JPH04109044A - エンジンの燃料制御装置 - Google Patents

エンジンの燃料制御装置

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Publication number
JPH04109044A
JPH04109044A JP22395490A JP22395490A JPH04109044A JP H04109044 A JPH04109044 A JP H04109044A JP 22395490 A JP22395490 A JP 22395490A JP 22395490 A JP22395490 A JP 22395490A JP H04109044 A JPH04109044 A JP H04109044A
Authority
JP
Japan
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fuel
engine
coefficient
fuel injection
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP22395490A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sugimoto
武司 杉本
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH04109044A publication Critical patent/JPH04109044A/ja
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンの動作状態に応じて燃料供給量を設
定して、エンジンに対する燃料供給手段に設定された燃
料供給量をもっての燃料供給を行わせるもとで、エンジ
ンの始動時において燃料供給量の増量補正を行うととも
に、エンジンの始動後においては、燃料供給量の減量補
正を行うものとされたエンジンの燃料制御装置に関する
(従来の技術) 車両等に搭載されるエンジンにおいては、そのシリンダ
に対応するものとされた燃料噴射装置が設けられるとと
もに、その運転状態に応じた基本燃料噴射量が設定され
、さらに、基本燃料噴射量が所定の補正係数をもって補
正されることにより実効燃料噴射量が設定されて、燃料
噴射装置が、設定された実効燃料噴射量をもってシリン
ダに対する燃料噴射を行うものとされ、それにより、シ
リンダに対する燃料供給量制御が行われるようにされた
ものが知られている。また、このような燃料供給量制御
が行われるエンジンにおいて、特に、その始動時にあた
り、始動性の改善を図るべく、燃料噴射装置からシリン
ダに対して噴射供給される燃料を増量補正するようにな
すことが、例えば、特開昭59−176426号公報に
も示される如くに捉案されている。斯かるエンジンの始
動時になされる燃料噴射装置からシリンダに対して噴射
供給される燃料の増量補正は、例えば、実効燃料噴射量
を得るにあたって用いられる基本燃料噴射量に対する補
正係数が、所定の燃料増量係数を含むものとされ、それ
により実効燃料噴射量が増量補正されたものとされるこ
とにより行われる。
そして、エンジンの始動時に燃料噴射装置からシリンダ
に対して噴射供給される燃料の増量補正がなされた場合
には、エンジンの始動後に、所定の期間に亙って、燃料
噴射装置からシリンダに対して噴射供給される燃料につ
いての始動時の増大補正による増大分が減じられていく
ようにされる。
斯かるエンジンの始動後になされる燃料噴射装置からシ
リンダに対して噴射供給される燃料の増大補正による増
大分の低減は、例えば、実効燃料噴射量を得るにあたっ
て用いられる基本燃料噴射量に対する補正係数に含まれ
た燃料増量係数が、所定の期間に亙って、エンジンにお
ける点火時期毎に一定の値ずつ低減されていくものとさ
れ、それにより実効燃料噴射量が減量補正されたものと
されることにより行われる。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くに、エンジンの始動時に、実効燃料噴射量を
得るにあたって用いられる基本燃料噴射量に対する補正
係数が所定の燃料増量係数を含むものとされて、実効燃
料噴射量が増量補正され、それにより燃料噴射装置から
シリンダに対して噴射供給される燃料の増量補正が行わ
れ、また、エンジンの始動後に、実効燃料噴射量を得る
にあたって用いられる基本燃料噴射量に対する補正係数
に含まれた燃料増量係数がエンジンにおける点火時期毎
に一定の値゛ずつ低減されて、実効燃料噴射量が減量補
正され、それにより燃料噴射装置からシリンダに対して
噴射供給される燃料の減量補正が行われるものとされた
エンジンにあっては、例えば、始動直後において実質的
な無負荷状態のもとてのレーシングが行われて高回転状
態がとられた後にアイドリング運転状態におかれるもの
とされると、第5図(横軸二時間り、縦軸:エンジン回
転数N、燃料増量係数AF)において曲線αにより示さ
れる如くに、エンジンの始動完了時点toにおいて初期
設定値AFoとるものとされた燃料増量係数AFが、始
動完了時点to後において急激に減少せしめられ、比較
的短い時間が経過した時点L1において零とされるよう
に低減される。
それにより、燃料噴射装置により噴射供給される燃料に
おける始動時に設定された増量分の低減が急激に行われ
るので、第5図において曲線βにより示される如くに、
エンジン回転数Nは、エンジンの始動完了時点to後急
激に上昇して高い値をとるものとされた後、急激に陳下
し、目標アイドリング回転数NOに落ち着くことなく、
時点t1より若干遅い時点t2において零となってしま
い、エンジン・ストールが発生するという不都合、ある
いは、エンジン・ストールに至らないまでも、極めて低
い値にまで落ち込んでしまう事態がまねかれる虞がある
。特に、燃料として重質ガソリンが使用される場合には
、斯かる広が著しい。
斯かる点に鑑み、本発明は、エンジンの運転状態に応じ
た基本燃料供給量が設定され、さらに、基本燃料供給量
が所定の補正係数をもって補正されることにより実効燃
料供給量が設定されて、エンジンに対して配された燃料
供給手段が、設定された実効燃料供給量をもってエンジ
ンに対する燃料供給を行うものとされたもとで、エンジ
ンの始動時に、実効燃料供給量を得るにあたって用いら
れる基本燃料供給量に対する補正係数を所定の燃料増量
係数を含むものとして、実効燃料供給量を増量補正し、
それにより燃料供給手段から噴射供給される燃料の増量
補正を行い、また、エンジンの始動後に、実効燃料供給
量を得るにあたって用いられる基本燃料供給量に対する
補正係数に含まれた燃料増量係数を低減させて、実効燃
料供給量を減量補正し、それにより燃料供給手段により
供給される燃料における始動時に設定された増量分の低
減を行うにあたり、例えば、エンジンの始動直後におい
てエンジンが実質的な無負荷状態にあるもとてのレーシ
ングが行われて高回転状態がとられた後にアイドリング
運転状態におかれるときにおいても、エンジン回転数が
、始動完了時点の内に零とされてエンジン・ストールが
発生する事態、あるいは、エンジン・ストールに至らな
いにしても極めて低い値にまで落ち込んでしまう事態等
の不都合な事態を回避できるようにされたエンジンの燃
料制御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係るエンジンの燃料
制御装置は、第1図にその基本構成が示される如く、エ
ンジンに設けられた燃料供給手段と、エンジンにおける
エンジン回転数を検出する回転数検出手段と、エンジン
における点火時期を検出する点火時期検出手段と、エン
ジン回転数を含む要因によりあらわされるエンジンの運
転状態を検出する運転状態検出手段と、運転状態検出手
段により検出された運転状態に応じた基本燃料供給量を
設定する基本供給量設定手段と、エンジンに供給される
燃料についての一定の燃料減量係数を設定する減量係数
設定手段と、:$i量係数設定手段より設定された燃料
減量係数を用い、エンジンの始動時に設定された初期燃
料増量係数に基づく第1あるいは第2の燃料増量係数を
設定する増量係数補正手段と、基本供給量設定手段によ
り設定された基本燃料供給量を増量係数補正手段により
設定される第1もしくは第2の燃料増量係数を含む補正
係数に基づく補正を行って、実効燃料供給量を設定する
実効供給量設定手段と、燃料供給手段に実効供給量設定
手段により設定された実効燃料供給量をもってエンジン
に対する燃料供給を行わせる燃料供給制御手段とを備え
て成り、増量係数補正手段が、回転数検出手段により検
出されたエンジン回転数が所定値以下のとき、点火時期
検出手段により検出された点火時期毎に、エンジンの始
動時に設定された初期燃料増量係数もしくはそのとき設
定されている燃料増量係数に減量係数設定手段により設
定された一定の燃料減量係数を減じることによって第1
の燃料増量係数を設定し、また、回転数検出手段により
検出されたエンジン回転数が所定値を越えるとき、点火
時期の周期より長いものとして予め設定された所定の周
期をもって、初期燃料増量係数もしくはそのとき設定さ
れている燃料増量係数に減量係数設定手段により設定さ
れた一定の燃料減量係数を減しることによって第2の燃
料増量係数を設定するものとされる。
(作 用) このような本発明に係るエンジンの燃料制御装置にあっ
ては、エンジンの始動後に、始動時に設定された燃料増
量係数を低減させていくにあたり、エンジン回転数が所
定値以下のときには、点火時期毎に、初期燃料増量係数
もしくはそのとき設定されている燃料増量係数に一定の
燃料減量係数を減じることによって第1の燃料増量係数
が設定され、また、エンジンが実質的な無負荷状態にあ
るもとでのレーシングが行われて高回転状態がとられた
場合の如くに、エンジン回転数が所定値を越えていると
きには、点火時期の周期より長いものとされて予め設定
された所定の周期をもって、初期燃料増量係数もしくは
そのとき設定されている燃料増量係数に一定の燃料減量
係数を減じることによって第2の燃料増量係数が設定さ
れる。従って、例えば、エンジンが、その始動直後にお
いて実質的な無負荷状態のもとてのレーシングが行われ
て高回転状態がとられた後にアイドリング運転状態にお
かれるものとされる場合、エンジン回転数が所定値を越
える期間においては燃料増量係数が緩やかに低減せしめ
られていく、もしくは、低減せしめられないことになり
、その結果、燃料増量係数がエンジンの始動後において
急激に減少せしめられ、それにより、燃料供給手段によ
り供給される燃料における始動時に設定された増量分の
低減が急激に行われて、エンジン回転数が、急激に降下
し、目標アイドリング回転数に落ち着くことなく零とな
ってエンジン・ストールが発生する事態、あるいは、エ
ンジン・ストールに至らないにしても、極めて低い値に
まで落ち込んでしまう事態が回避され、エンジンがアイ
ドリング運転状態におかれるときには、エンジン回転数
が適正に目標アイドリング回転数に落ち着くものとされ
る。
(実施例) 第2図は、本発明に係るエンジンの燃料制御装置の一例
を、それが通用されたエンジンの主要部と共に示す。
第2図において、シリンダブロック3及びシリンダヘッ
ド4を含んで成るエンジン1に設けられたシリンダ5に
は、ピストン7が配されるとともに、吸気弁8及び排気
弁9を介して連通せしめられる吸気通路10及び排気通
路11が接続されている。シリンダブロック3には、エ
ンジン1におけるジャケット内を循環する冷却水の温度
を検出する温度センサ12が設けられている。そして、
ピストン7の上部に燃焼室】5が形成され、燃焼室15
には点火プラグ16が臨設されている。点火プラグ16
は、エンジンlに配されたクランク軸の回転が伝達され
て駆動されるディストリビュータ17に接続されており
、ディストリビュータ17には、エンジン回転数を検出
する回転数センサ18が設けられるとともに、クランク
軸の回転角を検出するクランク角センサ19が内蔵され
ており、また、点火コイル部20が接続されている。
吸気通路IOには、その上流側から順次、エアクリーナ
21.吸入空気量を検出するエアフローメータ22.吸
気通路10を開閉するスロットル弁23及びスロットル
弁23の開度(スロットル開度)を検出するスロットル
開度センサ24.サージタンク25、及び、燃料噴射弁
26が配設されている。
斯かる構成に加えて、制御ユニット30が備えられてお
り、この制御ユニット30には、ディストリビュータ1
7に内蔵されたクランク角センサ19から得られるクラ
ンク軸の回転角をあられす検出出力信号Sk、回転数セ
ンサ18から得られるエンジン回転数をあられす検出出
力信号Sn。
温度センサ12から得られる冷却水温をあられす検出出
力信号Sw、スロットル開度センサ24から得られるス
ロットル開度をあられす検出出力信号St、エアフロー
メータ22から得られる吸入空気量をあられす検出出力
信号Sa、及び、エンジン1に対して設けられたイグニ
ッション・スイッチの動作状態を検出するイグニッショ
ン・センサ27から得られるイグニッション・スイッチ
のオン/オフ状態をあられす検出出力信号Ssが供給さ
れる。燃焼室15に臨設せしめられた点火プラグ16に
よる点火時期は、クランク軸の回転角に従って設定され
るので、クランク角センサ19から得られる検出出力信
号Skは、クランク軸の回転角をあられすとともに、点
火プラグ16による点火時期をあられすものとなる。
上述の如くの各種の検出出力信号が供給される制御ユニ
ット30は、これらの検出出力信号に基づいて、燃料噴
射量制御を行う。
制御ユニット30による燃料噴射量制御においては、エ
ンジン1が定常運転状態にあるもとでは、検出出力信号
Sa及びSnがあられす吸入空気量及びエンジン回転数
に基づいて基本燃料噴射IFOが算出されるとともに、
検出出力信号Swがあられず冷却水温等に基づいて、基
本燃料噴射量FOに対する補正係数Kが設定される。さ
らに、例えば、燃料噴射弁26を含む燃料供給系に特有
のものとしての無効燃料噴射量Fuが予め用意される。
そして、基本燃料噴射lFoに補正係数Kが乗しられる
とともに、それに無効燃料噴射量Fuが加えられて、実
効燃料噴射fi(Feが設定される(Fe=に−Fo+
Fu)。続いて、このようにして設定された実効燃料噴
射量Feに対応するパルス占有率Deを有するものとさ
れたパルス列信号が形成され、斯かるパルス列信号が燃
料噴射制御信号SFとされて、制御ユニット30から燃
料噴射弁26に供給される。燃料噴射制御信号SFが供
給された燃料噴射弁26は、図示が省略された、燃料ポ
ンプを含む燃料供給系からエンジン1に供給される燃料
を、燃料噴射制御信号SFを形成するパルス列信号のパ
ルス占有率Deに応した噴射期間をもって吸気通路10
内に噴射して、エンジン1内のシリンダ5に対する燃ネ
4供給を行う。
即ち、燃料噴射弁26は、燃料噴射制御信号SFを形成
するパルス列信号のパルス占有率Deに応じた量の燃料
をエンジン1に噴射供給するのであり、従って、制御ユ
ニット30は、燃料噴射制御信号SFを燃料噴射弁26
に供給することにより、燃料噴射弁26に、設定された
実効燃料噴射量Feをもってエンジン1に対する燃料噴
射を行わせることになる。
このようなエンジン1が定常運転状態にあるもとての燃
料噴射動作に対して、エンジン1の始動時にあっては、
制御ユニット30により、エンジン1の始動性を良好な
ものとずべく、燃料噴射弁26によりエンジン1に対し
て噴射される燃料の量を増加させる、燃料噴射弁26か
らの噴射燃料量についての増量補正が行われる。斯かる
噴射燃料量についての増量補正にあっては、検出出力信
号Ssがイグニッション・スイッチのオン状態をあられ
すものとされたとき、そのとき検出出力信号Swがあら
れす冷却水温に応じた始動用燃料増量係数AFiが設定
される。そして、設定された始動用燃料増量係数AFi
は、上述された基本燃料噴射量Foに基づいて実効燃料
噴射量Feが設定されるに際し、補正係数Kに加えらる
補正係数として用いられる。即ち、始動用燃料増量係数
AFiが設定された場合には、基本燃料噴射iF。
に補正係数にと始動用燃料増量係数AFiとの和が乗し
られるとともに、それに無効燃料噴射量FUが加えられ
て、実効燃料噴射量Feが設定される(Fe−(K+A
Fi)  ・Fo+Fu)。斯かる場合にも、設定され
た実効燃料噴射量Feに対応するパルス占有率Deを有
するものとされたパルス列信号が形成されて燃料噴射制
御信号SFとされ、それが制御ユニット30から燃料噴
射弁26に供給されて、燃料噴射弁26が実効、燃料噴
射量Feをもってエンジン1に対する燃料噴射を行う。
従って、エンジン1の始動時にあっては、燃料噴射弁2
6によりエンジン1に噴射供給される燃料の量が、定常
運転状態時に比して、そのとき設定される基本燃料噴射
量Foと始動用燃料増量係数AFiとの積(AFi−F
o)であられされる量だけ増加せしめられることになる
そして、エンジンが始動した後においては、制御ユニッ
ト30により、始動時において加えられた、燃料噴射弁
26によりエンジンlに噴射供給される燃料の増量分(
AFi−Fo)を徐々に低減させて消滅させるべく、始
動時において設定された始動用燃料増量係数AFiを零
になるまで徐々に低減させて、燃料噴射弁26によりエ
ンジン1に対して噴射される燃料の量を低減させる、燃
料噴射弁26からの噴射燃料量についての減量補正が行
われる。
斯かる噴射燃料量についての減量補正にあっては、エン
ジン1の始動完了時点以後において検出出力信号Snが
あられすエンジン回転数が所定値以下である場合には、
エンジン1の始動完了時点において設定されている始動
用燃料増量係数AFiを初期値としてとり、その後、検
出出力信号Skによりあらわされる点火プラグ16にお
ける点火時期毎に、所定の一定値をとる燃料減量係数A
Cずつ低減せしめられていくことにより得られる燃料増
量係数AFn (AFn=AFj−AC−nnはエンジ
ン1の始動完了時点以後の点火プラグ16における点火
回数)が設定される。このようにして点火プラグ16に
おける点火時期毎に設定される燃料増量係数AFnが、
その値が零もしくは負とされるまで、上述された基本燃
料噴射量Foに基づいて実効燃料噴射lFeが設定され
るに際し、補正係数Kに加えらる補正係数として用いら
れる。即ち、斯かる際には、基本燃料噴射量Foに補正
係数にと燃料増量係数AFnとの和が乗じられるととも
に、それに無効燃料噴射IIFUが加えられて、実効燃
料噴射量Feが設定される(Fe= (K+AFn) 
・Fo+Fu)。そして、設定された実効燃料噴射量F
eに対応するパルス占有率Deを有するものとされたパ
ルス列信号が形成されて燃料噴射制御信号SFとされ、
それが制御ユニット30から燃料噴射弁26に供給され
て、燃料噴射弁26が実効燃料噴射量Feをもってエン
ジン1に対する燃料噴射を行う。従って、斯かる場合に
は、燃料噴射弁26によりエンジン1に噴射供給される
燃料の量が、始動時に比して、点火プラグ16における
点火時期毎に、そのとき設定される基本燃料噴射量FO
と燃料減量係数ACとの積(AC−Fo)であられされ
る量だけ減量せしめられていき、始動時において加えら
れた、燃料噴射弁26によりエンジン1に噴射供給され
る燃料の増量分(AFi−Fo)が次第に低減せしめら
れていき、やがて消滅せしめられる。
一方、エンジン1の始動完了時点以後において検出出力
信号Snがあられすエンジン回転数が所定値を越えるも
のとされた場合には、そのときの燃料増量係数AFnを
初期値としてとり、その後、点火プラグ16における点
火時期の周期より長いものとされて予め設定された所定
の周期TA毎に、燃料減量係数ACより小なる一定値を
とる燃料減量係数AC’ずつ低減せしめられていくこと
により得られる燃料増量係数AFm (AFm=AFn
AC’  ・m、mはエンジン回転数が所定値を越える
ものとされた時点以後の周期TAの到来回数)が設定さ
れる。このようにして所定の周期TA毎に設定される燃
料増量係数AFmが、その値が零もしくは負とされるま
で、上述された基本燃料噴射lFoに基づいて実効燃料
噴射量Feが設定されるに際し、補正係数Kに加えらる
補正係数として用いられる。即ち、斯かる際には、基本
燃料噴射量FOに補正係数にと燃料増量係数AFmとの
和が乗じられるとともに、それに無効燃料噴射量Fuが
加えられて、実効燃料噴射量Feが設定される[Fe=
 (K+AFm)’ Fo+Fu)。
そして、設定された実効燃料噴射iFeに対応するパル
ス占有率Deを有するものとされたパルス列信号が形成
されて燃料噴射制御信号SFとされ、それが制御ユニッ
ト30から燃料噴射弁26に供給されて、燃料噴射弁2
6が実効燃料噴射量Feをもってエンジン1に対する燃
料噴射を行う。従って、斯かる場合には、燃料噴射弁2
6によりエンジン1に噴射供給される燃料の量が、始動
時に比して、所定の周期TA毎に、そのとき設定される
基本燃料噴射量Foと燃料減量係数AC’ との積(A
C’  ・Fo)であられされる量だけ減量せしめられ
ていく。
さらに、エンジンlの始動完了時点以後において検出出
力信号Snがあられすエンジン回転数が、−置所定値を
越えるものとされた後、所定値以下とされる場合には、
そのときの燃料増量係数AFmを初期値としてとり、そ
の後、点火プラグ16における点火時期毎に、所定の一
定値をとる燃料減量係数ACずつ低減せしめられていく
ことにより得られる燃料増量係数AF j  (AF 
j =AFmAC−j、jはエンジン回転数が所定値以
下とされた時点以後の点火プラグ16における点火回数
)が設定される。このようにして点火プラグ16におけ
る点火時期毎に設定される燃料増量係数AFjが、その
値が零もしくは負とされるまで、上述された基本燃料噴
射lFoに基づいて実効燃料噴射量Feが設定されるに
際し、補正係数Kに加えらる補正係数として用いられる
。即ち、斯かる際には、基本燃料噴射量Foに補正係数
にと燃料増量係数AFjとの和が乗じられるとともに、
それに無効燃料噴射量Fuが加えられて、実効燃料噴射
量Feが設定される(Fe−(K+AFj)・Fo+F
ff。そして、設定された実効燃料噴射lFeに対応す
るパルス占有率Deを有するものとされたパルス列信号
が形成されて燃料噴射制御信号SFとされ、それが制御
ユニット3゜から燃料噴射弁26に供給されて、燃料噴
射弁26が実効燃料噴射量Feをもってエンジン1に対
する燃料噴射を行う。従って、斯かる場合には、燃料噴
射弁26によりエンジンlに噴射供給される燃料の量が
、始動時に比して、点火プラグ16における点火時期毎
に、そのとき設定される基本燃料噴射量Foと燃料減量
係数ACとの積(AC・Fo)であられされる量だけ減
量せしめられていき、始動時において加えられた、燃料
噴射弁26によりエンジン1に噴射供給される燃料の増
量分(AFi−Fo)が徐々に低減せしめられて、やが
て消滅せしめられる。
上述の如くにして、エンジン1の始動時後の燃料噴射弁
26によるエンジン1に対する噴射燃料量についての減
量補正が行われることにより、例えば、始動直後におい
て実質的な無負荷状態のもとでのレーシングが行われて
高回転状態がとられた後にアイドリング運転状態におか
れるものとされ、第3図(横軸二時間t、l軸:エンジ
ン回転数N、燃料増量係数AF)において曲線Laによ
り示される如くに、エンジン回転数Nが、エンジン1の
始動完了時点ta後上昇し、時点tbから時点tcまで
の期間において所定値Ncを越えるものとなり、時点t
c後に再び所定値Nc以下となるものとされる場合には
、第3図において曲線Lbにより示される如くに、エン
ジン1の始動完了時点taにおいて初期値AFiをとる
ものとされた燃料増量係数AFが、時点taから時点t
bまでの期間においては、初期値AFiから点火プラグ
16における点火時期毎に所定の一定値をとる燃料減量
係数ACずつ低減せしめられていくものとされて、比較
的急激に減少せしめられるが、エンジン回転数Nが所定
値Ncを越えるものとなる時点tbから時点tcまでの
期間においては、点火プラグ16における点火時期の周
期より長いものとされた所定の周期TA毎に、燃料減量
係数ACより小なる一定値をとる燃料減量係数AC’ず
つ低減せしめられていくものとされて、比較的緩やかに
減少せしめられる。続いて、エンジン回転数Nが所定値
Nc以下となる時点tc後においては、再び、燃料増量
係数AFが、点火プラグ16における点火時期毎に所定
の一定値をとる燃料Mit係数ACずつ低減せしめられ
ていくものとされて、比較的急激に減少せしめられてい
き、エンジンの始動完了時点taから比較的長い期間が
経過した時点teにおいて零とされる。そして、斯かる
ものとあっては、エンジン回転数Nは、エンジン1がア
イドリング運転状態におかれるものとされる時点tc後
の時点td以後、目標アイドリング回転数Noに落ち着
(ものとされる。
従って、斯かる場合には、エンジン回転数Nが、急激に
降下し、目標アイドリング回転数Noに落ち着くことな
く零となってエンジン・ストールが発生する事態、ある
いは、エンジン・ストールに至らないにしても、極めて
低い値にまで落ち込んでしまう事態が回避される。
上述の如くの動作を行う制御ユニット30は、例えば、
マイクロコンピュータが用いられて構成され、斯かる場
合におけるマイクロコンピュータが実行する燃料噴射量
制御に際してのプログラムの一例を、第4図のフローチ
ャートを参照して説明する。
第4図のプログラムにおいては、スタート後、ステップ
41において、状態フラッグGl、G2及びG3の夫々
を0に設定する初期設定を行い、続くステップ42にお
いて、検出出力信号Sa。
Sk、Sn、Ss、SL及びSwを取り込む。次に、ス
テップ43において、検出出力信号Ssに基づき、イグ
ニッション・スイッチがオン状態とされているか否かを
判断し、イグニッション・スイッチがオン状態とされて
いない場合には、ステップ42に戻る。
ステップ43での判断の結果、イグニッション・スイッ
チがオン状態とされている場合には、ステップ44にお
いて、状態フラッグG1が1に設定されているか否かを
判断し、状態フラッグG1が1に設定されていない場合
には、ステップ45において、検出出力信号Swがあら
れす冷却水温に応じた始動用燃料増量係数AFiを設定
する。
続いて、ステップ46において、検出出力信号Sa及び
Snがあられす吸入空気量及びエンジン回転数に基づい
て基本燃料噴射1itFoを設定するとともに、検出出
力信号Swがあられす冷却水温等に基づいて、基本燃料
噴射量FOに対する補正係数Kを設定して、ステップ4
7に進む。
ステップ47においては、ステップ46で設定された基
本燃料噴射量Fo及び補正係数K、及び、ステップ45
において設定された始動用燃料増量係数AFiを用いて
、実効燃料噴射量Feを算出する。斯かる実効燃料噴射
量Fcの算出は、式:%式% される関係に従ってなされ、Fuは、燃料噴射弁26を
含む燃料供給系に特有の無効燃料噴射量をあられし、予
め内蔵メモリに格納されて用意されている。
次に、ステップ48において、ステップ47で算出され
た実効燃料噴射量Feに対応するパルス占有率Deを有
したパルス列信号を形成して燃料噴射制御信号SFとな
し、その燃料噴射制御信号SFを燃料噴射弁26に送出
して、燃料噴射弁26に実効燃料噴射量Feをもっての
エンジン1に対する燃料噴射を行わせる。そして、続く
ステップ49において、検出出力信号Sa、Sn及びS
L等に基づき、エンジン1が始動を完了したか否かを判
断する。その結果、エンジン1が始動を完了していない
場合には、ステップ42に戻り、また、エンジン1が始
動を完了した場合には、ステップ50において、状態フ
ラッグG1を1に設定し、その後、ステップ42に戻る
一方、ステップ44において状態フラッグG1が1に設
定されていると判断された場合には、ステップ51にお
いて、検出出力信号Snがあられすエンジン回転数Nが
比較的大なる所定の値Nc以下か否かを判断する。その
結果、エンジン回転数Nが所定の値Nc以下である場合
には、ステップ52において、一定値をとる燃料減量係
数ACを設定し、続くステップ53において、状態フラ
ッグG3が1に設定されているか否かを判断する。
ステップ53での判断の結果、状態フラッグG3が1に
設定されていない場合には、ステップ54において、ス
テップ45で設定された始動用燃料増量係数AFiから
、検出出力信号Skによりあらわされる点火プラグ16
における点火時期に同期したタイミングをもって、ステ
ップ52で設定された一定値をとる燃料−$i量係数A
Cを滅じて、燃料増量係数AFnを設定する。斯かる燃
料増量係数AFnは、式:AFn=AF 1−AC−n
によりあらわされるものとされ、nはエンジン1の始動
完了時点以後の点火プラグ16における点火回数をあら
れす変数である。
続いて、ステップ55において、ステップ54で設定さ
れた燃料増量係数AFnがOより大であるか否かを判断
し、燃料増量係数AFnがOより大である場合には、ス
テップ56において、実効燃料噴射量Feを、ステップ
54で設定された燃料増間係数AFnを用い、式: F
e= (K十AFn)・Fo+Fuによりあらわされる
関係に従って算出し、また、ステップ55での判断の結
果、燃料増量係数AFnがO以下である場合には、ステ
ップ57において、燃料増量係数AFnをOとし、実効
燃料噴射量Feを、式:Fe=に−F。
+Fuによりあらわされる関係に従って算出して、ステ
ップ58に進む。ステップ58においては、ステップ5
6もしくは57で算出された実効燃料噴射量Feに対応
するパルス占有率Deを有したパルス列信号を形成して
燃料噴射制御信号SFとなし、その燃料噴射制御信号S
Fを燃料噴射弁26に送出し7て、燃料噴射弁26に実
効燃料噴射量Feをもってのエンジン1に対する燃料噴
射を行わせる。その後、ステップ59において変数nを
1だけ増加させて、ステップ42に戻る。
これに対して、ステップ51での判断の結果、検出出力
信号Snがあられすエンジン回転数Nが所定の値Ncを
越えている場合には、ステップ60において、ステップ
52で設定される燃料減量係数ACより小なる一定値を
とる燃料減量係数AC゛を設定し、続くステップ6Iに
おいて、状態フラッグG2が1に設定されているか否か
を判断する。ステップ61での判断の結果、状態フラン
グG2が1に設定されていない場合には、ステップ62
において、ステップ54で設定された燃料増量係数AF
nから、検出出力信号Skによりあらわされる点火プラ
グ16における点火時期の周期より長い所定の周uTA
に同期したタイミングをもって、ステップ60で設定さ
れた一定値をとる燃料減量係数AC’を減じて、燃料増
量係数AFmを設定する。斯かる燃料増量係数AI・′
mは、式:AFm=AFn−AC’  −mによりあら
わされるものとされ、mはエンジン回転数Nが所定値N
cを越えるものとされた時点以後の周期TAの到来回数
をあられす変数である。
続いて、ステップ63において、ステップ62で設定さ
れた燃料増量係数AFmがOよθ大であるか否かを判断
し、燃料増量係数A F mが0より大である場合には
、ステップ64において、実効燃料噴射量Feを、ステ
ップ62で設定された燃料増量係数AFmを用い、弐:
 Fc= (K+AFm)・Fo十Fuによりあらわさ
れる関係に従つて算出し、また、ステップ63での判断
の結果、燃料増量係数AFmが0以下である場合には、
ステップ65において、燃料増量係数AFrnを0とし
、実効燃料噴射量Feを、式:Fe=に−F。
+Fuによりあらわされる関係に従って算出して、ステ
ップ66に進む。ステップ66においては、ステップ6
4もしくは65で算出された実効燃料噴射量Feに対応
するパルス占有率Deを有したパルス列信号を形成して
燃料噴射制御信号SFとなし、その燃料噴射制御信号S
Fを燃料噴射弁26に送出して、燃料噴射弁26に実効
燃料噴射量Feをもってのエンジンlに対する燃料噴射
を行わせる。
その後、ステップ67において、状態フラッグG3が1
に設定されているか否かを判断し、状態フラッグG3が
1に設定されていない場合には、ステップ68において
03を1に設定してステップ69に進み、また、状態フ
ラッグG3が1に設定されている場合には、直接にステ
ップ69に進む。ステップ69においては、変数nが変
数jに置き換えられているか否かを判断し、変数nが変
数jに置き換えられている場合には、ステップ70にお
いて、変数nの変数jへの置換えを無効にし、変数nを
元に戻してステップ71に進み、また、変数nが変数j
に置き換えられていない場合には、直接にステップ71
に進む。そして、ステップ71においては、変数mを1
だけ増加させ、その後、ステップ42に戻る。
また、ステップ61での判断の結果、状態フラッグG2
が1に設定されている場合には、ステ・ンプ72におい
て、変数nを変数jに置き換えた後、ステップ62に進
んで、ステップ62以降の各ステップを上述の如くに実
行する。
さらに、ステップ53での判断の結果、状態フラッグG
3が1に設定されている場合には、ステップ73におい
て、変数nの変数jへの置換えがなされたもとにおいて
ステップ62で設定された燃料増量係数AFmから、点
火プラグ16における点火時期に同期したタイミングを
もって、ステップ52で設定された一定値をとる燃料減
量係数ACを減じて、燃料増量係数AFjを設定する。
斯かる燃料増量係数AFjは、式:AFj=AFm−A
C−jによりあらわされるものとされ、jはエンジン回
転数Nが一旦所定値Ncを越えた後、再び、所定値Nc
以下となった時点以後の点火プラグ16における点火回
数をあられす変数である。
続いて、ステップ74において、ステップ73で設定さ
れた燃料増量係数AFjが0より大であるか否かを判断
し、燃料増量係数AFjが0より大である場合には、ス
テップ75において、実効燃料噴射量Feを、ステップ
73で設定された燃料増量係数AFjを用い、式: F
e= (K+AFj)・Fo+Fuによりあらわされる
関係に従って算出し、また、ステップ74での判断の結
果、燃料増量係数AFjが0以下である場合には、ステ
ップ76において、燃料増量係数AFjを0とし、実効
燃料噴射量Feを、式:Fe=に−F。
+Fuによりあらわされる関係に従って算出して、ステ
ップ77に進む。ステップ77においては、ステップ7
5もしくは76で算出された実効燃料噴射量Feに対応
するパルス占有率Deを有したパルス列信号を形成して
燃料噴射制御信号SFとなし、その燃料噴射制御信号S
Fを燃料噴射弁26に送出して、燃料噴射弁26に実効
燃料噴射量Feをもってのエンジンlに対する燃料噴射
を行わせる。その後、ステップ78において、状態フラ
ッグG2が1に設定されているか否かを判断し、状態フ
ラッグG2が1に設定されていない場合には、ステップ
79において状態フラッグG2を1に設定してステップ
80に進み、また、状態フラッグG2が1に設定されて
いる場合には、直接にステップ80に進む。ステップ8
0においては、変数jを1だけ増加させ、その後、ステ
ップ42に戻る。
なお、上述の説明においては、ステップ60で設定され
る燃料減量係数AC”が、燃料減量係数ACより小なる
一定値をとるものとされているが、ステップ60で設定
される燃料減量係数AC’は、燃料減量係数ACと同じ
値をとるものとされてもよく、さらには、0に設定され
てもよい。そして、ステップ60で設定される燃料減量
係数AC’が0に設定される場合には、エンジンlの始
動完了後、エンジン回転数Nが所定の値Ncを越えるも
とでは、燃料噴射弁26からエンジン1に噴射供給され
る噴射燃料量における、エンジンlの始動時において設
定された増量分についての低減は行われないことになる
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るエンジンの
燃料制御装置にあっては、エンジンの運転状態に応じた
基本燃料供給量が設定され、さらに、基本燃料供給量が
所定の補正係数をもって補正されることにより実効燃料
供給量が設定されて、エンジンに対して配された燃料供
給手段が、設定された実効燃料供給量をもってエンジン
に対する燃料供給を行うものとされたもとで、エンジン
の始動時に、実効燃料供給量を得るにあたって用いられ
る基本燃料供給量に対する補正係数を所定の燃料増量係
数を含むものとして、実効燃料供給量を増量補正し、そ
れにより燃料供給手段から噴射供給される燃料の増量補
正を行い、また、エンジンの始動後に、実効燃料供給量
を得るにあたっ°ζ用いられる基本燃料供給量に対する
補正係数に含まれた燃料増量係数を低減させて、実効燃
料供給量を減量補正し、それにより燃料供給手段により
供給される燃料における始動時に設定された増量分の低
減を行うにあたり、エンジンの始動後における燃料供給
手段により供給される燃料における始動時に設定された
増量分の低減を、エンジン回転数が所定値以下のときに
は、点火時期毎に、初期燃料増量係数もしくはそのとき
設定されている燃料増量係数から一定の燃料減量係数を
減じることによって行い、また、エンジンが実質的な無
負荷状態にあるもとてのレーシングが行われて高回転状
態がとられた場合の如くに、エンジン回転数が所定値を
越えているときには、点火時期の周期より長いものとさ
れて予め設定された所定の周期をもって、そのとき設定
されている燃料増量係数から一定の燃料減量係数を減じ
るこることによって行う。それにより、本発明に係るエ
ンジンの燃粗制御装置によれば、例えば、エンジンが、
その始動直後において実質的な無負荷状態のもとてのレ
ーシングが行われて高回転状態がとられた後にアイドリ
ング運転状態におかれるものとされる場合、エンジン回
転数が所定値を越える期間においては、燃料増量係数が
緩やかに低減せしめられていく、もしくは、低減せしめ
られないことになり、その結果、燃料増量係数がエンジ
ンの始動後において急激に減少せしめられて、燃料供給
手段により供給される燃料における始動時に設定された
増量分の低減が2、激に行われ、エンジン回転数が、急
激に障下し、目標アイドリング回転数に落ち着くことな
く零となってエンジン・ストールが発生する事態、ある
いは、エンジン・ス1−ルに至らないにしても、極めて
低い値にまで落ち込んでしまう事態を回避でき、エンジ
ンがアイドリング運転状態におかれるときには、エンジ
ン回転数を適正に目標アイドリング回転数に落ち着くも
のとなすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエンジンの燃料制御装置を特許請
求の範囲に対応して示す基本構成図、第2図は本発明に
係るエンジンの燃料制御装置の一例をそれが適用された
エンジンの主要部と共に示す構成図、第3図は第2図に
示される例の動作説明に供される特性図、第4図は第2
図に示される例における制御ユニットを構成するものと
されたマイクロコンピュータが燃料噴射量制御にあたっ
て実行するプログラムの一例を示すフローチャート、第
5図は従来提案されている燃料噴射量制御の説明に供さ
れる特性図である。 図中、1はエンジン、5はシリンダ、12はlH度セン
サ、15は燃焼室、16は点火プラグ、18は回転数セ
ンサ、19はクランク角センサ、22はエアフローメー
タ、24はスロワ1−ル開度センサ、26は燃料噴射弁
、27はイグニッション・センサ、30は制御ユニット
である。 特許出願人   マツダ株式会社 代理人 弁理士 神 原 貞 昭 \ 第1図 第3図 tす l tZ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エンジンに設けられた燃料供給手段と、上記エンジ
    ンにおけるエンジン回転数を検出する回転数検出手段と
    、上記エンジンにおける点火時期を検出する点火時期検
    出手段と、上記エンジン回転数を含む要因によりあらわ
    される上記エンジンの運転状態を検出する運転状態検出
    手段と、該運転状態検出手段により検出された運転状態
    に応じた基本燃料供給量を設定する基本供給量設定手段
    と、上記エンジンに供給される燃料についての一定の燃
    料減量係数を設定する減量係数設定手段と、上記回転数
    検出手段により検出されたエンジン回転数が所定値以下
    のとき、上記点火時期検出手段により検出された点火時
    期毎に、上記エンジンの始動時に設定された初期燃料増
    量係数もしくはそのとき設定されている燃料増量係数に
    上記減量係数設定手段により設定された一定の燃料減量
    係数を減じることによって第1の燃料増量係数を設定し
    、また、上記回転数検出手段により検出されたエンジン
    回転数が上記所定値を越えるとき、点火時期の周期より
    長いものとして予め設定された所定の周期をもって、上
    記初期燃料増量係数もしくはそのとき設定されている燃
    料増量係数に上記減量係数設定手段により設定された一
    定の燃料減量係数を減じることにより、第2の燃料増量
    係数を設定する増量係数補正手段と、上記基本供給量設
    定手段により設定された基本燃料供給量を上記増量係数
    補正手段により設定される第1もしくは第2の燃料増量
    係数を含む補正係数に基づく補正を行って、実効燃料供
    給量を設定する実効供給量設定手段と、上記燃料供給手
    段に上記実効供給量設定手段により設定された実効燃料
    供給量をもって上記エンジンに対する燃料供給を行わせ
    る燃料供給制御手段と、を備えて構成されるエンジンの
    燃料制御装置。 2 増量係数補正手段が、上記回転数検出手段により検
    出されたエンジン回転数が上記所定値を越えるとき、上
    記予め設定された所定の周期をもって、上記初期燃料増
    量係数もしくはそのとき設定されている燃料増量係数に
    上記減量係数設定手段により設定された一定の燃料減量
    係数を減じることにより上記第2の燃料増量係数を設定
    するにあたり、上記一定の燃料減量係数をその値が低減
    されたものとなすことを特徴とする請求項1記載のエン
    ジンの燃料制御装置。
JP22395490A 1990-08-24 1990-08-24 エンジンの燃料制御装置 Pending JPH04109044A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08170557A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Nippondenso Co Ltd 電子制御燃料噴射装置
US8162161B2 (en) 2005-01-17 2012-04-24 Fancl Corporation Bottle container

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08170557A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Nippondenso Co Ltd 電子制御燃料噴射装置
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