JPH04109096U - 粉粒体ホツパ - Google Patents

粉粒体ホツパ

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JPH04109096U
JPH04109096U JP1092691U JP1092691U JPH04109096U JP H04109096 U JPH04109096 U JP H04109096U JP 1092691 U JP1092691 U JP 1092691U JP 1092691 U JP1092691 U JP 1092691U JP H04109096 U JPH04109096 U JP H04109096U
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JP
Japan
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powder
hopper
particle size
discharge port
cone
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Pending
Application number
JP1092691U
Other languages
English (en)
Inventor
文雄 林
新一 福島
悟 倉又
Original Assignee
日鐵溶接工業株式会社
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Publication date
Application filed by 日鐵溶接工業株式会社 filed Critical 日鐵溶接工業株式会社
Priority to JP1092691U priority Critical patent/JPH04109096U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案はホッパから粉粒体を排出するさ
い、経時的に粉粒体の粒度分布が変動することのない粉
粒体ホッパを提供することを目的とする。 【構成】 ホッパの内部空間を仕切板で多数の小ブロッ
クに分割し、錐状の底面中央に排出口を有する粉粒体ホ
ッパであって、排出口の上部に円錐コーンを設けるとと
もに、該円錐コーンと排出口との間の空間を整流板で分
割したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、溶接用フラックス等の粉粒体を収容するホッパに関する。
【0002】
【従来の技術】
粉粒体をホッパに投入し、それより排出すると、予め均一に混合された粒度の 異なる粉粒体でも、排出された粉粒体に粉度分布の偏りが起こる。これは先ず粉 粒体ホッパへ投入する段階で偏りを生じ(中心部へ向けて粉粒体を連続的に投入 すると中心部が山型に盛り上り、中心部の粉粒体の粒度が小、周辺部のそれが大 になる)、またホッパから粉粒体を排出する段階で偏りを生じる(最初に出てく る粉粒体はホッパ中心部のもので粒度は小、後から出てくる粉粒体はホッパ周辺 部のもので粒度は大)。この粒度分布の偏り現象を回避するための従来のホッパ の一例を図4(a) (断面図)、(b) (平面図)に示す。このホッパ1は錐状に突 出した傾斜角が安息角以上の底面3の中央に弁付の排出口4を有し、ホッパ内部 を仕切板5で多数の小ブロック6に分割している。 粉粒体Fは上部開口7の中心に連続的に投入される。このとき粉粒体Fは仕切 板5により水平方向の移動を規制されながら各小ブロック5内に分割収納される 。従って仕切板がない場合のホッパに比べて粉粒体の投入する段階での粒度分布 の偏りは緩和される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、依然として各小ブロック内でホッパ中心Cに近い側が粒度小、 遠ざかるほど粒度大の偏り現象が生じており、又排出時には粒度が小さいものか ら大きなものへと排出される現象が各小ブロック内で生じる。そして、排出口4 の真上の、つまりホッパ中心Cの小ブロックから周辺の小ブロックへと粉粒体の 排出が順次進行し最後にホッパ内壁部分の小ブロックの粉粒体が排出される。こ のとき周辺の小ブロックへと排出が進行する程同時排出の小ブロックの数は多く なる。このような、同時に粉粒体を排出する小ブロック数の偏りから結局この場 合もホッパから粉粒体を排出する段階で新たに粒度分布の偏りを発生していた。 この考案はかかる点を改善しようとするもので、粉粒体に粒度分布の偏りが発生 することなく排出することのできるホッパを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の粉粒体ホッパの特徴とするところは、ホッパの内部空間を仕切板で 多数の小ブロックに分割し、錐状の底面中央に排出口を有する粉粒体ホッパであ って、排出口の上部に円錐コーンを設けるとともに、該円錐コーンと排出口との 間の空間を整流板で分割したことにある。
【0005】
【作用】
この粉粒体ホッパでは、排出口の上部に円錐コーンを設けているので粉粒体を 同時に排出する小ブロック数の偏りは移動されて、均等化する。また円錐コーン と排出口の間の空間を整流板で分割しているから粉粒体が整流されて排出口から 円滑に排出できる。その結果、ホッパから粉粒体を排出する段階での粒度分布の 偏りの発生はなくなる。
【0006】
【実施例】
図1にこの考案の実施例を示す。(a) は断面図、(b) は円錐コーン、整流板を 示した要部斜視図で、平面図は図4(b) と同様である。図4と同一部分には同一 の符号を付している。図4の従来のホッパと異なるところは排出口4の上部に円 錐コーン8を設けるとともにその下方に整流板9を設けて円錐コーン8と排出口 4の間の空間を分割した点である。円錐コーン8は安息角以上の傾斜角60°の 斜面をもち、その頂点を上にしてホッパ中心Cに位置合せし図示のようにホッパ 底面3との間から粉粒体が流下する間隙10を形成して配置される。整流板9は ホッパ中心Cから放射状に伸びる8枚の板で構成され、その上端に円錐コーン8 が取付けられている。 このホッパではまず間隙10の真上の小ブロック6hから粉粒体Fの排出が進 行し次に小ブロック6aと6cからほぼ同時に粉粒体の排出が進行するので同時 排出の小ブロックの数は均等化する。また、間隙10上の小空間で粉粒体が合流 して混合されながら間隙10から流下する。間隙10から流下した粉粒体は整流 板9により流れが乱れることなく排出口4からホッパ1外に排出される。
【0007】 この考案の効果を確認するための実験を行った。供試粉粒体は粒度級間が32 ×D(mesh)の溶接用の粉粒体とし、120KgをY型ミキサで混合して1/2(60 Kg) に均等分割した。この粉粒体60Kgずつを本考案例の図1(a) のホッパと従 来例の図4(a) のホッパに投入し、その後それぞれのホッパから粉粒体を排出し て経時的な粉度分布の変動を調べた。使用したホッパの寸法は図1(a) 、図4(a ) ともにホッパ径400mmφ、ホッパ高さ775mm、底面3の傾斜角60°排出 口径28mmとしまた仕切板による小ブロックの平面形状は図4(b) に示すように 一辺80mmの正方形の編目状とした。
【0008】 実験結果を図2(本考案例)と図3(従来例)に示す。 図の縦軸は粉粒体排出品の粒度分布を粒度級間100×Dmeshの粉粒体の含有 率(%)で示したものである。横軸は粉粒体のサンプリング時点を示し、排出開 始から2Kg毎に200gサンプリングすることを26回繰返したことを示してい る。 図2の本発明例では標本数N=26、平均値m=45.4、レンジR=2.7 であり、排出される粉粒体の粒度分布は経時的に変動がなく安定している。又図 3の従来例では標本数N=26、平均値m=45.3、レンジR=8.8であり 、排出される粉粒体の粒度分布は経時的に変動して、次第に粒度小の粉粒体の含 有率が少なくなっていくことがわかる。本考案例ではレンジRが従来例の約1/3 となっている。
【0009】
【考案の効果】
以上のようにこの考案の粉粒体ホッパによれば、ホッパから排出される粉粒体 の粒度分布は経時的に変動がなく安定している。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) は本考案の粉粒体ホッパの実施例を示
す断面図である。また、図1(b) は図1(a) における要
部斜視図である。
【図2】本考案例の粉粒体ホッパから排出された粉粒体
の粒度分布を示すグラフである。
【図3】従来例の粉粒体ホッパから排出された粉粒体の
粒度分布を示すグラフである。
【図4】図4(a) は従来の粉粒体ホッパの一例を示す断
面図である。また、図4(b) は図4(a) の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ホッパ 3 ホッパ底面 4 排出口 5 仕切板 6,6a,6b,6c 小ブロック 8 円錐コーン 9 整流板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホッパの内部空間を仕切板で多数の小ブロ
    ックに分割し、錐状の底面中央に排出口を有する粉粒体
    ホッパであって、排出口の上部に円錐コーンを設けると
    ともに、該円錐コーンと排出口との間の空間を整流板で
    分割したことを特徴とする粉粒体ホッパ。
JP1092691U 1991-03-04 1991-03-04 粉粒体ホツパ Pending JPH04109096U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641175A (en) * 1979-09-11 1981-04-17 Hitachi Plant Eng & Constr Co Storage tank for pulverulent and granular body
JPH01213182A (ja) * 1988-02-15 1989-08-25 Kawasaki Steel Corp 粉粒体の装入,貯蔵,切出し方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5641175A (en) * 1979-09-11 1981-04-17 Hitachi Plant Eng & Constr Co Storage tank for pulverulent and granular body
JPH01213182A (ja) * 1988-02-15 1989-08-25 Kawasaki Steel Corp 粉粒体の装入,貯蔵,切出し方法

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