JPH04105384U

JPH04105384U - ドアの取つ手

Info

Publication number: JPH04105384U
Application number: JP837691U
Authority: JP
Inventors: 喜雄高田; 洋典野田
Original assignee: 松下電工株式会社
Priority date: 1991-02-22
Filing date: 1991-02-22
Publication date: 1992-09-10

Abstract

(57)【要約】【目的】夜間等暗い所において周辺部に配光して鍵の施
解錠等を容易にし、かつ演出効果を持たせる。【構成】内部に光源７が内蔵されるとともに、この光源
７の照射により乱反射する取っ手本体２を光源７に連設
した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、一般家庭用の玄関ドア、屋内用ドア並びに門扉等に設けられるドアの取っ手に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の玄関ドア、門扉等はそれ自身に照明機能を持ったものはなく、取っ手の周辺を照射する灯は周囲の玄関灯、門灯あるいは室内灯に頼っているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、夜間等においては照度不足により取っ手や鍵穴が見づらく、特に玄関や門扉等の鍵の施解錠が常となっているところでは不便であった。また、上述のように照明機能がないため、夜間における演出効果を持たすことはできなかった。

【０００４】したがって、この考案の目的は、夜間等暗い所において周辺部に配光して鍵の施解錠等を容易にし、かつ演出効果を持たすことができるドアの取っ手を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案のドアの取っ手は、内部に光源が内蔵されるとともに、この光源の照射により乱反射する取っ手本体を前記光源に連設したことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

この考案の構成によれば、取っ手本体が光源の照射により乱反射して、取っ手の周辺を明るすぎない程度に照らすことができる。これにより、例えば夜間等暗い所において取っ手や鍵穴が見やすくなり、鍵の施解錠等がやり易くなる。また、同時に夜間における演出効果を持たせることができる。

【０００７】

【実施例】

この考案の第１の実施例のドアの取っ手を図１ないし図３に基づいて説明する。このドアの取っ手１は、柱状の取っ手本体２と、この取っ手本体２の両端部に取付けられドア本体４の所定位置に固着される取付金具３とを備えている。取っ手本体２は、合成樹脂あるいはガラスで形成され内部に気泡２ａを封入してある。取付金具３は、取っ手本体２の外側面とほぼ等しい外側面を有し取っ手本体２側が開口し対向側が閉口した筒部５と、この筒部５の外側面よりドア本体４の所定位置へ突設し筒部５と連通状態とした筒状の連結部６とからなる。また、上側の取付金具３の筒部５内には取っ手本体２を照射する光源７が内蔵され、下側の取付金具３はＣｄＳ素子を組み込んだセンサユニット８が内蔵してある。ＣｄＳ素子は、周囲の明るさによって電気抵抗が変化する光センサである。このセンサユニット８は暗くなったときのみ点灯させるという機能を持つ。すなわち、周囲が暗くなったことをＣｄＳ素子が検知し、それによってセンサユニット８が作動し、光源７に給電を開始して点灯させるというものである。

【０００８】つぎに、このドアの取っ手１の点灯状態について説明する。すなわち、図２に示すように、光源７から照射された光の一部が気泡２ａに当たって乱反射し、取っ手１全体を適度に照らすことができる。このため、例えば夜間等暗い所において取っ手１自身や鍵穴９（図３）が見やすくなり、鍵の施解錠がやり易くなる。また、取っ手１自身が照明機能を持っているので、夜間における演出効果を持たせることができる。また、演出効果という面を考慮し、気泡２ａと同時にラメ等演出性の強い素材を封入することも容易にできる。

【０００９】また、図３は取っ手１をドアに組み込んだ例を示したものである。この場合、電源の供給は、一点鎖線で示すように取っ手１の連結部６からドア本体４内を通し蝶番である通電金具９を介して供給を受ける様な構造となっている。図４は第２の実施例のドアの取っ手を示したものである。この場合、取っ手本体２の軸心付近に空間部１０を設け中空状とし、この空間部１０に光源７並びに回路駆動用の電源を供給するための乾電池１１…が内蔵される。なお、図４において、１２はＣｄＳ素子で、１３はその制御回路であり、図１におけるセンサユニット８に相当する。その他の構成は、第１の実施例と同様である。この実施例では、ドア本体４に通線しないため施工上の煩雑さをなくすことができる。また、乾電池１１…の回りが第１の実施例と同様の合成樹脂あるいはガラス等でケーシングされているため照明効果に影響を与えることはない。さらに、本構造にすることにより、ドア本体４に加工することなく取っ手１を取付けることができ、また既存の取っ手１の取替えにも対応できるようになる。

【００１０】

【考案の効果】

この考案のドアの取っ手によれば、取っ手本体が光源の照射により乱反射して取っ手が点灯し、取っ手の周辺を適度の明るさで照らすことができる。これにより、例えば夜間等暗い所において玄関や門扉等の取っ手や鍵穴が見やすくなり、鍵の施解錠等がやり易くなる。また、同時に夜間における演出効果を持たせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１の実施例のドアの取っ手の斜視
図である。

【図２】取っ手の点灯状態を示す概念図である。

【図３】取っ手をドア本体に組み込んだ例を示す正面図
である。

【図４】この考案の第２の実施例のドアの取っ手の一部
破断斜視図である。

【符号の説明】

１取っ手２取っ手本体７光源

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】内部に光源が内蔵されるとともに、この
光源の照射により乱反射する取っ手本体を前記光源に連
設したことを特徴とするドアの取っ手。