JPH04106126A - ポリカーボネートの製造法 - Google Patents

ポリカーボネートの製造法

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JPH04106126A
JPH04106126A JP22323790A JP22323790A JPH04106126A JP H04106126 A JPH04106126 A JP H04106126A JP 22323790 A JP22323790 A JP 22323790A JP 22323790 A JP22323790 A JP 22323790A JP H04106126 A JPH04106126 A JP H04106126A
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polycarbonate
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average molecular
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tank
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JP22323790A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yamato
大和 勉
Yasuhiro Oshino
康弘 押野
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ポリカーボネートの製造法に関するものであ
り、さらに詳しくは2価ヒドロキシ化合物とビスアリー
ルカーボネートをエステル交換法により溶融重縮合させ
、ポリカーボネートを製造する方法に関するものである
(従来技術と発明が解決しようとする課題)ポリカーボ
ネートは、幅広い用途、特に射出成形用又は窓ガラスの
代わりのガラスシートとしての用途を有する汎用エンジ
ニアリングサーモプラスチックスである。
従来よりこれらポリカーボネートの製造には界面重縮合
法やエステル交換法等が適用されてυ)る。
界面重縮合法は一般的にポリカーボネートの製造に効果
的であるが、有毒なホスゲンを使用することや塩素イオ
ンが生成するポリカーボネートに残存することなどの欠
点を有する。これらの欠点を解消するために、有毒なホ
スゲンの代わりにホスゲンのダイマーである液体のトリ
クロロメチルクロロホルメートを用いて特殊な2価フェ
ノールと界面重縮合反応させてポリカーボネートを製造
する方法が特開昭63−182336号公報に開示され
ている。しかしながら、特殊な2価フェノールとして9
,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン類に
ついての記載があるのみである。また、有毒なホスゲン
の代わりにトリホスゲンを用いて2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパンからポリカーボネートを得
る方法がAngew、 Chem、 (アンゲバンテヘ
ミー)競、 922 (1987) 、ドイツ特許DE
3440141号明細書に記載されているが、ホスゲン
が発生する反応機構も提唱されている。
エステル交換反応においては、ジフェニルカーボネート
と芳香族ジヒドロキシ化合物にエステル交換触媒を加え
て、加熱減圧下、フェノールを留出させながらプレポリ
マーを合成し、最終的に高真空下、290°C以上に加
熱してフェノールを留出させて高分子量のポリカーボネ
ートを得ている(米国特許4345062号明細書)が
、高分子量のポリカーボネートの他はエンジニアリング
プラスチックスと異なって、溶融粘度が極めて大きいの
で、反応条件として290°C以上の高温を必要とし、
また、沸点の高いフェノールを留去させるために高真空
(10−2Torりを必要とするため、設備の面からも
工業化は難しく、更に生成するポリカーボネートにフェ
ノールが残存することにより、色相や物性に好ましくな
い影響を及ぼすことが知られている。
しかしながら、エステル交換法は溶融重縮合で反応を行
わしめることができ、工業的に経済性の優れた手法であ
ることから種々の検討がなされている。特に重縮合反応
が完結に近づくと反応系の粘度が高くなることから高粘
度の反応生成物を取り扱うために、種々の形式の装置の
使用が試みられている。例えば、特公昭52−3615
9 、特開平2−86618 、特開平2−15392
3〜153927等が開示されている。特公昭52−3
6159においては、スクリュー蒸発器タイプの噛合型
2軸押出機を使用しているが、スクリュー溝部の滞留部
に黒色の異物が発生しやすい欠点を有し、また、滞留時
間のコントロールが難しく熱履歴による生成物の着色度
と副生ずるフェノールなどの留出物を効率的に除去する
といった点において難点がある。また、特開平2−15
3923〜153927では、横型撹はん重合槽を用い
ているが、ホールドアツプを大きくとれるものの、液厚
みが大きくなり、高粘度の反応液中から副生ずるフェノ
ールなどの留出が律速となり、結果的に滞留時間を長く
する必要がある。従って、高温下での熱履歴を受けるこ
とにより、反応生成物の着色要因となる。無色透明の高
分子量のポリカーボネートを工業的に効率よく製造する
方法と、して十分であるとは言い難いものである。
(課題を解決するだめの手段) 本発明は、このような従来のエステル交換反応によるポ
リカーボネートの製造法が有する欠点を克服し、無色透
明で高分子量のポリカーボネートを効率よく製造する方
法を提供するものである。
本発明者らは、ポリカーボネートの製造法において、(
1)2価ヒドロキシ化合物とビスアリールカーボネート
をエステル交換法により溶融重縮合させ、ポリカーボネ
ートを製造する際に、第一工程として上記モノマー混合
物の溶融下に少なくとも1基以上の槽型反応槽で重縮合
反応を行い、粘度平均分子量5,000〜20,000
のポリカーボネートプレポリマーを生成させ両工程を有
し、第二工程として上記第一工程で得られたプレポリマ
ーを少なくとも1基以上のホールドタンクに受けた後、
第三工程として、少なくとも1基以上のペント押出機に
て、反応により生成したフェノールなどの留出液を除去
して重縮合を行わせしめ、粘度平均分子量10,000
〜30,000であるポリカーボネートを得た後、第四
工程として、少なくとも1基以上のパドル形セルフクリ
ーニング二軸押出機を使用し、粘度平均分子量が12,
000〜60,000のポリカーボネートを得ること又
は前記(1)の工程で第二工程のホールドタンクを経由
せず第三工程及び第四工程にて重縮合を行うことにより
、無色透明の高分子量のポリカーボネートを工業的に効
率よく製造しうろことを見出し、本発明を完成するに至
った。
本発明に用いられる2価ヒドロキシ化合物としては、例
えば下記−最大(I)〜(IV)で表される化合物が挙
げられる。
(式中、R1、R2)R3、R4、R5はそれぞれ水素
原子、炭素数1〜8の直鎖又は枝分れを含むアルキル基
、又はフェニル基を表し、Xはハロゲン原子を表し、n
=o〜4.m=1〜4である。)具体的には、2,2−
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2.
ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン
、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニルシンオクタ
ン、4,4′−ジヒドロキシ−2,2,2−トリフェニ
ルエタン、2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス−(4−ヒ
ドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシ−3−イソプロピルフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−see
、ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.
2−ビス−(4−ヒドロキシ−3−ターシャリ−ブチル
フェニル)プロパン、1.1’−ビス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、1,1′
−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−m−ジイソプロ
ピルベンゼン、1.1−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサン等が挙げられる。更に、これらの2
種又は3種以上の2価ヒドロキシ化合物を組み合せて共
重合ポリカーボネートを製造することも可能である。ビ
スアリールカーボネートとしては、ジフェニルカーボネ
ート、ビス(2,4−ジクロルフェニル)カーボネート
、ビス(2,4,6−ドリクロルフエニル)カーボネー
ト、ビス(2−シアノフェニル)カーボネート、ビス(
0−ニトロフェニル)カーボネート、ジトリルカーボネ
ート、m−クレジルカーボネート、ジナフチルカーボネ
ート、ビス(ジフェニル)カーボネート等が挙げられる
。好ましくは、ジフェニルカーボネートである。また、
本発明においては、所望により重合触媒を用いることが
でき、重合触媒として、通常エステル交換触媒が使用さ
れる。
本発明に使用し得るエステル交換触媒の代表例としては
、(a)金属を含んだ触媒に類する触媒として、水素化
ホウ素リチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ
素カリウム、水素化ホウ素ルビジウム、水素化ホウ素セ
シウム、水素化ホウ素ベノリウム、水素化ホウ素マグネ
シウム、水素化ホウ素カルシウム、水素化ホウ素ストロ
ンチウム、水素化ホウ素バリウム、水素化ホウ素アルミ
ニウム、水素化ホウ素チタニウム、水素化ホウ素スズ、
水素化ホウ素ゲルマニウム、テトラフェノキシリチウム
、テトラフェノキシナトリウム、テトラフェノキシカリ
ウム、テトラフェノキシルビジウム、テトラフェノキシ
セシウム、チオ硫酸ナトリウム、酸化ベリリウム、酸化
マグネシウム、酸化スズ(IV)、ジブチルスズオキシ
ド、水酸化ベリリウム、水酸化マグネシウム、水酸化ゲ
ルマニウム、酢酸ベリリウム、酢酸マグネシウム、酢酸
スズ(IV)、酢酸ゲルマニウム、炭酸リチウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ベリリウム、炭酸マグ
ネシウム、炭酸スズ(IV)、炭酸ゲルマニウム、硝酸
スズ(IV)、硝酸ゲルマニウム、三酸化アンチモン、
ビスマストリメチルカルボキシレート等が挙げられる。
(b)電子供与性アミン化合物に類する触媒としては、
N、N−ジメチル−4−アミノピリジン、4−ジエチル
アミノピリジン、4−アミノピリジン、2−アミノピリ
ジン、2−ヒドロキシピリジン、2−メトキシピリジン
、4−メトキシピリジン、4−ヒドロキシピリジン、2
−ジメチルアミノイミダゾール、2−メトキシイミダゾ
ール、2−メルカプトイミダゾール、アミノキノリン、
イミダゾール、2−メチルイミダゾール、4−メチルイ
ミダゾール、ジアザビシクロオクタン(DABCO)等
が挙げられる。
また、(C)上記電子供与性アミン化合物の炭酸、酢酸
、ギ酸、硝酸、亜硝酸、しゆう酸、フッ化ホウ素酸、フ
ッ化水素酸塩等が挙げられる。
(d)電子供与性リン化合物に類する触媒としては、ト
リエチルホスフィン、トリーn−プロピルホスフィン、
トリイソプロピルホスフィン、トリーn−ブチルホスフ
ィン、トリフェニルホスフィン、トリー〇−ジメトキシ
フェニルホスフィン、トリーp−トリルホスフィン、ト
リーp−トリルホスフィン、トリブチルホスファイト、
トリフェニルホスファイト、トリーp−)リルホスファ
イト、トリー〇−トリルホスファイト等が挙げられる。
更に、(e)ボラン錯体に類する触媒としては、ボラン
と以下の化合物との錯体、すなわちアンモニア、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、t−
ブチルアミン、ジメチルアニリン、ピリジン、ジメチル
アミノピリジン、モルホリン、ピペラジン、ピロール、
テトラヒドロフラン、ジメチルスルフィド、トリーn−
ブチルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリフェ
ニルホスファイト等の錯体が挙げられる。
これらの触媒は1種用いてもよいし、2種以上組み合せ
て用いるのもよく、その使用量は、2価ヒドロキシ化合
物に対し、通常I X 10−6〜1モルの範囲で使用
することができるが、好ましくは、5 X 10−5〜
5X10−”モルである。5X10−5モル未満では重
合速度が遅くなり着色の要因となる。5 X 10−2
モルを越えると得られるポリカーボネートに残存する触
媒が物性に悪影響例えば、機械的な物性低下を及ぼす要
因となる。
本発明において一般に2価ヒドロキシ化合物とビスアリ
ールカーボネートをエステル交換法によりポリカーボネ
ートを製造する方法としては、2段反応方式が用いられ
る。すなわち、前記原料をエステル交換触媒存在下、エ
ステル交換反応により溶融状態でポリカーボネートプレ
ポリマーを生成させる第1段反応とさらに高粘度下で重
合を進め高分子量のポリカーボネートを得る第2段反応
である。第1段反応においては、反応温度として100
°C以上300°Cまでの範囲で、好ましくは、130
°Cから280°Cの範囲である。130°C未満であ
ると反応速度が遅くなり、280°Cを越えると副反応
が起こりやすくなる。減圧下で所定のフェノール等の留
出物を除去した後、第2段反応でさらに高分子量化がは
かられる。反応温度としては、180°C以上350°
Cまでの範囲で好ましくは、200°Cから320°C
の範囲である。200°C未満では、高分子量をはかる
ためのフェノール等の除去が難しく、320°Cを越え
ると樹脂の着色や副反応が促進されるので望ましくない
。さらにこの反応は高真空下で行われ、真空度としてI
QTorr以下、好ましくは、1Torr以下である。
また、触媒の添加時期としては、−括初期仕込みもしく
は第1段反応と第2段反応にそれぞれ適切な触媒を使用
することも可能である。
さらに本発明の詳細な説明する。
まず、第一工程のポリカーボネートプレポリマー生成反
応は回分式又は連続式のいずれの形式で行ってもよい。
回分式で反応を行う場合、反応装置は通常の撹はん機を
備えた槽型反応槽を1基用いて反応を行ってもよいし、
該反応器を複数個用いて反応を行ってもよい。撹はん機
はタービン翼、パドル翼、アンカー翼、ヘリカルリボン
翼さらにこれら翼の改良型の翼を具備したものである。
特に好ましくは、分子量分布及び熱履歴の点からヘリカ
ルリボン翼またはその改良型の高粘度種型に使用される
翼が適当である。窒素パージ下の上記槽型反応槽におい
て原料モノマーとして、2価ヒドロキシ化合物とビスア
リールカーボネートの溶融下、エステル交換触媒を添加
し、反応の進行に伴い、温度を徐々に上げ、かつ圧力を
徐々に減少していくことにより副生のフェノール類を除
去していく。フェノール等の副生物の除去にあたり、系
内の原料が同伴して留出液側への留去を出来るだけ避け
るために反応槽には蒸留塔を具備するのが好ましい。反
応温度は150°C〜300°C1真空度は4QQTo
or〜IToorの範囲が好ましい。第一工程で得られ
るポリカーボネートプレポリマーの粘度平均分子量は5
,000〜20,000である。
次に、第二工程として、上記第一工程で得られたプレポ
リマーをホールドタンクに受ける。ホールドタンクでは
、溶融状態で保持され、必要に応じて撹はん機により、
均一化がはかられる。その際、次工程の反応に支障をき
たさない範囲内で色相改良剤、酸化防止剤、触媒末端封
止剤等の添加剤を供給するといった方法も、十分可能で
あり、本発明に包含されるものである。続いて、第三工
程として、少なくとも1基以上のペント押出機に上記プ
レポリマーを導入し、反応により生成したフェノールな
どの留出液を除去して重縮合を進める。ペント押出機と
しては、−軸もしくは二軸であり、またモノペント又は
ツーペント等があるがコストの面で通常の一軸のモノペ
ント押出機でかまわない。ペント押出機における反応温
度は通常200°C〜320°C1真空度5QTorr
〜(35Torrが好ましい。
得られるポリカーボネートの粘度平均分子量は10.0
00〜30,000の範囲である。次工程である第四工
程は、反応混合物の粘度が非常に高く、高分子量ポリマ
ーを合成する後重縮合段階では、特殊な重縮合装置が要
求される。通常、適用可能な装置として(強制)薄膜蒸
発機や横型二軸重合機等高粘度処理装置があるが、黒色
のこげ状の異物が発生したり、高分子量化のため滞留時
間が比較的長くとる必要があり、必ずしも十分な高分子
量のポリマーが得難く、工業的に有効であるといい難い
本発明において第四工程として、少なくとも1基以上の
パドル形のセルフクリーニング二軸押出機を使用するこ
とにより、前述の欠点を克服しうるものである。ここで
パドル形とは、スクリューとの対比として不連続な(す
なわち、羽根の谷の部分が連続的なつながりのない)羽
根であり、凸レンズ型もしくは擬三角形等があるが、そ
れに限定されるものではない。また、セルフクリーニン
グ機能とは、2本のシャフトに組込まれた左右一対のパ
ドルの位相がずれており、一方のパドルの先端が他方の
パドルの側面をクリーニングするように、一定の微少の
間隙を保ちながら回転することによりもたらされるもの
である。通常L/D=1〜35(Lはシャットの長さ、
Dはパドルの回転直径)の範囲で、好ましくはL/D=
1〜20である。
ただし、本発明においては、必ずしも制限されるもので
はない。反応温度は通常220°C〜350°C2真空
度5’l’orr〜Q、ITorrである。滞留時間は
0.2時間〜2時間、好ましくは0.4〜1.2時間で
あり、連続的に操作されるものである。反応混合物は系
内で表面更新に伴い、副生のフェノール等が真空系に連
結された留出口より除去される。得られるポリカーボネ
ートの粘度平均分子量は12,000〜60,000で
ある。
本発明で用いられるパドル形セルフクリーニング二軸押
出機により、表面更新及び液厚みを副生ずるフェノール
等の除去に対して効率的に行え、さらに滞留時間のコン
トロールにより、無色透明の高分子量のポリカーボネー
トが得られる。
以下実施例にて本発明を説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
(実施例) 実施例1 ビスフェノールA 4566g(20,0モル)、ジフ
ェニルカーボネート4392g(20,5モル)と2−
メチルイミダゾール3.28g(0,04モル)及び酢
酸ナトリウム0.033g(0,0004モル)を20
1槽型撹はん槽に仕込み、窒素置換した後、180°C
まで昇温し溶解した。次に260°Cまで徐々に昇温し
なから2Torrまで減圧にし、副生ずるフェノールを
留去していく。約4時間接、粘度平均分子量13,00
0のポリカーボネートプレポリマーを得た。次に121
のホールドタンクにギヤポンプで移液し260°Cの温
度、窒素下で保持した。次に、この反応混合物をギヤポ
ンプでペント押出機へ供給し、280°C2圧力1To
rrにコントロールされた条件で重縮合を進めた。この
段階でポリカーボネートの粘度平均分子量は19,00
0であった。次に、ギヤポンプにて280’C、0,2
TO”にコントロールされたパドル形セルフクリーニン
グ二軸押出機(L/D=8.9.パドル回転直径50m
m、シャフト長445.5mm) Iこ送り込み、80
0g / Hrでギヤポンプにて排出を行った。滞留時
間は約45分である。得られたポリマーの粘度平均分子
量は29.000であった。また、色相はA380−A
5B□ = 0.105 テアツタ。
ここで、粘度平均分子量の測定方法は、200Cにおけ
る塩化メチレン溶液の固有粘度[r1]をウベローデ粘
度計を用いて測定し、次式を用いて粘度平均分子量(M
v)を計算した。
[r1]=、1.11刈0−4(Mv)0.82また、
色相の評価はポリカーボネートを10%塩化メチレン溶
液として、UV測定装置で380pmと580pmの波
長領域での吸光度の差を測定し、表示したものであり、
値が大きいほど着色していることを示す。
実施例2 実施例1と同様な仕込み条件で触媒として2−メチルイ
ミダゾールの代わりに4−ジメチルアミノピリジン4.
88g(0,04モル)を加え、同じ槽型撹はん槽で粘
度平均分子量11,000のポリカーボネートプレポリ
マーを得た後、さらにギヤポンプで同様な槽型撹はん槽
でさらに重縮合を行い粘度平均分子量15,000のポ
リカーボネート得た。次にこの反応混合物をギヤポンプ
でペント押出機へ供給シ、280°C2圧力ITorr
にコントロールされた条件で重縮合反応を進めた。この
段階でのポリカーボネートの粘度平均分子量は20,0
00であった。次にギヤポンプにて280°C2圧力Q
、2Torrにコントロールされたパドル形セルフクリ
ーニング二軸押出機に送り込み、900g / Hrで
ギヤポンプにて排出をおこなった。得られたポリマーの
粘度平均分子量は28.000であった。
比較例1 実施例1とほぼ同じ条件で、パドル形セルフクリーニン
グ二軸押出機のかわりに、横型二軸重合機を使用し、2
80°C、0,2Torrの条件下で800g /Hr
でギヤポンプにて排出した。滞留時間は約3時間であり
、得られたポリマーの粘度平均分子量は23.000で
あった。色相はA380− A380 ” 0.38で
あった。
比較例2 実施例1とほぼ同じ条件で、パドル形セルフクリーニン
グ二軸押出機のがわりに、スクリュー蒸発器を使用し、
280°C、0,2Torrの条件下で900g /H
rでギヤポンプにて排出した。滞留時間は約10分であ
り、得られたポリマーの粘度平均分子量は23,000
であった。色相はA380  A380=0.55で局
所的に黒色のコゲ状のものが見受けられた。
(発明の効果)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2価ヒドロキシ化合物とビスアリールカーボネー
    トをエステル交換法により溶融重縮合させ、ポリカーボ
    ネートを製造する方法において、第一工程として上記モ
    ノマー混合物の溶融下に少なくとも1基以上の槽型反応
    槽で重縮合反応を行い、粘度平均分子量5,000〜2
    0,000のポリカーボネートプレポリマーを生成させ
    両工程を有し、第二工程として上記第一工程で得られた
    プレポリマーを少なくとも1基以上のホールドタンクに
    受けた後、第三工程として、少なくとも1基以上のペン
    ト押出機にて、反応により生成したフェノールなどの留
    出液を除去して重縮合を行わせしめ、粘度平均分子量1
    0,000〜30,000であるポリカーボネートを得
    た後、第四工程として、少なくとも1基以上のパドル形
    セルフクリーニング二軸押出機を使用し、粘度平均分子
    量が12,000〜60,000のポリカーボネートを
    得ることを特徴とするポリカーボネートの製造法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において第二工程のホール
    ドタンクを経由せず第三工程及び第四工程にて重縮合を
    行うポリカーボネートの製造法。
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