JP2938526B2 - 拡大観察用の対物具 - Google Patents

拡大観察用の対物具

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、医療、学術、産業等の各種の分野におい
て、例えば人の皮膚、微細な生物、あるいは集積回路等
のような被観察物の表面乃至表層をそれがあるままの位
置で何らの加工を施すことなく拡大して観察するための
拡大観察用の対物具(以下、単に「対物具」という)に
関する。
〔従来の技術〕
この種の拡大観察において最も大切なことは、被観察
物に照射する照射光の制御乃至被観察物からの映像光の
制御である。すなわち、一般に被観察物を照射する照射
光には、被観察物を正面から照らす落射光と、被観察物
の正面に対し平行に近い急角度で照射する側射光と、及
び透光性の被観察物の場合に内部に透過した光で内側か
ら表層を照らす透過光とがある。そして、落射光は、全
体的な立体観察に秀れているが、表面反射光つまり照射
光が被観察物の表面で直接反射してくる光の影響で、部
分的に見えない部分が生じたり、被観察物の色彩の観察
がしづらいという短所があり、また側射光は、急角度で
の照射により陰影を与えることで落射光だけでは見えに
くいような立体構造の観察を可能とするのに秀れてお
り、さらに透過光は、透光性の被観察物の場合にしか使
えないが、被観察物の表層をある程度の深さを以て影絵
的に観察できるというように、それぞれが固有の長所と
短所を持っている。したがって、これらの各光を自由に
選択し、また適当に組み合わせることができれば、より
有効な観察を行えることになる。特に、人の皮膚の観察
のような場合には、透過光を活用することにより一層有
意義な観察を行える。すなわち、透過光で内層から照ら
すことにより、毛細血管の配置やメラニン色素の状態等
の表層構造の観察を良好に行うことができ、また表面か
らの観察では不可能な化粧の“のり”の状態を“のり”
の程度に応じて影絵的に濃淡で現わすことができ、その
量的な把握が可能になるなど、一層有意義な観察を行え
る。
このような光の処理に関しては、既に幾つかの技術が
提案されている。
例えば、特開平1−308527号は、その一つで、当出願
人が先に提案したものであるが、導光キャップを半球状
乃至半球面体状に形成することにより、側射光(水平
光)を主体として落射光及び透過光が適度に組み合わさ
り良好な観察を行えるようになっている。また、他の一
つである特願平1−273419号は、映像光の選択が可能と
なるようにされており、より多面的な観察が可能となっ
ている。しかし、これらは何れも照射光の選択が可能で
ない。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、この発明は、照射光の選択を可能とする対物
具の提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的は、被観察物照明用の照射光を導く導
光手段及び被観察物の像を拡大するための光学系を内蔵
した対物具本体の先端に、照射孔が中心に形成された半
球面状の前部を有する透明な導光キャップを接続すると
共に、この導光キャップの内側に、採光孔が先端に形成
された不透明な遮光体を配設し、この遮光体の先端部を
導光キャップの照射孔の閉塞が可能な形状に形成すると
共に、この先端部で導光キャップの照射孔を選択的に閉
塞するように遮光体を導光キャップに対し相対動自在と
することにより達成される。
〔作 用〕
この対物具では、導光手段で光源から導かれて来た光
から、導光キャップの内側面と遮光体の外面との間の空
間を通って照射孔より被観察物を正面から照らす落射光
と、導光キャップの内部を全反射により通過して来て照
射孔から出ることにより被観察物をその正面に対し平行
に近い急角度で照射する側射光と、及び照射孔以外の部
位から被観察物にあたりその表層を透過して被観察物を
内部から照らすことになる透過光とが得られるが、遮光
体を動かしてその先端部で導光キャップの照射孔を閉塞
させることにより、落射光及び側射光をカットして透過
光だけにすることができる。
〔実 施 例〕
以下、この発明の一実施例を説明する。
第5図に示すように、対物具1は、対物具本体2、導
光キャップ3、及び遮光体4より主に形成されている。
対物具本体2は、被観察物M照射用の照射光を誘導す
る導光手段6及び被観察物Mの像を拡大するための光学
系7を内蔵した円筒状のもので、この例では、さらに撮
像素子8(CCD素子)を内蔵しており、その信号がケー
ブル8cにより図外の処理装置を介して観察用ディスプレ
イに送られ、この観察用ディスプレイにより50倍〜数千
倍の拡大観察ができるようになっている。
導光手段6は、図外の処理装置に設けられている光源
から照射光を導くためのもので、第1図及び第2図に示
すように、多数の光ファイバー9で形成されており、各
光ファイバー9はその先端が対物具本体2と導光キャッ
プ3との接続部において円環状に配列されている。そし
て、この円環状に配列された各光ファイバー9の先端か
ら出た光は、導光キャップ3により、その一部が導光キ
ャップ3の内側面と遮光体4の外面との間の空間に入っ
て落射光Ld及び透過光Ltとなり、他は導光キャップ3の
内部に基端面10から入って側射光Ls及び透過光Ltとな
る。尚、第1図中では光ファイバー9が疎らに示されて
いるが、実際は第2図に示すような緻密な配列となって
いる。
導光キャップ3は、その先端を被観察物Mの表面に当
接させることにより光学系7(第1図では図示が省略さ
れている)の対物レンズの焦点に対し被観察物Mの表面
が合うようにするためのものであると共に、前述のよう
に、導光手段6からの照射光を落射光Ld、側射光Ls、及
び透過光Ltとに分けて被観察物Mに照射するためのもの
で、例えばアクリル樹脂(メタクリル樹脂)のような透
明性の高い合成樹脂で作られている。そして、後部3rに
形成されている螺合ネジ11により対物具本体2の先端に
螺着されており、この螺着状態において前述の焦点合わ
せがなされるようになっている。より詳細には、円筒状
とされた後部3rと半球面状とされた前部3fとからなり、
後部3rの端には基端面10が形成され、前部3fにはその先
端の中心に小さな照射孔12が形成されている。そして、
この照射孔12はテーパー形状とされており、この内側面
が所定の角度の傾斜面12fとなるようにされている。
ここで、前述の側射光Lsは、基端面10から導光キャッ
プ3の中実内部に入った照射光が導光キャップ3の中実
内部を全反射により通過して来て照射孔12の傾斜面12f
から出ることにより被観察物Mをその正面に対し略平行
に照射するもので、また、落射光Ldは、導光キャップ3
の内側空間を通って照射孔12より被観察物Mを正面から
照らすもので、さらに、透過光Ltは、照射孔12以外の部
位から被観察物Mにあたり一旦その表層を透過した後表
層内で反射し表層を内部から照らすもので、照射孔12以
外の部位で導光キャップ3を透過した落射光Ldより得ら
れる透過光Lt及び照射孔12の傾斜面12fで反射した照射
光より得られる透過光Ltとがある。
遮光体4は、後部4rが導光キャップ3の内面形状に合
わせて円筒状になっているが、前部4fがその先端部で導
光キャップ3の照射孔12を閉塞可能な形状である逆円錐
筒状とされ、その先端に採光孔13が形成されている。そ
して、導光キャップ3に対し矢示X、Yの如き相対動が
可能となるように組み合わされており、矢示X方向に動
かせばその先端部が導光キャップ3の照射孔12を閉塞さ
せて落射光Ld及び側射光Lsがカットされるようになって
いる。
具体的には、遮光体4の側面に突設したブラケット突
起4を導光キャップ3の側面に形成したL字型の支持孔
15に係合させ、さらに支持孔15から外部に突出するブラ
ケット突起14の先端に操作リング16を取り付けている。
そして、操作リング16を矢示X方向に下げれば遮光体4
が遮光体4と導光キャップ3との間に設けられているス
プリング17の付勢力に抗して下がりその先端部が導光キ
ャップ3の照射孔12に侵入して嵌まり込むようになって
いる。そして、ブラケット突起14を支持孔15のロック部
15に係合させることによりこの状態を維持できるよう
になっている。もっとも、支持孔15をL字型としてロッ
ク部15を設けることは必ずしも必要でない。また、遮
光体4による照射孔12の開閉をより迅速に行うためには
遮光体4を電動式にするようにしてもよい。
尚、この例の対物具1は、撮像素子8を内蔵してお
り、ディスプレイを介して観察するようになっている
が、必ずしもこのようにする必要がなく、「対物具」か
ら直接的に観察できるようにすることも可能である。
〔発明の効果〕
この発明による対物具は、以上説明してきた如く、遮
光体の先端部で導光キャップの照射孔を選択的に閉塞で
きるようになっているので、落射光及び側射光をカット
して透過光だけで被観察物を照射でき、被観察物の表層
の影絵的な観察を鮮明に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、対物具の部分断面図、 第2図は、第1図中の矢示II方向から見た概略平面図、 第3図は、導光キャップの先端における各種の光の状態
を示す部分拡大図、 第4図は、第1図中の矢示IV方向から見た概略側面図、
そして 第5図は、対物具の概略側面図である。 1……対物具 2……対物具本体 3……導光キャップ 4……遮光体 6……導光手段 7……光学系 12……照射孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被観察物照明用の照射光を導く導光手段及
    び被観察物の像を拡大するための光学系を内蔵した対物
    具本体の先端に、照射孔が中心に形成された半球面状の
    前部を有する透明な導光キャップを接続すると共に、こ
    の導光キャップの内側に、採光孔が先端に形成された不
    透明な遮光体を配設してなり、この遮光体の先端部を導
    光キャップの照射孔の閉塞を可能とする形状に形成する
    と共に、この先端部で導光キャップの照射孔を選択的に
    閉塞するように遮光体を導光キャップに対し相対動自在
    としたことを特徴とする拡大観察用の対物具。
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