JPH0410642Y2 - - Google Patents

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JPH0410642Y2
JPH0410642Y2 JP1983167251U JP16725183U JPH0410642Y2 JP H0410642 Y2 JPH0410642 Y2 JP H0410642Y2 JP 1983167251 U JP1983167251 U JP 1983167251U JP 16725183 U JP16725183 U JP 16725183U JP H0410642 Y2 JPH0410642 Y2 JP H0410642Y2
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JP
Japan
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outer member
protrusion
locking
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resistor
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JP1983167251U
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JPS6074010U (ja
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Adjustable Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は巻線型ポテンシヨメータの抵抗体保持
装置に関する。
従来の巻線型ポテンシヨメータの抵抗体保持装
置は円筒状の射出成形樹脂により製造され、内面
に螺旋状溝が形成されていて、この螺旋状溝に螺
旋状抵抗体が嵌合されて保持されるようになつて
いた。
しかしながら、このような螺旋状溝を有する保
持装置の射出成形は、成形後に金型から保持装置
を取外す時に螺旋状溝に沿つて金型を回転させな
がら離型させなければならず、金型の構造が複雑
になるのみならず、射出成形に時間が長くかかる
欠点を免れなかつた。
本考案は上述の欠点を排除するために簡単な金
型で成形時間も成形後の離型が簡単で、離型に要
する時間も大幅に短縮でき、高精度の寸法の成形
も必要でなく、安価に製造できる巻線型ポテンシ
ヨメータの抵抗体保持装置を提供することを目的
とする。
上述の目的は本考案の特徴により、円筒形内面
に形成された螺旋状溝内に螺旋状抵抗体を保持す
るようになされた射出成形による巻線型ポテンシ
ヨメータの抵抗体保持装置において、所定の円筒
形外側形状を有し、円筒形の内面部分に直径方向
に対置されて軸線方向に全長にわたつて伸長する
所定の幅の頭部が拡大された1対の内方に伸長す
るあり形突条と、前記あり形突条によつて区分さ
れた2つの内面部分のそれぞれに設けられ、一方
の端部方向に向つて前記内面部分に合流するよう
に傾斜する内方に突出した案内斜面を有する係止
突起爪と、前記2つの内面部分のそれぞれにおけ
る他方の端部内面にストツパー突起を形成された
射出成形による外側部材と、前記外側部材とは別
個にそれぞれ射出成形された1対の略半円筒状の
内側部材であつて、それぞれその略半円筒状内面
に螺旋状抵抗体を保持する螺旋状溝が形成され、
その略半円筒状外面から前記外側部材の前記2つ
の内面部分のそれぞれに嵌合するが、これらの2
つの内側部材は相互には直接係合せずにそれぞれ
前記あり形突条により前記外側部材内に支持され
るようになされた前記内側部材とより成り、前記
それぞれの内側部材には、前記それぞれの内側部
材が前記あり形突条により案内されて前記外側部
材内に前記一端から押込まれて前記ストツパー突
起により制止された時に前記係止突起爪を嵌入し
てそれぞれの前記内側部材の前記外側部材からの
離脱を阻止する係止凹部が形成されていて、前記
外側部材の前記2つの内面部分のそれぞれに形成
された係止突起爪及びストツパー突起の位置は、
それぞれの前記内面部分に嵌入されて制止された
それぞれの内側部材の螺旋状溝のリードが互いに
合致するように定められていて、前記内側部材は
弾性的に変形して前記外側部材内への嵌入固定を
容易になした巻線型ポテンシヨメータの抵抗体保
持装置を提供することによつて達成される。
上述のように構成されているから、本考案によ
れば極めて簡単な金型により能率良く外側部材及
び内側部材を射出成形してこれらを組合せればよ
く、内側部材は半円筒状であるから内面に螺旋状
溝が形成されていても射出成形後に簡単に金型か
ら取外すことができ、金型の構造がが極めて簡単
になるとともに成形時間が大幅に短縮される利点
が得られ、外側部材内に内側部材を嵌入する際に
は内側部材が変形して係止突起爪を乗り越えて行
き、ストツパー突起に制止された時に係止突起爪
が丁度係止凹部内に係止されて確実に内側部材が
外側部材内に一体的に固定されるとともに係止突
起爪及びストツパー突起の位置がそれぞれの内側
部材の螺旋状溝のリードが合致するように定めら
れているから両方の内側部材の形状は同一になす
ことができ、同じ金型で両方の内側部材を製造す
ることができ、しかも円筒状の外側部材により外
形形状の精度が保証されるから、この外側部材の
内部に、相互には直線組合わずに前記あり形突条
によつて保持される2つの略半円筒状の内側部材
は単に巻線を保持する螺旋状溝のリードさえ互い
に合致していればよいだけで作業の困難な高い精
度の射出成形を必要としないから、製造が極めて
容易になる利点が得られるのである。
以下に添付図面を参照して本考案の望ましい実
施例を説明する。
第1図及び第2図は従来の巻線型ポテンシヨメ
ータの抵抗体保持装置1を示す。この保持装置1
は図示のように円筒形に一体的に射出成形されて
いて、内面には螺旋状抵抗体(図示せず)を保持
する螺旋状溝2が形成されている。上述のように
このような保持装置を射出成形する場合には成形
後に離型する時に螺旋状溝2に嵌合する金型を螺
旋状溝2に沿つて回転させながら取外さなければ
ならず、金型の構造が複雑となるとともに大なる
作業時間を必要とし、甚だ非能率であつた。
本考案による巻線型ポテンシヨメータの抵抗体
保持装置は第3図及び第4図に示されるような外
側部材3と、第5図及び第6図に示されるような
それぞれ前記外側部材3内に嵌入して係止される
1対の略半円筒状の同形の内側部材4とより成つ
ている。
外側部材3は射出成形により図示のように円筒
形に形成され、内面には直径方向に対置されて軸
線方向に全長にわたつて伸張する所定の幅の1対
のあり形突条5と、これらの突条によつて区分さ
れた2つの内面部分のそれぞれに軸線方向の適当
な中間位置に形成された一端3aに向つて傾斜す
る案内斜面6aを有し、他端3bに向う側に直角
に立上る係止面6bを有する所定の高さの係止突
起爪6c及び6dと、端部3bの内面に位置する
ストツパー突起7a及び7bとが形成されてい
る。後述にて明らかになるように一方の内面部分
にある係止突起爪6c及びストツパー突起7a
と、他方の内面部分にある係止突起爪6d及び7
bとの軸線方向の位置は螺旋状溝の半ピツチだけ
互いに位置をずらされている。
内側部材4はそれぞれ射出成形により同一形状
に図示のように外側部材3のあり形突条5によつ
て区分される内面部分にそれぞれ丁度嵌合する略
半円筒状外面と、螺旋状抵抗体を保持する螺旋状
溝を形成された略半円筒状内面とを有し、両方の
縁部がそれぞれ前記あり形突条5によつて係止さ
れて2つの内側部材4は直接には互いに係合せず
に外側部材3のあり形突条5に係止されて外側部
材3内に支持されるようになつている。それぞれ
の内側部材4の外面にはこれらの内側部材4を、
外側部材3のあり形突条5に係合するようにして
端部4a側から外側部材3の一端3aを通して外
側部材3内に嵌入して、端部4aがそれぞれスト
ツパー突起7a及び7bに当接して制止された時
に丁度係止突起爪6c及び6dをそれぞれ嵌入さ
せて係止面6bと係合してそれぞれの内側部材4
の外側部材3からの離脱を阻止する係止面8aを
有する係止凹部8が形成されている。前述のよう
に外側部材3の係止突起爪6c及びストツパー突
起7aと、係止突起爪6d及びストツパー突起7
bとは軸線方向の位置が螺旋状溝のピツチの半分
だけずらされているから、それぞれの内側部材4
を上述のようにそれぞれの内面部分に定位置に固
定した時には両方の内側部材4の螺旋状溝のリー
ドが合致するのである。
上述のように構成されているから、第7図に示
されるようにそれぞれの内側部材4を外側部材3
内に嵌合する時には端部4aがそれぞれ係止突起
爪6c及び6dに当接した時に案内斜面6aによ
り案内されて内側部材4が僅かに内方に撓むだけ
で容易に嵌入させることができ、端部4aがそれ
ぞれストツパー突起7a及び7bに当接して制止
された時に丁度係止突起爪6c及び6dが係止凹
部8内に嵌入して係止突起爪6c及び6dの係止
面6bが係止凹部8の係止面8aに係合して、そ
れぞれのストツパー突起7a及び7bと係止突起
爪6c及び6dによつてそれぞれの内側部材4が
外側部材3内に一体的に固定されるのである。
第8図は本考案による螺旋状抵抗体保持装置を
組立てた状態を示す。
上述のように本考案によれば、2つの略半円筒
状の内側部材は作業の困難な精度の高い射出成形
を必要とせずに容易に製造でき、極めて能率的に
安価に巻線型ポテンシヨメータの抵抗体保持装置
が提供されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の巻線型ポテンシヨメータの抵抗
体保持装置の一例を示す斜視図.第2図は第1図
の長手方向断面図.第3図は本考案による巻線型
ポテンシヨメータの抵抗体保持装置の一方の構成
部品である外側部材を示す長手方向断面図、第4
図は第3図の端面図。第5図は本考案による巻線
型ポテンシヨメータの抵抗体保持装置の他方の構
成部品であるそれぞれの内側部材を示す長手方向
断面図。第6図は第5図の端面図。第7図は外側
部材に内側部材を嵌入させる状態を示す斜視図。
第8図は組合された状態を示す長手方向断面図。 3……外側部材、4……内側部材、5……突
条、6c,6d……係止突起爪、7a,7b……
ストツパー突起、8……係止凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒形内面に形成された螺旋状溝内に螺旋状抵
    抗体を保持するようになされた射出成形による巻
    線型ポテンシヨメータの抵抗体保持装置において
    所定の円筒形外側形状を有し、円筒形の内面部分
    に直径方向に対置されて軸線方向に全長にわたつ
    て伸長する所定の幅の頭部が拡大された1対の内
    方に伸長するあり形突条と、前記あり形突条によ
    つて区分された2つの内面部分のそれぞれに設け
    られ、一方の端部方向に向つて前記内面部分に合
    流するように傾斜する内方に突出した案内斜面を
    有する係止突起爪と、前記2つの内面部分のそれ
    ぞれにおける他方の端部内面にストツパー突起を
    形成された射出成形による外側部材と、前記外側
    部材とは別個にそれぞれ射出成形された1対の略
    半円筒状の内側部材であつて、それぞれその略半
    円筒状内面に螺旋状抵抗体を保持する螺旋状溝が
    形成され、その略半円筒状外面が前記外側部材の
    前記2つの内面部分のそれぞれに嵌合するが、こ
    れらの2つの内側部材は相互には直接係合せずに
    それぞれ前記あり形突条により前記外側部材内に
    支持されるようになされた前記内側部材とより成
    り、前記それぞれの内側部材には、前記それぞれ
    の内側部材が前記あり形突条により案内されて前
    記外側部材内に前記一端から押込まれて前記スト
    ツパー突起により制止された時に前記係止突起爪
    を嵌入してそれぞれの前記内側部材の前記外側部
    材からの離脱を阻止する係止凹部が形成されてい
    て、前記外側部材の前記2つの内面部分のそれぞ
    れに形成された係止突起爪及びストツパー突起の
    位置は、それぞれの前記内面部分に嵌入されて制
    止されたそれぞれの内側部材の螺旋状溝のリード
    が互いに合致するように定められていて、前記内
    側部材は弾性的に変形して前記外側部材内への嵌
    入固定を容易になしたことを特徴とする巻線型ポ
    テンシヨメータの抵抗体保持装置。
JP16725183U 1983-10-28 1983-10-28 巻線型ポテンシヨメ−タの抵抗体保持装置 Granted JPS6074010U (ja)

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JP16725183U JPS6074010U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 巻線型ポテンシヨメ−タの抵抗体保持装置

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JP16725183U JPS6074010U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 巻線型ポテンシヨメ−タの抵抗体保持装置

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Publication Number Publication Date
JPS6074010U JPS6074010U (ja) 1985-05-24
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JP16725183U Granted JPS6074010U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 巻線型ポテンシヨメ−タの抵抗体保持装置

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JP2001044009A (ja) * 1999-08-02 2001-02-16 Nidec Copal Corp 多回転式ポテンショメータ

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JPS6074010U (ja) 1985-05-24

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