JPH04106756U - コ−ルドカラムトラツプ - Google Patents

コ−ルドカラムトラツプ

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JPH04106756U
JPH04106756U JP1727391U JP1727391U JPH04106756U JP H04106756 U JPH04106756 U JP H04106756U JP 1727391 U JP1727391 U JP 1727391U JP 1727391 U JP1727391 U JP 1727391U JP H04106756 U JPH04106756 U JP H04106756U
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JP
Japan
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column
hole
trap
cold
refrigerant
Prior art date
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Pending
Application number
JP1727391U
Other languages
English (en)
Inventor
研治 平井
Original Assignee
株式会社島津製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所 filed Critical 株式会社島津製作所
Priority to JP1727391U priority Critical patent/JPH04106756U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒用流や管路、キャピラリカラムやヒ−タ
や温度センサ等を取付け易く且つ正確な温度制御が可能
なコ−ルドカラムトラップを提供する。 【構成】 カラムオ−ブン内に設置され、キャピラリカ
ラムと冷媒用液化ガス流路とヒ−タと温度センサを配置
したコ−ルドカラムトラップにおいて、前記キャピラリ
カラム用の穴と冷媒用液化ガス流路用の穴とヒ−タ用の
穴と温度センサ用の穴とをそれぞれ個別に一つのブロッ
クに穿設したことを特徴とするコ−ルドカラムトラッ
プ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ガスクロマトグラフ、特にキャピラリカラムを使用したガスクロ マトグラフにおける試料濃縮用のコ−ルドカラムトラップに関する。
【0002】
【従来の技術】
キャピラリカラムを用いるガスクロマトグラフでの微量成分の分析においては ガスクロマトグラフの感度を確保するため大量の試料をカラムに導入する必要が ある。通常、キャピラリカラムに導入する流量は数cc/minが最適である。 従って多量の試料をそのままキャピラリカラムに導入すると長い時間を要し、分 離効率が悪く分析が出来ない。そこでキャピラリカラムを冷却することにより微 量成分のトラップ濃縮を行わせる。即ち、図4に示すよう、ガスクロマトグラフ ではキャピラリカラム5をカラムオ−ブン20内に設置し所定の高温に保持した 状態で試料注入口21から試料を注入し、試料をコ−ルドトラップ22で濃縮し てからキャピラリカラム5へ導入する。
【0003】 図3は図4に示すコ−ルドカラムトラップの詳細であるが、この図に示すよう にキャピラリカラム5の周囲をパイプ23により保護すると共に該パイプ23の 周囲に冷媒用液化ガスのバイプ25を配置する二重管構造とし、そしてこの外側 のパイプ25の回りにシ−ズヒ−タ7を巻き、該シ−ズヒ−タ7とパイプ25と の間に温度調節用センサ9を置き、更に全体を断熱材2で被覆した構成としてあ る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
カラムオ−ブン内に設置する従来のコ−ルドカラムトラップは、上記するよう に二重管構造であるため複雑でコスト高となる。また、シ−ズヒ−タ7や温度セ ンサ9等の取付けにも手間と熟練を要し、操作時にも温度の均一化が難しく、温 度検出に時間遅れがありオ−バ−シュ−ト等からリップルの少ない正確な温度制 御も困難である。更に、メインテナンス性も悪いといったような問題点がある。 この考案はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とする所は冷媒 用パイプやキャピラリ用パイプ或いはヒ−タ等を取付け易く且つ正確な温度制御 もし易いコ−ルドカラムトラップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記課題を解決するために、カラムオ−ブン内に設置され、キャピ ラリカラムと冷媒用液化ガス流路とヒ−タと温度センサを配置したコ−ルドカラ ムトラップにおいて、前記キャピラリカラム用の穴と冷媒用液化ガス流路用の穴 とヒ−タ用の穴と温度センサ用の穴をそれぞれ個別に一つのブロックに穿設した ことを特徴とする。
【0006】
【作用】
この考案にかかるコ−ルドカラムトラップを以上のように構成した場合の作用 を添付図の符号により説明する。
【0007】 ブロック1の穴に配置されたキャピラリカラム5を流通する試料は、穴4を下 から上方に向けて流れる冷媒用液化ガスによりトラップ濃縮される。また温度セ ンサ9と電磁バルブ12により冷媒供給量を調整し温度をコントロ−ル(例えば −100°)することが出来る。トラップ終了後、シ−ズヒ−タ7に通電し急速 加熱を行い、トラップされた成分を急速にカラムへ導入する。この場合、温度セ ンサ9とシ−ズヒ−タ7とで温度コントロ−ル(例えば250°C)する。こう して熱的に安定させた状態で温度制御と濃縮とカラムへの導入を行うことが出来 る。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の具体的実施例について図面を参照して説明する。
【0009】 図1はこの考案にかかるコ−ルドカラムトラップの縦断面図、図2は図1のA −A矢視断面図である。これらの図に示すように、セラミック製のブロック1の 周囲を断熱材2で覆い、該ブロック1には冷媒用液化ガスを流通させるための穴 4とキャピラリカラム5を嵌挿するための小さな穴6とシ−ズヒ−タ7(図3参 照)配置用の穴8と温度センサ9(図3参照)配置用の穴10とを穿設する。
【0010】 穴4には冷媒用液化ガス用のパイプ3を上部と下部に嵌めれば良く、中央部に は嵌めない。またこの方がセラミック製のブロック1を冷却するのに効果的であ る。同様にキャピラリカラム5用の穴6にも図3に示すようなパイプ23は不要 であり、必要なら上下に嵌めれば良い。またシ−ズヒ−タ7や温度センサ9用の 穴8や10に直接取付ければ良い。
【0011】 この考案にかかるコ−ルドカラムトラップを以上のように構成すればブロック 1の穴に配置されたキャピラリカラム5を流通する試料は、穴4を下から上方に 向けて流れる冷媒用液化ガスによりトラップ濃縮される。また温度センサ9と電 磁バルブ11により冷媒供給量を調整し温度をコントロ−ル(例えば−100° C)することが出来る。そしてトラップ終了後、シ−ズヒ−タ7に通電し急速加 熱を行い、トラップされた成分を急速にカラムへ導入する。この場合、シ−ズヒ −タ7と温度センサ9とで温度コントロ−ル(例えば250°C)する。こうし て熱的に安定させた状態で温度制御と濃縮とカラムへの導入を行うことが出来る 。
【0012】
【考案の効果】
この考案にかかるコ−ルドカラムトラップは以上詳述したような構成としたの で、カラムでの分離が良く、定性、定量製の良い微量分析が可能となる。 従来の二重管方式等ではセンサ温度の追従性、コ−ルドトラップ部での温度の 均一性が悪く、定性、定量性が良くなく場合によっては急速加熱時のオ−バ−シ ュ−ト(加熱)のためカラムが破損することがあったが、このような問題点が解 決された。従って微量成分のガスクロマトグラフによる分析の信頼性を向上させ ることが出来た。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案にかかるコ−ルドカラムトラップの
縦断面図である。
【図2】 図1のA−A矢視断面図である。
【図3】 従来のコ−ルドカラムトラップの縦断面図で
ある。
【図4】 カラムオ−ブン内に配置されるコ−ルドトラ
ップやキャピラリカラムの概要図である。
【符号の説明】
1 ブロック 2 断熱材 3 冷媒用
パイプ 4 冷却剤用の穴 5 キャピラリカラム 6 キャピラリカラム用の穴 7 シ−ズ
ヒ−タ 8 シ−ズヒ−タ配置用の穴 9 温度セ
ンサ 10 温度センサ用の穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラムオ−ブン内に設置され、キャピラリ
    カラムと冷媒用液化ガス流路とヒ−タと温度センサを配
    置したコ−ルドカラムトラップにおいて、前記キャピラ
    リカラム用の穴と冷媒用液化ガス流路用の穴とヒ−タ用
    の穴と温度センサ用の穴をそれぞれ個別に一つのブロッ
    クに穿設したことを特徴とするコ−ルドカラムトラッ
    プ。
JP1727391U 1991-02-27 1991-02-27 コ−ルドカラムトラツプ Pending JPH04106756U (ja)

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JP1727391U JPH04106756U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 コ−ルドカラムトラツプ

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JP1727391U JPH04106756U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 コ−ルドカラムトラツプ

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JP1727391U Pending JPH04106756U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 コ−ルドカラムトラツプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0731801A (ja) * 1993-07-19 1995-02-03 Nissan Motor Co Ltd サンプルガス濃縮装置、並びにこれを用いたサンプルガス自動分析装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03170861A (ja) * 1989-09-22 1991-07-24 L'air Liquide 気相クロマトグラフイーによる気体中の不純物の検量方法及びこれに使用する装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03170861A (ja) * 1989-09-22 1991-07-24 L'air Liquide 気相クロマトグラフイーによる気体中の不純物の検量方法及びこれに使用する装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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