JPH04107374U - 微少開放固定ラツチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】建物用サッシの障子のトップラッチ及びカムラ
ッチに全閉位置の他に微少開放位置を確保し、風雨の天
候時にも換気を可能にする。 【構成】サッシ材９のトップラッチ受金具５に、密閉状
態での障子１０の固定用の受穴部分６の他に微少開放状
態での障子の固定用の受穴部分７を設け、ラッチハンド
ルにも密閉状態用カムの他に微少開放状態用カムを設け
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、建築物用サッシの障子の開閉操作に使用する金具で、開き窓、回 転窓、すべり出し窓、突き出し窓用のラッチハンドル及び、内倒し窓、外倒し窓 用のトップラッチのラッチ受金具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来のラッチハンドル及びトップラッチはカム及び受穴が１個のものしかなく 、サッシの障子を密閉固定する機能だけであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、サッシの開放状態で障子を固定する金具には、アームストッパーやステ ィ金具等があるものの微少な開放状態での障子の固定は難しく、強風や突風時に は障子が煽られる場合もある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

風が弱い時には従来の固定金具も使用できるが、強風時にも少量ではあるが換 気できるようにラッチハンドルのカム部分及び、トップラッチのラッチ受の受穴 を前部、後部２箇所に設けることにより、後部のカム及びラッチ穴を使用するこ とで開放状態を確保し、微量の換気ができることになり堅固な固定も可能となる 。

【０００５】

【作用】

微量の開放状態で障子の固定が可能なために、雨の時、強風の時にも換気がで きる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ） ラッチハンドルの前部のカム（２）は密閉状態での障子の固定に、後部 のカム（３）は微少開放状態での障子の固定に使用する。 （ロ） トップラッチのラッチ受金具の前部の受穴（６）は密閉状態での障子の 固定に、後部の受穴（７）は微少開放状態での障子の固定に使用する。 以上のように本案の微少開放状態での固定金具と、従来のアームストッパーや スティ金具等との併用により全開放から微少開放までの調節が可能になり、どん な天候の時も換気が可能になる。

【０００７】

【考案の効果】

微少開放状態で障子の固定が可能であることは、常に換気ができることのみな らず、雨天や梅雨時期並びに冬場の暖房使用時期にサッシ自体や室内に発生する 結露を防ぐ効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のラッチハンドルの斜視図である。

【図２】本考案のトップラッチのラッチ受金具の斜視図
である。

【図３】本考案の密閉状態でのラッチハンドルの固定部
分の断面図である。

【図４】本考案の微少開放状態でのラッチハンドルの固
定部分の断面図である。

【図５】本考案の密閉状態でのトップラッチのラッチ受
金具部分の断面図である。

【図６】本考案の微少開放状態でのトップラッチのラッ
チ受金具部分の断面図である。

【符号の説明】

１ ラッチハンドル ２ ラッチハンドルの前部のカム部分 ３ ラッチハンドルの後部のカム部分 ４ ハンドル受 ５ ラッチ受金具 ６ ラッチ受金具の前部の受穴部分 ７ ラッチ受金具の後部の受穴部分 ８ トップラッチ ９ サッシ枠 １０ 障子

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ラッチハンドルのカムを前部、後部２
   箇所に設け、微少開放の状態で障子を固定可能にしたサ
   ッシ用ラッチハンドル。
2. 【請求項２】 トップラッチのラッチ受金具の受穴を
   前部、後部２箇所に設け、微少開放の状態で障子を固定
   可能にしたサッシ用ラッチ受金具。