JPH04109369U - 回転子軸の回転方向検知装置 - Google Patents

回転子軸の回転方向検知装置

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JPH04109369U
JPH04109369U JP1138691U JP1138691U JPH04109369U JP H04109369 U JPH04109369 U JP H04109369U JP 1138691 U JP1138691 U JP 1138691U JP 1138691 U JP1138691 U JP 1138691U JP H04109369 U JPH04109369 U JP H04109369U
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JP
Japan
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terminal member
cylindrical
attached
shaft
rotor shaft
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JP1138691U
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English (en)
Inventor
重之 本田
Original Assignee
日機装株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転電機の回転子軸の回転方向検知装置ならび
にベアリング摩耗検出装置を小形化し従来の回転電機を
変更して専用化することなく容易に取付けることができ
る。 【構成】回転子軸10の軸端に円筒形状の端子部材26
を取付け、この内部に磁石56を埋設すると共に、この
磁石に近接対向させて磁性体58を一端に装着すると共
に他端に指針25を取付けた円筒軸55を回転方向に弾
力付勢するよう軸支してこれを磁力作用下に回転偏位す
るよう構成し、前記端子部材26内に感知部46を係止
可能に配設してこの出力信号を表示部に表示させること
により、回転子軸の回転方向の検知ならびにベアリング
摩耗の検出状態を表示器に表示させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、回転子軸の回転方向検知装置に係り、特にキャンドモータ等にお ける回転子軸の回転方向を外部より目視で検知可能にした回転子軸の回転方向検 知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に回転機械はその作用上回転方向が一方向に定められているものが多く、 これを駆動する電動機はその設置にあたり回転方向を確認しなければならない。 また、可逆回転する機械であっても、駆動用電動機は、その回転方向と回転方 向切換えスイッチの表示とを合致させるために回転方向の検知は不可欠である。 この回転方向の確認は通常目視で行われるが、例えばキャンドモータポンプ等 のように回転部が機器の外部より目視できないものがある。
【0003】 この為、外部より回転子軸の回転方向の確認を可能にした回転方向検知装置と して特開昭51−16085号公報が提案されている。すなわち、図3に示すよ うに、この種の装置は回転電機の回転子軸10端部に取付けられる端子部材12 の端部を円錐状または反円錐状に形成してこれに磁石14を埋設し、この磁石1 4に空隙および耐圧隔壁16を介して対向した反円錐状または円錐状磁性体18 を回転方向に対しばね部材20により弾力的に保持した出力軸としての支軸22 に取付けたもので、前記回転子軸10と共に回転する磁石14によって生じる回 転誘導磁界の磁力作用により磁性体18を回転せしめ、この磁性体18またはこ の磁性体18に連結された指針24の可動方向およびその振れの大きさを判別す ることによって回転方向およびベアリングの摩耗量を検知するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した装置を既存の回転電機に装着するには、この回転電機 を大幅に変更する必要があり、このため、従来の回転電機が専用化されることに より製作工数が増大して生産性が低下し同時に製造原価がコスト高となる等の難 点を有していた。
【0005】 そこで、本考案の第1の目的は、回転子軸端に取付けられる端子部材を円筒形 状に形成してこの円筒内壁に磁石を配設し、この円筒内に透磁性材料で形成され た耐圧円筒体の一端を挿入配置し、この耐圧円筒体の内部に前記端子部材の磁石 に対向するよう一端に円盤状または円筒状の磁性体を装着しかつ他端に指針を取 付けた出力軸を回転方向に弾力付勢するよう軸支してこれを磁力作用下に回転偏 位させるよう構成することにより、既存の回転電機への取付けが容易になると共 に形状の小形化を達成することのできる回転子軸の回転方向検知装置を提供する にある。
【0006】 さらに、本考案の第2の目的は、前記耐圧円筒体端部にベアリングの摩耗検出 部を設けてこれを円筒状に形成した端子部材内に同心的に挿入し、さらにこの検 出部に出力信号を外部の表示部に導出する導出管を接続し、この導出管と耐圧円 筒体の隔壁とで形成される空隙に一端に磁性体を取付けかつ他端に指針を取付け た円筒軸を回転可能に軸支し前記円筒状の磁性体を前記端子部材の円筒内壁に配 設された磁石に対向配設してこれを磁力作用下に回転偏位させるよう構成するこ とにより、既存の回転電機を改造することなく摩耗検出装置に併せて回転方向検 出装置を容易に取付けることのできる回転子軸の回転方向検知装置を提供するに ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本考案においては、回転子軸端に取付けられる端 子部材を円筒形状に形成してこの円筒内壁に磁石を配設し、この円筒内に透磁性 材料で形成された耐圧円筒体の一端を挿入配置し、この耐圧円筒体の内部に前記 端子部材の磁石に対向するよう一端に円盤状または円筒状の磁性体を装着しかつ 他端に指針を取付けた出力軸を回転方向に弾力付勢するよう軸支してこれを磁力 作用下に回転偏位させるよう構成することを特徴とする。
【0008】 この場合、前記耐圧円筒体端部にその周縁部が外方に突出するベアリングの摩 耗検出部を設けると共にこの検出部に導出管を接続してこれから出力される出力 信号を外部に表示するよう構成し、前記端子部材を円筒状に形成してこの端子部 材の内部に同心的に前記検出部を挿入したときこの検出部が軸方向遊度を持たせ て係止するよう前記端子部材の円筒端部に内方に突出する係止部を設け、さらに 前記端子部材の円筒内壁に配設された磁石に対向するよう一端に磁性体を取付け かつ他端に指針を取付けた円筒軸を前記耐圧円筒体の隔壁と前記導出管とで形成 される空隙に回転方向に弾力付勢するよう軸支してこれを磁力作用下に回転偏位 させるよう構成すれば好適である。
【0009】
【作用】
本考案に係る回転子軸の回転方向検知装置は、回転子軸端に取付けられる端子 部材を円筒形状に形成してこの円筒内壁に磁石を配設し、この円筒内に透磁性材 料で形成された耐圧円筒体の一端を挿入配置し、この耐圧円筒体の内部に前記端 子部材の磁石に対向するよう一端に円盤状または円筒状の磁性体を装着しかつ他 端に指針を取付けた出力軸を回転方向に弾力付勢するよう軸支してこれを磁力作 用下に回転偏位させるよう構成することにより、形状を小形化し既存の回転電機 への取付けが容易にすることができる。 さらに、前記耐圧円筒体端部にベアリングの摩耗検出部を設けてこれを円筒状 に形成した端子部材内に同心的に挿入し、この検出部に出力信号を外部の表示部 に導出する導出管を接続し、この導出管と耐圧円筒体の隔壁とで形成される空隙 に一端に磁性体を取付けかつ他端に指針を取付けた円筒軸を回転可能に軸支し前 記円筒状の磁性体を前記端子部材の円筒内壁に配設された磁石に対向配設してこ れを磁力作用下に回転偏位させるよう構成することにより、既存の回転電機を変 更することなく摩耗検出装置に併せて回転方向検知装置を容易に取付けることが でき、製作工数の削減を達成することができる。
【0010】
【実施例】 次に、本考案に係る回転子軸の回転方向検知装置の実施例につき添付図面を参 照しながら以下詳細に説明する。なお、説明の便宜上図3に示す従来の回転子軸 の回転方向検知装置と同一の構成部分については同一の参照符号を付してその詳 細な説明を省略する。すなわち、図1は回転子軸の回転方向検知装置の一実施例 を示し、図1における(a)は回転子軸端部に回転方向検知装置を取付けた状態 の要部断面図である。図において、参照符号26は回転子軸10の端部に取付け られる端子部材を示し、この端子部材26は円筒状に形成されこの円筒内壁に円 筒状の磁石28が埋設されている。 そして、汎用のキャンドモータ等のモータハウジング30の端部には従来より ベアリング摩耗検出装置を取付ける為のネジ穴が設けられ、これに螺合可能な締 付け部材34を介して耐圧円筒体36が固定される。
【0011】 この場合、透磁性材料で形成された耐圧円筒体36の一端は端子部材26の円 筒穴内にこれと同心的に挿入され、この耐圧円筒体36の内部にはこの耐圧隔壁 を介して前記磁石28に内側に近接対向するよう一端に円盤状の磁性体32を装 着すると共に、他端に指針24を取付けた出力軸としての支軸38が回転可能に 軸支されている。さらに、この支軸38にはばね部材42を装着してこれを回転 方向に対して弾力的に保持し、このばね部材42の弾力に抗して回動する支軸3 8の回転角を指針24により図1の(b)に示す表示器40に表示するよう構成 する。なおこのばね部材42の弾力はアジャストピン44によって適宜調整する ことができる。
【0012】 このように構成することにより、モータの回転駆動に伴い回転支軸10と共に 端子部材26が回転し、同時にこの端子部材26の円筒内壁25の近傍に回転誘 導磁界が起生する。この回転誘導磁界は耐圧円筒体36内部の円盤状の磁性体3 2に作用してこの磁性体32を支軸38のばね弾力に抗して回転偏位させ、回転 子軸10の回転方向を指針24により表示器40に表示することができる。 また、図2は他の実施例を示し、図2における(a)は回転子軸端部に検出装 置を取付けた状態を示す要部断面図であり、これは回転子軸10の回転方向検知 装置と併せてベアリング摩耗検出装置を取付けたもので、これも前記の実施例と 同様に従来より汎用キャンドモータ等のモータハウジングに設けられるネジ穴に 螺合可能な締付け部材34を介して耐圧円筒体52が固定される。
【0013】 この場合、この耐圧円筒体52の端部にはベアリングの摩耗を検出する検出部 46が設けられ、この検出部46はその端部周縁をフランジ状に形成すると共に この検出部46に導出管48を接続してこれから出力される出力信号を外部の摩 耗表示器41に表示するよう構成し、さらに円筒状に形成された端子部材26の 内部に同心的に挿入したとき検出部46が軸方向遊度を持たせて係止するよう前 記端子部材26の円筒端部に内方に突出する係止部54を設けてベアリング摩耗 検出装置を構成する。
【0014】 さらに、このベアリング摩耗検出装置は、前記端子部材26の円筒内壁に埋設 された円盤状の磁石56の内周に近接対向するよう一端に円筒状の磁性体58を 取付け、かつ他端に指針25を取付けた円筒軸55を耐圧円筒体52の隔壁と前 記導出管48とで形成される空隙に回転方向に弾力付勢するよう軸支してこれを 磁力作用下に回転偏位させるよう構成する。
【0015】 このような指針の指示位置を明示する手段としては、例えば、図2の(b)に 示す表示器45を使用すれば好適である。すなわち指針60の回転方向に沿って 目盛表示を付し、端子部材が正常な位置および回転方向にある場合に指示される べき正常帯域に対しベアリングの摩耗により偏位した場合に指示されるべき異状 帯域62を異種の彩色で着色表示することによって、ベアリングの摩耗状態およ び回転子軸の回転方向を適性かつ簡易に検出することができる。 このようにして、回転子軸の回転方向の検知ならびにベアリングの摩耗状態の 検出を確実に表示することができ、同時に従来の汎用キャンドモータ等を変更せ ずに容易に取付けることが可能となった。
【0016】
【考案の効果】 前述した実施例から明らかなように、本考案に係る回転子軸の回転方向検知装 置は、回転子軸端に取付けられる端子部材を円筒形状に形成してこの円筒内壁に 磁石を配設し、この円筒内に耐圧円筒体の一端を挿入配置し、この耐圧円筒体の 内部に前記端子部材の磁石に対向するよう円盤状または円筒状の磁性体を一端に 装着しかつ他端に指針を取付けた出力軸を回転方向に弾力付勢するよう軸支して これを磁力作用下に回転偏位させるよう構成することにより、既存の回転電機へ の取付けが容易になると共に形状の小形化を達成することができる。
【0017】 また、耐圧円筒体端部にベアリングの摩耗検出部を設けてこれを円筒状に形成 した端子部材内に同心的に挿入し、さらにこの検出部に出力信号を外部の表示部 に導出する導出管を接続し、この導出管と耐圧円筒体の隔壁とで形成される空隙 に一端に磁性体を取付けかつ他端に指針を取付けた円筒軸を回転可能に軸支し前 記円筒状の磁性体を前記端子部材の円筒内壁に配設された磁石に対向配設してこ れを磁力作用下に回転偏位させるよう構成することにより、既存の回転電機を改 造することなく摩耗検出装置に併せて回転方向検出装置を容易に取付けることが でき、従ってこれら本考案に係る検出装置の製作工数の削減ならびに製造原価の 低減を達成することができるなどの優れた効果を有する。 以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考案の実施例に限定され ることなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得 ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る回転子軸の回転方向検知装置の一
実施例を示す取付状態要部断面図である。
【図2】本考案に係る回転子軸の回転方向検知装置の他
の実施例を示す取付状態要部断面図である。
【図3】従来の回転方向検知装置の取付状態を示す要部
断面図である。
【符号の説明】
10 回転子軸 12 端子部材 14、28、56 磁石 16 耐圧隔壁 18、58 磁性体 20、50 ばね
部材 22、38 支軸 24、25、60
指針 26 端子部材 30 モータハウ
ジング 32 磁性体 34 締付部材 36、52 耐圧円筒体 40、45 表示
器 41 摩耗表示器 42 ばね部材 44 アジャストピン 46 検出部 48 導出管 54 係止部 55 円筒軸 62 異常帯域

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子軸端に取付けられる端子部材を円筒
    形状に形成してこの円筒内壁に磁石を配設し、この円筒
    内に透磁性材料で形成された耐圧円筒体の一端を挿入配
    置し、この耐圧円筒体の内部に前記端子部材の磁石に対
    向するよう一端に円盤状または円筒状の磁性体を装着し
    かつ他端に指針を取付けた出力軸を回転方向に弾力付勢
    するよう軸支してこれを磁力作用下に回転偏位させるよ
    う構成することを特徴とする回転子軸の回転方向検知装
    置。
  2. 【請求項2】前記耐圧円筒体端部にその周縁部が外方に
    突出するベアリングの摩耗検出部を設けると共にこの検
    出部に導出管を接続してこれから出力される出力信号を
    外部に表示するよう構成し、前記端子部材を円筒状に形
    成してこの端子部材の内部に同心的に前記検出部を挿入
    したときこの検出部が軸方向遊度を持たせて係止するよ
    う前記端子部材の円筒端部に内方に突出する係止部を設
    け、さらに前記端子部材の円筒内壁に配設された磁石に
    対向するよう一端に磁性体を取付けかつ他端に指針を取
    付けた円筒軸を前記耐圧円筒体の隔壁と前記導出管とで
    形成される空隙に回転方向に弾力付勢するよう軸支して
    これを磁力作用下に回転偏位させるよう構成してなる請
    求項1記載の回転子軸の回転方向検知装置。
JP1138691U 1991-03-05 1991-03-05 回転子軸の回転方向検知装置 Pending JPH04109369U (ja)

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