JPH04103862U - 敷 物 - Google Patents

敷 物

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JPH04103862U
JPH04103862U JP733691U JP733691U JPH04103862U JP H04103862 U JPH04103862 U JP H04103862U JP 733691 U JP733691 U JP 733691U JP 733691 U JP733691 U JP 733691U JP H04103862 U JPH04103862 U JP H04103862U
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岡 敏 夫 西
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ワイエム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のマットブロックを手間をかけずに簡単
に接続することができる、敷物を提供する。 【構成】 連結される一方のマットブロック12aに外
側に突き出る連結部材28が形成され、連結される他方
のマットブロック12bに一方のマットブロック12a
の連結部材28を差し込むための差込み部38が形成さ
れ、連結部材28の先端に差込み部38に係止する膨出
部32が形成され、連結部材28に第1の貫通孔34が
形成され、差込み部38に連結部材28を差し込んだと
きに第1の貫通孔34に連通する第2の貫通孔42が差
込み部38に形成され、連通する第1の貫通孔34およ
び第2の貫通孔42に連結用の線状部材100が挿通さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は敷物に関し、特にたとえば、履物からの泥,汚れ,またはほこりを 取り除くために床に置かれ、玄関マット等として用いられる、敷物に関する。
【0002】
【従来の技術】
この考案の背景となる従来の敷物には、たとえば複数の矩形のマットブロック を縦横に配列した形で連結したものがあった。この場合、各マットブロックは、 その長手方向の両端から外側に突き出すように形成された帯板状の連結部材を有 する。これらの連結部材には、マットブロックの幅方向に貫通する孔が形成され る。また、各マットブロックの長手方向の両端側には、それぞれ、連結部材に対 応した差込み部が形成される。これらの差込み部にも、マットブロックの幅方向 に貫通する孔が形成される。
【0003】 そして、これらのマットブロックは、あるマットブロックの一端の連結部材と 他のマットブロックの連結部材とを、それらのマットブロックの一端と他端との 差込み部に相互に差し込んでから、それらのマットブロックの連結部材と差込み 部とに形成されたそれぞれの孔を合わせ、それらの孔に連結用のロープを挿通す ることによって連結される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の敷物では、あるマットブロックと他のマット ブロックとを連結するときに、その連結部分において2か所で孔を合わせなけれ ばならなくしかも連結部材が差込み部から外れやすいので、それらの孔を合わせ るのに手間がかかる。さらに、連結部分において2か所に連結用のロープを挿通 しなければならないので、手間がかかる。
【0005】 それゆえに、この考案の主たる目的は、複数のマットブロックを手間をかけず に接続することができる、敷物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、連結される複数のマットブロックを有する敷物であって、連結さ れる一方のマットブロックに外側に突き出る連結部材が形成され、連結される他 方のマットブロックに一方のマットブロックの連結部材を差し込むための差込み 部が形成され、連結部材の先端に差込み部に係止する膨出部が形成され、連結部 材に第1の貫通孔が形成され、差込み部に連結部材を差し込んだときに第1の貫 通孔に連通する第2の貫通孔が差込み部に形成され、連通する第1の貫通孔およ び第2の貫通孔に連結用の線状部材が挿通される、敷物である。
【0007】
【作用】
複数のマットブロックを連結するとき、連結部材は、差込み部に差し込まれる 。この場合、連結部材の先端の膨出部が差込み部に係止する。 さらに、連結部材に形成した第1の貫通孔と差込み部に形成した第2の貫通孔 とが合わされ、それら第1の貫通孔および第2の貫通孔に線状部材が挿通される 。
【0008】
【考案の効果】
この考案によれば、複数のマットブロックを連結するときに、その連結部分に おいて1か所で孔を合わるだけでよくしかも連結部材が差込み部から外れにくい ので、それらの孔を合わせるのに手間がかからない。そのため、複数のマットブ ロックを手間をかけずに接続することができる、敷物が得られる。
【0009】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例を示す概略平面図である。この敷物10は、たとえ ば、5個の第1のマットブロック12aと5個の第2のマットブロック12bと を含む。
【0011】 まず、5個の第1のマットブロック12aについて説明する。これらのマット ブロック12aは、同一の構造を有するので、1つのマットブロック12aにつ いて詳しく説明する。
【0012】 第1のマットブロック12aは、図4,図5および図6に示すように、たとえ ば2つの帯状の単位ブロック14,14を含む。これらの単位ブロック14,1 4は、同一の構造を有するので、1つの単位ブロック14について詳しく説明す る。
【0013】 単位ブロック14は、特に図5,図7および図8に示すように、それぞれ、軽 量化および材料節約のために、その下面に抜ける中空部16が形成されている。 すなわち、単位ブロック14の内部には、多数の補強リブ18が形成されている 。
【0014】 また、この単位ブロック14の表面には、図4,図7および図8などに示すよ うに、たとえば断面台形の浅い第1の溝部20が4条形成される。これら第1の 溝部20は、それぞれ、単位ブロック14の長手方向の一端から他端にかけて形 成される。また、これら第1の溝部20は、単位ブロック14の幅方向に間隔を 隔てて形成される。
【0015】 さらに、単位ブロック14の表面には、図4および図6に示すように、第1の 溝部20と直交するように、たとえば断面V字形のさらに浅い第2の溝部22が 14条形成される。これらの第2の溝部22は、単位ブロック14の長手方向に 、所定の間隔を隔てて形成される。これらの第2の溝部22は、それぞれ、単位 ブロック14の幅方向の一端から他端にかけて形成される。
【0016】 2つの単位ブロック14,14は、4つの支持片24によって、幅方向に間隔 を隔てて接続される。なお、これらの支持片24は、単位ブロック14の長手方 向に間隔を隔てて形成される。 さらに、一方の単位ブロック14の外側の側面には、4つの支持片24と対応 して、4つの支持片24と同様の4つの突出片26が形成される。
【0017】 この第1のマットブロック12aには、図4ないし図6などに示すように、2 つの連結部材28が形成される。これらの連結部材28は、2の単位ブロック1 4の長手方向の一端から外側に突き出るようにそれぞれ形成される。この連結部 材28は、同様の構造を有するので、その1つについて詳しく説明する。
【0018】 連結部材28は、たとえば厚みの薄い矩形板状の保持片30を含む。この保持 片30は、その一端が単位ブロック14の長手方向の一端に接続される。また、 この保持片30の他端には、平面的に見て略半円形の膨出部32が形成される。 さらに、保持片30の他端部には、たとえば円形の連結用の第1の貫通孔34が 形成される。この第1の貫通孔34は、単位ブロック14の幅方向に形成される 。
【0019】 また、単位ブロック14の長手方向の一端には、その幅方向に間隔を隔てて、 連結部材28の両側に2つの係合用の切欠部36が形成される。
【0020】 さらに、この第1のマットブロック12aには、図4ないし図6などに示すよ うに、2つの差込み部38が形成される。この場合、これらの差込み部38は、 2つの単位ブロック14の長手方向の他端にそれぞれ形成される。これらの差込 み部は、同じ構造を有するので、その1つについて詳しく説明する。
【0021】 差込み部38は、たとえば2つのL字形の嵌合リブ40を含む。これらの嵌合 リブ40は、単位ブロック14の幅方向にみて、連結部材28の保持片30の厚 みと略同じ間隔を隔てて形成される。また、これらの嵌合リブ40は、保持片3 0と略同じ長さに形成される。
【0022】 さらに、この第1のマットブロック12aには、第2の貫通孔42が形成され る。この第2の貫通孔42は、単位ブロック14の長手方向の他端側の支持片2 4および突出片26と2つの嵌合リブ40とを貫通するように形成される。この 場合、第2の貫通孔42は、単位ブロック14の長手方向の他端から一端側に所 定距離を隔てて形成される。この所定距離は、連結部材28の保持片30の一端 から第1の貫通孔34までの距離と略同じ距離である。
【0023】 また、第1のマットブロック12aには、2つの単位ブロック14の長手方向 の他端に、2つの突起部44が形成される。この場合、2つの突起部44は、差 込み部38の両側で2つの切欠部36に対応して形成される。
【0024】 さらに、第1のマットブロック12aには、他の支持片24および突出片26 を貫通するようにして、3つの第3の貫通孔46がそれぞれ形成される。
【0025】 一方、第2のマットブロック12bは、第1のマットブロック12aとほぼ同 じ構造を有する。すなわち、第2のマットブロック12bは、マットブロック1 2aと比べて、連結部材28が形成されていない。
【0026】 これら第1のマットブロック12aおよび第2のマットブロック12bは、そ れぞれ、たとえば合成樹脂で一体的に形成される。この場合、10個の第1のマ ットブロック12aを形成してから、その中の5個の第1のマットブロック12 aの連結部材28を切断して5個の第2のマットブロック12bを形成してもよ く、あるいは、第1のマットブロック12aおよび第2のマットブロック12b を別々に形成してもよい。
【0027】 なお、第1のマットブロック12aには、差込み部38が形成されなくてもよ い。また、第2のマットブロック12bにも、第1のマットブロック12aと同 様に、連結部材28などが形成されてもよい。
【0028】 この実施例では、図9および図10に示すように、第1のマットブッロク12 aの連結部材28が第2のマットブロック12bの差込み部38に差し込まれる ことによって、第1のマットブロック12aと第2のマットブロック12bとが 2つずつ連結される。この場合、連結部材28の先端の膨出部32が差込み部3 8の2つの嵌合リブ40の端部に係止するので、第1のマットブロック12aが 第2のまっとブロック12bから不用意に外れない。
【0029】 そして、連結した2つのマットブロック12aおよび12bが幅方向に配置さ れる。さらに、外側のマットブロック12aおよび12bの外側には、2つの帯 状の枠部材50が配置される。
【0030】 この枠部材50は、たとえば図1,図2および図11に示すように、略矩形の 棒状部52を含み、この棒状部52の端部には、たとえば略U字形の開口部54 が形成される。また、棒状部52の上面および下面には、たとえば断面V字形の 浅い溝部56が3条ずつ形成されている。これらの溝部56は、棒状部52の長 手方向の一端から他端にかけて、その幅方向に間隔を隔てて形成される。さらに 、枠部材50には、その長手方向に間隔を隔てて、たとえば8つの円形の第4の 貫通孔58が形成される。なお、これら第4の貫通孔58は、連結された第1お よび第2のマットブロック12aおよび12bの第1〜第3の貫通孔34,42 および46に対応した位置に形成される。
【0031】 さらに、第1〜第4の貫通孔34,42,46および58に、線状部材として たとえば合成樹脂材料からなるロープ100が、挿通される。それによって、第 1のマットブロック12a,第2のマットブロック12bおよび枠部材50が、 連結され、敷物10が作られる。
【0032】 この敷物10では、第1のマットブロック12aの連結部材28を第2のマッ トブロック12bの差込み部38に差し込んだとき、差込み部38の嵌合リブ4 0に、連結部材28の膨出部32が係止するため、連結部材28が差込み部38 から不用意に抜けにくい。さらに、この場合、連結部材28の膨出部32の直線 部分32aが嵌合リブ40の端部に面接触するので、連結部材28は、差込み部 38にがたつくことなくぴったりと収まる。したがって、第1のマットブロック 12aと第2のマットブロック12bとの接続部分が外れにくい。
【0033】 さらに、第1のマットブロック12aの一端に形成した突起部44が、第2の マットブロック12bの他端に形成した切欠部36に係合するので、連結部材2 8は、マットブロック12aおよび12bの主面と直向する方向の力が加わって も、差込み部38から抜けにくい。
【0034】 また、この敷物10では、その表面に第1の溝部20および第2の溝部22が 形成されているので、伸縮の安定が図られてクッションがよい。また、第1の溝 部20および第2の溝部22は、浅く形成されているので、その中に、ほこり, ごみ,小石などが入っても、それらを取り除きやすいだけでなく、それらによっ て単位ブロックが割れてしまうことがない。
【0035】 しかも、この敷物10では、図8に示すように、支持片24および突出片26 によって、単位ブロック14,14間にギャップが設けられているので、温度差 による伸縮が吸収される。
【0036】 なお、この敷物10では、外側のマットブロック12aおよび12bの外側に 枠部材50を設けたが、この枠部材50は設けられなくてもよい。なお、この場 合、外側に突き出た支持片26が邪魔になればたとえばカッタなどで切断すれば よい。
【0037】 上述の実施例では5つの第1のマットブロックおよび5つの第2のマットブロ ックを縦横に連結したが、この考案では、マットブロックの数および配列を任意 に変更してもよい。この場合、連結される一方のマットブロックに連結部材など を形成し、連結される他方のマットブロックに差込み部などを形成しておけばよ い。また、各マットブロックを構成する単位ブロックの数もまた任意に変更して もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す概略平面図である。
【図2】図1に示す敷物の正面図である。
【図3】図1の線III−IIIにおける断面図であ
る。
【図4】図1の敷物に用いられる第1のマットブロック
を示す平面図である。
【図5】図4に示す第1のマットブロックの底面図であ
る。
【図6】図4に示す第1のマットブロックの正面図であ
る。
【図7】図6の線VII−VIIにおける断面図であ
る。
【図8】図6の線VIII−VIIIにおける断面図で
ある。
【図9】第1のマットブロックと第2ののマットブロッ
クとの接続状態を示す要部平面図解図である。
【図10】第1のマットブロックと第2ののマットブロ
ックとの接続状態を示す要部断面図解図である。
【図11】枠部材の要部断面図である。
【符号の説明】
10 敷物 12a 第1のマットブロック 12b 第2のマットブロック 14 単位ブロック 16 中空部 18 補強リブ 20 第1の溝部 22 第2の溝部 24 支持片 26 突出片 28 連結部材 30 保持片 32 膨出部 34 第1の貫通孔 36 切欠部 38 差込み部 40 嵌合リブ 42 第2の貫通孔 44 突起部 46 第3の貫通孔 50 枠部材 100 ロープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結される複数のマットブロックを有す
    る敷物であって、連結される一方のマットブロックに外
    側に突き出る連結部材が形成され、連結される他方のマ
    ットブロックに前記一方のマットブロックの前記連結部
    材を差し込むための差込み部が形成され、前記連結部材
    の先端に前記差込み部に係止する膨出部が形成され、前
    記連結部材に第1の貫通孔が形成され、前記差込み部に
    前記連結部材を差し込んだときに前記第1の貫通孔に連
    通する第2の貫通孔が前記差込み部に形成され、連通す
    る前記第1の貫通孔および前記第2の貫通孔に連結用の
    線状部材が挿通される、敷物。
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