JPH04106939U - 結束装置 - Google Patents
結束装置Info
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- JPH04106939U JPH04106939U JP786791U JP786791U JPH04106939U JP H04106939 U JPH04106939 U JP H04106939U JP 786791 U JP786791 U JP 786791U JP 786791 U JP786791 U JP 786791U JP H04106939 U JPH04106939 U JP H04106939U
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 集束圧感知ドアが結束茎稈の放出の邪魔にな
らないようにする。 【構成】 茎稈結束空間Sの後部に配備した集束圧感知
ドア5を、結束作動用及び茎稈放出作動用の一回転クラ
ッチCを起動させるドアアーム16に、茎稈集束空間S
の後方に対し開閉揺動可能に枢着すると共に、集束圧感
知ドア5に連設したアーム部5aと、ドアアーム16の
揺動方向に交差する方向で位置規制されかつドアアーム
16の揺動方向で移動可能にドアアーム16に連係した
リンク部材21とを相対揺動可能に枢着し、かつ、ドア
アーム16の集束圧感知ドア5の集束圧感知姿勢への復
帰揺動に伴って固定部24と接当してリンク部材21を
移動規制する接当部25をリンク部材に設けてある。
らないようにする。 【構成】 茎稈結束空間Sの後部に配備した集束圧感知
ドア5を、結束作動用及び茎稈放出作動用の一回転クラ
ッチCを起動させるドアアーム16に、茎稈集束空間S
の後方に対し開閉揺動可能に枢着すると共に、集束圧感
知ドア5に連設したアーム部5aと、ドアアーム16の
揺動方向に交差する方向で位置規制されかつドアアーム
16の揺動方向で移動可能にドアアーム16に連係した
リンク部材21とを相対揺動可能に枢着し、かつ、ドア
アーム16の集束圧感知ドア5の集束圧感知姿勢への復
帰揺動に伴って固定部24と接当してリンク部材21を
移動規制する接当部25をリンク部材に設けてある。
Description
【0001】
本考案は、例えばコンバインやハーベスタ等における茎稈結束を行うための結
束装置に関する。
【0002】
従来、この種の結束装置にあっては、例えば実開平1−109939号公報に
開示されたもののように、結束茎稈を放出する際に、集束圧感知ドアをこのドア
と一体に設けたドアアームとともに揺動させて、茎稈集束空間の後方を放出口と
して開放していた。
【0003】
しかしながら、上記従来構造のものにおいては、集束圧感知ドアがドアアーム
と一体に揺動し、かつ結束作動用及び茎稈放出作動用の一回転クラッチと連係し
たドアアームと集束圧感知ドアとが固定された状態であるため、開放姿勢の集束
圧感知ドアの先端部に放出された結束茎稈が接当することがあると、その結束茎
稈が集束感知ドアに引掛かったり、結束装置を備えた機体近くに結束茎稈が落下
集積し易くそれが作業の邪魔になったりする等、不具合の生じる虞れが大であっ
た。
【0004】
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、集束圧感知ドアが結束茎
稈の放出の邪魔にならない結束装置の提供を目的とする。
【0005】
本考案にかかる結束装置は、上記目的を達成するために、茎稈集束空間の後部
に配備した集束圧感知ドアを、結束作動用及び茎稈放出作動用の一回転クラッチ
を起動させるドアアームに、前記茎稈集束空間の後方に対し開閉揺動可能に枢着
すると共に、前記集束圧感知ドアに連設したアーム部と、前記ドアアームの揺動
方向に交差する方向で位置規制されかつ前記ドアアームの揺動方向で移動可能に
前記ドアアームに連係したリンク部材とを相対揺動可能に枢着し、かつ、前記ド
アアームの集束圧感知ドアの集束圧感知姿勢への復帰揺動に伴って固定部と接当
して前記リンク部材を移動規制する接当部を前記リンク部材に設けてあることを
特徴構成とすると共に、かかる構成から、次の作用・効果を奏するものである。
【0006】
すなわち、集束圧感知ドアは、ドアアームに対して茎稈集束空間の後方に対し
開閉揺動可能に枢着されているから、結束茎稈の放出の際、例えその結束茎稈が
集束感知ドアの先端部等に接当することがあっても、集束圧感知ドアはドアアー
ムに対しても揺動して結束茎稈の放出軌跡より退避できて、結束茎稈が集束圧感
知ドアに引掛かることを抑制した状態で円滑に放出されることになる。そして、
ドアアームの集束圧感知ドアの集束圧感知姿勢への復帰揺動に伴って、リンク部
材のカム部が固定部と接当してリンク部材が移動規制されるので、リンク部材と
相対揺動可能に枢着したアーム部を介して集束圧感知ドアも集束圧の感知可能な
一定姿勢に保持されることになる。
【0007】
従って、本考案によれば、集束圧感知ドアが邪魔にならずに結束茎稈を円滑に
放出できるので、機体から遠く離れたところへの放出が可能となって、放出箇所
における結束茎稈の集積物が機体近くでの作業の妨げとならないようにできると
共に、集束感知ドアに結束茎稈が引掛かる等の不都合も解消できるに至った。更
に、放出される結束茎稈を円滑に放出できるように集束圧感知ドアがその放出軌
跡から大きく退避できるものでありながらも、茎稈の集束圧感知作動を行えるよ
う集束圧感知ドアをその感知姿勢に確実に復帰保持させることができ、よって、
ドア復帰の反動による不当な集束圧感知作動(所謂ダブルクラッチ現象)の無い
良好な結束作動を行わせることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図3に、ハーベスタの後部に備えられた排ワラ結束用の結束装置Aを示してい
る。この結束装置Aは、脱穀装置1から機体の側方に向けて延設した支持フレー
ム2に対して取付けている。
結束装置Aは、茎稈集束空間としての結束空間Sの下方に、脱穀処理された茎
稈としてのワラ束T・・を結束空間Sに掻き込むパッカ3、結束空間Sに集束され
た多数のワラ束T・・に紐を巻き付けるニードル4、結束空間S内のワラ束T・・の
集束圧を感知して結束作動させる集束圧感知ドア5、この集束圧感知ドア5の感
知作動によって結束作動及び茎稈放出作動を起動させる一回転クラッチC等を備
えた伝動ケース6を配設している。一方、結束空間Sの上方には、ワラ束T・・に
巻き付けられた紐を結ぶビル7、紐の端部を保持しかつ巻き付けられた紐を切断
する紐ホルダ8等を備えた伝動フレーム9を、伝動ケース6のチェーンケース部
6aの上部から片持ち状で配設している。
【0009】
図1に示すように、前記一回転クラッチCは、駆動軸10と一体的に常時駆動
される突出片11と係合するアーム部材12、このアーム部材12と一体的に揺
動する被係合部材12a、この被係合部材12aを介してアーム部材12を突出
片11との係合方向に付勢する入り付勢バネ13、被係合部材12aと係合する
ことでアーム部材12を非係合姿勢に設定維持する係合片14で成り、アーム部
材12、被係合部材12a、入り付勢バネ13夫々は、駆動軸10に対して遊転
状態で外嵌するディスク状のカム15に取付けられ、一回転クラッチCが入り状
態になると、カム15が回転を開始すると共に、この回転力によって結束作動と
放出作動とが順次行われる。
【0010】
集束圧感知ドア5は、図1に示すように、ドアアーム16を介して揺動軸17
周りで揺動可能に支持されると共に、係合片14を備えかつカム15の回転に連
動して揺動する操作部材18と、揺動軸17に取付けた操作アーム19とをピン
20を介して連係してあるので、カム15の回転に連動して集束圧感知ドア5が
揺動操作されるよう構成している。
そして、図1に示すように、集束圧感知ドア5は、ドアアーム16の端部に、
揺動軸17の軸心方向とほぼ平行な軸心P周りで揺動可能に枢着しているととと
もに、この集束圧感知ドア5のドアアーム16との枢着部分よりアーム部5aを
集束圧感知ドア5の感知部分より離れるがわに延出し、このアーム部5aの端部
に板材製のリンク部材21を揺動軸17の軸心方向とほぼ平行な軸心Q周りで揺
動可能に枢着している。リンク部材21は、ドアアーム16の中間部に形成され
た長孔22に抜け止め状態で係入されたピン23を介して、ドアアーム16の揺
動方向に交差する方向つまり揺動軸17の軸心を中心とする径方向で位置規制さ
れかつドアアーム16の揺動方向で移動可能にドアアーム16に対して連係して
いる。従って、リンク部材21は、長孔22によって規制される範囲にわたって
移動でき、このリンク部材21の移動に伴って集束圧感知ドア5もドアアーム1
6に対して揺動する。
【0011】
そして、図1に示すように、リンク部材21の先端部には、前記伝動ケース6
に突設した固定部としての磁性部材から成るニートドル支点ピン24に接当し得
る接当部25を設けている。この接当部25がドアアーム16における集束圧感
知ドア5の集束圧感知姿勢への揺動復帰に伴ってニードル支点ピン24に接当す
るよう設定していると共に、接当部25とニードル支点ピン24とが接当した状
態でのさらなるドアアーム16の感知がわへの揺動でピン23が長孔2の一端に
接当して集束圧感知ドア5を感知姿勢で位置保持することになる。尚、接当部2
5がニードル支点ピン24から逃げないよう、接当部25を磁石で構成している
。
【0012】
上記構成により、集束圧感知ドア5は、ニードル支点ピン24に接当保持され
たリンク部材21に保持されながら、結束空間Sのワラ束T・・に押圧されてドア
アーム16を揺動する。このドアアーム16の集束圧感知ドア5による揺動に伴
って、前記係合片14と被係合部材12aとの係合が外れてカム15が回転を開
始する。このカム15の回転により操作部材18等を介してドアアーム16が、
結束ワラ束Tを放出するため、集束圧感知ドア5を結束空間Sの後方を開放させ
るように揺動する。このとき、リンク部材21もニードル支点ピン24から離れ
て自由状態となるので、リンク部材21が長孔22の長手方向に沿って移動して
集束圧感知ドア5をドアアーム16に対して軸心P周りにより後方へ揺動させて
、集束圧感知ドア5の先端部が結束ワラ束Tの放出軌跡から退避できるようにし
てある。(図2参照)
【0013】
本考案は、次のように実施しても良い。
(イ) 固定部を、ニードル支点ピンとは別の部材で構成する。
(ロ) 固定部に対するリンク部材の接当をより確実にするため、凸状外面を成
す固定部へのリンク部材の接当面を緩く凹入形成すること。
(ハ) ドアアームとリンク部材との連係構造として、リンク部材がドアアーム
の揺動方向で移動可能に案内するガイド部材で挟持されるように、このガイド部
材をドアアームに設けること。この場合、リンク部材の移動可能範囲が大きくな
るので、集束圧感知ドアが開放時に不当に垂れ下がり状態とならないよう、集束
圧感知ドアにドアアームと接当する揺動規制部材を設けると尚良い。
【0014】
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記
すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】要部を示す一部破断側面図
【図2】リンク部材による規制が解除された結束茎稈放
出時の集束感知ドアを示す側面図
出時の集束感知ドアを示す側面図
【図3】ハーベスタの結束装置を示す側面図
5 集束圧感知ドア
5a アーム部
16 ドアアーム
21 リンク部材
24 固定部
25 接当部
C 一回転クラッチ
S 茎稈集束空間
Claims (1)
- 【請求項1】 茎稈集束空間(S)の後部に配備した集
束圧感知ドア(5)を、結束作動用及び茎稈放出作動用
の一回転クラッチ(C)を起動させるドアアーム(1
6)に、前記茎稈集束空間(S)の後方に対し開閉揺動
可能に枢着すると共に、前記集束圧感知ドア(5)に連
設したアーム部(5a)と、前記ドアアーム(16)の
揺動方向に交差する方向で位置規制されかつ前記ドアア
ーム(16)の揺動方向で移動可能に前記ドアアーム
(16)に連係したリンク部材(21)とを相対揺動可
能に枢着し、かつ、前記ドアアーム(16)の集束圧感
知ドア(5)の集束圧感知姿勢への復帰揺動に伴って固
定部(24)と接当して前記リンク部材(21)を移動
規制する接当部(25)を前記リンク部材(21)に設
けてある結束装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP786791U JPH04106939U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 結束装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP786791U JPH04106939U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 結束装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04106939U true JPH04106939U (ja) | 1992-09-16 |
Family
ID=31899269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP786791U Pending JPH04106939U (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 結束装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04106939U (ja) |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP786791U patent/JPH04106939U/ja active Pending
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