JPH04108862A - 熱硬化性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性樹脂組成物

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JPH04108862A
JPH04108862A JP22609990A JP22609990A JPH04108862A JP H04108862 A JPH04108862 A JP H04108862A JP 22609990 A JP22609990 A JP 22609990A JP 22609990 A JP22609990 A JP 22609990A JP H04108862 A JPH04108862 A JP H04108862A
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JP
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acid
weight
compound
groups
ether
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Pending
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JP22609990A
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English (en)
Inventor
Kenji Shibamoto
芝本 健二
Kishio Shibafuji
柴藤 岸夫
Yoshinori Nakane
中根 喜則
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規な熱硬化性樹脂組成物、さらに詳しくは、
化学性能、物理性能及び耐候性に優れた硬化物を与え、
例えば塗料、インク、接着剤、成形品などに好適に用い
られる熱硬化性樹脂組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来、塗料などの分野で用いられる熱硬化性樹脂組成物
は、水酸基含有樹脂とメラミン樹脂若しくはポリイソシ
アネート化合物とから構成されるものが主流であった。
しかしながら、前記組成物において、メラミン樹脂を用
いる場合には、それ自体が塩基性であることから、硬化
物の化学性能、特に耐酸性が不十分であるという問題が
生じ、方ポリイソシアネート化合物を用いる場合には、
化学性能に優れる硬化物を得ることができるが、イソシ
アネート化合物は毒性が高く、環境問題が重視されてい
る今日、使用しにくいという問題がある。
このような問題を解決するために、最近他の熱硬化性樹
脂組成物の検討が盛んになされており、例えばエポキシ
基含有樹脂とポリアミノ化合物、ポリメルカプト化合物
又はポリカルボン酸化合物との反応により硬化物を得る
方法が試みられている。しかしながら、この方法によっ
て得られる硬化物は着色したり、硬化反応により生成す
る二級水酸基に起因して、特に物理性能を高めるために
架橋密度を高めた場合に耐水性が不十分となるなどの欠
点を有している。
また、水酸基含有樹脂と1分子中にエノールエーテル基
2個以上を含有する化合物との反応により硬化物を得る
方法も検討されている(欧州特許第0296507A2
号明細書)。しかしながら、この場合においても、硬化
物が着色しやすい、耐加水分解性が不十分であるなどの
問題が生じる。
[発明か解決しようとする課題] 本発明はこのような事情のもとで、化学性能、物理性能
及び耐候性に優れた硬化物を与える新規な熱硬化性樹脂
組成物を提供することを目的としてなされたものである
L課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記の好ましい性質を有する熱硬化性樹
脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、1分子中
にエノールエーテル基又はエノールチオエーテル基2個
以上を有する化合物と、1分子中にシラノール基及び/
又はアルキルオキシシリル基2個以上を有する化合物と
を組み合わせることにより、その目的を達成しうろこと
を見い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
すなわち、本発明は、(A)1分子中に、一般式 (式中のR,、R2、R3、R1及びR5は、それぞれ
水素原子又は炭素数1〜18の有機基、R1とRい R
1とRい R2とR4若しくはR2とR5はたがいに結
合してYをヘテロ原子とする複素環を形成していてもよ
く、Yは酸素原子又はイオウ原子である) で表されるエノールエーテル基又はエノールチオエーテ
ル基2個以上を有する化合物、及び(B)1分子中にシ
ラノール基及び/又は炭素数1〜8のアルキルオキシシ
リル基2個以上を有する化合物を含有して成る熱硬化性
樹脂組成物を提供するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明組成物においては、(A)成分として、1分子中
に、一般式 %式% (式中のRo、R2、R8、R4、R6及びYは前記と
同じ意味をもつ) で表されるエノールエーテル基又はエノールチオエーテ
ル基2個以上を有する化合物が用いられる。
前記一般式(I)におけるR1、R2、R4、R4及び
R5は、それぞれ水素原子又は炭素数1〜18のアルキ
ル基、アリール基、アルカリール基などの有機基であっ
て、これらの有機基は適当な置換基を有していてもよく
、また、R1とR4、R1とR5、R2とR6若しくは
R2とR6はたがいに結合してYをヘテロ原子とする置
換基を有しない又は有する複素環を形成していてもよい
このような(A)成分の化合物としては、(1)例えば
エチレングリコールジビニルエーテル、プロピレングリ
コールジビニルエーテノ呟 ジエチレングリコールジビ
ニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテ
ル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ブタ
ンジオールジビニルエーテル、ブタンジオールジイソプ
ロペニルエーテル、ベンタンジオールジビニルエーテル
、ヘキサンジオールジビニルエーテノ呟ネオペンチルグ
リコールジイソプロペニルエーテルチロールプロパント
リビニルエーテlし、ペンタエリスリトールテトラビニ
ルエーテル、アクロレインニ量体のチシチェンコ宝°ス
テルなどの低分子量多価エーテル、(2)低分子量多価
エーテルとポリオールとの付加体、例えば前記(1)の
低分子量多価エーテルと、エタンジオール、プロパンジ
オール、ブタンジオール、ベンタンジオール、オクタン
ジオール又はこれらの同族体や相当するオリゴマーエー
テル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、ソルビトール、ポリビ
ニルアルコール、ヒスフェノールA1 レゾルシン、ヒ
ドロキノン又はこれらの誘導体、トリスヒドロキシエチ
ルイソシアヌレ−1・、ヒドロキシル基含有エポキシド
、ヒドロキシル基含有ポリエーテル、ヒドロキシル基含
有ポリエーテル呟 ヒドロキシル基含有ポリアクリルな
どのポリオールとの付加体、(3)低分子量多価エーテ
ルと多価カルボン酸との付加体、例えば前記(1)の低
分子量多価エーテルと、シュウ酸、マロン酸、コハク酸
、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、デカメチレンジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、
7タル酪、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロ
フタル酸、メチル化へキサヒドロフタル酸、トリメリッ
ト酸、ピロメリット酸などの多価カルボン酸、1分子中
にカルボキシル基2個以上を有するポリエステル樹脂や
アクリル樹脂などとの付加体、(4)モノビニルエーテ
ル又はアセタールとポリオールとの反応生成物、例えば
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、イソプ
ロピルビニルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、
n−ブチルビニルエーテル、インブチルビニルエーテル
、シクロヘキシルビニルエーテルナトの脂肪族ビニルエ
ーテル化合物及びこれらに対応する脂肪族ビニルエーテ
ル化合物、さらには2.3−ジヒドロフラン、3.4−
ジヒドロフラン、2.3−ジヒドロ−2H−ピラン、3
.4−ジヒドロ−2H−ピラン、3,4−ジヒドロ−2
−メトキシ−2H−ピラン、3.4−ジヒドロ−4,4
−ジメチル−2H−ピラン−2〜オン、3.4−ジヒド
ロ−2−エトキシ−2H−ピラン、3,4ジヒドロ−2
H−ピラン−2−カルボン酸ナトリウムなどの環状ビニ
ルエーテル化合物及びこれらに対応する環状ビニルチオ
エーテル化合物などのモノビニルエーテル又はモノビニ
ルチオエーテル類と、前記(2)で例示したポリオール
類との反応により得られるアセタール化合物を新たなビ
ニルエーテルへ開裂させた化合物、(5)ヒドロキシル
基含有モノビニルエーテルと多価インシアネート化合物
との付加体、例えばエチレングリコールモノビニルエー
テル、フロピレンゲリコールモノビニルエーテル、11
4−ブチレンゲリコール七ノビニルエーテル、メタノー
ルジヒドロピランなどと、テトラメチレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2.2.4−
トリメチルへキサメチレンジイソシアネート、1.12
−ドデカンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,3
−又は−1,4−ジイソシアネート、インホロンジイソ
シアネート、パーヒドロ−2,4′−又は−4,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート、1.3−及び1.
4−7エニレンジイソ7アネート、2.4−及び2.6
−ドデカンジイソシアネート、ジフェニルメタン−2,
4°−又は−4,4′−ジイソシアネート、3.2−又
は3.4−ジイソシアネート−4′メチルジフエニルメ
タン、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、トリフ
ェニルメタン4.4’、4″′−トリイソシアネート又
はこれらの低分子量多価インシアネートのインシアヌレ
ート型、ビューレット型、ポリオール付加型ポリイソシ
アネートとの付加体(6)α、β−不飽和カルポン酸エ
ステル単独重合体又は共重合体とエノールエーテル基含
有アルコール又はチオールとのエステル交換反応生成物
、例えばα、β−不飽和カルポン酸エステル単独重合体
や共重合体から成るアクリル樹脂と、一般式 %式%() (式中のR6、R7及びR8は水素原子又は炭素数1〜
18のアルキル基、アリール基、アルカリール基、R9
は炭素数2〜18のアルキレン基、アリーレン基、アル
カリーレン基なとの二価の有機基であって、R6とR9
はたがいに結合してXをへテロ原子とする置換基を有し
ない又は有する複素環を形成していてもよく、X及びZ
はそれぞれ酸素原子又はイオウ原子であり、それらは同
一であってもよいし、異なっていてもよい)で表される
化合物とを、塩基性触媒の存在下にエステル交換反応さ
せることにより得られる生成物などが挙げられる。これ
らの(A)成分の化合物は1種用いてもよいし、2種以
上を組み合わせて用いてもよい。
本発明組成物においては、(B)成分として、1分子中
のシラノール基及び/又は炭素数1〜8のアルキルオキ
シシリル基2個以上を有する化合物が用いられる。
このような(B)成分の化合物の具体例としては、(7
)低分子量多価シラノール又は多価アルキルオキシシラ
ン、例えばメチルジメトキシシラン、メチルジェトキシ
シラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジェトキ
シシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジ
ェトキシシラン、オクタデシルメチルジメトキシシラン
、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、ジフェニル
シランジオール、メチルトリメトキシシラン、メチルト
リエトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、オク
タデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキ
シシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリ
エトキシシラン、テトラメトキ・ンシラン、テトラエト
キシシラン、さらにはKR−271、KR−282、K
R−311、KR−255、KR−155、KR−21
1、KR−212、KR−214、KR−216[いず
れも信越化学工業(株)製、商品名コなどのシリコーン
ワニス、(8)低分子量多価シラノール又はアルキルオ
キシシランとポリオールとの付加体、例えば前記(7)
の低分子量多価シラノール又はアルキルオキシシランと
前記(2)のポリオールとの付加体、(9)低分子量多
価シラノール又はアルキルオキシシランと多価カルボン
酸との付加体、例えば前記(7)の低分子量多価シラノ
ール又はアルキルオキシシランと前記(3)の多価カル
ボン酸との付加体、(10)シラノール基又はアルキル
オキシシリル基を有し、かつエポキシ基やアミン基など
を有する低分子量化合物と、該エポキシ基やアミン基な
どと反応しうる官能基、例えばカルボキシル基、アミノ
基、エポキシ基などを1分子中に2個以上有する化合物
との反応生成物、(11)α、β−不飽和基含有シラノ
ール又はアルキルオキシシランの単独重合体又は反応性
官能基をもたない他のα、β−不飽和化合物との共重合
体、例えば2−アクリロキシエチルトリメトキシシラン
、2−メタクリロキシエチルトリメトキシシラン、3−
メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタ
クリロキシプロピルトリn−ブトキシシラン、4−アク
リロキシテトラメチレントリn−ブトキシシラン、N、
N−ビス[(メチルジメトキシシリル)プロピル]メタ
クリルアミド、N、N−ビス[3−(トリメトキシシリ
ル)プロピル]メタクリルアミド、3−(N−アリル−
N−メタクリル)アミノプロピルトリメトキシシランな
どのα、β−不飽和基含有シラノール又はアルキルオキ
シシランの単独重合体、又はこれらの単量体と、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メ
タ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、
イソブチル(メタ)アクリレート、5ee−ブチル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ステア
リル(メタ)アクリレート、スチレン、σ−メチルスチ
レン、p−ビニルトルエン、アクリロニトリルなどの反
応性官能基をもたないa、β−不飽和化合物との共重合
体、などを挙げることができる。
これらの(B)成分の1分子中にシラノール基及び/又
はアルキルオキシシリル基2個以上を有する化合物は1
種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
本発明組成物における前記(A)成分と(B)成分との
使用割合については、(A)成分中のエノールエーテル
基やエノールチオエーテル基とj1 (B)成分中のシラノール基やアルキルオキシシリル基
との当量比が0.2 : 1.0ないし1.0二0.2
になるような割合で、(A)成分と(B)成分とを用い
ることが望ましい。この当量比が前記範囲を逸脱すると
本発明の効果が十分に発揮されない。
本発明組成物は、ルイス酸又はブレンステ・ンド酸など
の酸触媒が存在すると、より短時間で硬化することがで
きる。これらの酸触媒としては、例えばp−)ルエンス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ジノニルナフ
タレンスルホン酸、ジノニルナフタレンジスルホン 酸、エタンスルホン酸及び脂肪族スルホン酸系界面活性
剤を脱陽イオン化して得られる脂肪族スルホン酸化合物
などのスルホン酸類、モノメチルリン酸、モノエチルリ
ン酸、ジメチルリン酸、ジエチルリン酸などの有機リン
酸類、及びギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、マロ
ン酸、マレイン酸などのカルボン酸類を挙げることがで
きる。この際、前記酸触媒は、アミン類、例えばモノエ
チルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン
、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、See−ブチ
ルアミン、t−ブチルアミン、ペンチルアミンなどの一
級アミン類、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジイ
ソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミ
ン、ジペンチルアミンなどの二級アミン類、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン、ピリジン、N−メチルモルホリンなどの
三級アミン類との中和塩でもさしつかえない。
さらに、前記酸触媒は、エポキシ化合物、例えばフェニ
ルグリシジルエーテル、バーサチック酸りリシジルエス
テル、スチレンオキシド、ビスフェノールA型エポキシ
化合物などとのエステル体とすることもできる。該酸触
媒の添加量は特に限定されるものではないが、短時間で
効率よく硬化させるには、通常(A)成分と(B)成分
との合計量に対し、0.01〜10重量%の範囲にある
ことが望ましい。
本発明の熱硬化性樹脂組成物の硬化に要する温度及び時
間は、(A)成分及び(B)成分の種類や使用する酸触
媒によっても異なるが、室温ないし200°Cの範囲の
温度で2分間ないし10時間程度が一般的である。
本発明の熱硬化性樹脂組成物は、そのままで、あるいは
必要に応じて、顔料、染料、ガラスフレーク、アルミニ
ウムフレーク、マイカフレークなどの着色剤、フィラー
、溶剤、さらには顔料分散剤、流動調節剤、レベリング
剤、硬化触媒、ゲル化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、ラジカル捕捉剤などを配合して、塗料、インク、接
着剤、成型品などに用いることができる。
[実施例] 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれらの例によってなんら限定されるものではな
い。
なお、塗膜性能は次のようにして評価した。
(1)鉛箪硬度 J Is  K−5400 (1990)8.4.2に
よる。
(2)耐酸性 40wt%硫酸2mAを試験片上にスポット状に乗せ、
20°Cで48時間放置後、塗膜の異常を目視にて判定
(3)耐淋水性 試験片を沸とう水に3時間浸漬後、塗膜の異常を目視に
て判定。
(4)耐衝撃性 デュポン式衝撃変形試験器[JISK−5400 (1
 990)8.3.2] を用いて、直径17′2イン
チの撃ち型に試験片をはさみ、500gのおもりを40
cmの高さから落下させた際の塗膜の損傷を目視にて判
定。
(5)耐黄変性 硬化塗膜の黄変度を目視にて判定。
(6)耐候性 サンンヤインウェザーメーター(JISB−7 7 5
 3)を用いて1000時間曝露後、塗膜の60度−6
0度鏡面光沢値を測定し、未曝露時の光沢値と比較[J
ISK−5400 (1990)9.8.1による]。
製造例1 化合物A−1溶液の製造 栓付きフラスコ中でトリメチロールプロパン12.3重
量部と3.4−ジヒドロ−2H−イル−メチル−3,4
−ジヒドロ−2H−ビラン−2カルボキシレート(以下
DHPDHPCと略称)66.7重量部とを酢酸n−ブ
チル34重量部に懸濁させた。これにドデシルベンゼン
スルホン酸0.1重量部を添加し、室温で24時間撹拌
した。
ろ過後、不揮発分70wt%、エノールエーテル基の当
量重量が380の化合物A−1溶液を得た。
製造例2 化合物A−2溶液の製造 栓付きフラスコ中でトリスヒドロキシエチルイソシアヌ
レート18,5重量部とDHPDHPC58,5重量部
とを酢酸n−ブチル33重量部に懸濁させた。これにド
ブフルベンゼンスルホン酸0.1重量部を添加し、沈殿
物が溶解するまで室温で撹拌することによって、不揮発
分71W(%、エノールエーテル基の当量重量が420
の化合物A−2溶液を得た。
製造例3 化合物A−3溶液の製造 還流冷却器、撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた4つ
ロフラスコ中で、ヘキサメチレンジイソシアネートから
出発して得られるシアヌレート基含有ポリイソシアネー
ト(商品名、バイエル社製ディスモジュールN3300
)191重量部とトリメチルへキサメチレンジイソシア
ネート19重量部をプロピレングリコールモノエチルア
セテート149重量部に50°Cで溶解し、ジブチルス
ズジラウレート0.1重量部及び1.4−ブチレングリ
コールモノビニルエーテル137重量部トヒドロキノン
モノメチルエーテル0.3 s ti部トノ混合物を5
0°Cで40分間かけて滴下ロートより添加した。次い
でインシアネートの含有量が0.1wt%以下になるま
で50°Cで撹拌することによって、不揮発分70 w
 t%、エノールエーテル基の当量重量が420の化合
物A−3溶液を得tこ。
備えた4つロフラスコ中で、イソホロンジイソシアネー
トから出発して得られるシアヌレート基含有ポリイソシ
アネート(商品名、ヒュルス社製T−18903)24
5重量部を酢酸n−ブチル241重量部に50℃で溶解
し、ジブチルスズジラウレート0.1重量部及び1,4
−ブチレングリコールモノビニルエーテル116重量部
とヒドロキノンモノメチルエーテル0.5重量部との混
合物を50°Cで60分間かけて滴下ロートより添加し
た。次いでインシアネートの含有量が0.1wt%以下
になるまで撹拌することによって、不揮発分60wt%
、エノールエーテル基の当量重量が600の化合物A−
4溶液を得た。
製造例5 化合物A−5溶液の製造 還流冷却器、撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた4つ
ロフラスコ中で、トリメチロールプロパン134重量部
とへキサヒドロ無水フタル酸462重量部、酢酸n−ブ
チル543重量部を、還流温度で4時間撹拌することに
よって、溶液酸価が148のハーフエステル化合物を得
た。
次いで、フラスコ内混合物を室温まで冷却し、ドデシル
ベンゼンスルホン酸1重量部を添加し、DHPDHPC
672重量部を30分間かけて滴下ロートより添加した
。この後、室温で溶液酸価が1以下になるまで撹拌する
ことによって、不揮発分70wt%、エノールエーテル
基の当量重量が604の1H合物A−5溶液を得た。
製造例6 化合物A−6溶液の製造 栓付きフラスコ中で2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト130重量部、DHPDHPC224重量部、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸0.3重量部を室温で24時間撹
拌することによって、エノールエーテル基を含有するα
、β−不飽和化合物を得た。
次いで、還流冷却器、撹拌機、滴下ロート、温度計を備
えた4つロフラスコに、キシレン69重量部、トリエチ
ルアミン0.5重量部を仕込み80°Cに撹拌下で加熱
したのち、これに、滴下ロートより、前記エノールエー
テル基を含有するα、β−不飽和化合物35.4重量部
、メチレンタフリレート30.0重量部、n−ブチルア
クリレート34.6重量部、酢酸n−ブチル26.0重
量部及び2.2′−アゾビスイソブチロニトリル4.5
重量部から成る混合物を2時間で添加し、さらに80°
Cで2時間撹拌することによって、不揮発分50wt%
、エノールエーテル基の当量重量が2000の化合物A
−6溶液を得た。
製造例7.8 化合物B−1、B−2溶液の製造温度計
、還流冷却器、撹拌機、滴下ロートを備えた4つロフラ
スコに、それぞれ第1表記載の量の初期仕込み溶剤を仕
込み、撹拌下で加熱し、80°Cに保持した。次に80
℃の温度で、第1表記載の組成の単量体及び重合開始剤
混合物(滴下成分)を2時間かけて滴下ロートより等速
滴下した。滴下終了後、80°Cの温度を1時間保ち、
第1表記載の組成の重合開始剤溶液(追加触媒)を添加
し、さらに80℃の温度で4時間保持して反応を終了す
ることによって、それぞれ第1表記載の特性を有する化
合物B−1、B−2溶液を得た。
製造例9 化合物B−3溶液の製造 還流冷却器、撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた4つ
ロフラスコにキンシン552 、3 重1に部を仕込み
、撹拌しなから140°Cまで加熱した。
次いで、グリシジルメタクリレート170.4重量部、
n−ブチルメタクリレート120.0重量部、メチルメ
タクリレート219.4重量部、2−エチルへキンルア
クリレート90.2重量部及びt−ブチルペルオキシベ
ンゾニー)24.6重量部から成る混合物を140℃で
2時間かけて等速滴下した。滴下終了後、さらに140
°02時間保ったのち、室温まで冷却し、3−アミノフ
ロピルトリエトキシシラン265.4重量部添加した。
さらに室温にて4〜5時間撹拌することによって、不揮
発分60wt%、エトキ・/シリル基の当i重量が40
1の化合物B−3溶液を得た。
比較製造例1 ポリオール樹脂溶液の製造還流冷却器、
撹拌機、滴下ロード、温度計を備えた4つロフラスコに
キシレン61.8重量部を仕込み、撹拌しなから140
00まで加熱した。
次いで、 メチルメタクリレート   20.0重量部n−ブチル
メタクリレート 30.7重量部2−エチルへキシルア
クリレ−1・ 16.5重量部 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート29.9重量部 t−ブチルペルオキシベンゾエート 4.0重量部 から成る混合物を140°Cで2時間かけて等速滴下し
た。滴下終了後、さらに2時間140°Cを保ったとこ
ろで反応を終了し、不揮発分60wt%、樹脂水酸基価
120、粘度(25°c)x−yのポリオール樹脂溶液
を得た。
1液型1コートソリツドカラーへの応用実施例1〜6 (a)塗料の作成 第2表の組成において、実施例1で1よ化合物A−1、
実施例2では化合物A−2、実施例3では化合物A−3
、実施例4では化合物A−4、実流側5では化合物A−
5、実施例6では化合物KR−216を除いた混合物を
サンドミルに仕込み、粒度が10μm以下になるまで分
散したのち、顔料分散時に除いた原料をそれぞれ添加、
混合することにより生塗料を得た。
(b)試験片の作成 リン酸亜鉛処理軟鋼板にカチオン電着塗料アクアNo4
200 (商品名、日本油脂(株)製)を乾燥膜厚20
μmとなるよう電着塗装して175°Cで25分間焼き
付け、さらに中塗塗料エビコN01500CPシーラー
(商品名、日本油脂(株)製)を乾燥膜厚40μmとな
るようにエアスプレー塗装し、140℃で30分間焼き
付けることにより、試験板を作成した。
次いで、前記(a)の生塗料をそれぞれシンナー(キシ
レン/酢酸n−ブチルー8フ2で塗装粘度(フォードカ
ップNO4、20℃で25秒)に希釈後、上記の方法で
作成した試験板にエアスプレーにて塗装し、140°C
で30分間焼き付けて試験片を作成した。
塗膜性能を第3表に示すが、いずれの場合も黄変の認め
られない均一でツヤのある塗膜が得られ、優れた耐酸性
、耐沸水性、耐衝撃性、耐候性を示しlこ。
(以下余白) 1)信越化学工業(株)製、塗料用シリコーンワニス、
不揮発分100wt%、水酸基当量330 2)帝国化工(株)製、ルチル型二酸化チタン3)モン
サント社製、レベリング剤 4)p−)ルエンスルホン酸の10wt%イソプロピル
アルコール溶液 5)ピリジンの10wt%キシレン溶液6) K1n1
 Industries社製、商品名、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸(DDBSA)のアミンブロック、DDB
SA有効分25wt%7)tlllls社製、商品名、
p−トルエンスルホン酸の変性物、有効分50wt% 3〇− 比較例1.2 (a)塗料の作成 第4表の組成において、比較例1ではサイメル303、
比較例2では化合物A−4を除いた混合物をサンドミル
に仕込み、粒度が10μm以下になるまで分散した。そ
の後、比較例1ではサイメル303を添加混合すること
により1液型塗料とし、比較例2ではそのまま2液型塗
料とした。
(b)試験片の作成 前記(a)の生塗料を、比較例1ではそのままを、比較
例2では希釈直前に化合物A−4を添加混合したのち、
それぞれシンナー(キシレン/酢酸n−ブチル−8/2
重量比)で塗装粘度(フォードカップNo4.20°C
で25秒)に希釈後、実施例1〜6と同様の方法で作成
した試験板にエアスプレーにて塗装し、140°Cで3
0分間焼き付けた。
塗膜性能を第5表に示すが、比較例1では硬化剤にメラ
ミン樹脂を用いているため耐酸性に劣った。また比較例
2では、エノールエーテル基と水酸基含有樹脂との硬化
物であるため、焼付乾燥時に黄変が認められ、また耐沸
水性の点でも劣った。
(以下余白) 第 表 1)サイノル303:商品名、三井サイアナミド(株)
製、メチル化メラミン樹脂、不揮発分98wt%2)ピ
リジンの10wt%キシレン溶液[発明の効果コ 本発明の熱硬化性樹脂組成物は、化学性能、物理性能、
さらには耐候性に優れた硬化物を与え、多種多様の塗料
、インク、接着剤、成型品などに好適に用いられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)1分子中に、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中のR_1、R_2、R_3、R_4及びR_5は
    、それぞれ水素原子又は炭素数1〜18の有機基、R_
    1とR_4、R_1とR_5、R_2とR_4若しくは
    R_2とR_5はたがいに結合してYをヘテロ原子とす
    る複素環を形成していてもよく、Yは酸素原子又はイオ
    ウ原子である) で表されるエノールエーテル基又はエノールチオエーテ
    ル基2個以上を有する化合物、及び(B)1分子中にシ
    ラノール基及び/又は炭素数1〜8のアルキルオキシシ
    リル基2個以上を有する化合物を含有して成る熱硬化性
    樹脂組成物。
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EP0811032A4 (ja) * 1995-12-22 1997-12-10
EP0811032A1 (en) * 1995-12-22 1997-12-10 Glenn A. Miller Enol-ether capped polyethers and surfactants produced therefrom

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