JPH04102855A - 光硬化型組成物 - Google Patents

光硬化型組成物

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JPH04102855A
JPH04102855A JP22196790A JP22196790A JPH04102855A JP H04102855 A JPH04102855 A JP H04102855A JP 22196790 A JP22196790 A JP 22196790A JP 22196790 A JP22196790 A JP 22196790A JP H04102855 A JPH04102855 A JP H04102855A
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JP
Japan
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wavelength
compound
compd
region
cyanine
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Pending
Application number
JP22196790A
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English (en)
Inventor
Naomichi Kobayashi
直道 小林
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光硬化型組成物に係り、特に可視光領域から近
赤外領域の波長に感度特性を持つ光硬化型組成物に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、例えは、紫外光領域や可視光領域に感度を持つ光
硬化型組成物を表面に塗着してなる感光記録媒体が存在
する。この場合、画像情報に基ついて光を媒体に照射し
、光の当った領域のみを光硬化させることにより画像を
記録することか行なわれている。
このような媒体に用いられる光硬化型組成物としては既
に各種の物が知られており、一般には、ラジカル重合性
不飽和基含有化合物をベース材料とし、これに光重合開
始剤、増感剤などが配合される。この場合、光重合開始
剤としては、ベンジル、ミヒラーケトン、ジエチルチオ
キサントン、ベンゾフェノン、アセトフェノン等単独で
用いられるものや、複合系光重合開始剤、例えば染料と
脂肪族アミンの複合開始剤系(特公昭4420189号
公報)、ヘキサアリールビイミダゾールとラジカル発生
剤および染料からなる複合系(特公昭45−37377
号公報)、ヘキサアリ−ルビイミダゾールとp−ジアル
キルアミノベンジリデンケトンの複合系(特開昭47−
2528号公報)、環状シス−α−ジカルボニル化合物
と染料の複合系(特開昭48−84183号公報)、カ
ルボニル化合物と3級アミンの複合系(特開昭52−4
34692号公報)、置換−トリアジンとメロシアニン
色素の複合系(特開昭54151−024号公報)、ビ
イミダゾールとインダノンの複合系(特開昭54−15
5292号公報)、ヘキサアリールビイミダゾールとp
−ジアルキルアミノスチルベン誘導体の複合系(特開昭
57−21401.号公報)、ヘキサアリールビイミダ
ゾールとp−アルキルアミノシンナミリデン誘導体の複
合系(特開昭58−19315号公報)、トリアジン誘
導体とシアニン染料の複合系(特開昭58−29803
号公報)、トリアジン誘導体とチアピリリウム塩の複合
系(特開昭5840302号公報)、ヘキサアリールビ
イミダゾールとn−ジアルキルアミノスチルベンゼン誘
導体またはp−ジアルキルアミノフェニルブタジェニル
誘導体とチオール化合物の複合系(特開昭59−564
03号公報)、ケトン置換誘導体と有機ペルオキシドの
複合系(特開昭6032801号公報)、α−ジケトン
とメルカプトカルボン酸の複合系(特開昭61=258
802号公報)、α−ジケトンとポリスルフィドの複合
系(特開昭61−258803号公報)等の光重合開始
剤が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの従来の単独の光重合開始剤を使
った光硬化型組成物は、光硬化波長か400nm以下で
あり、複合系光重合開始剤を用いた場合であってもせい
ぜい可視光領域の下限に近い400nm程度の光硬化波
長しか得られなかった。
また、金属アレーン化合物の光重合開始剤と波長増感剤
とを組み合わせて光硬化波長を可視光上町の700nm
近くまで増感可能にさせたものも本出願人からすでに出
願されているが、このものは近赤外領域では感度がなく
、比較的安価で小型の半導体レーザー装置か発振する近
赤外領域の光では硬化しないものであった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、その目的は、可視光領域から近赤外領域の波
長領域まで感度特性を持つ光硬化型組成物を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明の光硬化型組
成物は、ラジカル重合性不飽和基含有化合物をベース材
料とし、これに光重合開始剤として金属アレーン化合物
を適量配合し、更に波長増感剤として赤外線吸収剤であ
るシアニン系化合物を少量加えてなる。
本発明に用いられるラジカル重合性不飽和基含有化合物
は、特に限定されないが、一般にはNビニル−2−ピロ
リドン、ビスフェノールAジアクリレートおよびメタク
リレート、トリプロピレングリコールジアクリレートお
よびメタクリレート、ポリエチレングリコールジアクリ
レートおよびメタクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレートおよびメタクリレート、ジペンタエリス
リトールへキサアクリレートおよびメタクリレート、ト
リメチロールプロパントリアクリレートおよびメタクリ
レ−1・、オリゴエテルアクリレートおよびメタクリレ
ート等が挙げられる。また、これらのラジカル重合性不
飽和基含有化合物は単独であっても良いし、あるいは2
種以上を混合した物であってもよい。
このようなラジカル重合性不飽和基含有化合物には、光
重合開始剤である金属アレーン化合物が含有される。
金属アレーン化合物は下記(1)式に表されるような構
造式で示される。
× ここで、MlはFe等の金属を表わし、好適には鉄など
が挙げられる。また、Xはベンゼン環を少なくとも1つ
含む基であり、好適にはベンゼン等が挙げられる。Y−
はBF4−  PF6A s F 6−等の塩基性イオ
ン物質を示す。
このような金属アレーン化合物は、ラジカル重合性不飽
和基化合物に対し、0.01〜20重量%、より好まし
くは1〜10重量%含有される。
この値が20重量%を超えるとモノマーに分散しないと
いう不都合が生じ、この値が0.01重量%未満となる
と硬化しないという不都合が生じる。
さらに、ラジカル重合性不飽和基含有化合物には、波長
増感剤としてのシアニン系の化合物が含有される。シア
ニン系化合物は下記(2)式に表されるような一般式で
示され、共役鎖長、異部環および置換基等を変えること
により種々のシアニン系の化合物が形成される。
ここて、RおよびR2はそれぞれアルキル■ 基を表し、好適には炭素数1〜3のものか好ましい。Y
lおよびY2はそれぞれCH−CH3、N−CH、C(
CH3)  、OlS、Seなどを表す。nは正の整数
を示す。X  はカウンタ−イオン示す。
このようなシアニン系化合物は、ラジカル重合性不飽和
基含有化合物に対し、0.01〜10重量%、より好ま
しくは0.05〜5重量%含有される。この値が10重
量%を超えると硬化しないという不都合か生じ、この値
が0.01重量%未満となると波長増感しないという不
都合が生じる。
〔作用〕
上記の構成を有する本発明の光硬化型組成物によれば、
波長増感剤であるシアニン系化合物か光を受けると、(
3)式のように励起し、次に(4)式のように電子移動
により光重合開始剤がラジカル化する。
そして、このラジカル物質が、(5)式のようにラジカ
ル重合性不飽和基含有化合物を付加重合させる。
r D        D*         ・・・ (
3)D*+R−−→D + R・     ・・・(4
)R・+M+M+M+→RM・+M十M+→RMM −
M+               ・・・ (5)[
式中、 D 、シアニン系の化合物 R光重合開始剤 R・ 光重合開始剤のラジカル物質 M ・ラジカル重合性不飽和基含有化合物(モノマー)
を示す] 〔実施例〕 以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明する
実験例1(本発明) ラジカル重合性不飽和基含有化合物としてポリエチレン
グリコールジアクリレートとジペンタエリスリトールへ
キサアクリレートとの2種混合材料をベース材料として
用い、これに光重合開始剤として鉄アレーン化合物(X
をベンゼン、YをP F 6− とした)を、また、波
長増感剤として下記(6)式 で示されるシアニン系化合物である2−[2−クロロ−
3−[(1,3−ジヒドロ−1−,3,3トリメチル−
2H−インドール−2−イリデン)エチリデン]−1−
シクロヘキサン−1−イル]エチニル] −1,3,3
−トリメチル−3H−インドリウム塩を以下の配合量(
比率)で確定して配合の仕方としては、前述した2種類
のラジカル重合性不飽和基含有化合物を前記配合比率に
て混合し、これに光重合剤としての鉄アレーン化合物と
波長増感剤としての2− [2−[クロロ−3[1,3
−ジヒドロ−1,3,3−1−リメチル=2H−インド
ールー2−イリデン)エチリデン]−1−シクロヘキサ
ン−1−イル]エチニル]1.3.3−1リメチル−3
H−インドリウム塩を上記配合比率で混ぜた。そして、
超音波照射により混合攪拌しながら、100℃程度の加
熱温度で約15分間加熱混練して本発明組成物を得た。
加熱温度は室温(206C)以上ないし200°C以下
、好ましくは50〜150℃が適当であり、また加熱混
練に要する時間は10分以上とした。
実験例2(比較例) 上記実験例1の波長増感剤をエオシンY(配合量は実験
例1に対応させ、ラジカル重合性不飽和基含有化合物1
0g当り0.1gとした)に変えた以外は、実験例1と
同様にした。
実験例3(比較例) 上記実験例1の波長増感剤をローダミンB(配合量は実
験例1に対応させ、ラジカル重合性不飽和基含有化合物
10g当り0.1gとした)に変えた以外は、実験例1
と同様にした。
実験例4(比較例) 上記実験例1の波長増感剤をメチレンブルー(配合量は
実験例1に対応させ、ラジカル重合性不飽和基含有化合
物Log当り0.1gとした)に変えた以外は、実験例
1と同様にした。
上記各実験例で得られた組成物を用いて、実際に各組成
物の光硬化性を調べた。実験方法としては、得られた組
成物をポリエステルシート面に塗布し、分光感度計によ
り光硬化エネルギーを測定することにより行なった。
結果を表1に示す。
表  1 和基含有化合物の光硬化重合に際し、金属アレン化合物
の光重合開始剤とシアニン系化合物との相乗硬化により
、光硬化波長を可視光領域から近赤外光領域にもつよう
にしたもので、従来のような高価な可視光レーザー装置
を使う必要がなく、比較的安価で小型の半導体レーザー
装置を使うことができるという効果がある。
表1より明らかなように本発明に係る実験例の組成物に
よれば、光硬化波長は、本発明組成物の方が、比較例組
成物のような可視光領域だけに限定されず、可視光領域
から近赤外光領域で硬化することがわかった。尚、本発
明は上記実施例に限定される物ではなく、その趣旨を逸
脱しない範囲において種々の変形を加えることができる
〔発明の効果〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ラジカル重合性不飽和基含有化合物をベース材料と
    し、これに少なくとも金属アレーン化合物とシアニン系
    化合物とを含有させて成ることを特徴とする光硬化型組
    成物。 2、前記ラジカル重合性不飽和基含有化合物に対し、金
    属アレーン化合物が0.01〜20重量%、シアニン系
    化合物が0.01〜10重量%含有されることを特徴と
    する請求項1記載の光硬化型組成物。
JP22196790A 1990-08-22 1990-08-22 光硬化型組成物 Pending JPH04102855A (ja)

Priority Applications (2)

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JP22196790A JPH04102855A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 光硬化型組成物
US08/287,585 US5514521A (en) 1990-08-22 1994-08-08 Photocurable composition

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22196790A JPH04102855A (ja) 1990-08-22 1990-08-22 光硬化型組成物

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07134409A (ja) * 1993-11-09 1995-05-23 Nippon Kayaku Co Ltd 光造形用樹脂組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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