JPH04105875U - 磁気テープカセツトシエル - Google Patents

磁気テープカセツトシエル

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Publication number
JPH04105875U
JPH04105875U JP1324191U JP1324191U JPH04105875U JP H04105875 U JPH04105875 U JP H04105875U JP 1324191 U JP1324191 U JP 1324191U JP 1324191 U JP1324191 U JP 1324191U JP H04105875 U JPH04105875 U JP H04105875U
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic tape
shell
magnetic
tape cassette
surface layer
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Withdrawn
Application number
JP1324191U
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Inventor
健志 中島
Original Assignee
太陽誘電株式会社
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Publication date
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Priority to JP1324191U priority Critical patent/JPH04105875U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) [目的] 一般の磁気テープカセットシェルそのままの
表面状態が得られ、しかも磁気シールド機能を得る。 [構成] ハーフ1、2は、何れも内部に高透磁率材料
からなるコア部11を有し、その外側が樹脂からなる表
層部10で覆われ、全体としてシェルを半割した形状に
形成されている。コア部11は、液晶ポリマー等の弾性
率が高く、内部損失の大きな材料に、ニッケル等の高透
磁率の金属粉末を添加した材料を用いて、射出成型によ
り成型される。さらに、表層部10は、液晶ポリマー等
の弾性率が高く、内部損失の大きな材料に、ポリプロピ
レン等の良好な成型面が得られる樹脂材料を混合した材
料を用いて、射出成型により成型される。前記コア部1
1は、その中に収納された磁気テープ4を磁気シールド
し、外界からの磁気の影響を排除する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気テープを巻回した一対のハブを回転自在に収納する磁気テープ カセットシェルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気テープカセットの例を、図3により説明すると、上ハーフ1と下ハーフ2 とを重ね合わせて、箱形のシェルを形成し、このシェルの内部に、磁気テープ4 を巻回した一対のハブ3、3を収納し、該ハブ3、3を回転自在に軸支する。そ して、前記磁気テープ4とハーフ1、2との間にフリクションシート5、5が挿 入される。図3において、9、9は、カセットデッキに装着したとき、ハブ3、 3を回転させるためのスピンドルを挿入するハーフ1、2のハブ孔であり、この ハブ孔9、9の位置に対応して、フリクションシート5、5にもハブ孔7、7が 開設されている。また、15、15…は、上ハーフ1と下ハーフ2とを固定する ネジである。
【0004】 前記磁気テープカセットをカセットデッキに装填し、記録、再生運転をすると 、磁気テープ4に磁気ヘッドが接触し、その磁性膜面に磁気的な記録とその読み 取りが行なわれる。しかし、このような磁気テープ4は、外界の磁気の影響を受 けやすく、それが磁性膜面に記録された信号のノイズとなる。 そこで従来、磁気テープ4への外界からの磁気の影響を排除するため、前記の ような磁気テープカセットに用いられるシェルに磁気シールド機能を持たせるこ とが行なわれている。そのための手段として、前記ハーフ1、2を形成する樹脂 材料中にニッケル等の高透磁率材料粉末や繊維を混合して成型する。
【0005】
【考案が解決しようとしている課題】
しかしながら、前記従来のように、樹脂材料中にニッケル等の高透磁率材料粉 末や繊維を混合すると、樹脂と異質のこれら高透磁率材料が樹脂の表面に表れ、 磁気テープ4やフリクションシート5、5に傷を付けることがある。さらに、外 観も悪くなり、手に持った感触も悪くなるという課題があった。 本考案は、前記従来の磁気テープカセットシェルにおける欠点を解消し、一般 の磁気テープカセットシェルそのままの表面状態を有し、且つ磁気シールド機能 を有する磁気テープカセットシェルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案では、前記目的を達成するため、磁気テープを収納する磁気テ ープカセットシェルにおいて、前記シェルが高透磁率材料からなるコア部11と 、その外側を覆う樹脂成形体からなる表層部10とからなることを特徴とする磁 気テープカセットシェルを提供する。 この場合において、コア部11は金属からなるのが望ましい。
【0007】
【作用】
前記本考案による磁気テープカセットシェルでは、表層部10で覆われた内部 のコア部11のみが高透磁率材料からなるため、シェルの表面には高透磁率材料 は表れない。そのため、高透磁率材料からなるコア部11により、シェル内部の 磁気シールド機能が得られると同時に、樹脂成型体からなる表層部10により、 一般の磁気テープカセットシェルと同様の表面質感を持った磁気テープカセット シェルが得られる。
【0008】
【実施例】
次に、図1と図2を参照しながら、本考案の実施例について具体的に説明する 。 図2に本考案の実施例による磁気テープカセットシェルを構成するハーフ1、 2が示されている。この図に示すように、ハーフ1、2は、何れも内部に高透磁 率材料からなるコア部11を有し、その外側が樹脂からなる表層部10で覆われ 、全体としてシェルを半割した形状に形成されている。 ここでコア部11は、例えば液晶ポリマー等の弾性率が高く、内部損失の大き な材料に、ニッケル等の高透磁率の金属粉末を添加した材料を用いて、射出成型 により成型される。さらに、表層部10は、液晶ポリマー等の弾性率が高く、内 部損失の大きな材料か又はポリプロピレン等の良好な成型面が得られる樹脂材料 を用いて、射出成型により成型される。
【0009】 前記コア部11が樹脂で成型される場合は、同じ金型キャビティー内でコア部 11と表層部10とを連続成型する、いわゆる二色成型法の一種であるサンドイ ッチ成型法により成型することができる。すなわち、まず初めに、金型キャビテ ィー内に表層部10を形成するための樹脂材料を途中迄射出し、その後コア部1 1を形成するための樹脂材料を射出を切り換え、さらに再度表層部10を形成す る樹脂材料を射出成型する。また、コア部11に金属を使用する場合は、例えば 金型キャビティー内に金属を配置した状態で樹脂を射出成型する、いわゆるイン サート成型法により成型することができる。
【0010】 このようにして形成されたハーフ1、2は、図1で示すようにして磁気テープ カセットとして組み立てられる。すなわち、上ハーフ1と下ハーフ2とを重ね合 わせて、箱形のシェルを形成し、このシェルの内部に、磁気テープ4を巻回した 一対のハブ3、3を収納し、該ハブ3、3を回転自在に軸支する。そして、前記 磁気テープ4とハーフ1、2との間にフリクションシート5、5が挿入される。 前記コア部11は、その中に収納された磁気テープ4を磁気シールドし、外界 からの磁気の影響を排除する。なおこの場合、コア部11が表層部10より質量 の大きな金属材料で形成されていると、全体を表層部10と同様の樹脂で形成さ れたシェルに比べて、シェル全体の比重が重くなる。しかも、表層部10が金属 より弾性率が低く、緩衝作用のある樹脂で形成されているので、シェル内部に振 動を伝えにくく、いわゆる防振効果も得られる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案によれば、一般の磁気テープカセットシェルそのま まの表面状態を有し、且つ磁気シールド機能を有する磁気テープカセットシェル を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す磁気テープカセットシェ
ルを用いた磁気テープカセットの一部断面の分解斜視図
である。
【図2】同実施例を示す磁気テープカセットシェルの縦
断側面図である。
【図3】磁気テープカセットの分解斜視図である。
【符号の説明】
1、2 ハーフ 10 表層部 11 コア部

Claims (2)

    【整理番号】 0020847−01 【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを収納する磁気テープカセッ
    トシェルにおいて、前記シェルが高透磁率材料からなる
    コア部11と、その外側を覆う樹脂成形体からなる表層
    部10とからなることを特徴とする磁気テープカセット
    シェル。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、コア部11が金
    属からなることを特徴とする磁気テープカセットシェ
    ル。
JP1324191U 1991-02-16 1991-02-16 磁気テープカセツトシエル Withdrawn JPH04105875U (ja)

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