JPH04108082A - 前輪舵角制御装置 - Google Patents
前輪舵角制御装置Info
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- JPH04108082A JPH04108082A JP2224245A JP22424590A JPH04108082A JP H04108082 A JPH04108082 A JP H04108082A JP 2224245 A JP2224245 A JP 2224245A JP 22424590 A JP22424590 A JP 22424590A JP H04108082 A JPH04108082 A JP H04108082A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/159—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels characterised by computing methods or stabilisation processes or systems, e.g. responding to yaw rate, lateral wind, load, road condition
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D6/00—Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
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- Theoretical Computer Science (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は前輪舵角制御装置に関し、特に、車両の前輪舵
角をアクティブに切り増し制御する前輪舵角制御装置に
関するものである。
角をアクティブに切り増し制御する前輪舵角制御装置に
関するものである。
(従来の技術)
運転者のステアリング操作に応して前輪を直接操舵する
と同時に、前輪をアクティブに補助操舵するか、または
前後輪を共にアクティブに補助操舵する(4WS車の場
合)ようにした車両の舵角制御については、既に、本出
願人により提案がなされている(特開昭60−1612
66号公報)。
と同時に、前輪をアクティブに補助操舵するか、または
前後輪を共にアクティブに補助操舵する(4WS車の場
合)ようにした車両の舵角制御については、既に、本出
願人により提案がなされている(特開昭60−1612
66号公報)。
4WSの場合を含め、かかる前輪の補助操舵制御は、ス
テアリングホイールの操舵状態に基づいて前輪に対する
補助操舵制御値を演算し、これに従い前輪の補助操舵機
構を作動させることにより前輪を切り増し補助操舵する
ことができるもので、前輪を補助操舵しない車両と比較
して、車両に新たな特性をもたせることができる。即ち
、前輪の切り増し制御を採用すると、例えば車両旋回の
際、該補助操舵によりその分ヨーレイトを大きくし車両
の旋回性能の一層の向上を図れるなど、車両の運動性能
を高めることができる。
テアリングホイールの操舵状態に基づいて前輪に対する
補助操舵制御値を演算し、これに従い前輪の補助操舵機
構を作動させることにより前輪を切り増し補助操舵する
ことができるもので、前輪を補助操舵しない車両と比較
して、車両に新たな特性をもたせることができる。即ち
、前輪の切り増し制御を採用すると、例えば車両旋回の
際、該補助操舵によりその分ヨーレイトを大きくし車両
の旋回性能の一層の向上を図れるなど、車両の運動性能
を高めることができる。
(発明が解決しようとする課題)
前輪の補助舵角制御は、かような機能を有するところ、
その場合の前輪操舵制御において、前輪の補助舵角につ
き、これをステアリングホイール変位角と変位角速度を
基に演算する構成を採用するときは、たとえステアリン
グ操舵量が同程度であっても、その速さ如何んで前輪に
発生するスリップ角の大きさは左右される。即ち、前輪
に発生するスリップ角がステアリングホイール回動の微
分により発生することとなり、そのため、ステアリング
操作開始時に、操舵力の立ち上がりが急激なものとなる
結果、これが操舵力変動につながる場合(第4図(C)
の特性(ロ)参照)もあり、従って、より一層の運動特
性、安定性の向上を図らんとすれば、この点でかかる前
輪舵角制御装置はなお改良の余地があるといえる。
その場合の前輪操舵制御において、前輪の補助舵角につ
き、これをステアリングホイール変位角と変位角速度を
基に演算する構成を採用するときは、たとえステアリン
グ操舵量が同程度であっても、その速さ如何んで前輪に
発生するスリップ角の大きさは左右される。即ち、前輪
に発生するスリップ角がステアリングホイール回動の微
分により発生することとなり、そのため、ステアリング
操作開始時に、操舵力の立ち上がりが急激なものとなる
結果、これが操舵力変動につながる場合(第4図(C)
の特性(ロ)参照)もあり、従って、より一層の運動特
性、安定性の向上を図らんとすれば、この点でかかる前
輪舵角制御装置はなお改良の余地があるといえる。
本発明の目的は、前輪をステアリングホイールの操舵状
態に応して切り増し補助操舵可能な車両において、上述
のような操舵力変動を抑制し、低減することのできる前
輪舵角制御装置を提供することにある。
態に応して切り増し補助操舵可能な車両において、上述
のような操舵力変動を抑制し、低減することのできる前
輪舵角制御装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
この目的のため本発明前輪舵角制御装置は第1図に概念
を示す如く、車両の前輪を補助操舵する前輪補助操舵機
構と、 ステアリングホイールの操舵状態を検出する操舵状態検
出手段と、 前記補助操舵機構により前輪を前記ステアリングホイー
ルの操舵状態に応して切り増し補助操舵する場合に、ス
テアリングホイールの角度の1次以上の微分値に応じて
発生する補助制御舵角に対し遅れを付加する機能を有す
る前輪補助舵角制御手段とを具備してなるものである。
を示す如く、車両の前輪を補助操舵する前輪補助操舵機
構と、 ステアリングホイールの操舵状態を検出する操舵状態検
出手段と、 前記補助操舵機構により前輪を前記ステアリングホイー
ルの操舵状態に応して切り増し補助操舵する場合に、ス
テアリングホイールの角度の1次以上の微分値に応じて
発生する補助制御舵角に対し遅れを付加する機能を有す
る前輪補助舵角制御手段とを具備してなるものである。
(作 用)
ステアリング操作時、前輪補助舵角制御手段は、ステア
リングホイールの操舵状態を検出する操舵状態検出手段
の検出操舵状態に応し前輪補助操舵機構をして前輪を切
り増し補助操舵するが、該補助操舵に際し、ステアリン
グホイールの角度の1次以上の微分値に応して発生する
補助制御舵角に対し遅れを付加する。
リングホイールの操舵状態を検出する操舵状態検出手段
の検出操舵状態に応し前輪補助操舵機構をして前輪を切
り増し補助操舵するが、該補助操舵に際し、ステアリン
グホイールの角度の1次以上の微分値に応して発生する
補助制御舵角に対し遅れを付加する。
かかる遅れき付加により、ステアリングホイールの微分
値に応しても前輪補助舵角を制御する場合にあっても、
ステアリング操作開始時の急激な操舵力の増加、振動的
な操舵力変化はこれを抑制し得、操舵力特性としてはこ
れを前輪補助操舵を行わない車両のそれにできるだけ近
づけられるよう、他方前輪の切り増し補助操舵による木
質的機構はこれを維持できるよう、操舵力変動の低減を
可能ならしめる。
値に応しても前輪補助舵角を制御する場合にあっても、
ステアリング操作開始時の急激な操舵力の増加、振動的
な操舵力変化はこれを抑制し得、操舵力特性としてはこ
れを前輪補助操舵を行わない車両のそれにできるだけ近
づけられるよう、他方前輪の切り増し補助操舵による木
質的機構はこれを維持できるよう、操舵力変動の低減を
可能ならしめる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第2図は本発明前輪舵角制御装置の一実施例で、■は前
輪、2は後輪を夫々示す。前輪1は夫々ステアリングホ
イール(ハンドル)3への操舵入力をステアリングギヤ
4を介して伝達することにより通常通り主操舵可能にす
ると共に、ステアリングギヤ4のケースを前輪補助操舵
機構中のアクチュエータ5によりストロークさせること
で主操舵角に対して最大α度までの補助操舵を可能とす
る。
輪、2は後輪を夫々示す。前輪1は夫々ステアリングホ
イール(ハンドル)3への操舵入力をステアリングギヤ
4を介して伝達することにより通常通り主操舵可能にす
ると共に、ステアリングギヤ4のケースを前輪補助操舵
機構中のアクチュエータ5によりストロークさせること
で主操舵角に対して最大α度までの補助操舵を可能とす
る。
また、本実施例では、前輪1だけでなく、後輪2も補助
操舵する場合の構成を示しており、後輪2は、後輪操舵
機構中のアクチュエータ6のストロークにより最大β度
までの補助操舵を可能とする。
操舵する場合の構成を示しており、後輪2は、後輪操舵
機構中のアクチュエータ6のストロークにより最大β度
までの補助操舵を可能とする。
ここで、本実施例では、α度〉β度と仮定する。
前・後輪補助操舵系には、上記アクチュエータ5.6の
他に、両系統に共通な圧力源としてのオイルポンプ7を
設け、更に分流弁12、舵角制御弁14、15を設ける
。オイルポンプ7はリザーバ8内のオイルを吸入して主
回路9に吐出し、分流弁12はこれにより主回路9上の
オイルを前輪補助操舵回路10及び後輪補助操舵回路1
1に分配する。
他に、両系統に共通な圧力源としてのオイルポンプ7を
設け、更に分流弁12、舵角制御弁14、15を設ける
。オイルポンプ7はリザーバ8内のオイルを吸入して主
回路9に吐出し、分流弁12はこれにより主回路9上の
オイルを前輪補助操舵回路10及び後輪補助操舵回路1
1に分配する。
上記分流弁12は、ツヤトルスプール12aをハネ12
b、 12cにより中立位置S:弾支して構成するもの
とし、スプール12aの両端には圧力室12d、 12
eを画成する。これらの圧力室12d、 12eは、ス
プール12aに形成した径の異なるオリフィス12f、
12gを経て主回路9に通しさせると共に、同しくス
プール12aに形成した横孔12h、 12i及び出力
ポート12j12kを経て補助操舵回路11.10に通
しさせる。しかして、横孔12h、 12iは夫々圧力
室12d、 12eの圧力に応動するスプール12aの
ストロークに応じて出力ポート12j、 12にとの連
通度を加減され、以下の分流機能を果たすものとする。
b、 12cにより中立位置S:弾支して構成するもの
とし、スプール12aの両端には圧力室12d、 12
eを画成する。これらの圧力室12d、 12eは、ス
プール12aに形成した径の異なるオリフィス12f、
12gを経て主回路9に通しさせると共に、同しくス
プール12aに形成した横孔12h、 12i及び出力
ポート12j12kを経て補助操舵回路11.10に通
しさせる。しかして、横孔12h、 12iは夫々圧力
室12d、 12eの圧力に応動するスプール12aの
ストロークに応じて出力ポート12j、 12にとの連
通度を加減され、以下の分流機能を果たすものとする。
即ち、例えば回路10に着目すると、回路10の要求流
量Q、は、前輪補助操舵アクチュエータ5のピストン受
圧面積SAとピストン移動速度Vとの積Qr = S4
x vで表わされ、更にアクチュエータ5のストロー
クをd、前輪操舵周波数をfとすれば、移動速度はv=
2πXfXdであるため、回路10の要求流量Q、はQ
、=SAX2πXfXdとなる。また、回路11の要求
流量Q1についても同様にして求まり、ポンプ7の吐出
量Q0をQ0=Qf+Q、とすると、所要要求流量Q、
、Q。
量Q、は、前輪補助操舵アクチュエータ5のピストン受
圧面積SAとピストン移動速度Vとの積Qr = S4
x vで表わされ、更にアクチュエータ5のストロー
クをd、前輪操舵周波数をfとすれば、移動速度はv=
2πXfXdであるため、回路10の要求流量Q、はQ
、=SAX2πXfXdとなる。また、回路11の要求
流量Q1についても同様にして求まり、ポンプ7の吐出
量Q0をQ0=Qf+Q、とすると、所要要求流量Q、
、Q。
を得る分配比は、前記オリフィス12g、 12fの径
をQ、/Q、、Q、/Q、に対応して設定することで得
られる。分流弁12は、こうしてポンプ吐出量Q、を回
路10.11へ要求流量Q、、Q、に分配して供給する
ことができる。更に、回路10、または回路11が流量
変化で圧力降下すると、分流弁12のスプール12aが
図中右行または左行して横孔12iまたは12hの開度
を滅じ、流量分配比がくずれるのを防止し得て一系統の
圧力変動が他系統に影響するのを防くことができる。
をQ、/Q、、Q、/Q、に対応して設定することで得
られる。分流弁12は、こうしてポンプ吐出量Q、を回
路10.11へ要求流量Q、、Q、に分配して供給する
ことができる。更に、回路10、または回路11が流量
変化で圧力降下すると、分流弁12のスプール12aが
図中右行または左行して横孔12iまたは12hの開度
を滅じ、流量分配比がくずれるのを防止し得て一系統の
圧力変動が他系統に影響するのを防くことができる。
舵角制御は、このように両系の圧力変動が相互に干渉し
合わないようになされた上記構成の下、舵角制御弁14
.15の制御によって行われる。
合わないようになされた上記構成の下、舵角制御弁14
.15の制御によって行われる。
舵角制御弁14.15は、夫々圧力制御弁から構成され
、これらは補助操舵回路10.11及び共通なドレン回
路工3と、アクチュエータ5.6との間に介挿される。
、これらは補助操舵回路10.11及び共通なドレン回
路工3と、アクチュエータ5.6との間に介挿される。
前輪補助操舵用の舵角制御弁14は、ソレノイド14a
、 14bのオフ時(非通電時)図示の中立位置となっ
て回路10からのオイルを全量ドレン回路13に戻し、
アクチュエータ5の両室5a、 5bを無圧状態に保つ
。この時、アクチュエータ5は内蔵ハネ5c。
、 14bのオフ時(非通電時)図示の中立位置となっ
て回路10からのオイルを全量ドレン回路13に戻し、
アクチュエータ5の両室5a、 5bを無圧状態に保つ
。この時、アクチュエータ5は内蔵ハネ5c。
5dにより中立位置にされ、ステアリングギヤ4を前輪
1が補助操舵されない位置に保つ。ソレノイド14aの
オン時(通電時)、弁14は室5aを加圧し、室5bを
ドレンして、アクチュエータ5を伸長動作させ、ステア
リングギヤ4を図中右行させることにより前輪1を前記
α度以内で左転舵方向に補助操舵する。更に、弁14は
、ソレノイド14bのオン時(通電時)には、室5bを
加圧、室5aをドレンしてアクチュエータ5を収縮動作
させ、ステアリングギヤ4を図中左行させることにより
前輪1をα度以内で右転舵方向に補助操舵する。
1が補助操舵されない位置に保つ。ソレノイド14aの
オン時(通電時)、弁14は室5aを加圧し、室5bを
ドレンして、アクチュエータ5を伸長動作させ、ステア
リングギヤ4を図中右行させることにより前輪1を前記
α度以内で左転舵方向に補助操舵する。更に、弁14は
、ソレノイド14bのオン時(通電時)には、室5bを
加圧、室5aをドレンしてアクチュエータ5を収縮動作
させ、ステアリングギヤ4を図中左行させることにより
前輪1をα度以内で右転舵方向に補助操舵する。
前輪1は、上述のような補助操舵機構よって補助操舵さ
れる。
れる。
後輪補助操舵用の舵角制御弁15及びアクチュエータ6
の構成、並びにそれらの機能も、上記舵角制御弁14及
びアクチュエータ5についてのものと同様であるため、
対応部分を同しサフィックスa〜dを付して符号にて示
すにとどめ、その詳細説明を省略する。
の構成、並びにそれらの機能も、上記舵角制御弁14及
びアクチュエータ5についてのものと同様であるため、
対応部分を同しサフィックスa〜dを付して符号にて示
すにとどめ、その詳細説明を省略する。
上記舵角制御弁14.15の各ソレノイド14a、 1
4b15a、 15bはコントローラ16によりオン/
オフ制御し、このコントローラ16には、ステアリング
ホイール3の操舵角(ハンドル角)θを検出する舵角セ
ンサ17からの信号、車速■を検出する車速センサ■8
からの信号、後輪側アクチュエータのストローク検出用
のストロークセンサ19からの信号等を夫々入力する。
4b15a、 15bはコントローラ16によりオン/
オフ制御し、このコントローラ16には、ステアリング
ホイール3の操舵角(ハンドル角)θを検出する舵角セ
ンサ17からの信号、車速■を検出する車速センサ■8
からの信号、後輪側アクチュエータのストローク検出用
のストロークセンサ19からの信号等を夫々入力する。
上記コントローラ16は、入力検出回路と、演算処理回
路と、該演算処理回路で実行される舵角制御用のプログ
ラム及び演算結果等を格納する記憶回路と、舵角制御弁
14.15に制御信号を供給する出力回路等とで構成さ
れ、上記入力情報に基づき、前後輪補助舵角を演算し、
これに従って舵角制御弁14.15の各ソレノイド14
a、 14b、 15a及び15bをオン、オフ制御す
る信号1.、、I、、、l□及びI□を出力する。
路と、該演算処理回路で実行される舵角制御用のプログ
ラム及び演算結果等を格納する記憶回路と、舵角制御弁
14.15に制御信号を供給する出力回路等とで構成さ
れ、上記入力情報に基づき、前後輪補助舵角を演算し、
これに従って舵角制御弁14.15の各ソレノイド14
a、 14b、 15a及び15bをオン、オフ制御す
る信号1.、、I、、、l□及びI□を出力する。
ここで、上記舵角演算については、基本的には、ステア
リングホイールの操舵状態(ハンドル角θやハンドル角
速度θ等)、更にはまた車速V4こ応して前後輪の補助
制御舵角値δ2.δ、を演算すするが、例えばθの1次
微分値であるハンドル角速度θを後述の過渡制御舵角分
のパラメータとして使用する場合は夫々の演算は次式を
用いた方法で行うことができる。
リングホイールの操舵状態(ハンドル角θやハンドル角
速度θ等)、更にはまた車速V4こ応して前後輪の補助
制御舵角値δ2.δ、を演算すするが、例えばθの1次
微分値であるハンドル角速度θを後述の過渡制御舵角分
のパラメータとして使用する場合は夫々の演算は次式を
用いた方法で行うことができる。
δ ==に、(v)Xθ−T r (W) ×θ
・(2)ここにに□9..に□V、はθの乗
算係数で、ここでは夫々車速に応じて変化する比例定数
、Tf(v、。
・(2)ここにに□9..に□V、はθの乗
算係数で、ここでは夫々車速に応じて変化する比例定数
、Tf(v、。
T、。、はθの乗算係数であって、同じくここでは夫々
車速に応じて変化する微分定数である。
車速に応じて変化する微分定数である。
これら(1)、 (2)式は、夫々第1項を比例項、第
2項を微分項とする位相反転制御演算式で、簡単に説明
すれば、操舵過渡期(θが小さくθが大きい期間)には
微分項をきかしてシャープさを得る一方、保舵期(θか
大きくθが小さい期間)には比例項をきかして安定性を
得るといった操舵特性を実現する演算式である。
2項を微分項とする位相反転制御演算式で、簡単に説明
すれば、操舵過渡期(θが小さくθが大きい期間)には
微分項をきかしてシャープさを得る一方、保舵期(θか
大きくθが小さい期間)には比例項をきかして安定性を
得るといった操舵特性を実現する演算式である。
コントローラ16はまた、前輪の補助操舵角制御に関し
ては、前輪1をステアリングホイールの操舵状態に応じ
て切り増し補助操舵する場合に、前輪の補助操舵角がス
テアリングホイールの変位角速度にも応して演算される
構成であっても、ステアリング操作開始時の象、激な操
舵力の増加や振動的な操舵力変化等の操舵力変動を低減
できるように、ステアリングホイールの角度の1次以上
の微分値に応じて発生する補助制御舵角に対し、遅れを
付加するようになす。
ては、前輪1をステアリングホイールの操舵状態に応じ
て切り増し補助操舵する場合に、前輪の補助操舵角がス
テアリングホイールの変位角速度にも応して演算される
構成であっても、ステアリング操作開始時の象、激な操
舵力の増加や振動的な操舵力変化等の操舵力変動を低減
できるように、ステアリングホイールの角度の1次以上
の微分値に応じて発生する補助制御舵角に対し、遅れを
付加するようになす。
即ち、上記(1)式でいえば1、前述のように、その第
1項は比例制御舵角δf9成分、第2項は過渡制御舵角
δf4成分を表わし、過渡制御舵角δfdはここではハ
ンドル角θの1次微分となっているが、このような微分
値に応じで発生する補助操舵角に対し遅れをもたせるよ
うにする。
1項は比例制御舵角δf9成分、第2項は過渡制御舵角
δf4成分を表わし、過渡制御舵角δfdはここではハ
ンドル角θの1次微分となっているが、このような微分
値に応じで発生する補助操舵角に対し遅れをもたせるよ
うにする。
上記の遅れを設けるための手法としては、過渡制御舵角
δf4がハンドル角の1次微分たるハンドル角速度θに
応じたものである場合には、例えば、ハンドル角の情報
からハンドル角速度を得る場合にN個平均値を用いる方
法によるものとすることができる。
δf4がハンドル角の1次微分たるハンドル角速度θに
応じたものである場合には、例えば、ハンドル角の情報
からハンドル角速度を得る場合にN個平均値を用いる方
法によるものとすることができる。
第3図は、かかる手法によって遅れを付加するようにし
た舵角制御用の演算プログラムの一例を示す。本プログ
ラムは一定時間毎の定時割り込みで実行される。
た舵角制御用の演算プログラムの一例を示す。本プログ
ラムは一定時間毎の定時割り込みで実行される。
まず、ステップ100では舵角センサ17からの信号に
よりハンドル角θを読み込み、ステップ110でハンド
ル角速度θを演算する。ここで、該演算については、例
えば5 m5ec毎にハンドル角の読込みが実行される
とすれば、今回実行時の読込み値とN回前のプログラム
実行時での読込み値(記憶値)とを用い、次式に従って
θ値の演算を行う。
よりハンドル角θを読み込み、ステップ110でハンド
ル角速度θを演算する。ここで、該演算については、例
えば5 m5ec毎にハンドル角の読込みが実行される
とすれば、今回実行時の読込み値とN回前のプログラム
実行時での読込み値(記憶値)とを用い、次式に従って
θ値の演算を行う。
θ。−θ8
ここに、θ。がハンドル角についての今回読込み値、θ
8がN回前の読込み値である。
8がN回前の読込み値である。
次にステップ120では、上記で演算して求めたハンド
ル角速度値θを前輪補助操舵角δ、演算における過度制
御舵角δfd中のθ値に通用してδ。
ル角速度値θを前輪補助操舵角δ、演算における過度制
御舵角δfd中のθ値に通用してδ。
値を算出し、ステップ130で舵角制御出力処理を実行
して本プログラムを終了する。
して本プログラムを終了する。
以上のような処理により前記の切り増し制御を実行する
ことで前輪補助操舵角に対し遅れが付加され、前輪補助
舵角制御を行う車両であっても、その操舵力特性を通常
車両の操舵力特性に近づけることが可能で、しかも、そ
の場合、前記の比例制御舵角と過渡制御舵角のうち、後
者の成分に対してだけ所要の遅れを容易に付加すること
ができる。
ことで前輪補助操舵角に対し遅れが付加され、前輪補助
舵角制御を行う車両であっても、その操舵力特性を通常
車両の操舵力特性に近づけることが可能で、しかも、そ
の場合、前記の比例制御舵角と過渡制御舵角のうち、後
者の成分に対してだけ所要の遅れを容易に付加すること
ができる。
過渡制御舵角δ□にのみ遅れをもたせるのは、前者の比
例制御舵角δ1pに関しては、δf、はステアリングギ
ヤ比が小さくなったことと等価であり、ハンドルを微小
舵でも速く動かした場合における過渡制御舵角δtdに
よる操舵力への影響が大きいのに比し、比例制御舵角δ
fpによる操舵力変動は小さいので、かような見地から
、通常車両の操舵力特性に近づけるべく補助操舵角に対
し遅れを付加するにあたり、δf2には遅れをもたせず
、δ、。
例制御舵角δ1pに関しては、δf、はステアリングギ
ヤ比が小さくなったことと等価であり、ハンドルを微小
舵でも速く動かした場合における過渡制御舵角δtdに
よる操舵力への影響が大きいのに比し、比例制御舵角δ
fpによる操舵力変動は小さいので、かような見地から
、通常車両の操舵力特性に近づけるべく補助操舵角に対
し遅れを付加するにあたり、δf2には遅れをもたせず
、δ、。
のろに遅れを付加することとしたものである。
また、上記のような遅れの付加による本制御によって、
操舵力特性としては、前輪補助操舵機構を有しない通常
車両の操舵力特性に近づけることができる点については
、次のようにして説明することができる。
操舵力特性としては、前輪補助操舵機構を有しない通常
車両の操舵力特性に近づけることができる点については
、次のようにして説明することができる。
第4図は、直進から旋回へのステップ操舵の場合を例に
採って、そのときのステアリング操作に伴う諸量の変化
の様子を示している。同図(a)がハンドル操舵角の変
化を、また同図(b)及び(C)が夫々前輪補助舵角及
びハンドル操舵力の変化を示すが、同図(bL (C)
では、比較例として遅れを設けない場合の前輪補助操舵
制御によった場合の特性と対比して本制御による場合の
特性を示しである。
採って、そのときのステアリング操作に伴う諸量の変化
の様子を示している。同図(a)がハンドル操舵角の変
化を、また同図(b)及び(C)が夫々前輪補助舵角及
びハンドル操舵力の変化を示すが、同図(bL (C)
では、比較例として遅れを設けない場合の前輪補助操舵
制御によった場合の特性と対比して本制御による場合の
特性を示しである。
今、前輪の補助操舵を行わない通常車両でのステップ操
舵を考えると、かかる車両では、ハンドルの回動に応じ
て前輪舵角が発生し、それがタイヤのスリップ角となり
、セルファライニングトルク、コーナリングフォースが
発生するところ、そこにはコラム系、ステアリング系の
ガタ等で発生する遅れがある。このため、通常車両では
、操舵角と操舵力の位相差は成る範囲内に落ちつく。従
って、この場合は、ハンドル操作開始時の急激な操舵力
の変化は示さないことになる。
舵を考えると、かかる車両では、ハンドルの回動に応じ
て前輪舵角が発生し、それがタイヤのスリップ角となり
、セルファライニングトルク、コーナリングフォースが
発生するところ、そこにはコラム系、ステアリング系の
ガタ等で発生する遅れがある。このため、通常車両では
、操舵角と操舵力の位相差は成る範囲内に落ちつく。従
って、この場合は、ハンドル操作開始時の急激な操舵力
の変化は示さないことになる。
他方、前輪の補助操舵機構を有する車両の場合、ハンド
ル角の変位情報を基に前輪の補助操舵を行うと、前輪の
取り増し補助操舵によって旋回性能の向上を図ることが
できる反面、ハンドル角と前輪舵角の間に遅れが発生し
にくい。特に、δf4(過渡制御舵角)成分を制?Il
量として含む場合は、ハンドルを微小舵でも速く動かす
と、それにより前輪に大きなスリップ角がつき、操舵力
が発生してしまい、操舵力変動が大きくなる。第4図(
b)(C)に示すように、同図(a)のハンドル操作に
対し、遅れがない場合の制御では、前輪補助舵角δ、は
特性(イ)のように推移し、かつ、そのときの操舵力は
先に触れた如く特性(II+)のような立ち上がりの急
激なものとなるのである。
ル角の変位情報を基に前輪の補助操舵を行うと、前輪の
取り増し補助操舵によって旋回性能の向上を図ることが
できる反面、ハンドル角と前輪舵角の間に遅れが発生し
にくい。特に、δf4(過渡制御舵角)成分を制?Il
量として含む場合は、ハンドルを微小舵でも速く動かす
と、それにより前輪に大きなスリップ角がつき、操舵力
が発生してしまい、操舵力変動が大きくなる。第4図(
b)(C)に示すように、同図(a)のハンドル操作に
対し、遅れがない場合の制御では、前輪補助舵角δ、は
特性(イ)のように推移し、かつ、そのときの操舵力は
先に触れた如く特性(II+)のような立ち上がりの急
激なものとなるのである。
しかるに、本制御に従って遅れを付加する前輪舵角制御
によれば、ハンドル角の変位情報に基づいて前輪補助操
舵を行っても、前輪補助舵角δ。
によれば、ハンドル角の変位情報に基づいて前輪補助操
舵を行っても、前輪補助舵角δ。
及びハンドル操舵力については夫々同図(b)、 (C
)の特性1..1.Cに示すようなものとすることがで
き、遅れを設けることにより、前記特性(ロ)の場合の
ようなハンドル操作開始時のや激な操舵力の増加及びそ
の後の振動的な操舵力変化を防止することができる。こ
うして、操舵力特性を前記した通常車両による場合の特
性に近づけることができ、しかも上述の制御を過渡制御
舵角δld分のみに遅れをもたせることによって適切に
実現することができる。
)の特性1..1.Cに示すようなものとすることがで
き、遅れを設けることにより、前記特性(ロ)の場合の
ようなハンドル操作開始時のや激な操舵力の増加及びそ
の後の振動的な操舵力変化を防止することができる。こ
うして、操舵力特性を前記した通常車両による場合の特
性に近づけることができ、しかも上述の制御を過渡制御
舵角δld分のみに遅れをもたせることによって適切に
実現することができる。
第4図(d)には、更に車両に発生するヨーレイトψの
様子が示されており、本制御の場合、上記遅れを設ける
のに伴い、特性!2.dのように、ヨーレイトの応答は
、遅れを設けない場合の特性(ハ)に示すものと比べる
と、多少純化するけれども、しかし、前輪補助操舵制御
を行わない2WS車と比べればその応答性は十分勝るも
のであり、前輪の切り増し補助操舵による本質的機能を
損うことにはならない。即ち、前輪補助操舵によるヨー
レイトの増加によって回頭性の向上を図りつつ、その場
合の操舵力変動の抑制もこれを同時に行うことができる
のである。
様子が示されており、本制御の場合、上記遅れを設ける
のに伴い、特性!2.dのように、ヨーレイトの応答は
、遅れを設けない場合の特性(ハ)に示すものと比べる
と、多少純化するけれども、しかし、前輪補助操舵制御
を行わない2WS車と比べればその応答性は十分勝るも
のであり、前輪の切り増し補助操舵による本質的機能を
損うことにはならない。即ち、前輪補助操舵によるヨー
レイトの増加によって回頭性の向上を図りつつ、その場
合の操舵力変動の抑制もこれを同時に行うことができる
のである。
また、前輪の補助操舵角に対して遅れを付加するにあた
り、これを上述のようQこハンドル角の情報からハンド
ル角速度を算出する場合にN個平均値を用いる方法を採
用したが、この方法を用いると、パルス式の舵角センサ
(ハンドル角センサ)を用いた場合に微分値の分解能を
向上できるという効果も得られる。即ち、センサとして
パルス発生型のステアリング用センサを使用した場合、
微分をN個平均化することで微分の分解能を向上できる
利点も併せ有する。
り、これを上述のようQこハンドル角の情報からハンド
ル角速度を算出する場合にN個平均値を用いる方法を採
用したが、この方法を用いると、パルス式の舵角センサ
(ハンドル角センサ)を用いた場合に微分値の分解能を
向上できるという効果も得られる。即ち、センサとして
パルス発生型のステアリング用センサを使用した場合、
微分をN個平均化することで微分の分解能を向上できる
利点も併せ有する。
なお、上記例では、過渡制御舵角δf4については、ハ
ンドル角の1次微分によるものであるが、これは次のよ
うな高次微分の線形結合、即ちδfd−Tf θ十T’
fθ+T″、θ+(ただし、T f + T’、 T
ll、は夫々の乗算係数)であってもよい。即ち、比例
項を除く、1次、2次、3次、 の微分値によるもの
に適用することができ、そのような態様でもよいことは
勿論である。
ンドル角の1次微分によるものであるが、これは次のよ
うな高次微分の線形結合、即ちδfd−Tf θ十T’
fθ+T″、θ+(ただし、T f + T’、 T
ll、は夫々の乗算係数)であってもよい。即ち、比例
項を除く、1次、2次、3次、 の微分値によるもの
に適用することができ、そのような態様でもよいことは
勿論である。
更に、ハンドル角の微分値に応して発生する補助制iF
J舵角に対し遅れを付加する方法としては、前記方法に
限らず、例えはデジタルフィルタにより遅らせることも
できる。
J舵角に対し遅れを付加する方法としては、前記方法に
限らず、例えはデジタルフィルタにより遅らせることも
できる。
前輪補助舵角δ、をδt = (K* +Tt s)θ
とした場合(ただし、K、は比例定数たる乗算係数、S
はラプラス演算子)において、デジタルフィルタにより
遅らせる方法をとったときは、上記δ。
とした場合(ただし、K、は比例定数たる乗算係数、S
はラプラス演算子)において、デジタルフィルタにより
遅らせる方法をとったときは、上記δ。
はラプラス変換式で書き表わすと次式のようになる。
ここに、ζ、 Wnは夫々定数である。
上記のデジタルフィルタによる処理については、その基
本原理は自動制御技術等種々の分野において既知のもの
であって、(4)式の右辺カッコ内の第1項は遅れ系の
過渡特性を表わす遅れ伝達関数であり、ζ、 knは具
体的にはその遅れ要素の減衰率、固有角周波数を示し、
またT、はゲイン定数に相当することになる。従って、
上述のような伝達関数をもつ要素としてデジタルフィル
タを使用することムこよっても前輪の切り増し制御にお
いて遅れをもたせることができる。
本原理は自動制御技術等種々の分野において既知のもの
であって、(4)式の右辺カッコ内の第1項は遅れ系の
過渡特性を表わす遅れ伝達関数であり、ζ、 knは具
体的にはその遅れ要素の減衰率、固有角周波数を示し、
またT、はゲイン定数に相当することになる。従って、
上述のような伝達関数をもつ要素としてデジタルフィル
タを使用することムこよっても前輪の切り増し制御にお
いて遅れをもたせることができる。
なお、かかる方法によって遅れを付加するときは、上記
のようなフィルタを構成する場合に、共振周波数の位置
などを適宜に設計し、所要の特性が得られるよう系を構
成するものとする。
のようなフィルタを構成する場合に、共振周波数の位置
などを適宜に設計し、所要の特性が得られるよう系を構
成するものとする。
以上の方法による場合も、前記第3図で説明した方法に
よる場合と同様、操舵力変動を低減することができ、ま
た、遅れをもたせることで高周波のゲインが低下するた
め、ハンドル角に対する車両の動きにも高周波成分が小
さくなり、それ故唐突さが減り、自然な動きを実現する
ことができる。
よる場合と同様、操舵力変動を低減することができ、ま
た、遅れをもたせることで高周波のゲインが低下するた
め、ハンドル角に対する車両の動きにも高周波成分が小
さくなり、それ故唐突さが減り、自然な動きを実現する
ことができる。
(発明の効果)
かくして本発明前輪舵角制御装置は上述の如く、前輪の
切り増し補助制御において前輪の補助舵角に対して操舵
開始時の急激な操舵力の増加等を抑制し得るよう適切な
遅れを付加することが可能で、前輪補助操舵機構を有す
る場合でも操舵力変動を低減することができ、車両の運
動性能、操縦性能の向上に寄与する。
切り増し補助制御において前輪の補助舵角に対して操舵
開始時の急激な操舵力の増加等を抑制し得るよう適切な
遅れを付加することが可能で、前輪補助操舵機構を有す
る場合でも操舵力変動を低減することができ、車両の運
動性能、操縦性能の向上に寄与する。
第1図は本発明前輪舵角制御装置の概念図、第2図は本
発明前輪舵角制御装置の一実施例を示すシステム図、 第3図は同側でのコントローラの制御プログラムの一例
を示すフローチャート、 第4図はステアリング操作時の前輪補助操舵制御内容の
一例の説明に供するタイムチャートである。 1・・・前輪 2・・・後輪 3・・・ステアリングホイール 4・・・ステアリングギヤ 5・・・前輪補助操舵アクチュエータ 6・・・後輪補助操舵アクチュエータ 7・・・オイルポンプ 12・・・分流弁 14、15・・・舵角制御弁 16・・・コントローラ 17・・・舵角センサ 18・・・車速センサ く凡′−L女ワ鋤叙 (零ミ量畢磁 く、\!せt匍@ 4畦qい一一!工 、口
発明前輪舵角制御装置の一実施例を示すシステム図、 第3図は同側でのコントローラの制御プログラムの一例
を示すフローチャート、 第4図はステアリング操作時の前輪補助操舵制御内容の
一例の説明に供するタイムチャートである。 1・・・前輪 2・・・後輪 3・・・ステアリングホイール 4・・・ステアリングギヤ 5・・・前輪補助操舵アクチュエータ 6・・・後輪補助操舵アクチュエータ 7・・・オイルポンプ 12・・・分流弁 14、15・・・舵角制御弁 16・・・コントローラ 17・・・舵角センサ 18・・・車速センサ く凡′−L女ワ鋤叙 (零ミ量畢磁 く、\!せt匍@ 4畦qい一一!工 、口
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、車両の前輪を補助操舵する前輪補助操舵機構と、 ステアリングホィールの操舵状態を検出する操舵状態検
出手段と、 前記補助操舵機構により前輪を前記ステアリングホィー
ルの操舵状態に応じて切り増し補助操舵する場合に、ス
テアリングホィールの角度の1次以上の微分値に応じて
発生する補助制御舵角に対し遅れを付加する機能を有す
る前輪補助舵角制御手段とを具備してなることを特徴と
する前輪舵角制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2224245A JP2936675B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 前輪舵角制御装置 |
US07/750,948 US5317513A (en) | 1990-08-28 | 1991-08-28 | Apparatus for actively controlling steer angle of front wheels of vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2224245A JP2936675B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 前輪舵角制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108082A true JPH04108082A (ja) | 1992-04-09 |
JP2936675B2 JP2936675B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=16810764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2224245A Expired - Fee Related JP2936675B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-28 | 前輪舵角制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5317513A (ja) |
JP (1) | JP2936675B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2864962B2 (ja) * | 1993-08-10 | 1999-03-08 | 三菱自動車工業株式会社 | 後輪操舵装置 |
KR950017622A (ko) * | 1993-12-14 | 1995-07-20 | 전성원 | 4륜 조향 시스템 |
USH1846H (en) * | 1999-02-02 | 2000-04-04 | Caterpillar Inc. | Electro-hydraulic steering system for an articulated vehicle |
JP4178217B2 (ja) * | 2002-03-27 | 2008-11-12 | 株式会社ジェイテクト | 車両用操舵装置 |
JP4285310B2 (ja) * | 2004-04-16 | 2009-06-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の操舵装置 |
US7881841B2 (en) * | 2006-12-28 | 2011-02-01 | Caterpillar Inc. | Motion-control system |
JP2014085880A (ja) * | 2012-10-24 | 2014-05-12 | Jtekt Corp | Pid制御システム |
US10661831B2 (en) | 2014-08-08 | 2020-05-26 | Deere & Company | Caster steering control for a vehicle |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58164477A (ja) * | 1982-03-24 | 1983-09-29 | Nissan Motor Co Ltd | 後輪操舵制御装置 |
JPH0674052B2 (ja) * | 1984-01-31 | 1994-09-21 | 日産自動車株式会社 | 車両の操舵方法 |
JPS6127763A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-07 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の運動目標値設定装置 |
JPH0725307B2 (ja) * | 1987-09-25 | 1995-03-22 | 本田技研工業株式会社 | 前輪転舵角の制御方法 |
US5151860A (en) * | 1987-12-29 | 1992-09-29 | Jidoshi Kiki Co., Ltd. | Control method for electric power steering apparatus for vehicle |
US4842089A (en) * | 1988-06-27 | 1989-06-27 | General Motors Corporation | Four wheel steering system with closed-loop feedback and open-loop feedforward |
US4828061A (en) * | 1988-06-27 | 1989-05-09 | General Motors Corporation | Closed-loop four wheel steering system having dual response rate rear steering |
US5029660A (en) * | 1990-04-06 | 1991-07-09 | Ford Motor Company | Steering control method and control system for wheeled vehicles |
-
1990
- 1990-08-28 JP JP2224245A patent/JP2936675B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-08-28 US US07/750,948 patent/US5317513A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2936675B2 (ja) | 1999-08-23 |
US5317513A (en) | 1994-05-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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