JPH0410930A - 被覆プラスチックフイルム - Google Patents

被覆プラスチックフイルム

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JPH0410930A
JPH0410930A JP2113486A JP11348690A JPH0410930A JP H0410930 A JPH0410930 A JP H0410930A JP 2113486 A JP2113486 A JP 2113486A JP 11348690 A JP11348690 A JP 11348690A JP H0410930 A JPH0410930 A JP H0410930A
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JP
Japan
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film
vinylidene
component
vinyl alcohol
barrier properties
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JP2113486A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Kuwabara
満 桑原
Kozo Maeda
浩三 前田
Koji Yamada
浩二 山田
Katsuro Kuze
勝朗 久世
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分呵) 本発明は酸素、窒素や炭酸ガスなとの気体=の遮断性お
よび透明性に優れた包装材料として好適な被覆プラス手
1.クフイルムに関するものである。
(従来の技術) 従来より、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル、ポリアミドなどの#I可塑性樹脂
よりなるフィルム、特に配向されたポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリアミド等のフィルムは、優れた力学的
性質や、耐熱性、透明性などを有し広く包装材料として
用いられている。
しかし、これらフィルムを食品包装用として用いる場合
には、その気体透過性が大きすぎることから酸素遮断性
が不十分であり、酸化劣化による場合や好気性微生物に
よる場合など内容物の変質を招き易く、通常は他の酸素
遮断性の良い膜層を積層するなどの方法がとられる場合
が多い。
その最も代表的な手段としてはアルミニウムなどの金属
箔をラミネートしたり、それ等金属を該熱可塑性樹脂フ
ィルム表面に−J着する方法が用いられ、優れた気体遮
断性、特に酸素遮断性が有効に活用されている。
しかし、これらのアルミニウムラミネートや蒸着された
フィルムは不透−明となり、これらを用いて食品の包装
を行った場合にその内容物を見ることができないという
欠点があり、近年の包装形態の多様化、ファッション化
傾向とも相まって透明で気体遮断性に優れたフィルムへ
の要求がますます高まっている。
一方、従来より気体透過性の小さな透明プラスチックフ
ィルム素材も種々知られており、例えばポリビニルアル
コールやポリエチレンビニルアルコール、およびポリ塩
化ビニリデン系樹脂から成るフィルムなどがある。しか
し、これらのフィルムは何れも単独では強度、伸度、耐
水性、耐熱性などの物性が、配向されたポリプロピレン
、ポリエステル、ポリアミドなどのフィルムに比し不十
分であり、特にポリビニルアルコール、ポリエチレンビ
ニルアルコールなどは非常に吸湿性が大きく、ロール状
フィルムの端面が吸湿によって花びら状になるなど取り
扱い性が困難なものであるとともに、目的である気体遮
断性も吸湿によって大幅に低ドしてしまう。
よって、これらのフィルムは包装材料用フィルムとして
到底単独で用い得るものではなく、通常lO〜40〆」
程度のこれらのフィルムを前記ポリプロピレンフィルム
やポリエステルフィルムなどと共に積層することによっ
て用いられているのか現状である。しかもこれらのフィ
ルムは単独でも何れも高価格であり、複層化することに
よって更に高価格なものとなるばかりでなくトータルの
層厚みも非常に厚いものになる、高度の透明性が得られ
難いなどの問題点がある。
また、これらのフィルムによって得られる気体遮断性の
レベルも先のアルミニウム積層されたフィルムに比へる
と未だ充分とは言えないことから、高透明で高度の気体
遮断性を有し、重体で用い得る低価格のフィルムが強く
求められているのが実情である。
・方これらの問題を解決すべく、配向されたポリプロピ
レンやポリエステル、ポリアミドなとに前記ポリビニル
アルコール、ポリエチレンビニルアルコール、ポリ塩化
ビニリデンなとのバリアー性樹脂を塗41する方法も検
討されている。
しかし、ポリビニルアルコール、ポリエチレンビニルア
ルコールに就いては、低環境湿度下では、気体遮断性が
優れているが、島環境湿度下では、その吸湿性より気体
遮断性が大幅に低下する問題点がある。また、ポリ塩化
ビニリデンに就いては、その気体遮断性は環境湿度に依
存しないが、上置であるとはいえず、塗布厚みを人き(
することによって用いられているのが現状である。それ
でも、その気体遮断性のレベルは、未だ不十分であり、
アルミニウム蒸着などのレベルには、程遠いものにすぎ
ない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、上記従来の課題を解決しようとするものであ
り、その目的とするところは湿度の影響をうけにくい高
度の気体遮断性と高度の透明性を同時に堝足し、かつラ
ミネートなとの多層化不要で取り扱い性、経済性に優れ
たプラスチックフィルムを提供しようとするものである
(課題を解決するための手段) 即ち、不発11Ly)プラスチックフィルムは、熱可塑
性樹脂からなる基材フィルムの少なくとも片面にビニル
アルコール系重合体成分(A)及びビニリデン系不飽和
!$L@体を少くとも1種の構成成分として得られるビ
ニリデン系共重合体成分(B)とからなり、1つ、(A
)と(B)が化学的結合点を有してなる、(B)/(A
)の@量比が、0.01/1〜10/lである複合共重
合体を主成分とする層が、少くとも一層以−1−形成さ
れてなることを特徴とする被覆プラスチックフィルムで
ある。
本発明の被覆フィルムに用いられる基材フィルムとして
は、透明なフィルム形成能を有する熱可塑性樹脂であれ
ば、特に制限はないが、ポリエチレン、ポリプロピレン
などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレーン2
,6−ナフタレート、ポリブチレンテレフタレートやそ
れ等の共重合体なとに代表されるごときポリエステル系
樹脂、ポリオキンメチレンLこ代表されるごときポリエ
ーテル系樹脂、ナイローン−6、ナイロン−66、ポリ
メタキシリレンアジ1<ミドなどに代表されるごときポ
リアミド系樹脂、ポリスチレン、ポU (メタ)アクリ
ル酸エステル、ポリアクリロニドIJル、ポリ酢酸ビニ
ルやそれ等の共重合体に代表されるごときビニル系樹脂
、ポリカーボネート系樹脂ナトやセロファン、アセテー
トなどに代表されるごときセルロース系樹脂、更にはポ
リイミド、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンスルフ
ィド、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリ
エーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、フッソ含
有重合体、その他の多くの樹脂の単体、共重合体、混合
体、積層体よりなる、未延伸ある0は一軸または直行す
る二輪方向に延伸された配向フィルムなどを挙げること
が出来る。
なかでも本発明の主旨からは、基材フイJレムもこは耐
熱寸法変化や機械的強度、更には成型性や経済性などの
面から7.軸延伸されたポリプロピレン、ポリエステル
、ポリアミドなとのフィルムである場合が好適である。
フィルムの19みは特に限定はされないか、通常は1〜
250/jjであり、包装材料としては3〜50IiI
Iである場合が特に好ましい。
この基材フィルムは、単体であっても複合された多層フ
ィルムであってもよ(、多層フィルムにおける複合方法
や層数などは任意である。
本発明は、かかる熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも一
表面に、特定の重合体組成物を主成分とする層を被覆し
て成ることを本質とする。
本発明に用いられる複合共重合体組成物はビニルアルコ
ール系共重合体が溶解された水系媒体中で、ビニリデン
系不飽和単量体または該ビニリデン系単量体と、更に共
重合可能な不飽和中量体をラジカル重合せしめることに
より、ビニルアルコール系重合体側鎖にビニリデン系重
合体がグラフト共重合された、或はビニルアルコール系
重合体末端にビニリデン系重合体がブロック状に共重合
された形として得ることが出来る。史には各々単独で重
合されたビニルアルコール系重合体及び、ビニリデン系
重合体を、水等の媒体中で反応活性化することにより、
ビニルアルコール系重合体の主鎖、側鎖または末端部で
夫々高分子反応を行わす方法等が用い得る。
本誌において、用いられるビニルアルコール系重合体と
しては、ポリビニルアルコール単独、するいはポリビニ
ルアルコールと他の成分との共重合体を用いることが出
来る。共重合成分としては、特に限定されないが、ビニ
ルシラン等のシリル基含有成分やアクリル酸等のカルボ
ン酸基含有成分等が好ましく用い得る。また、該共重合
成分は、ビニルアルコール系重合体全量に対し、30重
量%以下である場合が特に好ましい。更に、本発明の目
的である気体遮断性の点からは、好ましくはけん化度は
85モル%以上、より好ましくは95モル%以上が良い
ビニリデン系不飽和f−1it体としては、高湿度下に
おけるポリビニルアルコール系重合体の気体遮断性を改
良する目的から、その重合体が水蒸気遮断効果を有する
如きものが望ましい。このよ−うなビニリデン系不飽和
単量体として、フッ化ビニリデン、塩化ビニ−リデン、
臭化ビニリデン等の/10ゲン化ビニリデン系化合物が
挙げられる。中でも、その重合体の水蒸気遮断性の点か
ら、塩化ビニリデンである場合が好ましい。
また、重合性、造膜性等地の諸性性の点から、ビニリデ
ン系不飽和単量体と共重合可能な他の単項体の1種以上
を併用しても良く、そのような単眼体としては、エチレ
ン、プロピレン、イソブチレン等のオレフィン、塩化ビ
ニル、フッ化ビニル、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、バーサチック酸ビニル等のビニルエステ
ル、アクリル酸、メタクリル酸及びそれらのエステルで
あるアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ド
デシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸
グリシジル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、メータクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸ドデンル、メタクリル酸2−ヒドロ
キシエチル、メタクリル酸グリシジル、アクリル酸ジメ
チルアミノエチル、メタクリル−酸ジメ千ルアミノエチ
ル、およびこれらの四級化物、アクリルアミド−2−メ
チルプロパンスルホン酸およびそのナトリウム塩のアク
リルアミド系化合物、アクリロニトリル、スチレン、α
−メチルスチレン、p−スチレンスルホン酸、およびそ
のナトリウム、カリウム塩等のスチレン系モノマー、そ
の他N−ビニルピロリドン等が挙げられる。
ビニルアルコール系重合体(A)とこれらビニリデン系
不飽和単量体及び要すれば共重合可能な他の単量体から
なるビニリデン系共重合体(B)から得られる複合共重
合体組成物において、その組成比は(B)/ (A)の
重量比が0.01/1〜10/1であることが必要であ
り、0.02/1〜5.0/1であることが好ましい。
(B)/(A)が0.01/1を下まわると、最終的に
得られるフィルムの耐湿性が充分でなく、10/1を越
えると高度の気体遮断性を得ることが出来ない。
なお、ビニルアルコール系とビニリデン系共重合体の形
態としては、酢酸ビニル系中量体、ビニリデン系不飽和
単量体、及びそれらと共重合可能な単量体混合物から得
た共重合体をけん化したランダム型の共重合体も考えら
れるか、ポリビニルアルコール系重合体の高度の気体遮
断性を低下させる点から、好ましいものではない。
この様なグラフトまたはブロック型の共重合体を得る方
法としては、好ましくはビニルアルコール系重合体の水
系溶液中、ラジカル重合開始剤の存在ドで実施される。
重合開始剤としては、通常の乳化重合に用いられる開始
剤を用いることができる。特にレドックス系開始剤が好
ましく、具体的に例示すると過酸化水素、過硫酸アンモ
ニウムまたは過硫酸カリウムとメタ重亜硫酸ナトリウム
、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウム、重亜硫
酸カリウム、硫酸第一鉄、ンメチルアニリン、ホルムア
ルデヒド、亜鉛スルキシレートあるいはホルムアルデヒ
ドナトリウムスルキシラートとの組合せなとがあげられ
る。
重合時には、特に乳化剤を使用しなくても良いか、生成
重合体校了を安定化してエマルション状態を保つ能力の
ある乳化剤であれば、少量用いても良い。これらの要求
を満たす乳化剤としては、一般には、酸性に対して安定
なアニオン性乳化剤、特に硫酸基あるいは、スルホン基
を何するタイプが選択される。さらに必要に応じて、ノ
ニオン性乳化剤あるいはアニオン性乳化剤とノニオン性
乳化剤の併用も行なわれる。また、カチオン性乳化剤で
の重合も可能である。
具体的には、アニオン性乳化剤としては、高級アルコー
ルの硫酸エステル、アルキルアリルスルホン酸塩、脂肪
酸アルコールのリン酸エステル、ノニオン性乳化剤とし
てはポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエステル、ポリオキシエ千レンツルビタンア
ルキルエステル、カチオン性乳化剤としては、ラウリル
アミン塩、オクタデ/ルアミン塩、ラウリルピリジニウ
ムクロライド、オクタベンジルトリメチルアンモニウム
クロライド等が挙げられる。乳化剤の市会性弔@本に対
する添加醗は、通常0.01〜5重量%、好ましくは0
.1〜3重量%である。
これらの各成分を用いて目的のグラフトまたはブロック
型の共重合体を得るにあたっては、ポリビニルアルコー
ル系重合体水系溶液の濃度は5〜30市喰%であること
が好ましく、10〜20%の範囲である場合が重合性等
の点において、特に好ましい。この水系溶液に対し、前
記乳化剤、重合開始剤史に、ビニリデン系不飽和単量体
及びこれと共重合可能な単量体の所定量を加え、攪拌下
でラジカル重合を行う。重合反応は通常5〜30時間の
範囲で選択される。
この様な重合体組成物の層を基材フィルムに形成させる
方法としては、重合体組成物の水性分散液を基材フィル
ム表面にユ41、乾燥、熱処理を行うコーティング法が
有効に用いられる。コーティング方l去としては、グラ
ビアやリバースなとのロールコーティングを去、ドクタ
ーナイフ法やエアーナイフ、ノズルコーティング法なと
通常の方法か用い得る。
この様なノ」法によって被覆されるへき小合体糺成物層
の厚みは、基材フィルム、および目的とするレベルなど
によって異なるが、通常は乾燥厚みで10−以下、好ま
しくは5μm以下、最も好ましくは3−以下であること
が、透明性、取り扱い性、経済性などの点で好ましい。
下限は特に無いがO,is以下である場合には実質的に
充分な効果が得られ難い。
コーティング時の乾燥、熱処理の条件は基材フィルムの
種類、塗布厚み、装置の条件にもよるが通常80〜17
0℃である。
なお、本被覆を行う前に基材フィルムにコロナ処理その
他の表面活性化処理やウレタン樹脂など公知のアンカー
処理剤を用いてアンカー処理を施してもよい。また、被
覆すべき組成物中に制電防止剤や滑り剤、アンチブロッ
キング剤など公知の無機、有機各種の添加剤を加えるこ
とは本発明の目的を阻害しない限り任意である。
(作用) 本発明における特定の重合体組成物を主成分とする層が
被覆されたプラスチックフィルムは、従来の包装用フィ
ルムの問題点である不透明性や低い気体遮断性を共に改
良し、高度の透明性と高度の気体遮断性を同時に満足し
たものであり、かつラミネートなどの多層化不要で、取
り扱い性、経済性に優れている。
(実施例) 以下、実施例によって本発明をより詳細に述べる。なお
、鋼中の濃度表示は、特に断らないがぎり、重量基準で
あり、評価は以Fの方法によった。
(酸素透過性) ASTM−D−1434−75に準拠し、測定した。
(ヘイズ) ASTM−D−1003−61に準拠した。
(製袋物の酸素透過性) レザズリン反応を利用した定性試験によった。
袋の中にチオグリコレートとレザズリン寒天岐を入れ、
密封後、空気中に保存した時、包材を通過した酸素とレ
ザズリンか反応すると、赤色に着色することから、着色
度により判定した。
実施例1 【重合体組成物の合成) 攪拌機、温度計、冷却管をつけた反応器に、ポリビニル
アルコール200部(けん化度98.5−%、重合度5
00)、イオン交換水800部を入れ、100℃で1時
間攪拌し、溶解した。室温まで冷却したのち、ポリビニ
ルアルコール水溶液にラウリル硫酸ナトリウム1部を添
加した後、窒素ガスを吹きこんだ。重合開始剤として、
過硫酸カリウム0.40部、メタ重亜硫酸カリウム0.
20部を加え、溶解した後、ビニリデン系単量体として
、塩化ビニリデン20部を滴下ロートで添加した。その
後、反応液の温度を25℃に維持し、24時間撹拌し、
塩化ビニリデングラフトホ’J l:”−ルア 7L/
コールの水分散液を得た。このとき得られた重合体の組
成は塩化ビニリデン/ポリビニルアルコールの重量比と
して、0.02/1であった。
(積層フィルムの作製) 2軸延伸さネ力厚さ12−のポリエ千しンテレフタレー
ト上に、前記共重合体水分散液をロールコーティング法
により、塗布、乾燥の後、150℃、2分間の熱処理を
行い、被覆フィルムを得た。
被覆層の乾燥厚みは2.0μであった。得られたフィル
ムの被覆物組成と各物性の評価結果を第1表に示す。
実施例2 ビニリデン系単量体として、塩化ビニリデン200部、
重合開始剤として過硫酸カリウム4部、メタ重亜硫酸カ
リウム2部となるごとく変更したこと以外は、実施例1
とまったく同様の方法で、被覆フィルムを得た。得られ
たフィルムの被覆物組成と各物性の評価結果を第1表に
示す。
実施例3 ビニリデン系単歇体として、塩化ビニリデン1000部
、重合開始剤として過硫酸カリウム20部、メタ重亜硫
酸カリウム10部となるごとく変更した以外は、実施例
1とまったく同様の方法で、被覆フィルムを得た。得ら
れたフィルムの被覆物組成と各物性の評−価結果を第1
表に示す。
実施例4 ビニリデン系単量体として、塩化ビニリデン16N1更
に他の共重合単量体としてアクリル酸エチル14部、重
合開始剤として過硫酸カリウム0゜40部1.メタ重亜
硫酸カリウム0.20部となるごとく変更した以外は、
実施例1とまったく同様の方法で被覆フィルムを得た。
得られたフィルムの被覆物組成と各物性の評価結果を第
1表に示す。
実施例5 ポリビニルアルコール(けん化度θ8.5J%、重合度
1700)100部、イオン交換水900部、ビニリデ
ン系単量体として、塩化ビニリデン10部、重合開始剤
として、過硫酸カリウム0.20部、メタ重亜硫酸カリ
ウム0.10部となるごとく変更した以外は、実施例1
とまったく同様の方法で、被覆フィルムを得た。得られ
たフィルムの被覆物組成と各物性の評価結果を第1表に
示す。
実施例6 基材フィルムとして、コロナ放電された厚さ20−の二
軸延伸ポリプロピレンを用い、熱処理温度を130℃と
した以外は、実施例1と同様にして被覆フィルムを得た
。得られたフィルムの被覆物組成と各物性の評価結果を
第1表に示す。
比較例1 当該被覆層の積層を行わず、基材ポリエステルフィルム
のみで、評価を行った。各物性の評価結果を第1表に示
す。
比較例2 基材フィルムに塗布する液として、ポリビニルアルコー
ル(けん化度98.5−%、重合度500)の20重量
%水溶液を用いた以外は、実施例1とまったく同様の方
法で被覆フィルムを得た。
得られたフィルムの被覆物組成と各物性の評価結果を第
1表に示す。
比較例3 基材フィルムに塗布する液として、塩化ビニリデン/ア
クリル酸エチル(重眼比80/20:JR市合体の50
重暖%水分散液を用いた以外は、実施例1とまったく同
様の方法で被覆フィルムを得た。得られたフィルムの被
覆物組成と各物性の評価結果を第1表に示す。
比較例4 基材フィルムに塗布する液として、(a)ポリビニルア
ルコール(けん化度98.5−%、重合度500)の2
0重量%水溶液と(b)ポリ塩化ビニリデンの10重量
%水分散液を(a)成分と(b)成分の固形分重量比が
(b)/ (a)=0.02となるごとく混合した液を
用いた以外は、実施例1とまったく同様の方法で被覆フ
ィルムを得た。得られたフィルムの被覆物組成と各物性
の評価結果を第1表に示す。
比較例5 基材フィルムに塗布する液として、酢酸ビニル−塩化ビ
ニリデンランダム共重合体けん化物(けん化度:98.
5EQ%、重量組成比:塩化ビニIJ 7’ン/(ビニ
ルアルコール+酢酸ビニル)=0.02/l、重合度:
 500)を用いた以外は、実施例1とま、たく同様の
方法で被覆フィルムを得た。得られたフィルムの被覆物
組成と各物性の評価結果を第1表に示す。
比較例6 ビニリデン系中量体として、塩化ビニリデン10部、重
合開始剤として過硫酸カリウム2部、メタ重亜硫酸カリ
ウム1部となるごとく変更したこと以外は、実施例1と
まったく同様の方法で被覆フィルムを得た。得られたフ
ィルムの被覆物組成と各物性の評価結果を第1表に示す
比較例7 ポリビニルアルコール(けん化度98.5部%、重合度
500)10部、イオン交換水990部、ビニリデン系
中量体として、塩化ビニリデン200部、重合開始剤と
して、過硫酸カリウム4部、メタ重亜硫酸カリウム2部
となるごと(変更した以外は、実施例1とまっ−たく同
様の方法で、被覆フィルムを得た。得られたフィルムの
被覆物組成と各物性の評価結果を第1表に示す。
比較例8 ffさ30−のポリエチレンビニルアルコール(エチレ
ン含量30モル%)から成るフィルムをドライラミネー
ト法により厚さ20戸の二輪延伸されたポリプロピレン
フィルムと積層した。次いで、該積層フィルムのポリエ
チレンビニルアルコールフィルム而に、厚さ40uの未
延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネート法によ
り積層し、三層構造のフィルム積層体を得た。得られた
フィルム積層体を未延伸ポリプロピレン側を内側として
二つ折りにして重ね、開いている辺の2辺を幅1.5c
mにわたってヒートシールを行ない袋を作製した。この
袋のなかに、レザズリンテスト試薬を含む寒天液を封入
後、真空下で他の1辺をヒートシールした。これらのサ
ンプルを、40℃、80%RHの条件下で1週間空気中
に放置し内容物の着色度を判定した。
評価結果を第2表に示す。
実施例7および比較例9〜11 実施例1および比較例1.2.4で得られたブランクお
よび被覆フィルムをそれぞれ被覆面に40/JJlの未
延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネート法によ
り積層し、フィルム積層体を得た。これらのフィルム積
層体を比較例7と同様にそれぞれ袋状と為し、レザズリ
ンによる着色度テストを行った。
評価結果を第2表に示す。
実施例8および比較例12 実施例1で得られた被覆フィルムおよび、比較例8で用
いたポリエチレンビニルアルコール単体フィルムをそれ
ぞれシート状と為し、40℃、90%RHの条件下で、
−昼夜放置した後、状態観察を行った結果、実施例1の
フィルムは、はとんど変化が認められなかったのに対し
、ポリエチレンビニルアルコールフィルムは、形態変化
カ激しく端面の伸び、波うちなどにより、実用に堪えな
い状態であった。
(発明の結果) 以上の通り、本発明の被覆フィルムは、湿度の影響をう
けることなく透明性、気体遮断性が高度に優れており、
且つ、総厚みが薄く経済的有利性を有するとともに安定
性、取り扱い性に優れており、かつラミネートなどの多
層化が不要であり、包装用途、工業用途及びその他の用
途に有用なことがわかる。
特許出願人  東洋紡績株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂からなる基材フィルムの少なくとも
    片面にビニルアルコール系重合体成分(A)及びビニリ
    デン系不飽和単量体を少くとも1種の構成成分として得
    られるビニリデン系共重合体成分(B)とからなり、且
    つ、(A)と(B)が化学的結合点を有してなる、(B
    )/(A)の重量比が、0.01/1〜10/1である
    複合共重合体を主成分とする層が、少くとも一層以上形
    成されてなることを特徴とする被覆プラスチックフィル
    ム。
JP2113486A 1990-04-27 1990-04-27 被覆プラスチックフイルム Pending JPH0410930A (ja)

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JP2113486A JPH0410930A (ja) 1990-04-27 1990-04-27 被覆プラスチックフイルム

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JP2113486A JPH0410930A (ja) 1990-04-27 1990-04-27 被覆プラスチックフイルム

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