JPH04107416A - 拡大観察装置 - Google Patents

拡大観察装置

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JPH04107416A
JPH04107416A JP2224332A JP22433290A JPH04107416A JP H04107416 A JPH04107416 A JP H04107416A JP 2224332 A JP2224332 A JP 2224332A JP 22433290 A JP22433290 A JP 22433290A JP H04107416 A JPH04107416 A JP H04107416A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、医療、学術、産業上の利用分野において、
例えば人の皮膚、微細な生物、あるいは集積回路のよう
な被観察物の外面乃至表層を拡大して観察するのに用い
られるもので、殊に対物具を被観察物の表面に当接また
は近接させるだけで、被観察物をそれがあるままの位置
で何らの加工を施すことなく拡大して観察することので
きる拡大観察装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より拡大観察用の器具乃至装置としては顕微鏡やル
ームがあるが5、顕微鏡は被観察物を加工してこれを顕
微鏡の側に持って行く必要があり、他方ルームはそれ自
体を被観察物の側に持って行って被観察物に何らの加工
を施すことなく手軽に観察することができるが、被観察
物照明用の光源を備えておらず、また可能な倍率も低い
ものである。
このような事情を背景に、当山願人は高倍率という顕微
鏡の長所と手軽さというルームの長所の両方を併せ持っ
た拡大観察装置を先に開発した(特開平1−30852
7号、特願平1−26462号及び特願平1−2734
19号)。
この拡大観察装置は、図示せぬデイスプレィ(表示手段
)及びコントローラからなる観察装置本体と、第6図に
示す対物具(特開平1−308527号に言う鏡筒及び
導光キャップ)100とからなり、対物具100は、映
像拡大用の光学系102を内蔵すると共に観察装置本体
側に設けられている光源から被観察物Mを照明するため
の照射光を導く光ファイバ103も内蔵し、その先端に
導光キャップ(対物先端部)105を備えている。そし
て、この対物具100を手で持ったままその導光キャッ
プ105を被観察物Mに当接または近接させ、対物具1
00中に内蔵されている撮像素子104(CCD素子)
で捉えた像をデイスプレィに再現して観察するもので、
導光キャップ105の先端を被観察物Mに当接させるか
あるいは所定の近接距離に近接させれば自ずとピントが
合うようにされており、何らの技能や熟練を必要とせず
誰でも手軽に50倍〜数千倍の倍率での観察を行えると
いうものである。
ところで、この拡大観察装置は、より強力な照射光を得
るためにコントローラ内に光源を設け、この光源から光
ファイバーで対物具に照射光を導くようにしており、ま
た撮像素子とデイスプレィの間に介在する信号処理手段
もコントローラ内に設けるようにしている。そのため、
対物具とデイスプレィの他にコントローラが必要となり
、その分、全体として大型化し、手軽さをより一層重視
する場合については不十分である。
また、このような拡大観察装置においては、被観察物に
照射する照射光の制御乃至被観察物からの映像光の制御
がよりよい観察にとって重要である。すなわち、一般に
被観察物を照射する照射光には、被観察物を正面から照
らす落射光と、被観察物の正面に対し平行に近い急角度
で照射する側射光と、及び透光性の被観察物の場合に内
部に透過した光で内側から表層を照らす透過光とがあり
、また被観察物からの映像光には被観察物の表面でその
まま直接的に反射される表面反射光と、被観察物の表層
を一旦透過して来る非表面反射光とがあるが、これらの
光を適宜に選択あるいは組み合わせることができ、さら
に側射光についてはその照射方向を変えることができれ
ば、より有効な観察を行える。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、この発明は、より一層小型化して手軽な扱いが
可能であり、しかも側射光の照射方向の選択を可能とす
る拡大観察装置の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的は、通孔が中心に形成された半球面状の
前部を有する透明な導光キャップを先端部に接続した対
物具と、この対物具で得られる被観察物の拡大像を表示
するための表示手段とよりなり、対物具を接・離自在な
前方ブロックと後方ブロックに分割し、そして前方ブロ
ックに被観察物拡大用の光学系と被観察物照明用の光源
を内蔵させ、後方ブ七ツクに光学系からの拡大像を捉え
る撮像手段と撮像手段からの信号を処理して表示手段に
出力する信号処理手段を内蔵させると共に、導光キャッ
プの基端面に対し複数系統の光源を配列し、この各系統
の光源を選択的に○N10 F F制御できるようにし
てなる拡大観察装置により達成され、また通孔が中心に
形成された半球面状の前部を有する透明な導光キャップ
を先端部に接続した対物具と、この対物具で得られる被
観察物の拡大像を表示するための表示手段とよりなり、
対物具を接・離自在な前方ブロックと後方ブロックに分
割し、そして前方ブロックに被観察物拡大用の光学系と
被観察物照明用の光源を内蔵させ、後方ブロックに光学
系からの拡大像を捉える撮像手段と撮像手段からの信号
を処理して表示手段に出力する信号処理手段を内蔵させ
ると共に、スリット孔を有するマスク体を光源と導光キ
ャップの基端面との間に介在させ、このマスク体の回動
操作により光源からの照射光を部分的に導光キャップの
基端面にあてられるようにしてなる拡大観察装置により
達成される。
〔作  用〕
この拡大観察装置は、光源及び信号処理手段も対物具に
内蔵させるようにしているので、前述の従来のものでは
必要としていたコントローラが不要となり、その分、全
体が小型化する。しかも、この光源及び信号処理手段の
対物具への内蔵は、光源についてみると、光源がそれだ
け被観察物に近くなるから、光源の出力がより小さくて
済むということであり、光源自体を格段に小型化できる
ことに結び付き、また信号処理手段についてみると、信
号処理手段がそれだけ撮像手段に近くなるから、信号処
理手段の容量が従来の場合に比べ格段に小さくて済むと
いうことであり、信号処理手段を格段に小型化できるこ
とに結び付く。つまり、光源及び信号処理手段の対物具
への内蔵は光源及び信号処理手段の小型化に結び付き、
この小型化がまた内蔵化を可能にするという有機的関連
が全体の小型化をもたらしているものである。
しかも、この拡大観察装置は、このような光源及び信号
処理手段の対物具への内蔵化と関連させて、対物具を光
学系及び光源を内蔵する前方ブロックと撮像手段及び信
号処理手段を内蔵する後方ブロックとに分割し両者を接
・離自在としているので、拡大率や対象被観察物の種類
に応じて専用仕様とした前方ブロックを予め用意してお
き、この交換だけで必要な観察に簡単に対応できること
になり、扱いがより一層手軽になる。
さらに、この拡大観察装置の対物具では、光源からの照
射光から、導光キャップの内側空間を通って通孔より被
観察物を正面から照らす落射光と、導光キャップの中実
内部を全反射により通過して来て通孔から出ることによ
り被観察物をその正面に対し略平行に照射する側射光と
、及び通孔以外の部位から被観察物にあたりその表層を
透過して被観察物を内部から照らすことになる透過光と
が得られるが、側射光については、複数系統の光源を選
択的にON/OFFさせて特定の部位のみから照射光を
導光キャップの内部に入れることによりその照射方向を
特定の方向に限定することができ、またマスク体の回動
操作によ、り光源からの照射光を導光キャップの基端面
に部分的にあてることによりその照射方向を特定の方向
に限定することができる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の詳細な説明する。
この拡大観察装置は、第1図に示すような対物具1と、
この対物具1で得られた被観察物Mの拡大像を再生・表
示する例えばCRTのような表示手段(図示せず)とよ
りなる。
対物具1は、全体が細長い筒状のもので、前方ブロック
3と後方ブロック4とに分割されており、前方ブロック
3が後方ブロック4に対し着脱できるようになっている
前方ブロック3は、内部に被観察物拡大用の光学系5及
び光源6を内蔵しており、その先端部に導光キャップ7
が接続されている。
光学系5は、筒状のホルダ8に対物レンズ9及び他のレ
ンズを保持させてなるもので、ホルダ8の先端部には先
窄まり状に形成した遮光底10が設けられている。この
光学系5は、基本的には導光キャップ7の先端が被観察
物Mの表面に当接することにより対物レンズ9の焦点が
被観察物Mの表面に合うように位置決めされるが、導光
キャップ7の前方ブロック3に対する螺合状態を調整す
ることにより非接触観察も可能なようになっている。
光源6は、第3図に示すように、多数の小さな発光源1
2を遮光圧10の外側において導光キャップ7の基端面
13に向けて円環状に配列してなるもので、それぞれ一
定の個数の発光源12を含む4個のブロック6a〜6d
にブロック化されており、各ブロック6a〜6dごとに
ON/OFF制御を行えるようになっている。
導光キャップ7は、その先端を被観察物Mの表面に当接
させることにより光学系5の対物レンズの焦点に対し被
観察物Mの表面が合うようにするためのものであると共
に、光源6からの照射光を落射光Ld、側射光Ls、及
び透過光Ltとに分けて被観察物Mに照射するためのも
ので(第2図)、例えばアクリル樹脂(メタクリル樹脂
)のような透明性の高い合成樹脂で作られている。そし
て、後部7rに形成されている螺合ネジ14により前方
ブロック3の先端に螺着されており、この螺着状態にお
いて前述の焦点合わせがなされるようになっている。よ
り詳細には、円筒状の後部7rと半球面状とされた前部
7fとからなり、後部7rの端には基端面13が形成さ
れ、前部7fにはその先端の中心に小さな通孔15が穿
設されている。
ここで、前述の側射光Lsは、基端面13から導光キャ
ップ7の中実内部に入った照射光が導光キャップ7の中
実内部を全反射により通過して来て通孔15の内側面か
ら出ることにより被観察物Mをその正面に対し略平行に
照射するもので、また落射光Ldは、導光キャップ7の
中実内部での全反射から漏れて導光キャップ7の内側空
間に入りここを通って通孔15より被観察物Mを正面か
ら照らすもので、さらに透過光Ltは、通孔15以外の
部位で透明な導光キャップ7を透過した落射光Ldが被
観察物Mの表層を透過して被観察物Mの表層を内部から
照らすものである。
そして、前述のような構造により、側射光Lsについて
はその照射方向を自由に選択できる。すなわち、光源6
のブロック6a〜6dを選択的にON10 F F制御
して特定のブロックのみから照射光を当て、この特定の
ブロックに対応する部分、つまり第3図及び第4図中に
破線により仮に示した区画ごとに側射光Lsを得るよう
にすることにより、その照射方向を一定の方向だけにす
ることができる。尚、導光キャップ7にブロック6a〜
6dと対応させて不透明な仕切りを設けるようにすれば
より明確に側射光Lsの照射方向を限定でき、より好ま
しい。
この前方ブロック3は、後方ブロック4に対し着脱でき
るものであるから、拡大率や対象被観察物の種類に応じ
た専用仕様のものを予め複数用意して置き、この専用仕
様のものを選択的に使い分けることが可能である。
後方ブロック4は、光学系5により得られる被観察物M
の拡大像を捉える撮像手段(CCD素子)16及び撮像
手段16からの信号を処理する信号処理手段17を内蔵
している。また、この後方ブロック4は、先端面に前方
ブロック3の接続のための嵌合筒18が突設され、後端
部からはデイスプレイに接続するケーブル19が導出さ
れており、さらに光源6の各ブロック6a〜6dごとの
ON10 F F用スイッチ20a〜20dが側面に設
けられ、このスイッチ20a〜20dからの導線の端子
21が先端面に臨まされており、前方ブロック3の後端
面に臨まされている光源6からの導線の端子22と接続
するようになっている。
このような拡大観察装置を用いて被観察物Mの観察を行
うには、対物具1を被観察物Mの側に持って行き、接触
観察が可能な被観察物であればその導光キャップ7の先
端を被観察物Mの表面に当接させるだけでよい。もし非
接触観察が必要な場合には導光キャップ7の前方ブロッ
ク3に対する螺合状態を調整し、導光キャップ7を被観
察物Mから離して観察する。
第5図に示すのは、他の実施例で、この実施例でも前述
の実施例と同様に側射光Lsの照射方向を選択できるよ
うになっている。具体的には、光源6は1系統で形成さ
れているが、この光源6と導光キャップ7の基端面13
との間にマスク体30が介在さぜられている。このマス
ク体30は、導光キャップ7の基端面13に対応する円
形状とされ、その一部に円弧状のスリット孔31が穿設
されてなるもので、光源6からの照射光はスリット孔3
1のみから導光キャップ7の基端面13にあたることに
なる。したがって、マスク体30の回動操作を行うこと
により側射光Lsの照射方向を自由に選択できる。尚、
その他の点は前述の実施例と同様なのでその説明を省略
する。
〔発明の効果〕
この発明による拡大観察装置は、以上説明してきた如き
ものなので以下の如き効果を有する。
(a)、光源及び信号処理手段も対物具に内蔵させるよ
うにしているので、全体が小型化し、扱いがより容易化
している。
(b)、対物具を前方ブロックと後方ブロックとに分割
し両者を接・離自在としたことにより、拡大率や対象被
観察物の種類に応じて予め専用仕様とした前方ブロック
の交換だけで必要な観察に簡単に対応でき、より一層手
軽な観察が可能となる。
(C)、側射光の照射方向を選択できるようになってい
るので、より多面的な観察を行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明による拡大観察装置の対物具の一部
断面を含む概略側面図、 第2図は、対物具の先端部分の部分概略断面図、第3図
は、導光キャップと光源との関係を示す概略斜視図、 第4図は、導光キャップの底面図、 第5図は、他の実施例における導光キャップ、マスク体
及び光源との関係を示す概略斜視図、そして 第6図は、従来の拡大観察装置の対物具の概略側面図で
ある。 1−−−−−一対物具 3−−−−−一前方ブロック 4−−−−一後方ブロック 5−−−−一光学系 6−−−一光源 7−−−−−−−導光キャップ 基端面 撮像手段 信号処理手段 マスク体 スリット孔 叩 綜 第 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、通孔が中心に形成された半球面状の前部を有す
    る透明な導光キャップを先端部に接続した対物具と、こ
    の対物具で得られる被観察物の拡大像を表示するための
    表示手段とよりなる拡大観察装置であって、 対物具を接・離自在な前方ブロックと後方ブロックに分
    割し、そして前方ブロックに被観察物拡大用の光学系と
    被観察物照明用の光源を内蔵させ、後方ブロックに光学
    系からの拡大像を捉える撮像手段と撮像手段からの信号
    を処理して表示手段に出力する信号処理手段を内蔵させ
    ると共に、導光キャップの基端面に対し複数系統の光源
    を配列し、この各系統の光源を選択的にON/OFF制
    御できるようにしたことを特徴とする拡大観察装置。
  2. (2)、通孔が中心に形成された半球面状の前部を有す
    る透明な導光キャップを先端部に接続した対物具と、こ
    の対物具で得られる被観察物の拡大像を表示するための
    表示手段とよりなる拡大観察装置であって、 対物具を接・離自在な前方ブロックと後方ブロックに分
    割し、そして前方ブロックに被観察物拡大用の光学系と
    被観察物照明用の光源を内蔵させ、後方ブロックに光学
    系からの拡大像を捉える撮像手段と撮像手段からの信号
    を処理して表示手段に出力する信号処理手段を内蔵させ
    ると共に、スリット孔を有するマスク体を光源と導光キ
    ャップの基端面との間に介在させ、このマスク体の回動
    操作により光源からの照射光を導光キャップの基端面に
    部分的にあてられるようにしたことを特徴とする拡大観
    察装置。
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