JPH0734872Y2 - 原料混合サイロ - Google Patents

原料混合サイロ

Info

Publication number
JPH0734872Y2
JPH0734872Y2 JP1989123677U JP12367789U JPH0734872Y2 JP H0734872 Y2 JPH0734872 Y2 JP H0734872Y2 JP 1989123677 U JP1989123677 U JP 1989123677U JP 12367789 U JP12367789 U JP 12367789U JP H0734872 Y2 JPH0734872 Y2 JP H0734872Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
mixing silo
material mixing
cement raw
cement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989123677U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0364284U (ja
Inventor
雅治 澁沢
忠昭 雑賀
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP1989123677U priority Critical patent/JPH0734872Y2/ja
Publication of JPH0364284U publication Critical patent/JPH0364284U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0734872Y2 publication Critical patent/JPH0734872Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はセメント原料等の原料混合サイロに関するもの
である。
[従来の技術] 第5図はセメントプラント等における原料混合サイロの
一例を示すもので、中空円筒体の原料混合サイロ1内
に、上部に設けた投入口2より複数種類の被粉砕物を混
合して成るセメント原料3を投入し、これを前記原料混
合サイロ1下部中央に設けた略円錐状の突出部4と、原
料混合サイロ1下部内壁周方向に設けた傾斜部5とによ
り形成される下向きに幅狭となる混合域6を通して排出
口7から排出し、取出管8を介して、前記セメント原料
3を均質な混合状態で取り出し得るよう構成してある。
図中7′はエアスライドを示す。
ここで、前記セメント原料3の投入口2は、第6図に示
すように原料混合サイロ1上面周方向に所要間隔で配設
してあり、セメント原料3は各投入口2から周方向に均
等に落下される。
又、前記排出口7も上記した投入口2と同様に、周方向
に所要間隔で設けてあり、セメント原料3の排出時に
は、原料混合サイロ1下部に備えたエアスライド7′か
ら小さな圧力の空気を吹き上げてセメント原料3を流動
化させ、該セメント原料3を、前記エアスライド7′の
傾斜により重力で排出口7に導いて取出管8より取り出
す。
上述した原料混合サイロ1においては、通常、連続して
セメント原料3の排出を行い、且つセメント原料3の上
面レベルが所定高さに達するまでは排出量より多い供給
量でセメント原料3の投入を同時に行うようにしてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の原料混合サイロ1において
は、各投入口2が排出口7の略直上に位置していた為、
各投入口2からセメント原料3を排出量より多く投入し
ながら、その直下の各排出口7から同時に排出を行うよ
うにすると、投入されたセメント原料3の荷重が全て排
出を行っている排出口7直上に作用するので、第5図に
示す如く排出口7の上方に、該排出口7から原料混合サ
イロ1内に貯溜するセメント原料3上面まで連通する流
路9が形成されてしまい、この流路9によってセメント
原料3の偏析現象が発生した。
即ち、セメント原料3は石灰石(約74%)、シリカ(約
14%)等から成る粉粒体であるので、流動化する際に、
粒度が粗く且つ付着性の低いシリカ成分は下方への移動
が早く、粒度が細かく且つ付着性の高い石灰石成分は下
方への移動が遅い。その為、前記流路9上に新たなセメ
ント原料3が排出量より多く投入され続けると、前記石
灰石成分はセメント原料3の上面にあふれて蓄積され、
シリカ成分の多いセメント原料3ばかりが排出口7より
取り出され、所定の組成比で、しかも均質な混合状態の
セメント原料3として取り出すことができなくなってし
まう。
本考案は上述の実情に鑑みて成したもので、混合原料の
流路が形成されないように混合原料を投入し得る原料混
合サイロを提供することによって、偏析現象の発生を防
止することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は下部に混合原料を排出する複数の排出口を略均
等に備え且つ上部に混合原料を投入する複数の投入口を
前記各排出口の略直上に位置するよう配置した原料混合
サイロにおいて、前記各投入口下端に、各排出口直上を
包囲する複数箇所に混合原料を分配して投入し得るよう
複数の分配シュートを備えた分配器を取付けたことを特
徴とするものである。
[作用] 従って本考案では、投入口に供給される混合原料は、分
配器によって排出口直上を避け、該直上を包囲する複数
箇所に分配されて投入されるので、投入される混合原料
の荷重は前記排出口直上に作用することがなく、該直上
の外周囲に分担される。
[実施例] 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例であり、図中第5図
及び第6図と同一の符号を付した部分は同一物を表わし
ている。
前述した第5図及び第6図の原料混合サイロ1と略同様
に構成された原料混合サイロ1′において、第1図及び
第2図に示す如く、原料混合サイロ1′上面周方向に所
要間隔で配設され且つ原料混合サイロ1′下部の各排出
口7の略直上に位置する各投入口2に、夫々分配器10を
取付け、前記各投入口2から供給されるセメント原料3
を四方に分配して原料混合サイロ1′内に投入し得るよ
う構成する。
上記分配器10は第3図に示すように、上端に取付け用の
フランジ11を有した円筒部材12の下部に、先端下がりに
所要傾斜角度に傾斜せしめられ且つ前記円筒部材12周方
向90°毎に放射状に所定長さに突設した分配シュート13
を備え、前記円筒部材12内部に形成される原料供給路14
を円筒部材12下部で各分配シュート13に対応するよう分
割板15により分割してある。
上記構成によれば、各投入口2に供給されるセメント原
料3は、第4図に示す如く、図中二点鎖線で示す各排出
口7の直上位置に対してこれを包囲するように分配され
て投入される(第4図中斜線部A参照)。
即ち、セメント原料3は各排出口7の直上位置を避け、
該直上位置から離れた位置に投入され、しかも該投入は
多岐に(図示する例では四方に)分配されて行われるの
で、投入されるセメント原料3の荷重は排出口7の直上
に作用することがなく、しかも該排出口7直上の外周面
の複数箇所に分担される。よって、排出と同時に排出量
より多くセメント原料3の供給投入を行っても、従来の
如きセメント原料3が流動化して流れる流路9(第5図
参照)は周囲からのセメント原料3によってその形成を
阻害され、原料混合サイロ1′の下部に堆積するセメン
ト原料3から徐々に取り出される。
従って上記によれば、セメント原料3が流動化して流れ
る流路9を形成することなくセメント原料3を排出する
ことができるので、偏析現象の発生を防止することがで
き、原料混合サイロ1′の下部に堆積するセメント原料
3から徐々に、所定の組成比で、しかも均質な混合状態
でセメント原料3を取り出すことができる。
尚、本考案の原料混合サイロは、上述の実施例にのみ限
定されるものではなく、混合原料はセメント原料以外で
も良いこと、投入口及び排出口の数は限定しないこと、
又、分配シュートの数はいくつでも良いこと、その他本
考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案の原料混合サイロによれば、
混合原料が排出口直上位置を避けてその外周面に分配さ
れて投入されるので、混合原料が流動化して流れる流路
の形成を防ぐことができ、所定の組成比で、しかも均質
な混合状態の混合原料として取り出すことができ、よっ
て混合原料の偏析現象の発生を防止することができる優
れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
II-II方向の矢視図、第3図は第1図及び第2図の分配
器を示す斜視図、第4図は本考案の一実施例におけるセ
メント原料の投入状態を示す説明図、第5図は従来例を
示す断面図、第6図は第5図のVI-VI方向の矢視図であ
る。 図中、1′は原料混合サイロ、2は投入口、3はセメン
ト原料(混合原料)、7は排出口、10は分配器、13は分
配シュートを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部に混合原料を排出する複数の排出口を
    略均等に備え且つ上部に混合原料を投入する複数の投入
    口を前記各排出口の略直上に位置するよう配置した原料
    混合サイロにおいて、前記各投入口下端に、各排出口直
    上を包囲する複数箇所に混合原料を分配して投入し得る
    よう複数の分配シュートを備えた分配器を取付けたこと
    を特徴とする原料混合サイロ。
JP1989123677U 1989-10-23 1989-10-23 原料混合サイロ Expired - Lifetime JPH0734872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989123677U JPH0734872Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 原料混合サイロ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989123677U JPH0734872Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 原料混合サイロ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0364284U JPH0364284U (ja) 1991-06-24
JPH0734872Y2 true JPH0734872Y2 (ja) 1995-08-09

Family

ID=31671643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989123677U Expired - Lifetime JPH0734872Y2 (ja) 1989-10-23 1989-10-23 原料混合サイロ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0734872Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912550B2 (ja) * 1976-11-08 1984-03-23 川崎重工業株式会社 サイロ構造
JPS5859785U (ja) * 1981-10-15 1983-04-22 日立プラント建設株式会社 粉粒物用貯留槽

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0364284U (ja) 1991-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU552676B2 (en) Improvements in or relating to the distribution of particular material
US4183702A (en) Storage and extraction device for powdered products
JP3131279B2 (ja) 混合サイロ
US4375335A (en) Silo combination for mixing stored material
US6565799B1 (en) Equipment for the even feed of pulverous material to a concentrate burner of suspension smelting furnace
US4441822A (en) Apparatus for mixing and distributing solid particulate material
JPH0734872Y2 (ja) 原料混合サイロ
GB2081120A (en) A gravity circulatory mixer for flowable bulk material
US3532326A (en) Device for separately supplying coarse grain and fine grain material to a container such that the material is uniformly distributed in the container
US4339203A (en) Aggregate storage anti-segregation arrangement for a storage bin
CN112518986B (zh) 一种筒式干砂仓防离析装置
US2780490A (en) Device for subdividing an airstream
JPH10109761A (ja) 粉粒体の供給装置
JP3118350B2 (ja) 粉粒体混合装置
JPH04109096U (ja) 粉粒体ホツパ
GB2082931A (en) Mixing and distributing solid particulate material
JPH0352718Y2 (ja)
JPH072506Y2 (ja) 粉末充填用器具
RU2111449C1 (ru) Устройство для приготовления взрывчатых веществ
GB1586895A (en) Apparatus and method for mixing loose particulate material
JPS6327244B2 (ja)
JPS5928664Y2 (ja) 重力落下循環式混合装置
JPS54108372A (en) Pulverulent and granular bodies scattering feeder
JPS6026506A (ja) 粉体分配装置
SU470441A1 (ru) Установка дл усреднени порошкообразного материала