JPH0410788Y2 - - Google Patents

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JPH0410788Y2
JPH0410788Y2 JP6593188U JP6593188U JPH0410788Y2 JP H0410788 Y2 JPH0410788 Y2 JP H0410788Y2 JP 6593188 U JP6593188 U JP 6593188U JP 6593188 U JP6593188 U JP 6593188U JP H0410788 Y2 JPH0410788 Y2 JP H0410788Y2
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soil injection
soil
hydraulic cylinder
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injection pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、土壌殺菌剤や液体肥料などの薬液
を、直接地中に効率よく施すための装置に関す
る。
従来技術 従来この種の土壌注入機としては、下端を尖鋭
にして畑地などに突き刺し易くした中空管の上端
に、開閉弁を介して薬液圧送ホースをつなぎ、中
空管を土壌に突き刺してから、開閉弁を開いて、
中空管先端の小孔から加圧薬液を地中に放出する
ようにしたものが知られている。(例えば意匠公
報第574222号参照)しかしながら、このような手
動器具によつて広大な畑やゴルフ場などの芝への
施肥などを行う作業は、作業者の疲労が大きく、
又、能率も悪いので、本出願人は、先に、車両上
に、液体圧シリンダを装着し、この液体圧シリン
ダのピストンロツドに土壌注入管の上端を接続
し、更に、地中に薬液を放出するために加圧され
ている薬液の圧力を利用する目的で、薬液圧送ポ
ンプから吐出される加圧薬液を、液体圧シリンダ
中に流路切換弁を通してピストン作動液として導
入して、液体圧シリンダを駆動させ、それによつ
て、土壌注入管の土壌への入脱を行わせるように
した土壌注入機を開示した。(例えば、実願62−
136103(実公平3−31193号))。
本考案は、このような土壌注入機の改良に関す
るものであつて、特に、土壌注入管が、土壌中に
進入する際に、先端が石に当たつたり、あるいは
硬い地層に行きあたつて、土壌注入管に曲げ力が
加わつた場合、または、移動時に土壌注入管が障
害物に当たつた場合などに、土壌注入管や液体圧
シリンダが、変形したり損傷することのないよう
にすると共に、作物の種類や生育段階に応じて、
注入管によつて作物を傷めることの無いように、
土壌注入管の進入角度を変えたり、或は、畝幅に
応じて、土壌注入管の位置や、土壌注入管が複数
の場合は、その相互間隔を自在に変えられるよう
に意図したものである。
考案の構成 本考案の要旨は、地面に進入および離脱可能な
位置に往復動自在に保持された土壌注入管と、こ
の土壌注入管を往復駆動する液体圧シリンダと、
薬液タンク中の薬液を加圧薬液導管に送り出す薬
液圧送ポンプと、加圧薬液導管に接続して、加圧
薬液を、ピストン作動液として液体圧シリンダの
ピストンの両側へ切換え送液する流路切換弁とを
備え、土壌へ圧入すべき薬液の圧力を利用して土
壌注入管を往復駆動するように構成した土壌注入
機において、液体圧シリンダのピストンロツドの
下端と土壌注入管上端とが、鋼、ゴムなどの弾性
素材からなる可撓継手部材を介して、接続一体化
されている構成、及び、畝間などを走行可能な車
両に1以上装着した液体圧シリンダが、左右畝方
向に移動可能として、畝間の間隔に合わせて位置
決めしたり、あるいは、そのシリンダに連結する
土壌注入管の地中への進入方向を、垂直方向、或
は、斜め方向など作物の種類や注入薬液の性質、
作物の生育段階などに応じて、きめ細かく設定で
きるように液体圧シリンダを変位可能に車両に支
持した構成を特徴とする土壌注入機にある。
以下、一実施例について、図面を参照しながら
詳述する。
第1図は、本考案にかかる土壌注入機の一実施
例であつて、キヤタピラ31を有する自走車両3
0上に、薬液タンク32、この薬液タンク32と
吸入ホース33を介して連結する薬液圧送ポンプ
34、この薬液圧送ポンプ34からの加圧薬液を
切換送液する流路切換弁7(第2図参照)、この
流路切換弁7から供給される加圧薬液によつて、
ピストンを駆動する一対の液体圧シリンダ2,
2、この液体圧シリンダ2,2のピストンロツド
2a下端に連結され、下端閉塞部付近にノズル5
a(第3図)を有する中空パイプから成る土壌注
入管5、及び薬液圧送ポンプ駆動用エンジン35
が装着されたものから構成されている。
22は、流路切換弁7の切換動作を行うパイロ
ツト弁であり、27は、加圧薬液を土壌注入管5
に一定量だけ送液する定量供給弁であつて、
夫々、自走車両30のコ字状の枠ハンドル36の
左右位置に取付られている。
自走車両30には、方形枠体から成る保持フレ
ーム3が立設されており、この保持フレームの左
右側枠板3a,3bを貫いて、左右方向に伸張す
る上下二つの案内筒41,42が固設されてい
る。上下案内筒41,42中には、夫々、左右両
側から液体圧シリンダの保持アーム43,44,
456,46が摺動自在に嵌入しており、止めね
じ47で任意の位置に固定するようになつてい
る。上側の案内筒41中の保持アーム43,44
の突出端は、液体圧シリンダのヘツドに並設され
た軸受片2bに枢着しており、下側の案内筒42
中の保持アーム45,46の突出端には、液体圧
シリンダに遊嵌する保持枠45a,46aが枢着
48することにより、液体圧シリンダ2の角度や
左右方向の間隔が調節できるようになつている。
又、ピストンロツド2aの下端には、弾性素材か
ら成る可撓継手部材として鋼製のコイルスプリン
グ1が、その上端で固着しており、更に、該コイ
ルスプリング1の下端には、土壌注入管5の上端
が固着している。
作 用 このような構成から成る上記実施例に係る土壌
注入機の動作を説明する。まず、作物の種類や注
入すべき薬液の性質に応じて、第2図の右側の土
壌注入管のように、真上から地中に差し込んで注
入するか、あるいは、第2図の左側の土壌注入管
のように、植物体100を損なわないように畝1
01へ斜方向から突き刺して注入するなど、保持
アームを伸縮して液体圧シリンダの角度を定める
と共に、左右畝幅にあわせて、車両の側面方向へ
の突出幅を定めて、止めねじ47を締め付けて液
体圧シリンダを固定する。次ぎに、パイロツト弁
22は、レバーハンドル23を操作しない限り、
加圧薬液によつて、第4図に示す状態で維持して
おり、従つて、液体圧シリンダのピストンは、シ
リンダ下室に加圧薬液が送りこまれた状態で、上
死点に位置している。このような状態で、パイロ
ツト弁22のレバーハンドル23を下方に押す
と、パイロツト弁のポートP′とポートS′とがつな
がり、薬液圧送ポンプ34の吐出口に連結する加
圧薬液導管6の分岐管6aから、パイロツト弁の
ポートP′に入つた薬液は、ポートS′から管路25
を経て、流路切換弁7のスプール8の上端に面し
て設けたポートSに入り、スプール8を下降させ
る。すると、ポートPとポートAとが連通して、
左右シリンダのポートUから上室11中に加圧薬
液が送入され、ピストンロツド2aは下降して、
土壌注入管5が地中に差し込まれる。その際、シ
リンダ下室12中の薬液は、下部のポートLから
管路を通つて流路切換弁のポートBに入り、戻り
ポートTから薬液タンクに戻る。
ピストンロツドが、下死点において停止した
ら、ハンドル36に取り付けてある定量供給弁2
7のボタン27aを押すと、加圧薬液導管の分岐
管6b(第3図)から、土壌注入管5中へ一定量
の加圧薬液が供給され、ノズル5aから地中に放
出される。パイロツト弁22のレバーハンドル2
3への押し下げ力を除くと、薬液の圧力によつ
て、パイロツト弁22のスプールは上昇して、第
4図に示す状態で、レバーハンドル23がストツ
パとなつて、停止する。この状態では、図示のよ
うに、ポートP′、ポートR′及びポートRが連通し
てスプール8の下端に、パイロツト圧がかかり、
スプール8は上昇して、加圧薬液の流路が切換え
られ、液体圧シリンダの下室12に加圧薬液が導
入され、上室11の薬液はポートU→ポートA→
戻りポートTを経由して、薬液タンク32に戻
る。この間、土壌注入管5は、上昇して地面から
脱離し元の位置に戻る。このようなサイクルを、
繰り返しつつ、畝間を移動し、薬液の自動注入が
行なわれる。上記においては、土壌中に石や硬い
地層があつて、土壌注入管の進入が妨げられた場
合、可撓継手部材としてのコイルスプリング1の
部分において曲がつて、進入方向を変えるので土
壌注入管や液体圧シリンダに無理な破壊力が加わ
らず、損傷されるおそれが全く無い。
上記実施例では、可撓継手部分が、コイルスプ
リングである例を示したが、これは、第5図に示
すように、ピストンロツド2aの下端と、土壌注
入管5の上端とを、棒状或はブロツク状のゴム部
材1aを介して接続したものでもよい。1bは、
一部分が、ゴム部材1a中に埋設保持された連結
ねじである。又、上記実施例において、車両は、
自走車両であつたが、これは、手押台車でも良
く、又、流路切換弁は、パイロツト弁を用いず、
直接切換えるものでもよい。或は又、土壌注入管
への薬液は、戻りポートTと土壌注入管とを連結
して液体圧シリンダから排出される薬液をそのま
ま土壌中に注入するものでもよく、更に、定量供
給弁に代えて、通常の開閉弁を用いてもよい。
定量供給弁27は、第6図に示すように、円筒
形ケーシング123の側面下方に、管路6bを介
して薬液圧送ポンプにつながる加圧液導入管12
1を有し、ケーシング下部には、ケーシングと同
軸状に、やや小径の加圧液送出管122が設けら
れており、この加圧液送出管122は、管路6b
を介して土壌注入管5に連結する。この送出管1
22の上部開口を閉塞する遊動弁124が、ケー
シング中を上下動可能に収納されており、該遊動
弁の側面に周設され、且つ、ケーシング内を加圧
液導入管側と天井側とに隔てる鍔状の可撓弁12
6を介して、ケーシング内周面に摺接する遊動弁
124には、天井側の空間127に連通すると共
に導入管121側空間とは流量制限用の小孔13
2とストレーナ133とを介して連通する弁室1
25を有し、この弁室125は、その下面に設け
た開口部に弾発的に圧接する弁体129を介し
て、加圧液送出管に連通している。この弁体12
9の下面に、加圧液送出管内に向けて突設した弁
棒139の下端付近に、送出管の側面から管内に
液密に、且つ、往復動可能に設けたプツシユロツ
ド136の一端が臨ましめてあり、ボタン27a
を押して、プツシユロツドを傾け開弁するように
構成したもので、このような構成の供給弁自体
は、公知のものである。
定量供給弁としては、この他、電磁開閉弁とタ
イマリレーとの組み合わせたもの等、公知のもの
が採用可能である。
効 果 本考案の係る土壌注入機は、油圧装置等の特別
な駆動源を備えることなく、薬液を土壌中に噴出
させるのに必要な注入管の地中への入脱動作の繰
り返しを、薬液噴出の為に薬液自身に加えた圧力
を利用して、自動的に行わせ、しかも、土壌注入
管が地中に進入する際、石などの異物や、硬い地
層に突き当たつたとき、可撓継手部材の存在によ
り、土壌注入管が曲がつて、その進行方向を容易
に変え、あるいは、移動中に土壌注入管が障害物
に当たつたときなどに、可撓継手部材の部分で曲
がつて衝撃を和らげるので、液体圧シリンダや、
注入管の損傷を未然に防止することができる。
又、これらの液体圧シリンダを変位自在に支持し
ておくことにより、作物の種類や畝幅などに応じ
て、最も適切な場所へ注入でき、しかも、作物を
傷めることが無いなど、優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を側面方向から見
た説明図である。第2図は、第1図のA−A断面
方向から見た説明図である。第3図、本考案の要
部を示す説明図である。第4図は、流路切換弁と
加圧薬液の流れを示す説明図である。第5図は、
本考案の他の実施例の要部を示す説明図である。
第6図は、定量供給弁の断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 地面に進入および離脱可能な位置に往復動自
    在に保持された土壌注入管と、該土壌注入管を
    往復駆動する液体圧シリンダと、薬液タンク中
    の薬液を圧送する薬液圧送ポンプと、該薬液圧
    送ポンプから吐出される加圧薬液を液体圧作動
    液として前記液体圧シリンダに切換え送液する
    流路切換弁とを備え、土壌へ注入すべき薬液の
    圧力を利用して土壌注入管を往復駆動するよう
    に構成した土壌注入機において、前記液体圧シ
    リンダのピストンロツドと前記土壌注入管と
    が、弾性素材から成る可撓継手部材を介して連
    結されていることを特徴とする土壌注入機。 (2) 可撓継手部材が、コイルスプリングである請
    求の範囲第1項記載の土壌注入機。 (3) 車両に固設した一対の案内部材と、該案内
    部材の夫々に係合して案内される液体圧シリン
    ダ保持アームとを有し、液体圧シリンダが、前
    記液体圧シリンダ保持アームによつて変位可能
    に支持されている請求の範囲第1項記載の土壌
    注入機。 (4) 土壌注入管への加圧薬液の導入が、定量供給
    弁を介して行なわれる請求の範囲第1〜3項の
    いずれかに記載の土壌注入機。 (5) 地面に向かつて進脱自在に保持された土壌注
    入管と、該土壌注入管を往復駆動する液体圧シ
    リンダと、薬液タンク中の薬液を圧送する薬液
    圧送ポンプと、該薬液圧送ポンプから吐出され
    る加圧薬液を液体圧作動液として前記液体圧シ
    リンダに切換え送液する流路切換弁とを車両上
    に備え、土壌へ注入すべき薬液の圧力を利用し
    て土壌注入管を往復駆動するように構成した土
    壌注入機において、前記液体圧シリンダが、車
    両に、伸縮及び/または回動可能に設けられた
    液体圧シリンダ保持アームによつて変位可能に
    支持されていることを特徴とする土壌注入機。
JP6593188U 1988-05-19 1988-05-19 Expired JPH0410788Y2 (ja)

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JPH01168178U JPH01168178U (ja) 1989-11-27
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2821717B2 (ja) * 1992-01-16 1998-11-05 三菱農機株式会社 施肥機
JP2787627B2 (ja) * 1992-01-16 1998-08-20 三菱農機株式会社 施肥方法
KR101885672B1 (ko) * 2018-05-04 2018-08-06 (주)토브기술 농작물 뿌리병충해 방제용 관주장치

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