JPH0410669A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH0410669A JPH0410669A JP2113647A JP11364790A JPH0410669A JP H0410669 A JPH0410669 A JP H0410669A JP 2113647 A JP2113647 A JP 2113647A JP 11364790 A JP11364790 A JP 11364790A JP H0410669 A JPH0410669 A JP H0410669A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はZnS、ZnSe、CdS、CdSeから構成
されるZnCdSSe系混晶半導体の半導体装置への適
用に関し、更に詳しくは非常に視感度の良い青色で発光
する半導体装置や耐酸化性に優れた半導体装置に関する
ものである。
されるZnCdSSe系混晶半導体の半導体装置への適
用に関し、更に詳しくは非常に視感度の良い青色で発光
する半導体装置や耐酸化性に優れた半導体装置に関する
ものである。
「従来の技術]
第5図は例えば特開昭61−161777号公報に示さ
れている従来のGaAs単結晶基板に格子整合する周期
律表■族〜■族混晶半導体により構成される注入型で青
色に発光する半導体装置(発光ダイオード)であり、第
5図において、(1)はn型G a A s単結晶基板
、(2)はZ nCdSエピタキシャル層、(13)及
び(23)は電極、(20)はpn接合面、(21)は
n型Z nCdSエピタキシャル層、(22)はp型Z
nCd5エピタキシャル層である。
れている従来のGaAs単結晶基板に格子整合する周期
律表■族〜■族混晶半導体により構成される注入型で青
色に発光する半導体装置(発光ダイオード)であり、第
5図において、(1)はn型G a A s単結晶基板
、(2)はZ nCdSエピタキシャル層、(13)及
び(23)は電極、(20)はpn接合面、(21)は
n型Z nCdSエピタキシャル層、(22)はp型Z
nCd5エピタキシャル層である。
次に、第5図に示す半導体装置の作用について説明する
。第5図に示すZnCd5混晶半導体により構成された
半導体装置の構造の特徴は、(2)のZnCd5混晶半
導体からなるエピタキシャル層にあるため、まず、この
材料について説明する。
。第5図に示すZnCd5混晶半導体により構成された
半導体装置の構造の特徴は、(2)のZnCd5混晶半
導体からなるエピタキシャル層にあるため、まず、この
材料について説明する。
CdS、ZnSはいずれも閃亜鉛鉱型結晶構造を有する
化合物半導体であり、結晶の格子定数は前者が約5.8
2人、後者が約5.41人である。また、禁制帯幅は前
者が2.36eV、後者が368eVてあり、この両者
の混合物は均一な閃亜鉛鉱型結晶構造の混晶半導体とな
る。
化合物半導体であり、結晶の格子定数は前者が約5.8
2人、後者が約5.41人である。また、禁制帯幅は前
者が2.36eV、後者が368eVてあり、この両者
の混合物は均一な閃亜鉛鉱型結晶構造の混晶半導体とな
る。
ところで、G a A s単結晶は同じく閃亜鉛鉱型績
凸構造をもち、格子定数が約5.65人である。
凸構造をもち、格子定数が約5.65人である。
この値はCdS、ZnSの格子定数の中間の値であるた
め、混晶の組成比を適当に選べば、G aA s単結晶
基板の格子定数と一致した格子定数をもつZ nCdS
混晶をエピタキシャル成長させることが可能である。ま
た、GaAs単結晶基板に格子整合する組成のZnCd
5混晶の禁制帯幅は約2.9eVてあり、発光波長に直
すと約430nmで青色に対応する。以上のことより、
ZnCd5は青色半導体発光装置用材料として用いるこ
とができる。
め、混晶の組成比を適当に選べば、G aA s単結晶
基板の格子定数と一致した格子定数をもつZ nCdS
混晶をエピタキシャル成長させることが可能である。ま
た、GaAs単結晶基板に格子整合する組成のZnCd
5混晶の禁制帯幅は約2.9eVてあり、発光波長に直
すと約430nmで青色に対応する。以上のことより、
ZnCd5は青色半導体発光装置用材料として用いるこ
とができる。
第5図に示した半導体装置の構造は、Z nCdS混晶
半導体を用いた発光ダイオードの1例であり、電極(1
3)及び(23)間の基板側の電極(13)が負となる
ように電圧を印加すると、エピタキシャル層(2〉中の
pn接合面(20)においてn型層(21)中の電子と
p型層(22)中の正孔が再結合し、青色の発光を生じ
る。
半導体を用いた発光ダイオードの1例であり、電極(1
3)及び(23)間の基板側の電極(13)が負となる
ように電圧を印加すると、エピタキシャル層(2〉中の
pn接合面(20)においてn型層(21)中の電子と
p型層(22)中の正孔が再結合し、青色の発光を生じ
る。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来のG a A s単結晶基板に格子
整合するエピタキシャル層により構成されている青色で
発光する上記半導体装置は、キャリアの閉じ込め構造を
有していないので、キャリアの発光再結合確率が低く、
そのため発光効率が低い。更に、ZnCd5の発光波長
は430nmであるため青色としての視感度が低く、表
示装置に使う場合には問題があった。
整合するエピタキシャル層により構成されている青色で
発光する上記半導体装置は、キャリアの閉じ込め構造を
有していないので、キャリアの発光再結合確率が低く、
そのため発光効率が低い。更に、ZnCd5の発光波長
は430nmであるため青色としての視感度が低く、表
示装置に使う場合には問題があった。
また、■〜V族半導体材料を用い素子を作製する場合、
特にAIを構成元素とした材料を用いる場合には、空気
中の酸素あるいは水により半導体材料が酸化され、素子
特性が劣化し、素子の十分な信頼性が得られないという
問題が生ずる。
特にAIを構成元素とした材料を用いる場合には、空気
中の酸素あるいは水により半導体材料が酸化され、素子
特性が劣化し、素子の十分な信頼性が得られないという
問題が生ずる。
本発明は上記のような問題点を解決するなめになされた
もので、発光効率が高く、信頼性が高く、非常に視感度
の良い青色で発光する半導体装置を得ることを目的とし
ており、更に、ZnCdSSe系混晶半導体が■族〜■
族化合物半導体単結晶基板に格子整合することを用いて
信頼性の高い半導体装置並びに良質の保護膜を提供する
ことを目的とする。
もので、発光効率が高く、信頼性が高く、非常に視感度
の良い青色で発光する半導体装置を得ることを目的とし
ており、更に、ZnCdSSe系混晶半導体が■族〜■
族化合物半導体単結晶基板に格子整合することを用いて
信頼性の高い半導体装置並びに良質の保護膜を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明に係る半導体装置は、DI−V族化合物半導体単
結晶基板上に、該基板と格子整合を容易にとれるZnS
、ZnSe、CdS、CdSeから構成されるZnCd
SSe系混晶半導体を積層したものである。
結晶基板上に、該基板と格子整合を容易にとれるZnS
、ZnSe、CdS、CdSeから構成されるZnCd
SSe系混晶半導体を積層したものである。
また、本発明の他の実施態様に係る半導体装置は、Zn
S、ZnSe、CdS、CdSeから構成されるZnC
dSSe系混晶半導体を表面保護膜として用いたもので
ある。
S、ZnSe、CdS、CdSeから構成されるZnC
dSSe系混晶半導体を表面保護膜として用いたもので
ある。
ここで、本発明の半導体装置において中心的な役割を果
たすZnCdSSe系混晶半導体について説明する。第
2図にZnS、ZnSe、CdS、CdSeの混合比に
対する禁制帯幅の関係を示す。
たすZnCdSSe系混晶半導体について説明する。第
2図にZnS、ZnSe、CdS、CdSeの混合比に
対する禁制帯幅の関係を示す。
第2図中の破線で示した組成において
ZnCdSSe系混晶半導体はGaP−GaAs、In
P単結晶と格子整合する。例えばG a A s単結晶
に格子整合する破線上の組成において、(ア)点の組成
で禁制帯幅は最小値的2.6eVをとる。
P単結晶と格子整合する。例えばG a A s単結晶
に格子整合する破線上の組成において、(ア)点の組成
で禁制帯幅は最小値的2.6eVをとる。
破線上を(ア)点の組成より(イ)点の組成へ、または
(ア)点の組成より(つ)点の組成へ近付くに従い禁制
帯幅は連続的に大きくなる。G a A s単結晶に格
子整合する場合、禁制帯幅の最大値は(イ)点の組成に
おける約2.85eVである。
(ア)点の組成より(つ)点の組成へ近付くに従い禁制
帯幅は連続的に大きくなる。G a A s単結晶に格
子整合する場合、禁制帯幅の最大値は(イ)点の組成に
おける約2.85eVである。
第3図にZnS、ZnSe、CdS、CdSeの混合比
に対する比誘電率の関係を示す。比誘電率の大小関係は
ほぼそのまま屈折率の大小関係に対応する。第3図中の
破線は第2図に記した破線と同じものであり、例えばG
aAs単結晶に格子整合する組成を示す破線上を(ア)
点より〈イ)点へ組成が変化すると、比誘電率すなわち
屈折率は連続的に小さくなる。同様の関係はGaP、I
nPについても成り立つ。
に対する比誘電率の関係を示す。比誘電率の大小関係は
ほぼそのまま屈折率の大小関係に対応する。第3図中の
破線は第2図に記した破線と同じものであり、例えばG
aAs単結晶に格子整合する組成を示す破線上を(ア)
点より〈イ)点へ組成が変化すると、比誘電率すなわち
屈折率は連続的に小さくなる。同様の関係はGaP、I
nPについても成り立つ。
ZnCdSSe系混晶半導体は以上のような性質をもっ
ているため、■−V族基板に格子整合する組成条件にお
いて、後に第1図の実施例で詳しく説明するようにキャ
リア閉じ込め構造、光閉じ込め構造を形成することが可
能である。
ているため、■−V族基板に格子整合する組成条件にお
いて、後に第1図の実施例で詳しく説明するようにキャ
リア閉じ込め構造、光閉じ込め構造を形成することが可
能である。
これに対し、従来技術として説明したZ nCdS系混
晶半導体では、■〜V族基板に格子整合する組成条件に
おいて、第1図に示すようなキャリア閉じ込め構造、光
閉じ込め構造を形成することはできない。
晶半導体では、■〜V族基板に格子整合する組成条件に
おいて、第1図に示すようなキャリア閉じ込め構造、光
閉じ込め構造を形成することはできない。
また、■−V族半導体材料を用い半導体装置を作製する
場合、特にA1を構成元素とした材料を用いる場合には
、上述のように空気中の酸素あるいは水により半導体材
料が酸化され、半導体装置特性が劣化し、半導体装置の
十分な信頼性が得られないという問題を生ずる。
場合、特にA1を構成元素とした材料を用いる場合には
、上述のように空気中の酸素あるいは水により半導体材
料が酸化され、半導体装置特性が劣化し、半導体装置の
十分な信頼性が得られないという問題を生ずる。
この場合には、上記ZnCdSSe膜を表面保護膜とし
て半導体素子表面に堆積すれば、半導体装置を酸化から
確実に防ぐことが可能である。これは、ZnCdSSe
膜がS、Seといった■族元素の化合物であり、酸素も
■族元素であるため、ZnCdSSe膜は酸素の影響を
ほとんど受けないためである。また、ZnCdSSe系
混晶半導体は種々の■−■族半導体材料に完全に格子整
合するため、素子とその雰囲気とを確実に遮断すること
ができるからである。
て半導体素子表面に堆積すれば、半導体装置を酸化から
確実に防ぐことが可能である。これは、ZnCdSSe
膜がS、Seといった■族元素の化合物であり、酸素も
■族元素であるため、ZnCdSSe膜は酸素の影響を
ほとんど受けないためである。また、ZnCdSSe系
混晶半導体は種々の■−■族半導体材料に完全に格子整
合するため、素子とその雰囲気とを確実に遮断すること
ができるからである。
このように・ZnCdSSe膜を半導体素子の表面保護
膜として使用することがZnCdSSe系混晶半導体の
半導体装置への第2の適用態様である。
膜として使用することがZnCdSSe系混晶半導体の
半導体装置への第2の適用態様である。
[作 用]
ZnCdSSe系混晶半導体は、上記のようにGaAs
単結晶に格子整合する組成を用いて禁制帯幅を約2.6
eVから約2.85eVまで連続的に任意の値に設定す
ることができる。このため、GaAs基板上にG a
A g単結晶に格子整合する条件で、高品質の異種接合
を形成することが可能であり、キャリアに対して障壁層
を設けることができる。
単結晶に格子整合する組成を用いて禁制帯幅を約2.6
eVから約2.85eVまで連続的に任意の値に設定す
ることができる。このため、GaAs基板上にG a
A g単結晶に格子整合する条件で、高品質の異種接合
を形成することが可能であり、キャリアに対して障壁層
を設けることができる。
また、半導体発光装置を作製する際、発光波長を非常に
視感度の良い青色とすることができる。
視感度の良い青色とすることができる。
また、ZnCdSSe系混晶半導体は酸素の影響をほと
んど受けず且つ種々のIII−V族生導体材料に完全に
格子整合するため、素子とその雰囲気とを確実に遮断す
ることができ、半導体装置の保護膜として効果的である
。
んど受けず且つ種々のIII−V族生導体材料に完全に
格子整合するため、素子とその雰囲気とを確実に遮断す
ることができ、半導体装置の保護膜として効果的である
。
[実 施 例]
以下、図を用いて本発明の半導体装置を更に説明する。
実施例1
8〜
第1図において、(1)はn型G a A s単結晶基
板、(24)はG a A s単結晶基板に格子整合す
るZnCdSSe系混晶半導体エピタキシャル層、(3
1)及び(32)は電極、(21)はn型ZnCdSS
eエピタキシャル層(キャリア閉じ込め層)、(23)
はn型ZnCdSSeエピタキシャル層(キャリア閉じ
込め層)、(22)はZnCdSSe発光層である。
板、(24)はG a A s単結晶基板に格子整合す
るZnCdSSe系混晶半導体エピタキシャル層、(3
1)及び(32)は電極、(21)はn型ZnCdSS
eエピタキシャル層(キャリア閉じ込め層)、(23)
はn型ZnCdSSeエピタキシャル層(キャリア閉じ
込め層)、(22)はZnCdSSe発光層である。
次に、第1図に示す半導体装置の動作について説明する
。第1図において、例えばn型ZnCdSSeエピタキ
シャル層(n型キャリア閉じ込め層021)、p型Zn
Cd55el:ピタキシャル層(n型キャリア閉じ込め
層)(23)を第2図に示す(イ)点の組成のZ no
、<Cdo、a Sとし、ZnCdSSe発光層(22
)を第2図に示す(ア)点の組成のZno、aCdo、
zSo4Seo、sとした場合に、これらのエピタキシ
ャル層はG a A s単結晶基板に格子整合し、禁制
帯幅はn型ZnCdSSeエピタキシャル層(21)及
びn型ZnCdSSeエピタキシャル層(23)が約2
.9eV、ZnCdSSe発光層(22)が約2.6e
Vとなる。この場合、発光領域と閉じ込め領域との禁制
帯幅の差が約0.3eVとなるため、発光領域内へのキ
ャリアの閉じ込めが可能となる。
。第1図において、例えばn型ZnCdSSeエピタキ
シャル層(n型キャリア閉じ込め層021)、p型Zn
Cd55el:ピタキシャル層(n型キャリア閉じ込め
層)(23)を第2図に示す(イ)点の組成のZ no
、<Cdo、a Sとし、ZnCdSSe発光層(22
)を第2図に示す(ア)点の組成のZno、aCdo、
zSo4Seo、sとした場合に、これらのエピタキシ
ャル層はG a A s単結晶基板に格子整合し、禁制
帯幅はn型ZnCdSSeエピタキシャル層(21)及
びn型ZnCdSSeエピタキシャル層(23)が約2
.9eV、ZnCdSSe発光層(22)が約2.6e
Vとなる。この場合、発光領域と閉じ込め領域との禁制
帯幅の差が約0.3eVとなるため、発光領域内へのキ
ャリアの閉じ込めが可能となる。
第1図において、電極(31)及び(32)間の基板側
の電極(31)が負になるように電圧を印加すると、発
光領域にキャリアが効率良く注入され、電子と正孔の再
結合により高効率で発光する。また、この時の発光波長
は約2.6eVであるので非常に視感度の良い青色(約
480nm)での発光となる。
の電極(31)が負になるように電圧を印加すると、発
光領域にキャリアが効率良く注入され、電子と正孔の再
結合により高効率で発光する。また、この時の発光波長
は約2.6eVであるので非常に視感度の良い青色(約
480nm)での発光となる。
なお、この時、第3図に示す通り(ア)点の屈折率は(
イ)点の屈折率に比べて大きな値である。これにより上
記の発光領域へのキャリアの閉じ込めに加えて、光の閉
じ込めも可能である。この結果、第1図に示す構造によ
り効率よく誘導放出を生じさせることができる。
イ)点の屈折率に比べて大きな値である。これにより上
記の発光領域へのキャリアの閉じ込めに加えて、光の閉
じ込めも可能である。この結果、第1図に示す構造によ
り効率よく誘導放出を生じさせることができる。
なお、」1記実施例では用いるZnCd55elA混晶
半導体の組成の1例を示したが、GaAs単結晶基板に
格子整合するZnCdSSe混晶の組成は第2図に示し
た破線トの任意の組成であるため、この組成を用い発光
領域と発光領域よりも禁制帯幅の大きな閉じ込め領域を
形成すれば、G a A s基板上に高効率の青色発光
装置を作製できる。
半導体の組成の1例を示したが、GaAs単結晶基板に
格子整合するZnCdSSe混晶の組成は第2図に示し
た破線トの任意の組成であるため、この組成を用い発光
領域と発光領域よりも禁制帯幅の大きな閉じ込め領域を
形成すれば、G a A s基板上に高効率の青色発光
装置を作製できる。
また、ZnCdSSe系混晶半導体は、G a A s
基板上でG a A s単結晶に格子整合する条件にお
いて、禁制帯幅及び屈折率を連続的に変えられる。この
ことを用いて、ZnCdSSe系混晶半導体により、G
aAs基板上に青色で発光するG RI N −S C
I−I(graded 1ndex 5eparate
confinement1+eterostruct
ure)il造の半導体レーザを作製することもできる
。
基板上でG a A s単結晶に格子整合する条件にお
いて、禁制帯幅及び屈折率を連続的に変えられる。この
ことを用いて、ZnCdSSe系混晶半導体により、G
aAs基板上に青色で発光するG RI N −S C
I−I(graded 1ndex 5eparate
confinement1+eterostruct
ure)il造の半導体レーザを作製することもできる
。
また、GaAs単結晶に格子整合し、且つ異なる組成の
複数のZnCdSSe系混晶半導体薄膜を積層すること
により、G a A s単結晶基板上に高品質の量子井
戸構造、MQW(multi quantu+n u+
ell)il造などの量子構造を形成することもできる
。
複数のZnCdSSe系混晶半導体薄膜を積層すること
により、G a A s単結晶基板上に高品質の量子井
戸構造、MQW(multi quantu+n u+
ell)il造などの量子構造を形成することもできる
。
ZnCdSSe系混晶半導体が格子接合する単結晶基板
には、G a A s以外にG aP、InP、Geな
どがあり、これらの単結晶基板上にも、欠陥のない高品
質の、ZnCdSSe混晶半導体エピタキシャル層を積
層させることができる。
には、G a A s以外にG aP、InP、Geな
どがあり、これらの単結晶基板上にも、欠陥のない高品
質の、ZnCdSSe混晶半導体エピタキシャル層を積
層させることができる。
本発明により得られる青色発光半導体装置は非常に視感
度が良いため、フルカラー平面デイスプレィ、白色平面
光源などへ応用することができる。
度が良いため、フルカラー平面デイスプレィ、白色平面
光源などへ応用することができる。
また、光デイスクメモリ用光源として本発明による青色
半導体レーザを用いれば、現在よりも記録密度を上げる
ことも可能となる。
半導体レーザを用いれば、現在よりも記録密度を上げる
ことも可能となる。
実施例2
第4図にHP T (hetero、1unetion
phot。
phot。
transistor)の表面保護膜にZnCdSSe
系混晶半導体を用いた例を示す。第4図中、(1)はn
型GaAs単結晶基板、(42)はn型AlGaAsエ
ピタキシャル層、(43)はA IG aA sエピタ
キシャル層(受光部)、(44)はp型A(GaAsエ
ピタキシャル層、(45)及び(46)は電極、(47
)はZnCdSSe表面保護膜である。
系混晶半導体を用いた例を示す。第4図中、(1)はn
型GaAs単結晶基板、(42)はn型AlGaAsエ
ピタキシャル層、(43)はA IG aA sエピタ
キシャル層(受光部)、(44)はp型A(GaAsエ
ピタキシャル層、(45)及び(46)は電極、(47
)はZnCdSSe表面保護膜である。
なお、第4図に示す半導体装置のように、G a A
s単結晶基板に格子整合する材料系には、A I G
a A s系混晶半導体、InGaAIP系混晶半導体
、5iGe系混晶半導体があるが、これらの材料をG
a A s基板上にエピタキシャル成長させる場合には
、G a A s単結晶に格子整合するZnCdSSe
混晶半導体との間に、良質の異種接合を形成するものと
考えられる。
s単結晶基板に格子整合する材料系には、A I G
a A s系混晶半導体、InGaAIP系混晶半導体
、5iGe系混晶半導体があるが、これらの材料をG
a A s基板上にエピタキシャル成長させる場合には
、G a A s単結晶に格子整合するZnCdSSe
混晶半導体との間に、良質の異種接合を形成するものと
考えられる。
[発明の効果]
以上のように、本発明によれば■〜■族単結晶基板に格
子整合するZnCdSSe系混晶半導体を用いて半導体
装置を構成したので信頼性の高いものが得られ、発光装
置においては、高効率で非常に視感度の良い青色で発光
するものが得られる効果がある。また、AIなどを空気
中の酸素から1守る表面保護膜としての効果も得られる
。
子整合するZnCdSSe系混晶半導体を用いて半導体
装置を構成したので信頼性の高いものが得られ、発光装
置においては、高効率で非常に視感度の良い青色で発光
するものが得られる効果がある。また、AIなどを空気
中の酸素から1守る表面保護膜としての効果も得られる
。
第1図は本発明の半導体装置の1実施態様を示す構成図
であり、第2図はZnCdSSeの組成と禁制帯幅の関
係を示す図であり、第3図はZnCdSSeの組成と誘
電率の関係を示す図であり、第4図はZnCdSSe膜
をHPTの表面保護膜に応用した構成図であり、第5図
は従来の青色で発光する半導体装置の構成図である。図
中、1・・・n型G a A s単結晶基板、21・・
−n型ZnCdSSeエピタキシャル層、22−= Z
nCds S e、発光層、23・p型ZnCdSS
eエピタキシャル屑、24・・・ZnCdSSeエピタ
キシャル層、31及び32・・電極、42・・r1型A
NGaAsエピタキシャル層、43・・・A I G
a A sエピタキシャルM(受光部)、44・・・p
型A I G a A sエピタキシャル層、45及び
46・・・電極、47− Z nCdS S e表面保
護膜。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
であり、第2図はZnCdSSeの組成と禁制帯幅の関
係を示す図であり、第3図はZnCdSSeの組成と誘
電率の関係を示す図であり、第4図はZnCdSSe膜
をHPTの表面保護膜に応用した構成図であり、第5図
は従来の青色で発光する半導体装置の構成図である。図
中、1・・・n型G a A s単結晶基板、21・・
−n型ZnCdSSeエピタキシャル層、22−= Z
nCds S e、発光層、23・p型ZnCdSS
eエピタキシャル屑、24・・・ZnCdSSeエピタ
キシャル層、31及び32・・電極、42・・r1型A
NGaAsエピタキシャル層、43・・・A I G
a A sエピタキシャルM(受光部)、44・・・p
型A I G a A sエピタキシャル層、45及び
46・・・電極、47− Z nCdS S e表面保
護膜。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、III−V族化合物半導体単結晶基板上に、該基板と
格子整合を容易にとれるZnS、ZnSe、CdS、C
dSeから構成されるZnCdSSe系混晶半導体を積
層することを特徴とする半導体装置。 2、ZnS、ZnSe、CdS、CdSeから構成され
るZnCdSSe系混晶半導体を表面保護膜として用い
ることを特徴とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2113647A JPH0410669A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2113647A JPH0410669A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0410669A true JPH0410669A (ja) | 1992-01-14 |
Family
ID=14617558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2113647A Pending JPH0410669A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0410669A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012528481A (ja) * | 2009-05-26 | 2012-11-12 | ユニバーシティ オブ ソウル インダストリー コーポレーション ファウンデーション | 光検出器 |
US8681411B2 (en) | 2009-08-21 | 2014-03-25 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Polariton mode optical switch with composite structure |
US8748862B2 (en) | 2009-07-06 | 2014-06-10 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Compound semiconductors |
US8802481B2 (en) | 2009-07-06 | 2014-08-12 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Photodetector capable of detecting the visible light spectrum |
US8809834B2 (en) | 2009-07-06 | 2014-08-19 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Photodetector capable of detecting long wavelength radiation |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP2113647A patent/JPH0410669A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012528481A (ja) * | 2009-05-26 | 2012-11-12 | ユニバーシティ オブ ソウル インダストリー コーポレーション ファウンデーション | 光検出器 |
US8748862B2 (en) | 2009-07-06 | 2014-06-10 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Compound semiconductors |
US8802481B2 (en) | 2009-07-06 | 2014-08-12 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Photodetector capable of detecting the visible light spectrum |
US8809834B2 (en) | 2009-07-06 | 2014-08-19 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Photodetector capable of detecting long wavelength radiation |
US8681411B2 (en) | 2009-08-21 | 2014-03-25 | University Of Seoul Industry Cooperation Foundation | Polariton mode optical switch with composite structure |
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