JPH04106265A - 両面床材及びその敷設方法 - Google Patents

両面床材及びその敷設方法

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JPH04106265A
JPH04106265A JP22345190A JP22345190A JPH04106265A JP H04106265 A JPH04106265 A JP H04106265A JP 22345190 A JP22345190 A JP 22345190A JP 22345190 A JP22345190 A JP 22345190A JP H04106265 A JPH04106265 A JP H04106265A
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JP
Japan
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double
shaped
floor member
sided
microporous membrane
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JP22345190A
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Inventor
Hideo Takase
高瀬 秀男
Yukie Nakajima
幸恵 中島
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、床面に並べて敷設する両面床材に関するもの
であり、更に詳しくは、両面を使える両面床材及びその
敷設方法に関するものである。
[従来の技術] あらかじめ、種々の形状、大きさに切断加工され、床面
に並べて敷設する敷物として、カーペット、ビースマッ
ト、水回りマットなどの繊維床材がよく知られている。
一方、高温多湿な夏と寒冷な冬とでは、床面に敷く繊維
床材は異なることが望ましく、冬には保温性に優れたカ
ーペットを敷き、夏には熱伝導性が高く、吸湿性や涼感
のある板、竹、藤、葦などの敷物を敷くことが快適であ
る。このような快適居住性を得るには、季節によって不
使用となる敷物は、その取替え・移動作業と収納するた
めの場所とが必要であった。
また、ゴム、プラスチック、これらの発泡体、不織布な
どのシート材とカーペットの生機とを貼り合わせた繊維
床材も存在するが、断熱性、クツション性、遮音性の向
上を目的、効果とするものであり、裏面を多目的に利用
できるものではなかった。
[発明が解決しようとする課題] 前記のように、住居面積の狭い住宅においては、不使用
の繊維床材はかさばるため、取替え、移動作業に手間が
かかる上に、収納する場所に困る問題があった。
本発明の目的は、上記の問題を解消するためになされた
ものであり、上記移動が不要で、かつ、収納場所も不要
で、簡単に裏返すことが可能であり、さらに冬は保温性
に富み、夏は熱伝導性が良いため涼感に富んだ実用便宜
性に優れた両面床材及びその敷設方法を提供せんとする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の床材は、上記課題を解決するために次の構成を
有する。すなわち、繊維材料を用いて形成された繊維上
表層を有する床材であって、該床床材の裏面側に、該床
材が折り畳み可能に、帯状、棒状または矩形の微多孔質
膜を間隔を開けて貼着してなることを特徴とする両面床
材である。
また、上記床材の敷設方法は、上記床材を床面に裏向き
に敷設し、微多孔質膜面に板、竹、藤、葦またはこれら
の類似品もしくは模造品を載置・止着せしめることを特
徴とするものである。
本発明において、両面床材を構成する繊維上表層ならび
に基布は天然繊維、合成繊維、無機繊維など、通常繊維
床材に適用される各種繊維や糸か適用できる。
更に詳述すれば、本発明に用いる繊維上表層ならびに基
布の素材には、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロ
ニトリルなどの合成繊維、あるいはウールなどの天然繊
維が使用できる。パイル糸はフィラメント糸(加工糸を
含む)であってもよく、スパン糸であってもよい。
一方、基布については、編織物、不織布のいずれでもよ
い。また、これらの基材を起毛したものなどを挙げ得る
上記パイル糸を例えばタフトm/cにて基布にタフトし
、その後、パイル糸を固着するため合成ゴム、合成樹脂
あるいは天然ゴムなどでバッキング加工を施す。かかる
繊維床材としては、通常のループカーペット、カットパ
イルカーペット、フロラキングカーペットなどが一般的
である。
次に、バッキング加工で施される裏打層は、ゴム弾性重
合体および/または合成樹脂材料により形成されている
。このゴム弾性重合体および/または合成樹脂材料とし
ては、例えばポリウレタン、SBR,NBR,ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリプロピレン樹脂、ビチュメンなどを用
いることができる。
ここで、繊維上表層が接着剤層を介して裏打層に接着さ
れていてもよい。あるいは、繊維上表層と裏打層との間
に、更に、編物、織物、および/または不織布からなる
繊維中間層が形成されていてもよい。あるいは、裏打層
が、中間に上記繊維中間層を有する三層構造であっても
よい。
本発明において、裏打層として微多孔質膜を貼着したも
のが繰返し止着・剥離の再剥離性を容易に付与できて好
ましい。
すなわち、微多孔質膜を貼着することにより、微多孔質
膜の粘弾性を該微多孔質膜を構成している開孔微多孔に
よる吸盤作用との相乗効果により、両面床材裏面へ、板
、竹、藤、葦などを圧着する時に止着効果を発現でき、
該板、竹、藤、葦などのずれを防止することができるも
のである。 本発明における微多孔質膜としては、ポリ
ウレタン樹脂、SBR樹脂、SBR樹脂、シリコーン樹
脂などの樹脂組成物からなるものが好ましく適用できる
また、該微多孔質膜は、ゴム領域での動的弾性率(zo
g、oE’ )が9. 0dyne/cnf以下である
ことが好ましい。これ以上の特性を有する樹脂では、ヤ
ング率、モジュラスが大きくなり、硬くなる。
一方、微多孔質膜は、動的損失E”のピーク温度が−5
0〜−10℃、損失圧切(tanδ)ピーク値が068
以下であることが好ましい。この値が0.8を越えると
これを使って作った微多孔質膜は圧縮などに対して孔構
造がくずれ易い欠点がある。
一方、動的損失E”のピーク温度とは、一般にはガラス
転移点と言われるもので、低温特性の観点より−50〜
−10℃が好ましい。E”のピーク温度は低いほど良い
が、耐熱性との関係があり、あまり低くすると必然的に
耐熱性が低下し、実用時に問題が発生する。一方、−1
0℃以上になると、一般に低温硬化性が大きくなり、好
ましくない。
なお、本発明における粘弾性特性は、下記お方法により
測定した。
シート状試験片をパイブロン試験機(オリエンチック側
製)(110cps)により〜9−0℃〜200°Cの
温度範囲においてゴム領域での動的弾性率(A’0Jo
E’ ) 、損失圧切(tanδ)、動的損失E”のピ
ーク温度を測定した。
また、本発明における微多孔質膜は、最大直径3〜25
0ミクロン、好ましくは20〜100ミクロンの微細孔
径からなるもので、微多孔質膜表面から裏面に貫通する
多数の微細な小孔を有するものであることが好ましい。
本発明においては、かかる微多孔質膜の内部に上記小孔
と連通した比較的大きな空洞部が存在しているもの、さ
らに隣接する空洞部相互を仕切る壁面の少なくとも一部
に連通孔を有するという構造特性を有しているものが好
ましい。
ここで、小孔は通常250ミクロン以下、例えば100
ミクロン以下の平均直径を有し、内部空洞は小孔直径の
3,8倍以下の径を有するのが好ましい。
かかる微多孔質膜は薄ければ薄いほど柔軟性が増してよ
い、好ましくは0.1mm以上の厚さが密着性の点から
選択される。しかし、厚さが10゜5mmを越えると柔
軟性ならびに未着性が阻害される。また、微多孔質膜全
体に占める開孔面積は20%以上か好ましい。
なお、本発明においては、別工程で作った微多孔質膜を
接着剤を用いてカーペットの裏面に貼着してもよいし、
また微多孔質膜溶液をカーペットの裏面に直接被覆して
もよい。
被覆の具体的方法は、リバースロールコータ−、ナイフ
コーター、その他のコーティングm/cを用い得る。こ
れらはいずれも公知の技術を適用できる。すなわち、そ
の他の被覆方法は浸漬、ブラシの作用、噴霧処理、押出
し処理などである。
ここで、本発明の両面床材は、冬は繊維上表層を上にし
、夏は該床材を裏返し、裏面側の微多孔質膜に板、竹、
藤などを載置・止着せしめることにより、裏返すだけで
冬暖かく、夏涼しい床材となる。
また、折り畳むことができるので、敷いた状態で一方の
端から折り畳んでゆき、次にこれを表裏逆となるよう戻
すことにより、長尺物も簡単に裏返すことができる。
なお、折り畳みを可能にするために貼着する微多孔質膜
1こついて説明する。
先ず、膜厚みについては、微多孔質膜は薄ければ薄いほ
ど柔軟性が増してよい。好ましくは0゜1mm以上の厚
さが板、竹、藤、葦との密着性の点から選択される。し
かし、厚さが10.5mmを越えると柔軟性ならびに密
着性が阻害される。また、微多孔質膜全体に占める開孔
面積は20%以上が好ましい。
次に、貼着する膜の幅については、2cm幅以上、好ま
しくは5〜15cm幅程度とすカッ幅が広くなればなる
ほど折り畳んだときの床材サイズは大きくなる。また、
貼着膜同志の隙間については、通常0.1mm以上であ
れば任意に選定し得る。用は折り畳める程度の隙間があ
ればよい。
さらに裏面に帯または矩形の板を載置・止着せしめた場
合、容易に板の床面が形成できるので、例えばカーペッ
ト敷きの居間を、室内運動などの多目的用途の部屋に転
用ができる。この時、カーペットの繊維上表層は適当な
りッションを板の床面に与える。
以下、図面にしたがって、本発明の両面床材について説
明する。
第1図は、本発明の両面床材の構造を例示した断面図で
ある。
第1図に示したように、本発明の両面床材は、裏面側に
、帯状、棒状または矩形の微多孔質膜3を貼着してなり
、そのサイズは該両面床材が簡単に折り畳め得るもので
あれば特に制約はない。該微多孔質膜3に載置・止着せ
しめる板、竹、藤、葦またはこれらの類似品もしくは模
造品も特に制約はない。
板4としては、突き板、無垢板、集合板などの仕上材、
化粧板が望ましく、載置・止着手段は該板を上から押え
るだけでよい。なお、上述板の他、竹、藤、葦などの天
然の素材、またはハードボードの如きその類似品、プラ
スチック製の模造品が使用できる。
以下、実施例に基づいてさらに本発明について説明する
「実施例」 実施例1゜ 1600デニ一ル2本ヨリのナイロンBCFをパイル糸
に用い、タフト機でパイル高さ8. 2mm。
パイル目付1350 g/rrfのカットパイル生機を
得た。次に、この生機を酸性染料で染色し、引続きSB
Rを主成分とするラテックスを生機の裏面に塗布し、1
30℃×20分間乾燥処理した(SBRの付与量420
g/nr)。一方、ポリエステル系ポリウレタン(固形
分50%)100重量部に起泡剤として脂肪酸塩系活性
剤1−0重量部、架橋剤として水溶性エポキシ3重量部
を混合し、この混合物を発泡機で機械的に泡立てた。
このものを離型紙上に塗布し、次に120℃×15分間
−]、 60℃×5分間熱処理を行ない、発泡倍率3.
4倍、膜厚み3.5mmの発泡ポリウレタン膜を得た。
次に13cm幅にスリット処理後、このポリウレタン膜
を離型紙よりはかし、前記したカーペットの裏面に1m
mの間隔をおいてポリウレタン系接着剤を用いて貼着し
た。
冬期には繊維上表層を上に敷設した。両面床材はプラス
チックタイル床面上によく密着し、電気掃除機の掃除に
よってもずれず、ズリ応力には強い密着力を、一方、剥
離力には弱い密着力を示し、簡単に剥離できる再剥離機
能を有するものであった。
一方、夏期には、繊維上表層を下に敷設し、裏面微多孔
質膜に、幅15cmの突き板をならべて載置し、次に、
圧着して止着せしめた。涼感に優れた床材が得られた。
なお、電気掃除機の掃除によっても上記の如く、ずれず
、ズリ応力には強い密着力を、一方、剥離力には弱い密
着力を示し、簡単に剥離できる再剥離機能を有するもの
であった。
なお、発泡ポリウレタン膜の見掛密度は0. 35g、
、/cut、微多孔質膜全面に占める開孔面積は35%
であった。また、微多孔の最大直径は30〜80μであ
り、粘着力はL3kg/cm幅であった。
更に、該微多孔質膜の構成素材の動的性質は、ゴム領域
での動的弾性率(logloE’ )は8. 6dyn
 e / crd、fanδのピーク高さは0.69、
動的損失E”のピーク温度は一25℃であった。
[発明の効果] 本発明は、上記の構成としたことにより、次の如き優れ
た効果を奏する。
1)冬は繊維上表層の面を上にし、夏は板、竹、藤など
を微多孔質面に載置・止着せしめることにより、裏返す
だけで冬暖かく、夏涼しい床材となる。
2)移動が不要で、かつ、収納場所も要らない。
3)接着剤を用いるこきなく、繊維床材を敷設でき、か
つ繰返し止着することができる再剥離機能を有する。
4)接着剤を用いないので、床面を汚さず、簡単に剥離
でき、また手を汚さず、繊維床材を敷設できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる両面床材の断面図、第2図は本
発明にかかる両面床材の敷設例を示す断面図、第3図は
敷設例を示す斜視図である。 1:両面床材 □ 2:繊維上表層 3:微多孔質膜 4:帯状の板 5:床面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維材料を用いて形成された繊維上表層を有する
    床材であって、該床材の裏面側に、該床材が折り畳み可
    能に、帯状、棒状または矩形の微多孔質膜を間隔を開け
    て貼着してなることを特徴とする両面床材。
  2. (2)請求項(1)記載の該床材を床面に裏向きに敷設
    し、該微多孔質膜面に板、竹、藤、葦またはこれらの類
    似品もしくは模造品を載置・止着せしめることを特徴と
    する両面床材の敷設方法。
JP22345190A 1990-08-24 1990-08-24 両面床材及びその敷設方法 Pending JPH04106265A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7361616B2 (en) 2005-01-21 2008-04-22 Anji Mountain Bamboo Rug Co. Indoor and outdoor bamboo area rug
US7402536B2 (en) 2005-01-21 2008-07-22 Anji Mountain Bamboo Rug Co. Flexible bamboo chair pad
US9061482B2 (en) 2005-01-21 2015-06-23 Gfh Enterprises, Inc. Flexible chair pad

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US7402536B2 (en) 2005-01-21 2008-07-22 Anji Mountain Bamboo Rug Co. Flexible bamboo chair pad
US9061482B2 (en) 2005-01-21 2015-06-23 Gfh Enterprises, Inc. Flexible chair pad

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