JPH04103032A - 相変化型光ディスクの情報記録方法 - Google Patents
相変化型光ディスクの情報記録方法Info
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- JPH04103032A JPH04103032A JP2218877A JP21887790A JPH04103032A JP H04103032 A JPH04103032 A JP H04103032A JP 2218877 A JP2218877 A JP 2218877A JP 21887790 A JP21887790 A JP 21887790A JP H04103032 A JPH04103032 A JP H04103032A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、情報の記録再生に用いられる相変化型光ディ
スクの情報記録方法に関する。
スクの情報記録方法に関する。
(従来の技術)
近年、大容量メモリーとして光ディスクが注目をあびて
いる。
いる。
光ディスクは、CD(コンパクトディスク)に代表され
る再生専用タイプと、電子式文書ファイルに代表される
1回記録可能な書込み専用タイプと、記録、消去が可能
な書替タイプとに大別される。
る再生専用タイプと、電子式文書ファイルに代表される
1回記録可能な書込み専用タイプと、記録、消去が可能
な書替タイプとに大別される。
また、書替タイプの内、レーザー光の照射により、記録
膜を結晶相と非晶質相とに可逆的に変化させて記録、消
去を行う、いわゆる、相変化型光ディスクが注目をあび
ている。
膜を結晶相と非晶質相とに可逆的に変化させて記録、消
去を行う、いわゆる、相変化型光ディスクが注目をあび
ている。
情報の記録再生で用いられる相変化型の光ディスクとし
ては、カルコゲナイド系材料を記録膜に用いた光ディス
クか検討されている。
ては、カルコゲナイド系材料を記録膜に用いた光ディス
クか検討されている。
相変化型光ディスクの従来技術については、「書換え可
能光ディスク材料」 (奥田昌宏著、株式会社工業調査
会発行、1989年5月20日初版発行)に詳しい。
能光ディスク材料」 (奥田昌宏著、株式会社工業調査
会発行、1989年5月20日初版発行)に詳しい。
相変化型光ディスクは、カルコゲナイド系記録膜の結晶
相、非晶質相の相変化を利用して情報の記録再生を行な
う。従来の相変化型光ディスクの記録手順は次のように
行なわれている。
相、非晶質相の相変化を利用して情報の記録再生を行な
う。従来の相変化型光ディスクの記録手順は次のように
行なわれている。
1)スパッタ、蒸着などで成膜された記録膜は非晶質で
あるので、加熱アニール処理または光ビーム照射などで
、記録膜を結晶相とする。これを初期化または初期結晶
化という。
あるので、加熱アニール処理または光ビーム照射などで
、記録膜を結晶相とする。これを初期化または初期結晶
化という。
2)短パルス、高パワーの記録パルスで結晶の記録膜を
溶融、急冷し非晶質化して記録マークとする。
溶融、急冷し非晶質化して記録マークとする。
3)長パルス、低パワーの消去パルスで非晶質相の記録
マークを結晶化し、記録マークを消去する。
マークを結晶化し、記録マークを消去する。
また、消去パワーに記録パワーを重畳させて、オーバー
ライドを行なうことも検討されている。
ライドを行なうことも検討されている。
(従来例1)
第4図は、従来の記録方法で記録するときに用いられる
記録パルスPとそのときの記録マークMの金属組織を模
式的に示す。回転している光ディスクスに従来の記録パ
ルスPで記録すると記録マークMは涙型となり中心部の
非晶質部すとその周辺の粗大結晶部a、Cは所定の幅と
はならない。
記録パルスPとそのときの記録マークMの金属組織を模
式的に示す。回転している光ディスクスに従来の記録パ
ルスPで記録すると記録マークMは涙型となり中心部の
非晶質部すとその周辺の粗大結晶部a、Cは所定の幅と
はならない。
特に非晶質部すの前後の粗大結晶部aとCの幅が同じに
ならない。これは、記録マークMの前端側の粗大結晶部
aは、十分加熱される前に記録ビームが移動するため加
熱不足となり、逆に、記録マークMの後端側の粗大結晶
部Cは、すでに加熱されている部分からの余熱効果で必
要以上に加熱されるからである。
ならない。これは、記録マークMの前端側の粗大結晶部
aは、十分加熱される前に記録ビームが移動するため加
熱不足となり、逆に、記録マークMの後端側の粗大結晶
部Cは、すでに加熱されている部分からの余熱効果で必
要以上に加熱されるからである。
従って、従来の記録方法では、記録マークの非晶質部す
と粗大結晶部a、cの幅を所定値として記録することは
不可能である。
と粗大結晶部a、cの幅を所定値として記録することは
不可能である。
(従来例2)
第5図は、従来の記録方法の概要を模式的に示す。この
従来例は連続溝(グループ)G、Gに挾まれたランドR
からなる記録トラックTに記録を行なった例を示す。信
号レベルは、0.1の2値に変調され、その2値に対応
した記録レーザパルスPで記録が行なわれる。記録トラ
ックTは予め初期結晶化され、初期結晶化トラックは、
微細結晶dとならている。その初期化トラックTに記録
レーザパルスPで非晶質の記録マークMを形成して記録
を行なう。記録レーザパルスPに対応して、中心部が非
晶質すで、その周辺部が粗大結晶a。
従来例は連続溝(グループ)G、Gに挾まれたランドR
からなる記録トラックTに記録を行なった例を示す。信
号レベルは、0.1の2値に変調され、その2値に対応
した記録レーザパルスPで記録が行なわれる。記録トラ
ックTは予め初期結晶化され、初期結晶化トラックは、
微細結晶dとならている。その初期化トラックTに記録
レーザパルスPで非晶質の記録マークMを形成して記録
を行なう。記録レーザパルスPに対応して、中心部が非
晶質すで、その周辺部が粗大結晶a。
Cからなる涙型の記録マークMが形成される。記録情報
の再生では、記録マークMの中心部の非晶質部分すをレ
ベル1、初期結晶化部の微細結晶部分a、Cをレベル0
として2値情報を再生する。
の再生では、記録マークMの中心部の非晶質部分すをレ
ベル1、初期結晶化部の微細結晶部分a、Cをレベル0
として2値情報を再生する。
この従来の記録方法では、記録マークMの周辺部の粗大
結晶部a、cは初期結晶化部の微細結晶部dとは分離し
て再生に用いていない。そのため、記録マークMを密に
詰めて高密度化しようとすると、最密パターンの再生信
号がオーバーラツプしてしまい、記録マークMの大きさ
以上に高密度化することは困難であった。
結晶部a、cは初期結晶化部の微細結晶部dとは分離し
て再生に用いていない。そのため、記録マークMを密に
詰めて高密度化しようとすると、最密パターンの再生信
号がオーバーラツプしてしまい、記録マークMの大きさ
以上に高密度化することは困難であった。
(発明か解決しようとする課題)
従来は、記録マークMの大きさは光ビームの集光スポッ
トの大きさで決まり、さらに高密度記録するためには、
より短波長の光ビームを用いることが必要である。
トの大きさで決まり、さらに高密度記録するためには、
より短波長の光ビームを用いることが必要である。
したがって、従来の半導体レーザを用いた記録再生で、
記録マークの大きさを小さくして高密度化することは困
難であった。記録マークを密に詰めようとすると、再生
信号の分離が困難となり、従来の記録方法では高密度化
には限界があった。
記録マークの大きさを小さくして高密度化することは困
難であった。記録マークを密に詰めようとすると、再生
信号の分離が困難となり、従来の記録方法では高密度化
には限界があった。
そこで、この発明は、光ビームの回折限界がらくる記録
マークの大きさによる記録密度の限界を向上させ、高密
度記録を可能とした相変化型光ディスクの情報記録方法
を提供することを目的とする。
マークの大きさによる記録密度の限界を向上させ、高密
度記録を可能とした相変化型光ディスクの情報記録方法
を提供することを目的とする。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
本発明は、上記課題を解決するために、光ビームを照射
して記録膜に相変化を生じさせることにより、情報を記
録する相変化型光ディスクの情報記録方法であって、光
ビームが照射されて形成された記録マーク中心部の非晶
質相、記録マーク周辺部の粗大結晶、初期非晶質相との
3種類の相状態をそれぞれ記録情報に対応させて3値記
録を行うようにしたものである。
して記録膜に相変化を生じさせることにより、情報を記
録する相変化型光ディスクの情報記録方法であって、光
ビームが照射されて形成された記録マーク中心部の非晶
質相、記録マーク周辺部の粗大結晶、初期非晶質相との
3種類の相状態をそれぞれ記録情報に対応させて3値記
録を行うようにしたものである。
(作 用)
相変化型光ディスクの記録マークの組織は、記録のとき
の溶融、冷却の冷却速度によって決定される。すなわち
、溶融凝固するときの冷却速度が、非晶質化の臨界冷却
速度より大きい部分が非晶質化し、臨界冷却速度に達し
ない部分は結晶化する。
の溶融、冷却の冷却速度によって決定される。すなわち
、溶融凝固するときの冷却速度が、非晶質化の臨界冷却
速度より大きい部分が非晶質化し、臨界冷却速度に達し
ない部分は結晶化する。
結晶成長は熱流に沿う方向に生じるので、記録マークは
その中心部が非晶質相で、その周辺部は粗大な放射状の
柱状晶からなる金属組織となる。
その中心部が非晶質相で、その周辺部は粗大な放射状の
柱状晶からなる金属組織となる。
相変化型光ディスクの記録膜の記録のときの冷却速度は
、記録膜自体によっても多少変化するが、それ以上に保
護膜、反射膜、基板材料などの層構成に大きく影響され
る。また、記録光ビームのパルス形状にも依存する。
、記録膜自体によっても多少変化するが、それ以上に保
護膜、反射膜、基板材料などの層構成に大きく影響され
る。また、記録光ビームのパルス形状にも依存する。
したがって、その層構成および光ビームパルスプロファ
イル等から記録マークの冷却速度を制御して、記録マー
ク中心部の非晶質相の幅と周辺部の粗大結晶相の幅を所
定の幅とすることが可能である。
イル等から記録マークの冷却速度を制御して、記録マー
ク中心部の非晶質相の幅と周辺部の粗大結晶相の幅を所
定の幅とすることが可能である。
成膜したままの非晶質相は、記録マークの非晶質相とは
同じ非晶質でも結晶状態が異なるので、記録マーク中心
部の非晶質相とは、形態的に区別できる。
同じ非晶質でも結晶状態が異なるので、記録マーク中心
部の非晶質相とは、形態的に区別できる。
以上から、記録マーク中心部の非晶質相、記録マーク周
辺部の粗大結晶相、及び初期非晶質相の3種類の相状態
をとらせて、各相状態をそれぞれ情報に対応させること
で、3値記録を行なうことができる。
辺部の粗大結晶相、及び初期非晶質相の3種類の相状態
をとらせて、各相状態をそれぞれ情報に対応させること
で、3値記録を行なうことができる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
る。
第1図に本発明の詳細な説明する。第1図は、記録トラ
ックTに本発明の記録方法で3値記録を行なった実施例
を示す。この実施例では、連続溝(グループ)G、Gに
挾まれたランド部Rからなる記録トラックTに記録を行
なった例を示す。
ックTに本発明の記録方法で3値記録を行なった実施例
を示す。この実施例では、連続溝(グループ)G、Gに
挾まれたランド部Rからなる記録トラックTに記録を行
なった例を示す。
信号レベルは、0.1.2の3値に変調され、その3値
に対応した記録レーザパルスPで記録が行なわれる。記
録トラックTは成膜のままの非晶質相となっている。そ
の初期非晶質相トラックに記録レーザパルスで3値の記
録マークMを形成して3値記録を行なう。
に対応した記録レーザパルスPで記録が行なわれる。記
録トラックTは成膜のままの非晶質相となっている。そ
の初期非晶質相トラックに記録レーザパルスで3値の記
録マークMを形成して3値記録を行なう。
記録レーザパルスPに対応して中心部が非晶質すで、そ
の周辺部が粗大結晶a、cからなる記録マークMか形成
される。
の周辺部が粗大結晶a、cからなる記録マークMか形成
される。
記録情報の再生では、記録マークMの中心部の非晶質部
分すをレベル2、記録マークMの周辺部の粗大結晶部a
、cをレベル1、また、初期非晶質部dをレベル0とし
て3値情報を再生する。
分すをレベル2、記録マークMの周辺部の粗大結晶部a
、cをレベル1、また、初期非晶質部dをレベル0とし
て3値情報を再生する。
この3値記録方法では、記録マークMの非晶質相すの両
隣は粗大結晶相a、eとなるという規則性がある。1度
記録したトラックTにオーバーライドすることで、粗大
結晶相を連続させることも可能である。
隣は粗大結晶相a、eとなるという規則性がある。1度
記録したトラックTにオーバーライドすることで、粗大
結晶相を連続させることも可能である。
なお、先ビームBの記録パルスPの光パワーを、非晶質
部分すに対応する部分が高いレベルH2となっており、
また、その後段側は涙量の記録マークか形成されないよ
うにhだけ低いレベルH1に設定されている。
部分すに対応する部分が高いレベルH2となっており、
また、その後段側は涙量の記録マークか形成されないよ
うにhだけ低いレベルH1に設定されている。
第2図に本発明の適用か可能な相変化型光ディスクDの
層構成の1例を模式的に示す。本発明においても従来の
相変化型光ディスクDの層構成を用いることができる。
層構成の1例を模式的に示す。本発明においても従来の
相変化型光ディスクDの層構成を用いることができる。
第2図では本発明の適用が可能な3値記録用の相変化型
光ディスクDは、光デイスク基板10と、この光デイス
ク基板10上に順次積層された保護層11、記録層12
、保護層13、反射層14、および保護層15から構成
されている。
光ディスクDは、光デイスク基板10と、この光デイス
ク基板10上に順次積層された保護層11、記録層12
、保護層13、反射層14、および保護層15から構成
されている。
この層構成は単板の場合の例であり、記録層12のある
面を内側にしてこの単板光デイスク2枚を貼り合わせ両
面使用の光ディスクとすることも可能である。
面を内側にしてこの単板光デイスク2枚を貼り合わせ両
面使用の光ディスクとすることも可能である。
また、用途に応じて保護層11、保護層13、反射層1
4、保護層]5はそれぞれ省略することも可能である。
4、保護層]5はそれぞれ省略することも可能である。
光デイスク基板〕0は、透明で経時変化が少ない材料、
例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)のような
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、
スチレン樹脂、またはガラス等で形成される。記録フォ
ーマットに応じて連続溝、サンプルサーボマーク、プリ
フォーマットマーク等が形成される。
例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)のような
アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、
スチレン樹脂、またはガラス等で形成される。記録フォ
ーマットに応じて連続溝、サンプルサーボマーク、プリ
フォーマットマーク等が形成される。
記録層12は、光ビームが照射されることにょり状態が
変化する材料で形成されている。このような相変化型材
料としては、GeTe系、TeSe系、Ge5bSe系
、TeOx系、InSe系、Ge5bTe系等のカルコ
ゲナイド系アモルファス半導体材料やI nSb系、G
aSb系、In5bTe系等の化合物半導体材料などを
用いることができる。この記録層12は、真空蒸着法や
スパッタリング法等で形成することができる。この記録
層12の膜厚としては、実用上数nl−数μ−の範囲で
あることが好ましい。
変化する材料で形成されている。このような相変化型材
料としては、GeTe系、TeSe系、Ge5bSe系
、TeOx系、InSe系、Ge5bTe系等のカルコ
ゲナイド系アモルファス半導体材料やI nSb系、G
aSb系、In5bTe系等の化合物半導体材料などを
用いることができる。この記録層12は、真空蒸着法や
スパッタリング法等で形成することができる。この記録
層12の膜厚としては、実用上数nl−数μ−の範囲で
あることが好ましい。
保護層11.13は、記録層12を挾むように配設され
ており、記録ビームBの照射により記録層12が、飛散
したり、穴がおいてしまうことを防止する役割を有して
いる。また、記録のときの記録層12の加熱、冷却の熱
拡散を制御する役割もある。この保護層11.13は、
S iO2、S iOs A IN SA 11203
、ZrO2、”rio2、Ta2O3、ZnS、Si。
ており、記録ビームBの照射により記録層12が、飛散
したり、穴がおいてしまうことを防止する役割を有して
いる。また、記録のときの記録層12の加熱、冷却の熱
拡散を制御する役割もある。この保護層11.13は、
S iO2、S iOs A IN SA 11203
、ZrO2、”rio2、Ta2O3、ZnS、Si。
またはGe等を真空蒸着法やスパッタリング法などで形
成することができる。保護層11.13の膜厚は実用上
数n−〜数μ麿であることが好ましい。
成することができる。保護層11.13の膜厚は実用上
数n−〜数μ麿であることが好ましい。
反射層14は、記録層12の光学的変化を光学的にエン
ハンスして再生信号を増大させる効果と記録層12の冷
却効果がある。この反射層14は、A u s A f
l s CLl % N I Cr合金等の金属膜を
真空蒸着法やスパッタリング法などで形成することかで
きる。反射層14の膜厚は、実用上数n層〜数μmであ
ることが好ましい。
ハンスして再生信号を増大させる効果と記録層12の冷
却効果がある。この反射層14は、A u s A f
l s CLl % N I Cr合金等の金属膜を
真空蒸着法やスパッタリング法などで形成することかで
きる。反射層14の膜厚は、実用上数n層〜数μmであ
ることが好ましい。
保護層15は、相変化型光ディスクDを取り扱う上での
、傷、はこり等を防止するために配設されるものであり
、通常、紫外線硬化樹脂などにより形成される。この保
護層15は、例えば紫外線硬化樹脂をスピンコード法に
より反射層14の表面に塗布し、紫外線を照射して硬化
させて形成する。
、傷、はこり等を防止するために配設されるものであり
、通常、紫外線硬化樹脂などにより形成される。この保
護層15は、例えば紫外線硬化樹脂をスピンコード法に
より反射層14の表面に塗布し、紫外線を照射して硬化
させて形成する。
この保護層15の膜厚としては、実用上数μm〜数百μ
磨の範囲であることが好ましい。
磨の範囲であることが好ましい。
本発明の3値記録を行なうためには、記録のときの記録
層12の冷却速度を制御することが必要である。この冷
却速度の制御は、前述の保護層11.13、反射層14
、記録層12の材料及び膜厚を所定の材料、膜厚とする
ことで可能である。
層12の冷却速度を制御することが必要である。この冷
却速度の制御は、前述の保護層11.13、反射層14
、記録層12の材料及び膜厚を所定の材料、膜厚とする
ことで可能である。
例えば、記録層12の冷却速度を高めるには、記録層1
2の膜厚を薄くする。保護層2,3の材料を熱伝導率の
高い材料とする。反射層14の膜厚を厚くする。反射層
14に熱伝導率の高い材料を用いる。等が有効である。
2の膜厚を薄くする。保護層2,3の材料を熱伝導率の
高い材料とする。反射層14の膜厚を厚くする。反射層
14に熱伝導率の高い材料を用いる。等が有効である。
また、本発明の3値記録を行なうためには、記録レーザ
パルスPのプロファイルを工夫することも有効である。
パルスPのプロファイルを工夫することも有効である。
第3図は、本発明を実現するために有効な記録レーザパ
ルスPのプロファイルの1例と、そのときの記録マーク
Mの金属組織を模式的に示す。
ルスPのプロファイルの1例と、そのときの記録マーク
Mの金属組織を模式的に示す。
この例では、記録パルスPの立ち上がりの光パワーを高
めた記録パルスPを用いている。この様な記録パルスP
を用いることで、非晶質部すと粗大結晶部a、cの幅を
所定の幅とした記録マークMを形成できる。
めた記録パルスPを用いている。この様な記録パルスP
を用いることで、非晶質部すと粗大結晶部a、cの幅を
所定の幅とした記録マークMを形成できる。
従って、非晶質部b、粗大結晶部a、cおよび初期非晶
質部dとで高密度な3値記録が可能となる。
質部dとで高密度な3値記録が可能となる。
しかして、相変化型光ディスクDの記録マークMの組織
は、記録のときの溶融、冷却の冷却速度によって決定さ
れる。すなわち、溶融凝固するときの冷却速度が、非晶
質化の臨界冷却速度より大きい部分が非晶質化し、臨界
冷却速度に達しない部分は結晶化する。結晶成長は熱流
に沿う方向に生じるので、記録マークMはその中心部が
非晶質相すで、その周辺部は粗大な放射状の柱状晶a。
は、記録のときの溶融、冷却の冷却速度によって決定さ
れる。すなわち、溶融凝固するときの冷却速度が、非晶
質化の臨界冷却速度より大きい部分が非晶質化し、臨界
冷却速度に達しない部分は結晶化する。結晶成長は熱流
に沿う方向に生じるので、記録マークMはその中心部が
非晶質相すで、その周辺部は粗大な放射状の柱状晶a。
Cからなる金属組織となる。
相変化型光ディスクDの記録膜の記録のときの冷却速度
は、記録膜自体によっても多少変化するが、それ以上に
保護膜、反射膜、基板材料などの層構成に大きく影響さ
れる。また、記録光ビームBのパルス形状にも依存する
。
は、記録膜自体によっても多少変化するが、それ以上に
保護膜、反射膜、基板材料などの層構成に大きく影響さ
れる。また、記録光ビームBのパルス形状にも依存する
。
したがって、その層構成および光ビームパルスプロファ
イル等から記録マークMの冷却速度を制御して、記録マ
ークMの中心部の非晶質相すの幅と周辺部の粗大結晶相
a、cの幅を所定の幅とすることが可能である。
イル等から記録マークMの冷却速度を制御して、記録マ
ークMの中心部の非晶質相すの幅と周辺部の粗大結晶相
a、cの幅を所定の幅とすることが可能である。
成膜したままの非晶質相dは、記録マークMの非晶質相
すとは同じ非晶質でも結晶状態が異なるので、記録マー
クMの中心部の非晶質相すとは形態的に区別できる。
すとは同じ非晶質でも結晶状態が異なるので、記録マー
クMの中心部の非晶質相すとは形態的に区別できる。
以上から、記録マークMの中心部の非晶質相b、記録マ
ークMの周辺部の粗大結晶相a、C1及び初期非晶質相
dの3種類の相状態をとらせて、各相状態をそれぞれ情
報に対応させることで、3値記録を行なうことができる
。
ークMの周辺部の粗大結晶相a、C1及び初期非晶質相
dの3種類の相状態をとらせて、各相状態をそれぞれ情
報に対応させることで、3値記録を行なうことができる
。
なお、上述の一実施例ではランド部分Rに記録マークM
を形成したが、グループ部分Gであっても良く、両方に
形成しても良い。
を形成したが、グループ部分Gであっても良く、両方に
形成しても良い。
その他、本発明は上記一実施例には限らず、要旨を変え
ない範囲で種々変形実施可能であることは勿論である。
ない範囲で種々変形実施可能であることは勿論である。
[発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、従来の相変化型光
ディスクの記録方式よりも高密度な記録方式を提供する
ことかできる。また、高密度化のために特に短波長の光
ビームを用いなくとも、従来の波長の光ビームで高密度
化ができる。さらに、従来より波長の短い光ビームを用
いて、本発明の記録方法を適用することもでき、その場
合は、より高密度化が可能であるといった効果を奏する
。
ディスクの記録方式よりも高密度な記録方式を提供する
ことかできる。また、高密度化のために特に短波長の光
ビームを用いなくとも、従来の波長の光ビームで高密度
化ができる。さらに、従来より波長の短い光ビームを用
いて、本発明の記録方法を適用することもでき、その場
合は、より高密度化が可能であるといった効果を奏する
。
第1図はこの発明の実施例に係わる相変化型光ディスク
の3値記録の概略を模式的に示す図、第2図はこの発明
の適用される相変化型光ディスク記録媒体の断面図、第
3図はこの発明に用いられる記録パルスとそのときの記
録マークを模式的に示す図、第4図は従来の記録パルス
とそのときの記録マークを模式的に示す図、第5図は従
来の相変化型光ディスクの2値記録の概略を模式的に示
す図である。 10・・・光デイスク基板、11・・・保護層、12・
・・記録層、13・・・保護層、14・・・保護層、1
5・・・保護層、a・・粗大結晶相、b・・非晶質相、
C・・・粗大結晶相、d・・・初期非晶質相、B・光ビ
ーム、D・・光ディスク、M・・記録マーク。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図
の3値記録の概略を模式的に示す図、第2図はこの発明
の適用される相変化型光ディスク記録媒体の断面図、第
3図はこの発明に用いられる記録パルスとそのときの記
録マークを模式的に示す図、第4図は従来の記録パルス
とそのときの記録マークを模式的に示す図、第5図は従
来の相変化型光ディスクの2値記録の概略を模式的に示
す図である。 10・・・光デイスク基板、11・・・保護層、12・
・・記録層、13・・・保護層、14・・・保護層、1
5・・・保護層、a・・粗大結晶相、b・・非晶質相、
C・・・粗大結晶相、d・・・初期非晶質相、B・光ビ
ーム、D・・光ディスク、M・・記録マーク。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図
Claims (1)
- (1)光ビームを照射して記録膜に相変化を生じさせる
ことにより、情報を記録する相変化型光ディスクの情報
記録方法であって、 光ビームが照射されて形成された記録マーク中心部の非
晶質相、記録マーク周辺部の粗大結晶、初期非晶質相と
の3種類の相状態をそれぞれ記録情報に対応させて3値
記録を行うことを特徴とする相変化型光ディスクの情報
記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218877A JPH04103032A (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 相変化型光ディスクの情報記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2218877A JPH04103032A (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 相変化型光ディスクの情報記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04103032A true JPH04103032A (ja) | 1992-04-06 |
Family
ID=16726710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2218877A Pending JPH04103032A (ja) | 1990-08-22 | 1990-08-22 | 相変化型光ディスクの情報記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04103032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990065561A (ko) * | 1998-01-14 | 1999-08-05 | 구자홍 | 광 기록 방법 |
-
1990
- 1990-08-22 JP JP2218877A patent/JPH04103032A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990065561A (ko) * | 1998-01-14 | 1999-08-05 | 구자홍 | 광 기록 방법 |
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