JPH0410406Y2 - - Google Patents

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JPH0410406Y2
JPH0410406Y2 JP15300386U JP15300386U JPH0410406Y2 JP H0410406 Y2 JPH0410406 Y2 JP H0410406Y2 JP 15300386 U JP15300386 U JP 15300386U JP 15300386 U JP15300386 U JP 15300386U JP H0410406 Y2 JPH0410406 Y2 JP H0410406Y2
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cylinder tube
slit
piston
table member
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ピストンロツドのないロツドレスシ
リンダに関し、特にピストンとそこに連結された
部材の移動を円滑にし得るロツドレスシリンダに
関する。
〈従来の技術〉 通常の流体圧ピストンシリンダでは最大ストロ
ーク時の全長が長すぎて機器等の限られたスペー
スにシリンダを設置するすることができない場
合、ピストンロツドのないロツドレスシリンダが
使用される。
従来、ロツドレスシリンダには各種のものが実
用化されているが、流体の漏れが多くなる欠点や
構造が複雑で製造コストが高くなる欠点などがあ
つたため、本考案者は特開昭61−79072号公報に
よりこのような欠点を解消した台形ベルト使用の
ロツドレスシリンダを提案した。
〈考案が解決しようとする問題点〉 このロツドレスシリンダは、シリンダチユーブ
の長手方向に台形断面のスリツトを形成し、両端
をシリンダチユーブ端部に固定した台形ベルトを
そのスリツトに嵌合し、この台形ベルトを、シリ
ンダチユーブ内に摺動自在に嵌装したピストンに
係合させ、台形ベルトによりシリンダチユーブの
スリツトをシールするように構成される。
また、ピストンにはスリツトから外部へ突出す
る連結部が設けられ、この突出した連結部に被駆
動物体が連結され、ピストンの移動に伴ない被駆
動物体を移動する構造である。
しかしながら、上記構造のロツドレスシリンダ
は、シリンダチユーブのスリツトから突出した連
結部とスリツトとの嵌合、及びピストンとシリン
ダチユーブとの嵌合にわずかながら間〓があるた
め、連結部に横方向などから荷重が加わると、連
結部がガタつく問題があつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、連結部のガタつきを防止し、円滑に
ピストンとそこに連結された部材を移動させるこ
とができるロツドレスシリンダを提供するもので
あり、以下のように構成される。
すなわち、本考案のロツドレスシリンダは、シ
リンダチユーブの長手方向に台形断面のスリツト
を形成し、両端をシリンダチユーブ端部に固定し
た台形ベルトが前記スリツトに嵌合され、前記シ
リンダチユーブ内に摺動自在に嵌装されるピスト
ンにはスリツトから外部へ突出する連結部を設
け、該ピストン内には前記台形ベルトが摺動自在
に貫通し、突出した連結部にテーブル部材が固定
され、テーブル部材の底部にはスリツト両側のシ
リンダチユーブ上面と摺動するスライドメタルが
弾性部材を介して取付けられて構成される。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はロツドレスシリンダの断面図を示し、
1は両端をヘツドカバー2により閉鎖されたシリ
ンダチユーブで、シリンダチユーブ1の上部長手
方向に1本のスリツト3が、外周部を上底(短
辺)とする台形断面形状に形成される。4はこの
スリツト3に内側から嵌合される台形ベルトで、
台形ベルト4の両端はシリンダチユーブ1の両端
部で固定される。この台形ベルト4は例えば合成
樹脂、その他の補強材を使用して適当な弾性、可
とう性及び良好な摺動性をもつように作られる。
また、この台形ベルト4は、後述のピストンカツ
プのシール性を良好にするため、その上部から底
部にかけて末広がりに広がる両側面を凹状曲面と
するように形成される。シリンダチユーブ1内に
嵌挿されるピストン5は、管状本体6の両端にエ
ンドブロツク7を被せ、中央を貫通する貫通ボル
ト8によりこれらの部材を締付固定して形成さ
れ、エンドブロツク7の外周に刻設したリング状
の溝内にはピストンカツプ10が両側に2本づつ
嵌装される。管状本体6の上部には台形ベルト4
がその長手方向に向けて斜めに進入し且つ斜めに
退出するような挿入孔9が穿設され、上部中央に
はスリツト3から外部へ突出する連結部11が突
設される。なお、エンドブロツク7の一部にも台
形ベルト4の底部が円滑に摺動するような溝が形
成され、連結部11の下部にも第2図に示すよう
に台形ベルト4が円滑に摺動するような溝が形成
される。
シリンダチユーブ1から突出した連結部11に
はこれをまたぐようにテーブル部材12が固定さ
れる。一方、シリンダチユーブ外周部におけるス
リツト3の両側にはスリツトに沿つて平坦部1a
が形成される。そして、この平坦部1aとテーブ
ル部材12の底面が平行になるように、テーブル
部材12は連結部11に固定され、テーブル部材
12の底面(連結部をはさんでその両側)にはス
リツト両側の平坦部1aに当接するスライドメタ
ル13が弾性部材14(例えばウレタンゴム)を
介して取付けられる。なおスライドメタル13は
弾性部材14をある程度圧縮した状態でテーブル
部材12の底部に取付けられる。したがつて、テ
ーブル部材12はシリンダチユーブ1の平坦部1
a上をスライドメタル13を介して円滑に摺動し
ながら移動可能であり、シリンダチユーブ1の平
坦部1aの長手方向の平行度が正確でない場合、
つまりシリンダチユーブ1の平坦部における肉厚
が長手方向で変化している場合でも、弾性部材1
4によりこれが吸収され、スライドメタル13と
平坦部1aとの間にかみつきなどが生じず、テー
ブル部材12を円滑に摺動させることができる。
上記のように構成されたロツドレスシリンダ
は、そのヘツドカバー2に設けた給気ポートに給
気ホースが接続され、シリンダチユーブ上のテー
ブル部材12に被駆動物体が連結される。そし
て、給気ポートから圧力空気が供給されると、ピ
ストン5の第1図右端部に空気圧が印加され、ピ
ストン5は台形ベルト4をその管状本体6内に摺
動させながら左方向に移動し、これに伴ないテー
ブル部材12はシリンダチユーブ1の平坦部1a
上を摺動しながら移動する。そして、後方に残さ
れる台形ベルト4はシリンダチユーブ1内の空気
圧により台形断面のスリツト3に押圧されながら
嵌合し、スリツト3は台形ベルト4により完全に
シールされ、シリンダチユーブ1内の圧力は確保
される。
テーブル部材12はシリンダチユーブ1のスリ
ツト3両側に設けた平坦部1a上をスライドメタ
ル13を介して摺動して移動するため、テーブル
部材12に被駆動物体から横方向の荷重が加わつ
た場合、テーブル部材12はこの荷重を摺動面で
受け、大きく傾斜したりガタついたりせず円滑に
移動する。
また、シリンダチユーブ1の長さが1m〜2mと
長くなり、スリツト3両側の平坦部1aの平行度
つまり、スリツト3の両側におけるシリンダチユ
ーブ1の肉厚が長手方向において変化し、平坦部
1aの平行度が不充分であつても、スライドメタ
ル13が弾性部材14を介してテーブル部材12
に取付けられているため、スライドメタル13の
摺動面にかみつきなどが生じず、テーブル部材1
2は円滑に走行する。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案のロツドレスシリ
ンダによれば、ピストンからスリツトを通してシ
リンダチユーブ外へ突出した連結部にテーブル部
材が固定され、このテーブル部材の底部に、シリ
ンダチユーブ上面と摺動するスライドメタルを弾
性部材を介して取付けたから、テーブル部材に被
駆動動物体から横方向の荷動が加わつた場合で
も、テーブル部材は、この荷重をスライドメタル
の摺動面で受け、大きく傾いたりガタついたりせ
ず、シリンダチユーブ上を円滑に移動することが
できる。また、スリツト両側におけるシリンダチ
ユーブ上面の平行度が加工精度上不充分であつて
も、スライドメタルとシリンダチユーブ上面との
かみつきは防止され、長尺のシリンダチユーブを
用いた場合でも、ピストン、連結部、テーブル部
材をスムーズに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図はロツドレ
スシリンダの断面図、第2図は第1図の−断
面図、第3図は第1図の−断面図、第4図は
第2図の−断面図である。 1……シリンダチユーブ、1a……平坦部、3
……スリツト、4……台形ベルト、5……ピスト
ン、11……連結部、12……テーブル部材、1
3……スライドメタル、14……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダチユーブの長手方向に台形断面のスリ
    ツトを形成し、両端をシリンダチユーブ端部に固
    定した台形ベルトが前記スリツトに嵌合され、前
    記シリンダチユーブ内に摺動自在に嵌装されるピ
    ストンには前記スリツトから外部へ突出する連結
    部が設けられ、該ピストン内には前記台形ベルト
    が摺動自在に貫通し、突出した前記連結部にテー
    ブル部材が固定され、該テーブル部材の底部には
    該スリツト両側のシリンダチユーブ上面と摺動す
    るスライドメタルが弾性部材を介して設けられた
    ことを特徴とするロツドレスシリンダ。
JP15300386U 1986-10-03 1986-10-03 Expired JPH0410406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15300386U JPH0410406Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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JP15300386U JPH0410406Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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Publication Number Publication Date
JPS6357801U JPS6357801U (ja) 1988-04-18
JPH0410406Y2 true JPH0410406Y2 (ja) 1992-03-16

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JP15300386U Expired JPH0410406Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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