JPH04103689A - 含水土壌の固化剤 - Google Patents

含水土壌の固化剤

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JPH04103689A
JPH04103689A JP22230690A JP22230690A JPH04103689A JP H04103689 A JPH04103689 A JP H04103689A JP 22230690 A JP22230690 A JP 22230690A JP 22230690 A JP22230690 A JP 22230690A JP H04103689 A JPH04103689 A JP H04103689A
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茂 岡田
Tetsuo Nakase
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は含水土壌の間化剤に関する。
[従来の技術] 土木工事などに際して発生する含水土壌は流動性に富み
、通常のトラック、ダンプなどによる搬出作業を困難な
ものにしている。従来、この含水土壌を固化、安定化さ
せ、搬出作業を容易にするための固化剤としては、 (
メタ)アクリルアミド(共)重合体などの水溶液状態で
高い増粘性を有する水溶性高分子と石ロウの混合物また
は水溶性高分子と水溶性多価金属化合物の混合物からな
る含水土壌の間化剤などが知られている(例えば、本出
邸人の出願に係る特開平1−81886号公報または特
開昭63−44097号公報)。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、土木工事は工期の制約のもとで作業を進
めることが必然であるため、工事現場から排出される含
水土壌の固化を極力、短時間で行うという要求が強く、
また、含水土壌の含水比が100%を超えるような高含
水土壌でも固化剤により搬出作業を容易にできること、
搬出作業時に固化後の含水土壌が降爾によっても崩壊す
ることなく、引き続き搬出作業が可能であり、且つ、搬
出後、廃棄物として処置された状況においても崩壊する
ことなく長期に渡って安定であることなどの要求があり
、従来の固化剤はこれら多くの面で−JFの性能の向上
を求められていた。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは高含水土壌を速やかに固化させ即時搬出を
可能ならしめ、且つ、固化後も長期に渡り固化性状を維
持させる固化剤を得るべく鋭意検討した結果、本発明に
到達した。
すなわち本発明は水増粘性を有する水溶性高分子化合物
(a)およびフィロケイ酸塩鉱物の粉末(b)からなる
含水土壌の固化剤;並びに水増粘性を有する水溶性高分
子化合物(a)、フィロケイ酸塩鉱物の粉末(b)およ
び界面活性剤(c)からなる含水土壌の固化剤である。
本発明において水増粘性を有する水溶性高分子化合物と
しては特に限定しないが、例えば、■デンプン、グアー
ガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、アルギ
ン酸ソーダ、ゼラチン、デキストランなどの天然系水溶
性高分子化合物、■デンプン誘導体(可溶性デンプン、
カルボキシルデンプン、プリティシュゴム、ジアルデヒ
ドデンプン、デキストリン、カチオンデンプンなど)、
セルロース誘導体(ビスコース、メチルセルロース、エ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
、ヒドロキシブチルセルロースなど)などの半合成系水
溶性高分子化合物、■ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリカルボン酸(ポリアクリル酸など)
およびこれらの塩(ナトリウム、カリウムなどのアルカ
リれらの塩(ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属
塩、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどのア
ルカリ土類金属によりカルボキシル基の部分または全部
が置換した水溶性金属塩、アンモニウム塩など)、ポリ
エチレンオキサイド、本出願人の出願に係る特開平1−
81886号公報に記載の(メタ)アクリルアミド(共
)重合体などの合成系水溶性高分子化合物並びに、■〜
■に例示した化合物の2種以上の併用が挙げられる。
これらのうち好ましいものは半合成系水溶性高分子化合
物、 (メタ)アクリルアミド(共)重合体、ポリカル
ボン酸およびその塩、並びにこれらの2種以上の併用で
ある。
本発明において、フィロケイ酸塩(b)としては特に限
定はなく、天然に産出フィロケイ酸塩でも、人工的に製
造されるフィロケイ酸塩でもよい。
このフィロケイ![(b)の具体例としては、■ソジウ
ムモンモリロナイト、カルシウムモンモリロナイト、ソ
ジウムベントナイト、カルシウムベントナイト、酸性白
土、活性白土、有機ベントナイトなどのモンモリロナイ
ト族鉱物類、■金雲母、黒雲母、白雲母、セリサイト、
イライト、シータライトなどの雲母族鉱物類、■カオリ
ナイト、ハロイサイト、デイツカイト、ナクライト、木
節粘土、蛙目粘土、カオリン、カオリンクレー、焼成り
レー ジ−クライトなどのカオリン鉱物類、■タルク、
滑石、石筆石、石けん石、カミタルクなど含水ケイ酸マ
グネシウムを主成分とする鉱物類、■パイロフィライト
、ろう石クレー ろう石などの類、■モルデンフッ石、
斜プチロルフッ石などの天然ゼオライトまたは人工ゼオ
ライト並びに■アロフェンが挙げられる。これらのうち
好ましいものは■、■および■に例示したものおよびこ
れらの2種以上の併用である。本発明におけるフィロケ
イ酸塩(b)はその構造がSi”およびSi”を囲む0
2−からなる1枚の四面体層とA13゛またはMg” 
 Fe2゛などおよびこれらを囲む○H−または02−
からなる1枚の八面体層が結合した状態を単位として、
これらが積み重なった1:1型構造(2層構造)のフィ
ロケイ酸塩と2枚の四面体層の間に1枚の八面体層がは
さまれて結合した状態を単位として、こ九らが積み重な
った2:1構造(3層構造)のフィロケイ酸塩に区別さ
れる。本発明において好ましいものは2:1構造(3層
構造)のフィロケイ酸塩である。また本発明におけるフ
ィロケイ酸塩(b)の形状は粉末状であることが固化剤
の成分として配合するうえで好ましく、その粒度はとく
に限定されないが、通常16メツシユのフルイを通過す
る粒度であり、好ましくは100メツシユのフルイを通
過する粒度である。
本発明において界面活性剤(c)としては、例えば、■
アミン塩型カチオン界面活性剤(ジヒドロキシエチルス
テアリルアミン、2−へブタデセニル−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリンなどのアミン類の塩など)、第4級アン
モニウム塩型カチオン界面活性剤(ラウリルトリメチル
アンモニウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルア
ンモニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド
、ステアラミドメチルピリジニウムクロライドなどのア
ミン類の4級化物など)などのカチオン界面活性剤;■
石ケン(ラウリン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウ
ム、オレイン酸ナトリウムなど)、高級アルコール硫酸
エステル塩(ラウリル硫酸エステルナトリウム、セチル
硫酸エステルナトリウム、ステアリル硫酸エステルナト
リウム、オレイル硫酸エステルナトリウムなど)、高級
アルキルエーテル硫酸エステル塩(ラウリルエーテル硫
酸エステルナトリウムなど)、硫酸化油(ロート油、低
度硫酸化オリーブ油など)、硫酸化脂肪酸エステル(硫
酸化オレイン酸ブチルなと)、硫酸化オレフィン、アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホ
ン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、リン酸エステル塩(
高級アルコールリン酸モノエステルジナトリウム、高級
アルコールリン酸ジエステルナトリウムなど)、スルホ
コハク酸ジー2−エチルヘキシルエステルナトリウムな
どのアニオン界面活性剤;■ポリエチレングリコール型
非イオン界面活性剤(高級アルコールエチレンオキサイ
ド付加物、アルキルフェノールエチレンオキサイド付加
物、脂肪酸エチレンオキサイド付加物、多価アルコール
脂肪酸エステルエチレンオキサイド付加物、高級アルキ
ルアミンエチレンオキサイド付加物、脂肪酸アミドエチ
レンオキサイド付加物、油脂のエチレンオキサイド付加
物、ポリプロピレングリコールエチレンオキサイド付加
物など)、多価アルコール型非イオン界面活性剤(クリ
セロールの脂肪酸エステル、ペンタエリスリトールの脂
肪酸エステル、ソルビトールびソルビタンの脂肪酸エス
テル、ショ糖の脂肪酸エステル、多価アルコールのアル
キルエーテル、アルカノールアミン類の脂肪酸アミドな
と)などの非イオン界面活性剤;■アミノ酸型両性界面
活性剤(ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウムなど)
、ベタイン型両性界面活性剤(ラウリルジメチルベタイ
ン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキ
シエチルベタインなど)、スルホン酸型両性界面活性剤
、リン酸エステル型両性界面活性剤などの両性界面活性
剤;並びに、これらの2種以上の併用が挙げられる。こ
れらのうち好ましいものは■および(■に例示したもの
およびこれらの2種以上の併用である。
本発明の含水土壌の固化剤において、 (a)成分と(
b)成分の重量比は通常80:20〜10:90、好ま
しくは70:30〜20:80である。 (a)成分の
上記値が80より大きい場合には短時間のうちに含水土
壌の流動は低下する傾向にあるものの、同化した後の含
水土壌が混合機の内壁や攪拌羽根および運j19車両の
荷台などに付着する場合がある。また(a)成分の上記
値が10より小さい場合には、含水土壌の含水比や土質
により同化に時間を要したり、固化強度が低下する場合
がある。
本発明において、 (a)成分および(b)成分の含水
土壌中における分散を向上させる目的で(c)成分を併
用することが好ましい。特に含水比が100%を超える
高含水土壌に対し、 (c)成分を併用して固化剤の分
散性を向上することにより、同化時間がより短縮され、
固化強度もより向上する。(C)成分を併用する場合の
(a)成分と(b)成分の合計に対する(c)成分の重
量比は通常1:0.001〜l : 0.3、好ましく
は1: 0.005〜0.1である。また(c)成分の
上記値が0.3より大きい場合には、相反して含水土壌
中の土粒子を分散させる効果が強くなり、特に含水比が
100%を超えるような高含水土壌に対し、やや固化に
時間を要する場合がある。
本発明の固化剤を使用するに際し、必要に応じて他の含
水土壌を固化する性能を有する任意成分を併用すること
もできる。このような任意成分としては、セメント、消
石灰、生石灰、石コウ、炭酸カルシウム、スラグ、フラ
イアッシュ、フィロケイ酸塩以外のケイ酸塩鉱物類、ケ
イ酸ソーダ、ケイ酸カリウムなどの水溶性ケイ酸塩、お
よび高吸水性樹脂が挙げられる。
本発明において間化させる対象となる含水土壌としては
、例えば、含水比が30〜100%のシールドなどの土
木工事現場より排出される掘削残土や工場、上下水道の
浄水施設などから排出される沈澱池汚泥、あるいは河川
や港湾に堆積したへドロなど含水比が100%を超える
高含水土壌を含み、その地固化処理を必要とし、投棄の
対象となる各種汚泥などが挙げられる。
本発明の含水土壌の固化剤の添加量は対象となる土壌の
含水比、土質などにより異なり、とくに限定されないが
、通常0.1〜50kg/m3、好ましくは1〜20k
g/m3である。添加量が0.1kg/m3未満では固
化に時間を要したり、固化強度が低下し、50kg/m
3を超えると経済的なメリットが減少する。
本発明の含水土壌の固化剤の添加混合形態はとくに限定
されず、 (a)成分、 (b)成分および必要により
(c)成分を含有する配合物の形で添加混合することが
望ましいが、 (a)成分、 (b)成分および必要に
より(c)成分の各々を任意の順序で添加、混合しても
何等性能に悪影響を及ぼすものではない。また混合方法
は任意の方法でよく、例えば、スラリー圧送ポンプで運
ばれてきた含水土壌に混合機のホッパーより本発明の固
化剤を添加し、攪拌羽根付きのミキサーなどにより、攪
拌混合後、ベルトコンベアーにより搬出する方法などが
挙げられる。さらに本発明の固化剤を一時に全量添加混
合してもよく、数回に分割して添加混合してもよい。
口実施例] 現下、実施例により本発明を説明するが本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例1〜7、比較例1〜4 実施例1〜7に使用する固化剤を製造するため、表−1
に示した本発明における(a)成分および(b)成分を
重量比50:50で混合した。実施例1および4〜6で
はこのものを本発明の固化剤として使用した。実施例2
.3および7ではこのもの1に対し、表−1に示す(c
)成分を純分で0.05の重量比で混合して本発明の固
化剤とした。
また、本発明の固化剤と比較するため、比較例1〜4で
は表−1に示す固化剤を使用した。尚、比較例2と4に
ついては、特開昭63−44097号公報に記載されて
いる内容に従い、水溶性高分子を含水土壌に対し、先に
添加混合し、その後水溶性多価金属塩を添加する方法を
採用した。
これらの固化剤を用い、シールド工事において排出され
た含水比の異なる各掘削土に添加したのち、2分間混練
し間化土壌を得た。固化剤の添加量は比較例1と3につ
いては、 (a)と石コウか各々1.5kg/rn3、
比較例2と4については、(a)と水溶性多価金属塩が
各々1.5kg/m”、その他の場合は固化剤3.0k
g/m3とした。上記土壌の固化状態の確認を行うため
、間化に要する時間(固化スピードと略記)の測定、針
入度試験および水中崩壊性試験を行い、表−2の結果を
得た。
針入度試験はセメント凝結試験に用いら九るビガー針装
置を使用し、混練直後の固化土壌について、標準棒(直
径10mm)の貫入深さを測定した。また水中崩壊性試
験は混練直後の固化土壌を直径5cm、高さ10cmの
円柱状に成形した供試体としたものを水中に浸漬し、全
体積の約50%か崩壊するまでの日数で表した。
表−2中、針入度は固化の力学的強度の強弱を示すひと
つの尺度である。この数値が10mm以下であれば振動
による変形を受けることがなく、また浮氷も発生せず、
通常のトラック搬出が可能となる。ちなみに試験に用い
た含水土壌の針入度はいずれも固化剤無添加の場合、4
0mmであり、この値は全通の状態、すなわち極めて軟
弱であり、同化処理を必要とする含水土壌であることを
意味する。
表−2中、比較例2と4の固化スピードはポリマーと水
溶性多価金属塩を分割して添加しているため、各々に要
した固化までの時間を加算表示した。
表−1 表−1 注) ポリマー1:ポリアクリルアミド(分子量600万) ポリマー2ニアクリルアミド−アクリル酸ナトリウム共
重合体(モル比60: 40、分子量1800万) ポリマー3:メチルセルロース(平均重合度600、エ
ーテル化度1.5) フィロケイ酸塩1:ソジウムモンモリロナイト(100
メツシュ95%通 過の粉末) フィロケイ酸塩2:セリサイト(200メツシュ94%
通過の粉末) フィロケイ酸塩3:カオリン(200メツシュ99%通
過の粉末) フィロケイ酸塩4:活性白土/タルク=1/1(重量比
)混合物(200 メツシュ98%通過の粉 末) 界面活性剤1:ポリオキシエチレンラウリルニ界面活性
剤2: 界面活性剤3ニ ーチル硫酸ナトリウム(アニオ ン) エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミ ノプロピルエチルシゝメチルア ンモニウム(カチオン) ポリオキシエチレンノニルフェ ニルエーテルエチレンオキサ イド10モル付加物(非イオ ン) 表−2 表−2 実施例8・〜13、比較例5〜7 本発明における(a)成分としてアクリルアミド−アク
リル酸ナトリウム共重合体(モル比60:40、分子量
 1800万)、 (b)成分として、実施例8〜10
および比較例5〜6においては、ソジウムベントナイト
(200メツシュ90%通過の粉末)、実施例11〜1
3および比較例においては、カルシウムベントナイト(
200メツシュ90%通過の粉末)、を用い、 (a)
成分と (b)成分の配合比率を種々変えて本発明の固
化剤を得た。
これらの本発明の固化剤を用い、含水比80%のシール
ド工事における掘削土について、固化性能の確認を行っ
た。評価は実施例1と同様に間化スピードの測定、針入
度試験、水中崩壊性試験を行い表−3の結果を得た。
尚、添加量はいずれの場合も6.0kg/m3とした。
表−3 実施例14〜16、比較例8〜9 本発明における(a)成分として、アクリルアミド−ア
クリル酸ナトリウム共重合体(モル比60:40、分子
量1800万)、 (b)成分として、カルシウムベン
トナイト(200メツシュ90%通過の粉末)、 (C
)成分として、ロート油(アニオン系界面活性剤)を用
い、 (a)成分と(b)成分の重量比率を50:50
としたものについて、(a)成分と(b)成分の合計に
対する(c)成分の純分換算における配合比率を種々変
えて本発明の固化剤を得た。
これらの本発明の固化剤を用い、含水比80%のシール
ド工事における掘削土に、更に水を添加して含水比13
0%に調整した模折高含水土について、固化性能の確認
を行った。評価は実施例1と同様に固化スピードの測定
、針入度試験、水中崩壊性試験を行い、表−4の結果を
得た。尚、添加量はいずれの場合も10.0kg/m3
とした。
表−3 表−4 表−2、表−3、表−4の試験結果から明らかなように
、本発明の固化剤を使用することにより(メタ)アクリ
ルアミド(共)重合体と石コウを併用するか、各種の水
溶性高分子化合物と水溶性多価金属塩を併用する固化法
に比べ、極めて短時間のうちに、しかも高含水土壌を強
固に固化させることで作業性が著しく向上することが判
明した。
更に本発明の固化剤を使用すれば、従来の間化法と同様
に含水土壌の水中崩壊性は良好であり、降雨などによる
固化上の流動化および再崩壊に対しても抵抗性に優れる
ことが判明した。
[発明の効果] 本発明の固化剤は以下の効果を奏する。
(1)本発明の間化剤を使用することにより、通常の土
木工事(シールド′工事など)において排出される含水
比100%未満の含水土壌および100%を超える高含
水土壌に対し、極めて短時間で、しかも強固な固化土壌
を得ることが可能であり、従来の固化方法に比べると、
固化スピード、水中崩壊性といった面で、非常に優れた
効果を発揮するものである。また、本発明の固化剤は従
来技術の固化剤に比べ、同一添加量において、同化スピ
ードが大幅に向上すると共に、固化後の土壌は極めて低
い針入度値を示し、強固な状態とすること力くできる。
特に、含水比が100%を超える高含水土壌に対しても
、短時間での間化が可能であり、含水比の影響を受けに
くい。
(2)本発明の固化剤を用いた開化土壌は降雨などによ
り崩壊することなく、長期にわたり安定な固化性状を維
持することができる。
(3)安全性の高い固化剤である。
本発明の固化剤は安全性の高い水溶性高分子と主に天然
に産出されるフィロケイ酸塩鉱物および必要に応じて、
生活産業分野で盛んに使用され、安全性の高い界面活性
剤を用いるため、地下水の汚染や人体への影響に対して
は極めて安全であるといえる。
このように、本発明の固化剤は含水土壌を極めて短時間
で強固に固化させるため、従来以上に工期ノ短縮化が図
れるとともに、これまで固化処理に多量の間化剤を消費
してきた高含水土壌に対しても、経済的な添加量での対
応を可能とした。以上の効果を奏することから本発明の
固化剤は、例えば、今後、発生量が増加しつつある、都
市土木における掘削残土処理などに有用である。
特許出願人 三洋化成工業株式会社 −7;

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水増粘性を有する水溶性高分子化合物(a)および
    フィロケイ酸塩鉱物の粉末(b)からなる含水土壌の固
    化剤。 2、水増粘性を有する水溶性高分子化合物(a)、フィ
    ロケイ酸塩鉱物の粉末(b)および界面活性剤(c)か
    らなる含水土壌の固化剤。 3、水溶性高分子化合物(a)がセルロース誘導体、(
    メタ)アクリルアミド(共)重合体、ポリカルボン酸お
    よびポリカルボン酸のアルカリ金属塩またはアンモニウ
    ム塩からなる群より選ばれる水溶性高分子化合物である
    請求項1または2記載の固化剤。 4、フィロケイ酸塩鉱物(b)がモンモリロナイト族鉱
    物類、雲母族鉱物類、パイロフィライト、ろう石クレー
    およびろう石からなる群より選ばれ、且つ結晶構造が2
    :1型構造(3層構造)のフィロケイ酸塩鉱物である請
    求項1〜3いずれか記載の固化剤。 5、界面活性剤(c)がアニオン系界面活性剤および/
    または非イオン系界面活性剤である請求項2〜4いずれ
    か記載の固化剤。
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