JPH04107654A - 分散データ制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分散処理システムに関し、特にコピーデータの
更新時期をマスタデータごとに設定する分散データ制御
方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、分散データ制御方式はマスタデータとコピーデー
タの無矛盾性を厳密に保証するためにマスタデータの更
新時にマスタサイトとスレーブサイト間で同期をとりロ
ック制御をするか、またはコピーデータに関しては制御
対象外（更新の反映はアプリケーションに委ねられる）
であるかに限られていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の分散データ制御方式は、マスタデータと
コピーデータ間の無矛盾性を保証する方式の場合、マス
タデータ更新時にコピーデータがロック制御を受けるこ
とによりコピーデータにアクセスしようとしても待ち状
態になり、多少の更新情報反映遅延を許して（矛盾を承
知して）もアクセスすることができない。また、コピー
データを制御対象としない（更新の反映がない）方式の
場合、コピーデータの保守をアプリケーションに依存し
なければならない。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の分散データ制御方式は、複数の計算機が通信回
線を介して結合され相互のデータ通信が可能なネットワ
ーク上で更新が許されたマスタデータを有するマスタサ
イトから他のサイトへ前記マスタデータのコピーデータ
を転送するコピーデータ転送手段とコピーデータが存在
するスレーブサイト内のアプリケーションプログラムに
前記コピーデータをマスタデータと区別なくアクセスで
きる機能を提供する分散データアクセス手段とを具備す
る分散処理システムにおいて、前記分散処理システムが
管理対象とするマスタデータの集まりのマスタデータ管
理単位に対してコピーデータへのマスタデータの更新情
報反映遅延程度を示すコピーレベルを設定するコピーレ
ベル定義手段と、マスタデータ管理単位ごとにスレーブ
サイトに更新情報が転送された最終時刻を示すコピー状
況管理テーブルを用いてコピーデータの更新状況を記憶
するコピー状況管理手段と、マスタデータの更新履歴か
ら指定されたマスタデータ管理単位および時刻に対して
当該マスタデータ管理単位に関する指定時刻以降のすべ
ての更新情報追加分を取り出す更新履歴制御手段と、マ
スタデータに更新が生じた場合に前記コピー状況管理テ
ーブルから更新を含むマスタデータ管理単位に対応する
スレーブサイトの内で更新情報転送最終時刻にコピーレ
ベルを加えた値が更新時刻に満たないスレーブサイト上
のコピーデータに対して当該更新情報追加分により更新
を反映させるコピーデータ更新手段とを含む。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例の分散データ制御方式の機能
構成を示すブロック図である。第２図はコピー状況管理
テーブルの詳細図である。第３図はコピーデータ更新手
段の動作を表すフローチャートである。

才ず、第１図において本発明を実現する分散処理システ
ムは、マスクサイト２（サイト＃０）と、スレーブサイ
ト３（サイト＃ｉ）と、スレーブサイト４（サイト＃ｊ
）とを含むネットワーク１で構成されている。各サイト
は、分散データ制御マネージャ５と、データベース６と
、更新履歴保持領域７と、コピー状況管理テーブル８と
、アプリケーションプログラム９とを含んで構成されて
いる。

分散データ制御マネージャ５は、コピーデータ転送手段
５１と、分散データアクセス手段５２と、コピーレベル
定義手段５３と、コピー状況管理手段５４と、更新履歴
制御手段５５と、コピーデータ更新手段５６とから構成
されている。

データベース６は、マスタデータ６１（データ管理単位
ＤＭＵａ’　　ＤＭＵｂＭ　＝−Ｄ　Ｍ　ＵｘＭ、・・
・）と、コピーデータ６２（データ管理単位Ｄ　Ｍ　Ｕ
　ａ　０、Ｄ　Ｍ　Ｕ　ｂ　’　、−）とから構成され
ている。

更新履歴保持領域７は、マスタデータ更新履歴７１と、
更新情報追加分保持履歴７２とから構成されている。

コピー状況管理テーブル８は、サイト＃０におけるマス
タデータ管理単位ＤＭＵａＭ、ＤＭＵｂＭ、・・・ＤＭ
Ｕｘ’　、・・・に対するコピーレベルと各サイトへの
更新情報転送最終時刻とから構成されている（第２図参
照）。ただし、マスタサイトとスレーブサイトの概念お
よび構成はデータに依存する。すなわち、着目するデー
タに対応して物理的なネットワークノードはマスタサイ
トにもスレーブサイトにも両方にもなりうる。第１図、
第２図においては、データ管理単位ＤＭＵａ’　、ＤＭ
ＵｂＭ、・・・、ＤＭＵｘＭ、・・・に着目しているた
めにサイト＃Ｏがマスタサイト、サイト＃ｉ、サイト＃
ｊがスレーブサイトとなり内部構成も該当する部分だけ
が記述されている。

データ記憶単位ＤＭＵａ０、ＤＭＵｂＣは、それぞれ事
前にコピーデータ転送手段５１によりマスタサイト２か
らスレーブサイト３、スレーブサイト４ヘデータ管理単
位ＤＭＵａ’　　ＤＭ［ＪｂＭがコピーされたものであ
る。コピー状況管理テーブル８上のコピーレベルＣＬは
、コピーレベル定義手段５３によって各マスタデータ管
理単位ＤＭＵごとに設定されている。更新情報転送最終
時刻ＦＴは、コピーデータ転送手段５１またはコピーデ
ータ更新手段５６がコピーデータを転送するときにコピ
ー状況管理手段５４により各ＤＭＵごとに各サイトに対
して記録されている。また、マスタデータ更新履歴７１
は、マスタデータの更新情報が更新履歴制御手段５５に
よりデータ単位と時刻を与えるとその時刻以降でそのデ
ータ単位に間する更新情報のすべて（更新情報追加分）
が得られるような構造で蓄積されている。

第３図を参照すると、マスクサイト２内のアプリケーシ
ョンプログラムＡＰＯによりあるマスタデータ管理単位
ＤＭＵｘＭ　（ｍ個のマスタデータ管理単位がサイト＃
Ｏ内に存在するとする）上で更新が時刻ｔに発生すると
（ステップＳ１）、分散データ制御マネージャ５のうち
コピーデータ更新手段５６は、コピー状況管理テーブル
８がらコピー状況管理手段５４によりＤＭＵｘＭのコピ
ーレベルＣＬＸと各サイト（総数をｎとする）への更新
情報転送最終時刻ＦＴ、ｋ（１≦に≦ｎ−１）とを得（
ステップＳ２）、ＣＬ、にＦＴ、ｋを加算した値がｔに
満たない（ＣＬが０であれば常に真ということになり、
ωであれば常に偽ということになる）サイト＃ｋに関し
て更新履歴制御手段５５により更新情報追加分△Ｄ　Ｍ
　Ｕ　ｘ　”　（Ｆ　Ｔ　Ｘ　ｋ）を取得しくステップ
Ｓ３）、それぞれ対応するサイト＃にのコピーデータ更
新手段５６へ転送する。スレーブサイトのコピーデータ
更新手段５６は、受信した更新情報追加分△ＤＭＵｘ’
　　（ＦＴｘｋ）を当該データにアクセスがあるまで更
新情報追加分保持領域７２に更新履歴制御手段５５を介
して保持する（ステップＳ４）。転送が完了したサイト
のＦＴＸｋは、コピー状況管理手段５４によりｔに更新
しておく。

スレーブサイト３内においてアプリケーションプログラ
ムＡＰｉからデータ管理単位ＤＭＵａにアクセス要求が
発行されると、分散データアクセス手段５２はコピーデ
ータ更新手段５６を呼び出す。コピーデータ更新手段５
６は更新履歴制御手段５５を介してＤＭＵａに関する更
新情報追加分△ＤＭＵａ０を更新情報追加分保持領域７
２上で検索し、存在すれば更新を反映して制御を分散デ
ータアクセス手段５２に返す。その際に反映済みの更新
情報追加分は削除しておく０分散データアクセス手段５
２がアプリケーションプログラムＡＰｉに更新の反映さ
れたＤＭＵａを返却することによりアクセス要求は完了
する（ステップＳ５）。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、マスタデータ上の更新
をコピーデータへ反映する際に許される遅延の程度を表
すコピーレベルという概念を導入することによって、コ
ピー・マスク間の無矛盾性を保証するための強い束縛（
厳密なロック制御をするための手続きの実現とその実行
により生じる待ち時間〉を緩和することが可能になり、
かつコピーデータへのアクセス時には更新がアプリケー
ジョンに依存しないで反映されているという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の機能構成を示すブロック図
、第２図はコピー状況管理テーブルの詳細図、第３図は
コピーデータ更新手段の動作を表すフローチャートであ
る。 １・・・ネットワーク、２・・・マスタサイト、３，４
・・・スレーブサイト、５１・・・コピーデータ転送手
段、５２・・・分散データアクセス手段、５３・・・コ
ピーレベル定義手段、５４・・・コピー状況管理手段、
５５・・・更新履歴制御手段、５６・・・コピーデータ
更新手段、６１・・・マスタデータ、６２・・・コピー
データ、ＤＭＵ・・・マスタデータ管理単位、ＣＬ・・
・コピーレベル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 複数の計算機が通信回線を介して結合され相互のデータ
   通信が可能なネットワーク上で更新が許されたマスタデ
   ータを有するマスタサイトから他のサイトへ前記マスタ
   データのコピーデータを転送するコピーデータ転送手段
   とコピーデータが存在するスレーブサイト内のアプリケ
   ーションプログラムに前記コピーデータをマスタデータ
   と区別なくアクセスできる機能を提供する分散データア
   クセス手段とを具備する分散処理システムにおいて、 前記分散処理システムが管理対象とするマスタデータの
   集まりのマスタデータ管理単位に対してコピーデータへ
   のマスタデータの更新情報反映遅延程度を示すコピーレ
   ベルを設定するコピーレベル定義手段と、 マスタデータ管理単位ごとにスレーブサイトに更新情報
   が転送された最終時刻を示すコピー状況管理テーブルを
   用いてコピーデータの更新状況を記憶するコピー状況管
   理手段と、 マスタデータの更新履歴から指定されたマスタデータ管
   理単位および時刻に対して当該マスタデータ管理単位に
   関する指定時刻以降のすべての更新情報追加分を取り出
   す更新履歴制御手段と、マスタデータに更新が生じた場
   合に前記コピー状況管理テーブルから更新を含むマスタ
   データ管理単位に対応するスレーブサイトの内で更新情
   報転送最終時刻にコピーレベルを加えた値が更新時刻に
   満たないスレーブサイト上のコピーデータに対して当該
   更新情報追加分により更新を反映させるコピーデータ更
   新手段と、を含むことを特徴とする分散データ制御方式
   。