JPH04106325A - 給湯器の流量制御装置 - Google Patents

給湯器の流量制御装置

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JPH04106325A
JPH04106325A JP22307290A JP22307290A JPH04106325A JP H04106325 A JPH04106325 A JP H04106325A JP 22307290 A JP22307290 A JP 22307290A JP 22307290 A JP22307290 A JP 22307290A JP H04106325 A JPH04106325 A JP H04106325A
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hot water
flow rate
motor
opening
control
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [lj業上の利用分野] 本発明は、熱交換器を含む水回路を通過する水の流量を
調節するための流量調節弁を備えた給湯器の流量制御装
置に関する。
[従来の技術〕 給湯器では、熱交換器を通過する流量をバーナ等の加熱
能力に見合った流量に調節するために、弁体をギヤドモ
ータによって駆動する流量調節弁が備えられている。
さらに、浴槽への配管中に水電磁弁を設けて、浴槽に対
して自動的に湯張りを開始し、設定水量あるいは設定水
位になったとき、自動的に湯張りを停止する自動湯張り
機能を有するものがある。
こうした自動湯張りを行う機器では、水電磁弁を開閉す
る際に水撃が発生しやすいため、流量調節弁によって流
量を制限した状態で水電磁弁を開いたり閉じたりする。
この場合に流量を調節するための水量調節弁としては、
上水道の高水圧に対して確実に弁体を駆動じなければな
らないためギヤドモータが用いられており、水電磁弁の
開閉動作に関連して水量調節弁が最大開度になった場合
と最小開度になった場合に直ちにギヤドモータの駆動を
停止するために、最大開度あるいは最小開度をそれぞれ
検知するために、例えばホールICを用いた開度限界検
知手段が備えられ、ギヤドモータが駆動された場合に各
開度限界がそれぞれ検知されたときに駆動が停止される
[発明が解決しようとする課題] しかし、各開度限界を検知するための開度限界検知手段
に異常が生じた場合には、水量調節弁の弁体が移動不能
になってもギヤドモータがいつまでも駆動され、ギヤド
モータがロックした状態になると過大電流が流れるため
、ギヤドモータを通電するためのトランジスタあるいは
ICからなるドライバが発熱し破損する虞がある。
また開度限界検知手段の異常が復帰不可能な場合には、
モータが駆動される度にモータへ繰り返して通電が行わ
れるため、その都度ドライバが発熱し、破損する可能性
がさらに大きくなる6本発明は、流量調節弁の開度限界
を検知する手段を備えた給湯器の流量制御装置において
、開度限界検知手段に何等かの異常が発生した場合に、
モータを駆動するためのドライバを保護するとともに、
異常が正常運転に復帰できないような継続的なもの場合
には、流量調節弁を無駄に駆動することなく、速やかに
給湯を行うことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、熱交換器を含む水回路中にモータによって駆
動される流量調節弁を配するとともに、該流量調節弁の
最大開度限界あるいは最小開度限界を検知するための開
度限界検知手段を備え、該開度限界検知手段によって前
記流Jl調節弁の開度限界が検知されたとき前記モータ
の駆動を停止する給湯器の流量制御装置において、前記
モータへの通電が開始されてから前記開度限界検知手段
による検知がない場合には、前記モータへの通電時間が
所定時間を越えたとき前記モータへの通電を中途停止す
るとともに、該中途停止の回数が所定回数を越えた場合
には、その後前記モータへの通電を行わないことを技術
的手段とする。
[作用] 本発明では、流量調節弁の開度限界検知手段に異常が発
生して、流量調節装置が開度限界を越えて駆動されてし
まっても、モータへの通電を開始してから所定時間が過
ぎると、開度限界検知手段による検知がない場合でも、
モータへの通電が中途停止する。
このため、モータが固定されて過剰電流が供給されても
、モータには所定時間を越えて通電されることがないた
め、モータを通電するための通電素子の過熱を抑えるこ
とができる。
また、中途停止した回数が、所定回数を越える場合には
、モータを通電することがな(なり、流量調節弁は一切
駆動されなくなる。
従って、給湯器は、流量調節弁の動作と関係なく運転を
行う。
[発明の効果コ 本発明では、モータに対して所定時間を越えて通電され
ることがないため、モータを通電するための通電素子(
モータドライバ)が過熱することがなく、破損を防止で
きる。
また、中途停止が縁り返し生じその回数が所定回数を越
えた場合には、流量調節弁の動作に関係なく給湯運転が
行われるため、給湯運転に支障がない。
[実施例] 次に本発明を実施例に基づいて説明する。
第2図に示す湯張り機能付きガス給湯器1は、図示しな
い給湯栓を備えた幾つかの給湯口への給湯と浴槽Bへの
自動湯張りを行うもので、燃焼ケース2内には、上水道
等の水供給源から供給される水を加熱するための熱交換
器10と、加熱源として複数の板状バーナを配列した2
組のバーナ群3.3aとが設けられており、燃焼ケース
2には、バーナ群3.3aへ燃焼用空気を供給するため
の送風機4が備えられている。
各バーナ群3.3aへ燃料ガスを供給するガス供給路5
には、燃料ガスの供給を制御する元電磁弁5a、目標燃
焼量に応じて開度を調節して燃料ガスの供給量を調節す
るためのガバナ比例弁5bが設けられ、ガバナ比例弁5
bの下流でガス供給路5は分岐して、バーナ群3側には
燃焼時に開弁し、停止によって閉弁する小電磁弁6が設
けられ、バーナ群3a側には、目標燃焼量に応じて開閉
される小電磁弁6aが設けられ、各小電磁弁6.6aの
下流には、各バーナ群3.3aに対応して燃料ガスを噴
出するノズル群を備え、2室7a、7bに区画されたマ
ニホールド7が接続されている。
また、燃焼ケース2内には、バーナ群3.3aの点火電
極8と、炎検知のためのフレームロッド9が設けられて
いる。
一方、熱交換器10へ水を供給するための上水道等と接
続される給水管11には、異物等の混入を防ぐためのフ
ィルタ12が最上流部に備えられ、その下流には、供給
される水の温度を検知する入水温サーミスタ13と流量
センサ14が設けられている。
熱交換器10から湯水が流出する出湯管15には、熱交
換器10で加熱された水の温度を検知する出湯温サーミ
スタ16が設けられ、さらにその下流には、熱交換器1
0を通過する湯水の流量を調節するための湯量サーボ1
7が設けられている。
湯量サーボ17は、第10図にも示すとおり、送りねし
機構によって支持された回動軸の先端にテーパ形状の弁
体17aを固定し、この弁体17aを開口内に配して回
動軸をギヤドモータ17bの出力軸に連結したもので、
ギヤドモータ17bが回転すると、前述の送りねじ機構
によって弁体17aが開口内を移動して開度を調節し、
それによって通過流量を調節する。
出湯管15は、湯量サーボ17の下流で分岐して、一方
は図示しない幾つかの給湯口と接続された給湯管18と
なり、他方は浴槽Bと接続された湯張り管19となって
いる。
給湯管18は、入水温サーミスタ13の下流で給水管1
1から分岐したバイパス管20と接続されており、バイ
パス管20にはバイパス管20を開閉して給水管11と
給湯管18との連通を制御するためのバイパス電磁弁2
1と、バイパス管20を流れる水流を検知するための水
流スイッチ22が設けられている。
給湯管18と出湯管15との接続部には、バイパス電磁
弁21が開状態の場合に、給水管11と連通ずるバイパ
ス管20側から湯張り管19への水の流入を防止するた
めの逆止弁23が設けられ、また給湯管18には残火等
の異常により発生する高圧から熱交換器10等を保護す
るための圧力逃し弁24が逆止弁23と一体に設けられ
ている。
湯張り管19には、湯張り制御を行うための湯張り電磁
弁25と浴槽Bからの湯水の逆流を防止する逆止弁26
とが設けられ、逆止弁26の上流側には、上水道の断水
等によって負圧が発生した場合に作動して、出湯管15
を大気に開放する負圧作動弁(バキュームブレーカ)2
7が設けられている。
以上の構成からなる本実施例の湯張り機能付きガス給湯
器1は、給湯器ケースIA内に設けられた制御装置30
によって制御される。
制御部W30は、マイクロコンピュータ31と駆動回路
とからなり、各バーナ群3.3aの燃焼状態を制御する
ための燃焼制御部と熱交換器10を通過する湯水の流量
および自動湯張りあるいは高温差し湯のために通水を制
御する水量制御部との機能部を有し、制御装置30には
運転状態を設定操作するために、風呂リモコン41とメ
ーンリモコン42が備えられている。
制御装置30は、図示しない給湯栓を開くことによって
給湯管18内の通水が検知されると給湯運転を行うとと
もに、風呂リモコン41に備えられた図示しない湯張り
スイッチあるいは差し湯スイッチの操作によって自動湯
張り運転および高温差し湯運転を行い、それぞれの運転
において、燃焼制御と水量制御とを行う。
初めに、給湯運転について第3図に基づいて説明する。
給湯運転は、図示しない給湯栓を開いたとき、流量セン
サ14による検知流量りが作動開始水量以上であること
が検知されるとくステップ1においてYES)、通水検
知状態として判別されて所定のシーケンスで点火制御が
行われる(ステップ2)。
ここで、作動開始水量は、あらかじめ8段階に設定され
た水量値から、入水温サーミスタ13によって検知され
る給水温に応じて運転の都度選択される水量であって、
その一つとして、2.6N/分が設定されている。
点火制御に続けて、リモコンによって設定されている給
湯設定温度が温調制御における目標温度として読み込ま
れる。
点火制御によってバーナ群3.3aが点火されて、フレ
ームロッド9によって着火検知されると、目標温度、各
サーミスタ13.16および流量センサ14による各検
知信号に基づいて温調制御を行う(ステップ3)。
温調制御では、前述の目標温度、入水温サーミスタ13
による検知温度および流量センサ14による検知流量り
とからフィードフォワード制御を行うとともに、出湯温
サーミスタ16により検知される出湯温度が所定条件に
達した場合には、さらに出湯温サーミスタ16の検知温
度に基づいてフィードバック制御を行う。
その後、給湯運転においては給湯栓が閉じられて流量セ
ンサ14による検知流量りが作動停止水量以下になった
ことが検知されるとくステップ4においてYES)、所
定の消火制御が行われる(ステップ5)。
この作動停止水量も作動開始水量と同様に設定された8
段階の中から、入水温サーミスタ13によって検知され
る給水温に応じて選択される。
前述の作動開始水量として2.6N/分が選択された場
合には、作動停止水量は、1.9fJ1分が選択される
給湯運転は、後述する自動湯張り運転および高温差し湯
運転において、バイパス管20の水流スイッチ22によ
って給湯口の給湯栓が開状態になったことが検知された
場合にも、自動湯張り運転および高温差し湯運転に対し
て割り込み動作が行われて優先的に給湯運転が行われる
このため、給湯運転における消火制御が終わった後には
、その給湯運転が他の自動湯張り運転あるいは高温差し
湯運転における割り込み動作によるものであったか否か
の判別を行う。
自動湯張り運転中における割り込み動作の場合にはくス
テップ6においてYES)−後述する自動湯張り運転に
おけるステップ13へ移行する。
また、自動湯張り運転中ではなく(ステラ76において
NO)、高温差し湯運転の場合には(ステップ7におい
てYES) 、第7図に示す高温差し湯運転におけるス
テップ43へ移行する。
次に自動湯張り運転を第4図に基づいて説明する。
自動湯張り運転は、風呂リモコン41の湯張りスイッチ
による湯張りの指示に応じて行われるもので、湯張りス
イッチの操作が検知されると(ステップ11においてY
ES)、給湯運転が行われているか否かが、流量センサ
14の検知流量りの値および着火検知信号に基づいて判
別される。
この判別では、検知流量りが作動停止水量以下であれば
、着火検知信号に関係なく、給湯運転が行われていない
と判別され、作動停止水量より多く、作動開始水量より
小さい場合には、着火検知信号があれば給湯運転中であ
ると判別し、脇火検知信号がなければ給湯運転が行われ
ていないと判別される。
給湯運転が行われていないと判別された場合にはくステ
ップ12においてNO)、以下のとおりステップ13以
降の自動湯張り運転を続ける。
給湯運転が行われていると判別された場合にはくステッ
プ12においてYESiその旨を風呂リモコン41の表
示装置で表示して、ステップ4へ移行して、給湯運転が
終わるまで待機する。
ステップ13では、湯張り電磁弁25を開くための開弁
制御を行う。
この開弁制御は、湯張り電磁弁25を開くときに、水撃
が発生しないようにするために湯量サーボ17を湯張り
電磁弁25と関連させて駆動する制御であり、詳細は後
述する。
開弁制御によって湯張り電磁弁25が開かれると、通常
はそれに応じて湯張り管19内を水が通過して、流1セ
ンサ14によって検知流量[、が作動開始水量を越えて
通水が検知される。
通水が検知されるとくステップ14においてYES) 
、給湯運転の場合と同様に所定のシーケンスで点火制御
が行われ(ステップ15)、さらにフレームロッド9に
よる着火検知の後は、温調制御が行われる(ステップ1
6)。
この温調制御では、自動湯張りに際して風呂リモコン4
1において設定された湯張り温度が目標温度として制御
が行われる。
この自動湯張り運転中には、使用者が給湯を行うために
給湯口における給湯栓を開いた場合には、バイパス管2
0中の水流スイッチ22がそれを検知してオン状態とな
って、前述のとおり、給湯運転が自動湯張り運転に対し
て優先的に行われる。
水流スイッチ22がオン状態であることが検知された場
合にはくステップ17において’l/ E S )、リ
モコンによる給湯設定温度に基づいた給湯運転へ変更す
るために、湯張り電磁弁25を閉じる閉弁制御を行い(
ステップ18)、ステップ2へ移行する。
一方、自動湯張り運転中に、給湯運転のための操作がな
い場合にはくステップ17においてNo>、風呂リモコ
ン41によってあらかじめ設定された湯張り水量に達す
るまでは(ステップ1つにおいてNo)、風呂リモコン
41によって設定された湯張り温度による湯張り運転が
継続される。
流量センサ14による検知流111−の積算値が、設定
された湯張り水量になった場合にはくステップ19にお
いてYES)、湯張り電磁弁25を閉じる閉弁制御を行
う(ステップ20)。
このステップ20における閉弁制御は、前述のステップ
18における閉弁制御とほぼ同様のシーケンスによるも
のであり、詳細は後述する。
閉弁制御によって流量が減少して、流量センサ14によ
る検知流量りが作動停止水量より少なくなった場合には
(ステップ21においてYES)、通水が終了したと判
別して、所定の消火制御を行い(ステップ22)、自動
湯張り運転を終了する。
次に、上記のステップ13における開弁制御について、
第5図に基づいて説明する。
開弁制御は、湯張り電磁弁25が開くときに、多量の水
が通過しないようにするためのもので、初めにバイパス
電磁弁21を開く(ステップ3])。これは、前述のと
おり、自動湯張り運転に対して給湯運転を優先させるた
めに、自動湯張り運転中に給湯を検知できるように給湯
管18と給水管11とをバイパス管20によって連通ず
るものである。
続けて、通過流量を制限するために、湯量サーボ17の
開度を最小にする(ステップ32)。
この後、湯張り電磁弁25を開く(ステップ33)、こ
のとき、流量は湯量サーボ17によって制限されるため
通過流量が少なく、水撃の発生をなくすことができる。
その後、湯量サーボ17の開度を増大させて(ステップ
34)、改めて流量を増やす。これによって、流量セン
サ14を通過する流量を確実に増加させて、検知流量り
を作動開始水量以上にする。
次に、上記のステップ18およびステップ20における
閉弁制御について、第6(71に基づいて説明する。
閉弁制御は、上記の開弁制御と同様に水撃の発生を防ぐ
ためのもので、閉弁制御を行うときの検知流量I−が湯
張り停止水量を越える場合には(ステップ35において
No)、湯量サーボ17の開度を小さくして(ステップ
36)ステップ35へ移行し、検知流量りが湯張り停止
水量以下になるまでス云ツブ35.36を繰り返す。
流量センサ14の検知流JILが湯張り停」水量以下で
ある場合には(ステップ35においてYES)、流量が
水撃が発生しない程度に十分に少ない場合であるため、
湯張り電磁弁25を閉じるとともに(ステップ37)、
バイパス電磁弁21も閉じる(ステップ38)。
ここで、給湯運転への切り替え時には、湯張り電磁弁2
5が閉じられても湯水は給湯口から流出できるため水撃
が発生しにくいのに対し、湯張りが終了する場合には、
湯水の逃げ場がないため、水撃が発生しやすい。
このため、湯張り停止水量として、ステップ18におい
てはできるだけ早く給湯運転への切り替えを行うことも
兼ねて約109/分を設定し、ステップ20においては
約4.5fJ/分をそれぞれ設定している6 次に、高温差し湯運転について、第7図に基づいて説明
する。
高温差し湯運転は、浴槽B内の湯温が低下した場合に、
風呂釜による追焚きの代わりに、湯水の加熱を行うため
の運転動作であり、80℃の温水を毎分5gの流量であ
らかじめ設定された条件、例えば3分間だけ浴槽B内へ
供給するものである。
なお、この時間は、風呂リモコン41において任意に設
定できるものである。
ここでは、風呂リモコン41の差し湯スイッチを操作し
て指示を与えると、それに応じて、所定時間だけ高温の
差し湯が行われる。
差し湯スイッチの操作が検知されると(ステップ41に
おいてYES)−自動湯張り運転の場合と同様に給湯運
転中か否かを流量センサ14の検知流量りおよび着火検
知信号に基づいて判別し、給湯運転が行われていない場
合にはくステップ42においてNO)、高温差し湯運転
を続ける。
逆に、給湯運転が行われている場合には(ステップ42
においてYES)、ステップ4へ移行して、給湯運転が
終了するまで待機する。
ステップ42の判別によって高温差し湯運転を行う場合
には、自動湯張り運転の場合と同様に、第5図に示した
開弁制御を行う(ステップ43)。
開弁制御に伴って通水が始まり、流量センサ14の検知
流量りが作動開始水量以上で通水が検知されると(ステ
ップ44においてYES) 、点火制御(ステップ45
)および高温温調制御が続けて行われる(ステップ46
)。
高温温調制御では、メーンリモコン42あるいは風呂リ
モコン41による設定温度と関係なく温調制御のための
目標温度を80°Cとして決定し、出湯管15に備えら
れた出湯温サーミスタ16の検知温度が80℃になるよ
うに、バーナ群3.3aの燃焼量が決定され、それに応
じてガバナ比例弁5bおよび小電磁弁6.6aと送風@
4が駆動制御される。
高温差し湯運転は、比較的短時間の運転であるが、もし
この運転中に、給湯運転のために給湯栓が開かれた場合
には、水流スイッチ22によって検知される。
高温差し湯運転中に水流スイッチ22のオン状態が検知
された場合には(ステップ47においてYES)、ステ
ップ52以降に示すとおり給湯運転へ変更が行われる。
高温差し湯運転中に水流スイッチ22のオン状態が検知
されない場合には(ステップ47においてNO)、所定
の条件による差し湯が終了したか否かが判別され、終了
していない場合には(ステップ48においてNo) 、
ステップ46へ移行する8 あらかじめ決められた条件として、3分間の作動時間が
経過して高温差し湯運転が終了した場合には(ステップ
48においてYES)、初めに消火制御を行って(ステ
ップ4つ)、電磁弁を閉じてバーナの燃焼を停止させて
加熱を停止し、その後、出湯温サーミスタ16によって
検知される湯温か50℃以下になると(ステップ50に
おいてYES)、閉弁制御が行われて湯張り電磁弁25
が閉じられる(ステップ51)。
これによって、高温差し湯運転が終了した直後に給湯を
行っても、給湯口には、50℃以下まで低下した湯が流
出するだけであるため、火傷の虞がなく安全である。
一方、ステップ47において給湯が検知されて高温差し
湯運転中に給湯運転が行われる場合には(YES)、使
用者の意思に反して給湯口から高温の湯水が流出しない
ようにするために、以下のとおり制御される。
初めに、高温差し湯運転においては80℃に決定されて
いた温調制御のための目標温度が、リモコンにおいて設
定された給湯設定温度に変更される(ステップ52)。
通常では、給湯設定温度は、高温差し湯運転における目
標温度の80°Cより低いため、さらに、湯量サーボ1
7の開度を大きくして流量を増大させて(ステップ53
)、湯温の素早い低下を図る。
その後、出湯温サーミスタ16によって検知される出湯
温度が、リモコンによって設定された給湯設定温度に基
づいて決定される切替温度Taより低くなったか否かが
判別され、切替温度T’aより出湯温度が低くなった場
合には(ステップ54においてYES)、閉弁制御を行
い(ステップ55)、ステップ2へ移行して、給湯運転
を行う。
次にステップ54における切替温度]′aの決定につい
て、第8図に基づいて説明する。
この切替温度ゴaは、高温差し湯運転から給湯運転へ切
り替えられる場合に、給湯口において安全が確保される
とともに、且つできるだけ早く温水の供給ができること
を目的としたものである。
ここでは、使用者が給湯設定温度Tsetとして50°
C以上の比較的高温を設定している場合には(ステップ
61においてYES)、火傷等の危険のあることに対し
て十分な注意を払っていると考えて、速やかな給湯がで
きるようにするために、Ta=Tset + 15 [
’C]すなわち切替温度Taとして給湯設定温度T S
etより15℃高い温度を決定しくステップ62)、給
湯設定温度Tsetとして50[’C]に達しない温度
を設定している場合にはくステップ61においてNo)
 、高温の湯水に対する1分な注意が払われていないと
考えられるため、手等を温水に触れても安全な温度とし
てのTa=57[”C]、すなわち、切替温度Taとし
て一律に57[’C]を決定する(ステップ63)。
以上の給湯設定温度TSetと切替温度Taとの関係を
第9図に示す。
なお、給湯運転が終了した後は、前述のとおり、自動湯
張り運転中か高温差し湯運転中かの判別が行われ、それ
ぞれの運転中に割り込みがあって各運転が中断されてい
た場合には、それぞれの運転を再開する。
その場合、自動湯張り運転の再開では、記憶された流量
積算値に基づいて、残りの湯張り流量が積算され、高温
差し湯運転では、給湯運転前にすでに経過した時間だけ
差し引いた時間だけ運転される。
また、上記の各運転における温調制御と並行して、湯量
サーボ17による流量制御が行われる。
この流量制御では、各サーミスタおよび流量センサ14
によってそれぞれ検知される出湯温度、入水温度および
流量と運転時点におけるバーナ群3.3aの制御値とか
ら、実際の最大加熱量を算出し、この算出された最大加
熱量に関して、設定温度と入水温度とから給湯あるいは
湯張り可能な最大流量を算出して、この最大流量が得ら
れるように湯量サーボ17を制御して開度を調節する。
これによって、製造によるばらつきに関係なく個々の機
器における最大能力を活かした制御ができる。
次に、湯量サーボ17を駆動するための構成について、
第10図に基づいて簡単に説明する。
湯量サーボ17は、前述のとおり、送りねじ機構によっ
て移動する弁体17aをギヤドモータ17bによって駆
動するものであり、ギヤドモータ17bは、マイコン3
1によって制御されるドライバユニット32によって、
正転駆動あるいは逆転駆動のためのt流が通電される。
ここで、ドライバユニット32は、マイコン31からの
正転信号あるいは逆転信号に応じてギヤドモータ17b
を通電するドライバ用ICからなり、制御装置30を形
成するマイコン31やその他の駆動回路とともに、制御
基板30Aに固定されている。
一方、湯1サーボ17には、弁体17aがそれ以上駆動
されると送りねし機構によって移動不能になる最大限界
開度を呈する位置になったとき、あるいは最小限界開度
を呈する位置になったとき、それぞれの限界開度を検知
するための全開位置センサ17cと全閉値1センサ17
dとが備えられている。
これらの位置センサ17c、17dは、ホールICを用
いたもので、弁体17aが第10図の実線に示す最大限
界開度を呈する位置になるとそれが全開位置センサ17
cによって検知され、逆に二点鎖線に示す最小限界開度
を呈する位置になるとそれが全閉位置センサ17dによ
って検知され、それぞれの検知信号かマイコン31へ伝
送される。
また、ギャドモータ17bとドライバユニット32およ
び各位置センサ17c、17dとマイコン31とは、制
御基板30Aに設けられたコネクタ端子30B、30C
で、それぞれ接続されている。
制御装置30では、以上の精成に基づいて、上記のステ
ップ32において湯量サーボ17を最小開度に駆動する
場合、あるいはステップ34において湯量サーボ17を
最大開度にする場合には、速やかに各開度に駆動するた
めに、流量センサ14に検知される流量とは関係なく、
湯量サーボの限界開度制御として、第1図に示すように
以下のとおり制御を行う。
マイコン31内の制御によって、湯量サーボ17を最大
開度あるいは最小開度にするための指示が与えられたと
き、マイコン31内のメモリに記憶されているギヤドモ
ータ17bへの通電の中途停止回数nが所定回数X回を
越えるか否かが判別される(ステップ71)に こで中途停止とは、後述するとおり、ギヤドモータ17
bへの通電時間が所定時間を越えた場合に、ドライバユ
ニット32を保護するために通電を停止するものであり
、中途停止回数nが所定回数Xを越える場合とは、湯量
サーボ17の弁体17aの限界位置を検知するために備
えられた各位置センサ17c、17dに異常があって限
界位置が検知できないために、弁体17aを支持する送
りねじ機構が固定されてしまって、湯量サーボ17の駆
動ができなくなったと考えられる場合である。また、所
定回数Xは、本実施例においては3回としたが、2〜5
回など任意に設定しておくことができる。
中途停止回数nがX回を越えていない場合には(ステッ
プ71においてNo)−ドライバユニット32によるギ
ヤドモータ17bへの通電を開始する(ステップ72)
湯量サーボ17の駆動を始めてから最大開度あるいは最
小開度の限界開度になったことが各位置センサ17c、
17dによって検知された場合にはくステップ73にお
いてYES)、ギヤドモータ17bへの通電を停止しく
ステップ74)、メモリに記憶されている中途停止回数
nをリセットして「0」回にして(ステップ75)、湯
量サーボ17の駆動制御を終える。
湯量サーボ17は、正常に作動する場合には、通常では
約20秒で最大開度と最小開度との開度変更が可能であ
る。
それに対し、湯量サーボ17の駆動を始めてから最大開
度あるいは最小開度の限界開度になったことが各位置セ
ンサ17c、17dによって検知されない場合には(ス
テップ73においてNO>、30秒が経過するまでは通
電を継続してその間に限界開度が検知されるか否か待機
しくステップ76においてNo)、30秒経過しても限
界開度になったことが検知されない場合にはくステップ
76においてYES)、ギヤドモータ17bへの通電を
中途停止しくステップ77)、記憶されている中途停止
回数nに1を加算して(ステップ78)、湯量サーボ1
7の駆動制御を終える。
この結果、湯量サーボ17の弁体17aが固定されてし
まっていて、ギヤドモータ17bの電流値が増大してし
まうような場合では、ドライバユニット32の過熱が進
行しないうちに通電を停止することになるため、ドライ
バユニット32を保護することができる。
一方、中途停止回数nがX回を越えている場合には(ス
テップ71においてYES)、ギヤドモータ17bを通
電するための以上の制御を行わないで、湯量サーボ17
の駆動制御を終了し、湯量サーボ17が設けられていな
いものとして運転を行う。
従って、限界開度を検知する各位置センサの異常が発生
しても、最低限の作動としである程度の温度まで加熱さ
れた湯水を使用することができ、故障によって給湯がで
きなくなることがない。
また、各位置センサの異常によって湯量サーボ17の弁
体17aが固定されCしよってギヤドモータ17bが作
動しなくなっているときに、キャドモータ17bに対し
て駆動のための電流が流れることがないため、ドライバ
ユニット32が過熱することがない。
また、湯量サーボ17が固定されてしまった場合には、
上記のとおり、ドライバユニット32が不良になること
がないため、構成が複雑な制御基板30Aを修理あるい
は交換する必要がなく、湯量サーボ17のみを交換すれ
ばよいため、修理が簡略化される。
なお、記憶されている中途停止回数nは、湯量サーボ1
7の交換を行う際に、電源を切ることによっであるいは
図示しないリセットスイッチあるいはリセット端子を操
作することによってリセットされて「0」になり、修理
完了後には、正常に作動する。
上記の実施例では、流量調節弁としての湯量サーボを熱
交換器の下流側に設けたものを示したが、熱交換器の上
流側に設けてもよい。
また上記実施例では、給湯あるいは湯張りされる温水が
すべて熱交換器を通過するが、給水管の水の一部が熱交
換器を迂回して給湯あるいは湯張りされるようにしたも
のでもよい。
以上の実施例では、ガスを燃料とするバーナを加熱源と
したが、石油を燃料とするものや電気加熱によるもので
もよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の湯張り機能付きガス給湯器における
湯量サーボの限界開度制御に関する流れ図、第2図は本
実施例の湯張り機能付きガス給湯器の概略を示す構成図
、第3図から第8図は本実施例の制御装置による制御動
作を説明するための流れ図であり、第3図は給湯運転の
流れ図、第4図は自動湯張り運転の流れ図、第5図は自
動湯張り運転における開弁制御の流れ図、第6図は自動
湯張り運転における閉弁制御の流れ図、第7図は高温差
し湯運転の流れ図、第8図は切替温度の決定に関する流
れ図、第9図は本実施例における給湯設定温度に対する
切替温度を説明するための特性図、第10図は湯量サー
ボの構成とその駆動に関わる制御装置の構成を示す構成
図である。 図中、10・・・熱交換器、15・・・出湯管(給湯回
路)、17・・湯量サーボ(流量調節弁)、17b・・
・ギヤドモータ(モータ)、17c・・・全開位置セン
サ(開度限界検知手段>−17d・・全閉位置センサ(
開度限界検知手段)、30・・制御装置(給湯器の流量
制御装置)。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)熱交換器を含む水回路中にモータによって駆動され
    る流量調節弁を配するとともに、該流量調節弁の最大開
    度限界あるいは最小開度限界を検知するための開度限界
    検知手段を備え、該開度限界検知手段によって前記流量
    調節弁の開度限界が検知されたとき前記モータの駆動を
    停止する給湯器の流量制御装置において、 前記モータへの通電が開始されてから前記開度限界検知
    手段による検知がない場合には、前記モータへの通電時
    間が所定時間を越えたとき前記モータへの通電を中途停
    止するとともに、該中途停止の回数が所定回数を越えた
    場合には、その後前記モータへの通電を行わないことを
    特徴とする給湯器の流量制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169987A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Yamatake Corp アクチュエータ
KR100851671B1 (ko) * 2007-05-28 2008-08-13 주식회사 애강 온돌형 난방장치 및 그 제어방법

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JP2008169987A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Yamatake Corp アクチュエータ
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