JPH04104933U - テーブル、机、架台等調度品における脚付きフレーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 枠部材部分と脚部材部分を別材料で製作する
こと、枠部材部分の製造及び脚部材部分の製造並びにこ
れ等両部分の合体手段を簡素化すること、品質の割には
コストの安い製品の製作を分業でできるようにすること
工夫を施したテーブル、机、架台等調度品における脚付
きフレーム装置を提供することを目的とする。 【構成】 パイプを折り曲げて構成した枠部材と、枠部
材における角隅個所の内側壁にあけた角側孔と、枠部材
の内側壁において角側孔から所定の距離だけ離れた個所
にあけた両側孔と、脚取付用板部の周囲に立上り支え部
を並びに当該立上り支え部の上縁に天板、載架部材等の
載置片の複数枚を及び各載置片の縁に挿止片をそれぞれ
設け且つ挿止片を上記角側孔及び両側孔に挿込んで枠部
材に止着することによって枠部材に固定した補助部材
と、脚取付用板部の下に下向きとして螺着した脚部材と
をもつものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は枠部材に対する脚部材の取付部分に工夫を施したテーブル、机、架台 等調度品における脚付きフレーム装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

図７に示すようにＵ字状に折曲した４本の金属パイプを組合せて枠部材部分３ ３及び脚部材部分３４を構成し、枠部材部分３３の内周面に複数本のダボ３５を 取付ると共に枠部材部分３３内にガラス製天板３６を落込んでダボ３５の上に載 架した形式のガラステーブルは知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術において述べた前者は枠部材部分３３を金属製とし脚部材部分 ３４を木製としたい場合すなわち両部分３３、３４を別材料製としたいときには 向いていなく、また後者は木工部分の製作費が嵩んで割高である。

【０００４】 本考案は、枠部材部分と脚部材部分を別材料で製作することを可能とする工夫 、枠部材部分の製造及び脚部材部分の製造並びにこれ等両部分の合体手段を簡素 化する工夫、品質の割にはコストの安い製品の製作を分業でできるようにする工 夫を施した、新規のテーブル、机、架台等調度品における脚付きフレーム装置を 提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係わるテーブル、机、架台等調度品における脚付きフレーム装置は、 パイプを折り曲げて構成した枠部材と、枠部材における角隅個所の内側壁にあけ た角側孔と、枠部材の内側壁において角側孔から所定の距離だけ離れた個所にあ けた両側孔と、脚取付用板部の周囲に立上り支え部を並びに当該立上り支え部の 上縁に天板、載架部材等の載置片の複数枚を及び各載置片の縁に挿止片をそれぞ れ設け且つ挿止片を上記角側孔及び両側孔に挿込んで枠部材に止着することによ って枠部材に固定した補助部材と、脚取付用板部の下に下向きとして螺着した脚 部材とをもつものである。

【０００６】

【実施例】

図１〜図５に示す実施例は水平上側壁、水平下側壁２、垂直内側壁３及び弧状 外側壁４から成る金属パイプ５を四辺形に折り曲げ且つ両端を継いで枠部材５を 構成し、この枠部材５における角隅個所の内側壁３に内外に連通する角側孔６を 、また同角隅個所を挟む二辺において角側孔６から所定の距離だけ離れた個所の 内側壁３に内外に連通する両側孔７、８をそれぞれ穿設すると共にこれとは別個 に、脚取付用板部２９の外周に３本の斜め立上り支えアーム９、１０、１１をも つ補助部財１２を構成し、各支えアーム９、１０、１１の上端を折曲して天板１ ３の載置片１４、１５、１６をまたこれ等各載置片１４、１５、１６の縁に水平 の挿止片１７、１８、１９をそれぞれ設け、当該各挿止片１７、１８、１９を上 記角側孔６及び両側孔７、８に挿込し且つビス２０を以て枠部材５の水平下側壁 ２に止着すると共に上記各載置片１４、１５、１６の上面にゴム製の当て部材２ １を係止頭２２と挿止孔２４との挿し込み止めにより固定し、また上記脚取付用 板部２９の下側に予め頂端に取付ネジ２５を埋め込み設けた木製脚部材２６を配 し且つ取付ネジ２５を脚取付用板部２９に設けたネジ通し孔２７に挿通して袋ナ ット２８により螺着することによって補助部財１２に脚部材２６を固定したもの である。

【０００７】 図６は別異の補助部材３０を示すものであって、これは斜め立上り支え部分を 彎曲した扇形を呈するようにしたものである。

【０００８】 本考案は、短くしたり長くしたりできる脚部材２６を用いること、木以外の材 料製の脚部材を用いること、補助部材３０を他の形とすること、ガラス、プラス チック等透明材料製もしくは大理石、合板等不透明材料製の天板を用いること、 天板に代えて引出付き机用トップ部材や調度品本体部分を載置すること、袋ナッ ト２８を飾ナットもしくは雌ネジ付き飾物とすること、補助部材における斜め立 上り支え部を垂直に立上る形又は箱型とすること、載架片及び同片の挿止用孔の 数を増減すること等で実施できる。

【０００９】 上記の挿止片１７、１８、１９は角側孔６及び両側孔７、８に対して挿し込み 易くするために同じ向きとしてある。

【００１０】

【作用】

枠部材５と補助部財１２と脚部材２６とをそれぞれ別工程もしくは別工場にお いて製造し、そして合体して完成品を得ることができる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は上記のような構成であるので枠部材部分と脚部材部分を別材料で製作 することができ、枠部材部分の製造及び脚部材部分の製造並びにこれ等両部分の 合体手段を簡素化することができ、また品質の割にはコストの安い製品を分業に より製作できるものであって、初期の目的を充分に達成する優れた効果を奏する ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体の斜視図である。

【図２】要部の分解斜視図である。

【図３】要部の横断面図である。

【図４】要部の縦断面図である。

【図５】補助部材部分の分解斜視図である。

【図６】別異の構成の補助部材を示す斜視図である。

【図７】従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】 １ 上側壁 ２ 下側壁 ３ 内側壁 ４ 外側壁 ５ 枠部材 ６ 孔 ７ 孔 ８ 孔 ９ アーム １０ アーム １１ アーム １２ 補助部
材 １３ 天板 １４ 載置片 １５ 載置片 １６ 載置片 １７ 挿止片 １８ 挿止片 １９ 挿止片 ２０ ビス ２１ 当て部材 ２２ 係止頭 ２３ ピン状部 ２４ 挿止孔 ２５ 取付ネジ ２６ 脚部材 ２７ ネジ通し孔 ２８ 袋ナッ
ト ２９ 脚取付用板部 ３０ 補助部
材 ３３ 枠部材部分 ３４ 脚部材
部分 ３５ ダボ ３６ 天板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パイプを折り曲げて構成した枠部材と、
   枠部材における角隅個所の内側壁にあけた角側孔と、枠
   部材の内側壁において角側孔から所定の距離だけ離れた
   個所にあけた両側孔と、脚取付用板部の周囲に立上り支
   え部を並びに当該立上り支え部の上縁に天板、載架部材
   等の載置片の複数枚を及び各載置片の縁に挿止片をそれ
   ぞれ設け且つ挿止片を上記角側孔及び両側孔に挿込んで
   枠部材に止着することによって枠部材に固定した補助部
   材と、脚取付用板部の下に下向きとして螺着した脚部材
   とをもつことを特徴とするテーブル、机、架台等調度品
   における脚付きフレーム装置。