JPH04106959U - 植物工場自動回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 植物工場内で育った野菜の回収の自動化を図
った。 【構成】 一対のローラ２、２間に苗植筒３の複数個を
所定の配列に配置する無端状の栽培ベツド１を装架し、
該栽培ベツド１の苗植筒３を下面から押上げる押上げピ
ン５を前記ローラ２の回転軸５に設けたことを特徴とし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は植物工場における野菜の栽培や回収を自動的に行うようにした植物工 場自動回収装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の植物工場では、ベツド上に栽培用のスペーシングバーを設けて、これら を走行用ロボツトによってスペーシングバーを吊り上げて別のベツドへ移動させ るような手段がとられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように従来の植物工場では栽培ベツドの移動までは行えるか、育った 野菜の回収については人手により行なっておりその回収の自動化までは行われて いないため回収に手間取る問題点があった。 本考案は、かかる問題点に対処するため開発されたものであって育った野菜の 回収を自動化させることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するための本考案の構成を実施例に対応する図１乃至図３を 用いて説明すると本考案は一対のローラ２、２間に苗植筒３の複数個を所定の配 列に設置する無端状の栽培ベツド１を装架し、該栽培ベツド１の苗植筒３を下面 から押し上げる押上げピン４を前記ローラ２の回転軸５に設けたことを特徴とす る。

【０００５】

【作用】

そして本考案は上記の手段によりローラの回転により無端状の栽培ベツドが移 動するときローラの回転軸に設けた押上げピンは栽培ベツド上の苗植筒を下面か ら押上げるため苗植筒内で育った野菜は苗植筒から外して自動的に回収される。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の一実施例を図１乃至図３に基づいて説明すると１は栽培ベツドを 示し、該ベツド１は駆動ローラと従動ローラとの一対のローラ２、２間に無端状 に装架されてそのベツド面には円筒状の苗植筒３の複数個を所定の配列に設置し 、該苗植筒３を下面から押し上げる押上げピン４を前記ローラ２の回転軸５に設 けた。尚栽培ベツド１はその両側縁に設けた搬送帯１ａ、１ａにピン孔１ｂを設 けて、該ピン孔１ｂに前記ローラ２の外周に突設したピン２ａを係合して走行さ せるようにした。図中６は駆動モータを示す。

【０００７】

【考案の効果】

このように本考案によるときは一対のローラ間に苗植筒の複数個を所定の配列 に設置する無端状栽培ベツドを装架し、該栽培ベツドの苗植筒を下面から押し上 げる押上げピンを前記ローラの回転軸に設けたものであるから苗植筒で育てられ る野菜はベツドを搬送するとき、そのローラの回転軸に設けた押上げピンにより 苗植筒から外されてベツドの下流側に回収装置を設けることによりその回収作業 を自動化できると共に植え替え作業も不要化できる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す斜視図である。

【図２】図１における苗植筒の拡大図である。

【図３】図１における回転軸の側面図である。

【符号の説明】

１ 栽培ベツド ２ ローラ ３ 苗植筒 ４ 押上げピン ５ 回転軸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一対のローラ間に苗植筒の複数個を所定
   の配列に設置する無端状の栽培ベツドを装架し、該栽培
   ベツドの苗植筒を下面から押上げる押上げピンを、前記
   ローラの回動軸に設けたことを特徴とする植物工場自動
   回収装置。