JPH04104865U - ウオータジエツト推進艇における放水装置 - Google Patents

ウオータジエツト推進艇における放水装置

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JPH04104865U
JPH04104865U JP857091U JP857091U JPH04104865U JP H04104865 U JPH04104865 U JP H04104865U JP 857091 U JP857091 U JP 857091U JP 857091 U JP857091 U JP 857091U JP H04104865 U JPH04104865 U JP H04104865U
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water
jet
pipe
switching valve
way switching
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Application number
JP857091U
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Inventor
賢 池田
Original Assignee
森田ポンプ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウオータージェット推進装置を積載した小型
消防艇において放水装置の軽量化を達成する。 【構成】 ジェットポンプ4からジェット水流の噴出管
16へ向かって延びる第1の管路20に三方切替弁22
を組込み、この三方切替弁22の設置箇所に放水銃13
用の第2の管路24を分岐接続する。三方切替弁22を
操作することによって、ウオータジェット推進装置30
から送り出された水の流路を、ジェット推進力発生側
6、7と放水側24、13の何れか一方に連通される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は船舶あるいは湾岸施設等に火災事故が発生した際に消防艇として使用 されるウォータジェット推進艇における放水装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小型船舶のウォータジェット推進装置(8)は、図3に示すように船体(1) の底部(1A)に設けられた吸水用の開口(2)から水を吸込み、この水を吸水 管(3)を経由してエンジン(5)により駆動されるインペラ内蔵型のジェット ポンプ(4)に導き、この水をジェットポンプ(4)で加速して噴出管(6)お よび操舵管(7)を経て船体(1)の後方へ噴出させ、その反力によって推進力 を発生させている。
【0003】 一方、このようなウォータジェット推進装置(8)具えた船舶を消防艇として 使用する場合には、上記ウォータジェット推進装置(8)とは別のエンジン(1 0)、ポンプ(11)、放水管(12)、放水銃(13)からなる放水装置(9 )船体(1)に取付けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ウォータジェット推進方式の消防艇においては、これ迄給水系統を異にするウ ォータジェット推進装置(8)と放水装置(9)とを使い分けることによって消 火活動を行なっていた。従来構造の消防艇は、ウォータジェット推進装置(8) 専用のエンジン(5)およびジェットポンプ(4)と、放水装置(9)専用のエ ンジン(10)およびポンプ(11)積載するため、広いスペースが必要となり 、船体の重量もぞ第する。この結果、コストの低減が困難となる。また、2系統 の給水装置を使い分けなければならないため、操作性も悪くなる。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題の解決手段として、本考案は、船体の底部に開口した吸水口から吸込 んだ水をジェットポンプに送り、このジェットポンプから送り出された水を噴出 管および操舵管を経て船体の後方へ噴出させ、その反力によって推進力を得るウ ォータジェット推進艇において、上記ジェットポンプから噴出管へ向かって延び る第1の管路に水路切替用の三方切替弁を設け、この三方切替弁の設置部分に分 岐接続された第2の管路の先端に放水銃を装着したことを特徴とする、ウォータ ジェット推進艇における放水装置を提供するものである。
【0006】
【作用】
ウォータジェット推進装置と放水装置の駆動源を共用型の1個のエンジンおよ びジェットポンプから構成する。そして、ジェットポンプから噴出管へ向かって 延びる第1の管路に水路切替用の三方切替弁を組込み、この三方切替弁を選択的 に操作することによって、ジェットポンプから送り出される水の流路を噴出管お よび操舵管側と、放水銃側とに随時切替えジェット推進と停止と放水活動を繰返 して消火活動を行なう。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の一具体例を示す小型消防艇の側面図、図2は三方切替弁の一部 を断面にした正面図である。 尚、以下の記述において従来装置を示す図3と同一の構成部材は同一の参照番 号で表示し、重複する事項に関しては説明を省略する。図1に示すように、ジェ ットポンプ(4)ら噴出管(6)および操舵管(7)に向かって延びる第1の管 路(20)はT字路から構成されており、この第1の管路(20)には、三方切 替弁(22)が組込まれている。第1の管路(20)は、図2に示すようにジェ ットポンプ(4)側の管路(21)と連通する第1の開口部(22)と、噴出管 (6)と連通する第2の開口部(23)とを、同一軸線上に開口させると共に、 三方切替弁(22)の情報に、放水銃(13)側へ向かって延びる第2の管路( 24)への給水口として、上記第1の開口部(22)および第2の開口部(23 )に対して略直交する第3の開口部(25)を開口させている。
【0008】 三方切替弁(22)は、枢軸(26)を回転中心として約180℃の回転範囲 で旋回する部分円筒状の可動弁体(27)と、上記第2の開口部(23)の管路 管壁部分に形成された第1の固定弁座(28)(29)と、上記第3の開口部( 25)の管路管壁部分に設けされた第2の固定弁座(29)(30)とによって 構成されている。第1の管路(20)の表面に突出した上記枢軸(26)の先端 には、可動弁体(27)の揺動部材として操作レバー(31)が固着されている 。
【0009】 以下、本考案装置の操作方法を説明する。第2図において操作レバー(31) が実線で示す位置にあるときは、可動弁体(27)が第1の固定弁体(28)( 29)上に位置し、第2の開口部(23)を遮断状態にする。従って、第1の開 口部(22)から第1の管路(20)内に流入した水は、第3の開口部(25) を通って放水銃(13)側に接続されている第2の管路(24)内に流入する。 これによって放水状態が作り出される。これに対して操作レバー(31)が二点 鎖線で示す位置にあるときは、可動弁体(27)が第2の固定弁座(29)(3 0)上に位置し、第3の開口部(25)を遮断状態にする。従って、第1の開口 部(22)から第1の管路(20)内に流入した水は、第2の開口部(23)を 通って噴出管(6)および操船蛇(7)側に切替えられ、これによって、消防艇 はジェット推進状態となる。一方、可動弁体(27)が第2の開口部(23)を 閉鎖するように三方切替弁(22)を操作し、ジェットポンプ(4)から送り出 される水の流路を第2の管路(24)側に切替えることによって消防艇は停止し 、この状態で放水銃(13)からの放水が始まる。以上の説明から理解されるよ うに、操作レバー(31)を介して三方切替弁(22)の可動弁体(27)を放 水側とジエット推進側に切替えることによって小型消防艇は放水モードまたはジ ェット推進モードで運転される。
【0010】
【考案の効果】
それぞれ1個のエンジンおよびジェット推進装置でジェット推進と放水の両方 の運転モードを作り出すことができるから、消防艇の重量が軽くなり、コストの 低減が可能になると共に操船および消防活動用の広いスペースが確保される。変 形例として第2の管路に放水銃の代わりに送水管を接続すれば、水を陸上に設け られた貯水タンクや潅漑地等に供給することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一具体例を示す小型消防艇の側面図で
ある。
【図2】三方切換弁の一部を断面にした正面図である。
【図3】従来の小型消防艇の側面図である。
【符号の説明】
1 船体 1A 船体の底部 2 吸水口 4 ジェットポンプ 5 エンジン 6 噴出管 13 放水銃 20 第1の管路 22 三方切換弁 24 第2の管路 30 ウオータジエット推進装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の底部に開口した吸水口から吸込ん
    だ水をジェットポンプに送り、このジェットポンプから
    送り出された水を噴出管および操舵管を経て船体の後方
    へ噴出させ、その反力によって推進力を得るウォータジ
    ェット推進艇において、上記ジェットポンプから噴出管
    へ向かって延びる第1の管路に水路切替用の三方切替弁
    を設け、この三方切替弁の設置部分に分岐接続された第
    2の管路の先端に放水銃を装着したことを特徴とする、
    ウォータジェット推進艇における放水装置。
JP857091U 1991-01-29 1991-01-29 ウオータジエツト推進艇における放水装置 Pending JPH04104865U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138209A (ja) * 1983-01-21 1984-08-08 イ−グル−ピッチャ− インダストリ−ズ,インコ−ポレ−テッド 液状熱硬化性の実質的に無溶媒のプレポリマーの製造方法
JPS60182968A (ja) * 1984-02-29 1985-09-18 日立造船株式会社 消防艇

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59138209A (ja) * 1983-01-21 1984-08-08 イ−グル−ピッチャ− インダストリ−ズ,インコ−ポレ−テッド 液状熱硬化性の実質的に無溶媒のプレポリマーの製造方法
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