易に取り外せるようにしているとともに他の
空罐5と交換する際、他の空罐5を液体の流路に接続し
て容易にスラッジを収納可能にセットできるようにして
いる。尚、この空罐5の取り付は方法については接続部
に締め付は金具等を使用する等して取り付けても良い。
液体注入口12は工作機等からポンプPを介しパイプを
通して液体注入室2aに通されるようになされている。
この実施例ではこの液体注入口12はケーシング1に対
し接線方向(第3図X方向)に取り付けられ、液体注入
室2aの周方向に向けられて連通されるようになされて
いる。このようにして液体注入室2aの内周壁の周方向
に沿って渦巻状に切削油を注入できるようにしている。
こうすることにより、切削油中のスラッジに遠心力を与
えることができ、遠心力と比重差であらかじめ切削油か
らおおまかにスラッジを分離させることができる。
槽内圧力計16は、ケーシング1内の切削油の流圧を測
定し、この実施例では、正常運転時で0.1 kg/c
d乃至0.3kg/eelである。この流圧は約0.0
5kg/cj乃至0.4咄/iが好ましく、この程度の
流圧で切削油を流すことにより、切削油が濾過エレメン
ト2を通過する際濾過されるスラッジが濾過エレメント
2の濾過孔に押し込まれることがない。
エア電磁制御弁15は液体注入口12.逆洗液出口14
に設けた切り替え用弁の開閉を行うものであり、通常の
清浄運転時には液体注入口12の切り替え用弁を開ける
とともに逆洗液出口14の切り替え用弁閉め、一方逆洗
時には液体注入口12の切り替え用弁を閉めるとともに
逆洗液出口14の切り替え用弁を開ける。
以下、この装置の作動及び清浄方法について説明する。
工作機等からポンプPを介して送られてくる切削油は液
体注入口12から液体注入室2aに注入される。この際
、切削油は液体注入室2aに接線方向に注入されるため
、第5図に示すように液体注入室2aの内周壁に沿って
渦巻状に送り込まれる。この際、切削油が渦巻状に流さ
れるため、切削油中の比重の重いドレン等のスラッジ、
例えば人工ダイヤセラミックのこぼれ歯、メツキの研磨
粉・鋳物に含まれる黒鉛・銅・ステン・アルミ等の半値
性体物は遠心力が与えられ、液体注入室2aの径外方向
側の内周壁側に送られ、切削油と分離する0分離したス
ラッジは遠心力と比重差により内周壁を伝って下。
方に落ちる。空罐5まで落ちると渦巻流により空罐5の
内周壁を伝って空罐5内に入り空罐5下部に溜まる。こ
の接続部材7の内周壁の径が液体注入室2aの径より大
きいため、スラッジはより径外方向側に送られる。
遠心力と比重差によって大まかにスラッジの取り除かれ
た切削油は渦巻状に流れながら上方の液体洗浄室2bに
入る。この液体洗浄室2bに送られる切削油は、渦巻流
の内方部のものが送られ、空罐5内周壁側のスラッジは
、より径外方向側に送られているため、液体洗浄室2b
に入るのを防止することができる。
液体洗浄室2bに入った切削油はここで濾過エレメント
2を通過し、13ミクロン以上の・スラッジが濾過され
る。この際切削油は液体洗浄室2b内を渦巻状に流れて
いるため、その遠心力によって残留する比較的比重の重
いスラッジは液体洗浄室2bの内周壁、即ち区画壁4に
付着して区画壁4を伝って下方の空罐5内に入る。
濾過エレメント2を通過して洗浄された切削油は液体出
口13から出て工作機等に戻される。
これにより、あらかしめ比重の重いスラッジの取り除か
れた切削油を濾過エレメント2で濾過するため、濾過エ
レメント2の負担をかるくするとともに確実にスラッジ
を除去して切削油を清浄することができる。
次に切削油を液体出口13から濾過エレメント2の内か
ら外へ通し逆洗液出口14側へ逆流させる。この際、エ
ア制御電磁弁15により液体注入口12に設けた切り替
え用弁が閉まるとともに逆洗液出口14に設けた切り替
え用弁が開く、液体出口13から逆流した逆洗油は第6
図に示すように濾過エレメント2を通って液体洗浄室2
bに入り、下方の空罐5内に入る。又、清浄運転時に切
削油が流圧0.1 kg/cd乃至0.3kg/ch1
で濾過エレメント2を通過しているため、濾過エレメン
ト2の濾過孔内に付着したスラッジは、濾通孔内に押し
込まれておらず、切削油の逆流によって容易に全てのス
ラッジを落とすことができる。これにより、濾過エレメ
ント2に付着したスラッジを下方の空罐5内に落とすこ
とができる。又、下方に落ちずに液体洗浄室2b内の区
画壁4に付着したままのスラッジを下方の空w5内に確
実に落とすことができる。
尚、この実施例では通常の清浄運転を20〜30分する
度に自動的に1分間の逆洗をjテうようにしているが切
削油等の液体の種類9条件等により適宜すれんば良い。
空罐5はスラッジで充満した時点で他の空罐5と交換し
くこの交換は通常2〜3ケ月で良い)取り出した空罐5
は上部の液体部だけドレン排出パルプ5aから取り除き
、下部の固形物化したドレンとともに廃棄処理すれば良
い、これにより、装置に溜まるスラッジを自動的に空罐
5に収納することができ、空[5がスラッジで充満する
までの間、放置することができるとともに装置内からス
ラッジのうつしかえも床面上に落とすことなく容易に取
り出すことができる。
従って、従来のように手作業による汚れ作業を行わずに
済ませることができ、短時間でしかも簡単に装置に溜ま
るスラッジを取り除くことができる。
又、固形物化したスラッジのみを廃棄処理できるため、
オイルロスを防止できるものとなる。
以上が本実施例における装置の作動及び清浄方法の説明
である。
次に他の実施例を第7図を基に説明する。
この実施例の装置は、図示の右側に配設される補助装置
本体21と、左側に配設される本清浄[122とを備え
たものである。この本清浄機22は上述した装置と同形
のものであるが、この実施例ではこの本清浄機22の液
体出口13に補助装置本体21が接続され、本清浄機2
2から出された清浄液を更に濃縮して清浄するようにし
たものである。以下にこれらを簡単に説明する。
補助装置本体21は、内部に上述の濾過エレメント2と
この濾過エレメント2の下方に配される沈澱部30とが
備えられ、外周部に図示下方から清浄液出口23.清浄
液人口24.液体出口25が設けられるとともに先の実
施例で説明した槽内圧力計、エア制御電磁弁(図示せず
)等が付設されている。
清浄液人口24はパイプを介し本清浄機22の液体出口
13に接続されている。また、この清浄液人口24には
切り替え用弁が設けられ、装置内の切削油流圧を流させ
たとき、これと連動して開き、沈澱部30のドレン・ス
ラッジを本清浄1i22へ送りこませる。
次に、この装置の作動及びこの装置による清浄方法につ
いて説明する。
工作機の貯油槽等からポンプPを介して送られてくる切
削油は本清浄機22の液体注入口12へ注入される0本
清浄機22に注入されたドレンは、先の実施例で説明し
たと同様に本清浄機220作用により、スラッジを下方
の空罐5内に収納する。そして、ドレン等のスラッジを
収納した時点で空罐5を他の空罐5と交換する。
次に、本清浄機22の液体出口13から出された清浄液
は補助装置本体21の液体注入口24へ送られる。注入
された水やスラッジを含んだ清浄液は、沈澱部30に設
けた第1傾斜板4Iによって大まかに油と水・スラッジ
とに分離される。即ち、切削油より重い水及びスラッジ
は第[1斜板41に当って反発されるとともに切削油の
流速が遅い為、この反発と流速とによって第111I斜
板41にそって下方へ沈下し、ドレン槽42に貯留され
る。また、濾過エレメント2と沈澱部30との間に設け
た漏斗43によって、補助装置本体21上部の濾過エレ
メント2によって洗浄された際のスラッジ等を集塵し、
ダイレクトにドレン槽42に案内する。そして、このス
ラッジは、ドレン槽42に入れられることにより、切削
油の流路から隔離される。これにより切削油は、濾過エ
レメント2から洗い落とされたスラッジにさらされるこ
とがなくなり酸化・劣化が防止される。
一方、濾過エレメント2によって13ミクロン以上のス
ラッジが濾過された切削油は液体出口25から工作機に
戻される。
次に、液体出口25からドレン排出口23側に切削油を
逆流させる。これにより、濾過エレメント2に付着した
スラッジは沈澱部30に落とされる。
以上のように構成することにより、補助装置本体21か
ら出された清浄液を更に精製して送りだすことができる
。更に、同じ理由により、高価な切削油の消却を最小限
度に押さえることができる。
又、この実施例では本清浄$122から補助装置本体2
1へ順次切削油を送るようにしているが、この使用方法
に限らず、例えばこれとは逆に工作機等から補助装置本
体21の液体注入口24に注入し、補助装置本体21か
ら本清浄機22へ送るようにしても良く、適宜変更でき
るものである。
以上、本考案の実施例について説明したが、この清浄装
置はセンサー タイマー、制御板等でほぼ完全に自動運
転ができる為、人手、手間、時間等がほとんどかからな
いものとなっている。
又、この清浄装置は潤滑油、A重油、B重油C重油、A
Cジブ1フ重油等の燃料の濾過に用いても大きな効果を
発揮できるものである。
一方、本実施例においては第1図、あるいは他の実施例
として例示した第7図に示したように清浄装置の液体洗
浄室2b内に濾過エレメント2を配設したものとしてい
るが、これに限らず、例えば第1図の清浄装置を濾過エ
レメント2の設けないものとし、この濾過エレメント2
の設けない清浄装置を二〜三機、あるいはそれ以上の複
数機並設させ、各々の逆洗液出口14から液体注入口1
2に液体が順次流れうるようにこれらを接続して遠心力
と比重差のみによって順次スラッジを取り除くするよう
にしても良く、適宜変更できるものである。
〈発明の効果〉 以上、本発明の清浄方法においては濾過エレメントで濾
過する前にあらかじめ液体中のスラッジを遠心力により
液体注入室の径外方向側に集めて大まかに液体から分離
させることができる。
これにより、遠心力と比重差によってあらかしめスラッ
ジを大まかに液体から分離させ取り除くことができる。
従って、濾過エレメントの濾過に際し、濾過エレメント
の負担をかるくして確実に切削油等の液体に残留するス
ラッジを除去して清浄することができる。
又、本発明の清浄装置においては液体中のスラッジを液
体注入室の径外方向側に集めることができ、大まかに液
体から分離させることができる。
これにより、遠心力と比重差によってあらかしめスラッ
ジを大まかに液体から取り除くことができる。
従って、液体洗浄室の濾過エレメントで濾過する際は液
体注入室で取り残された微量の小さいスラッジだけを濾
過すれば良く、濾過エレメントの負担をかるくして確実
に除去することができるものとなる。
更ニ、請求項3記載のように清浄装置内の液体注入室及
び液体洗浄室の下方番こ液体から分離したスラッジを収
納する収納部材を他の収納部材と液体注入室及び液体洗
浄室に接続して交換できるように設置することにより、
濾過エレメントによって濾過され、あるいは比重の重い
スラッジを収納部材に自動的に収納させることができる
。そして、収納部材がスラッジで充満した時点で他の収
納部材と交換するだけで装置内に溜まるスラッジを全て
除去することができ、しかも除去したスラッジを床面上
に撒き散らすことなく容易に所定場所まで運ぶことがで
きる。
従って、従来のように手作業による時間のかかる作業を
行わなう必要がなく、容易に短時間で効率的に行うこと
ができるものとなる。しかも収納部材の固形物化したス
ラッジのみを廃棄でき、オイルロスを無くすことができ
るものとなる。
以上、本発明の洗浄方法及び装置は潤滑油等の液体中の
スラッジを確実に収納でき、しかも収納した全てのスラ
ッジを装置内から容易に効率的に除去することができる
有用且つ実用的なものを提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図は第1図の
一部を省略したA−A断面図、第3図は第1図の一部を
省略したB−B断面図、第4図は#過エレメントの断面
図、第5図は清浄運転時の液体の循環を示す説明図、第
6回は逆洗時の液体の循環を示す説明図、第7図は他の
実施例を示す説明図である。 1・・・ケーシング、2・・・濾過エレメント、2a・
・・液体注入室、2b・・・液体洗浄室、4・・・区画
壁、5・・・空罐、 ]4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、スラッジ等を含む切削油等の液体の濾過室と、この
    濾過室内に設けられる濾過エレメントとにより切削油等
    の液体を清浄する方法において、 濾過室の上部を、上下方向に沿い径外方向 側に配設される液体注入室と、液体注入室の内方に配設
    される液体洗浄室とに区画壁によって区画するとともに
    濾過室の下部で液体注入室と液体洗浄室とを連通し、 液体を液体注入室に注入して液体洗浄室の 外周を周回させて液体注入室内を渦巻状に下方に流し、
    渦巻状に液体を流すことによって液体中のスラッジ等に
    遠心力を与え、この遠心力により大まかに液体からスラ
    ッジ等を分離させた後、 スラッジ等を大まかに分離したこの液体を 液体洗浄室に流し込み、液体洗浄室内に設置した濾過エ
    レメントを通過させて濾過し、この濾過により切削油等
    の液体に残留するスラッジ等を除去して清浄することを
    特徴とする切削油等の液体の清浄方法。 2、スラッジ等を含む切削油等の液体の濾過室と、この
    濾過室内に設けられる濾過エレメントとを有し、濾過室
    内に液体を循環させて濾過エレメントで濾過する清浄装
    置において、この濾過室の上部が径外方向側の液体注入 室と、液体注入室の内方に配設される液体洗浄室とに上
    下方向に沿う区画壁によって区画形成され、且つ液体注
    入室と液体注入室とが濾過室の下部で連通させられ、 液体注入室が上部側方にスラッジ等を含む 切削油等の液体を注入する液体注入口を有するとともに
    この液体注入口から注入された液体が液体洗浄室の外周
    を周回して渦巻状に下方に流れうるようになされ、液体
    が渦巻状に流されることによって液体中のスラッジ等が
    遠心力を与えられて大まかに液体から分離され、 液体洗浄室が内部に濾過エレメントを有し、液体注入室
    から送られてくる液体をこの濾過エレメントに通すこと
    により液体注入室で取り残されたスラッジ等を除去する
    ようにしたものであることを特徴とする切削油等の液体
    の清浄装置。 3、清浄装置内の液体注入室及び液体洗浄室の下方に液
    体から分離したドレーン等のスラッジを収納する収納部
    材が備えられ、この収納部材が他の収納部材と液体注入
    室及び液体洗浄室に接続して交換できるように設置され
    、この収納部材をスラッジで充満した時点で他の収納部
    材と交換することにより、装置内に溜まるスラッジを除
    去するようにしたものであることを特徴とする請求項2
    記載の切削油等の液体の清浄装置。
JP2231897A 1990-08-31 1990-08-31 切削油等の液体の清浄方法及びその装置 Pending JPH04110003A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2231897A JPH04110003A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 切削油等の液体の清浄方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2231897A JPH04110003A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 切削油等の液体の清浄方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04110003A true JPH04110003A (ja) 1992-04-10

Family

ID=16930756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2231897A Pending JPH04110003A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 切削油等の液体の清浄方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04110003A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003024721A (ja) * 2001-07-12 2003-01-28 Tokyo Roki Co Ltd サイクロン付液体フィルタ
KR100467773B1 (ko) * 2000-12-26 2005-01-24 주식회사 포스코 스트립 그라인딩 라인의 스와프 제거설비
JP2010523329A (ja) * 2007-04-10 2010-07-15 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 逆洗可能なストレーナ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100467773B1 (ko) * 2000-12-26 2005-01-24 주식회사 포스코 스트립 그라인딩 라인의 스와프 제거설비
JP2003024721A (ja) * 2001-07-12 2003-01-28 Tokyo Roki Co Ltd サイクロン付液体フィルタ
JP2010523329A (ja) * 2007-04-10 2010-07-15 エクソンモービル リサーチ アンド エンジニアリング カンパニー 逆洗可能なストレーナ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5462679A (en) Apparatus and method for in situ cleaning of oil filter
US6709575B1 (en) Extended life combination filter
US3127255A (en) Combined centrifuge and filtering device
KR100229989B1 (ko) 가공폐액 재생방법 및 가공폐액 재생장치
CN107278165A (zh) 用于过滤特别用于如船用发动机等船用设备的润滑油的过滤系统
JP2009062999A (ja) オイル供給装置
RU2435625C2 (ru) Фильтрующее устройство и способ фильтрации
JPS646891Y2 (ja)
US6274037B1 (en) Coolant purification system
RU2707225C1 (ru) Промышленная очистительная установка с фильтрующим устройством и соответствующий способ
JPH01502888A (ja) 汚染された液体をろ過するためのろ過機
JPH04110003A (ja) 切削油等の液体の清浄方法及びその装置
US4744896A (en) Filter apparatus for water wells
JP4225997B2 (ja) 濾過装置
KR100644241B1 (ko) 절삭유의 칩 여과 장치 및 그 역세척 방법
JP3394490B2 (ja) 濾過装置
JP2003181219A (ja) 工業用油の濾過装置と濾過システム
JPH105512A (ja) 濾過器及び濾過システム
JP2000317224A (ja) 濾過装置、その保守方法及び濾過器
US6555014B1 (en) Method for filtering a liquid by the addition of a filtering aid
US2320725A (en) Filter
US6878292B2 (en) Filter device
RU211873U1 (ru) Фильтр песочный
JPH09228914A (ja) 濾過装置
JP2004098047A (ja) 含油処理廃液の浄化・再生装置