JPH04102749A - 同心２出力軸減速機を備えた攪拌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は同心の２本以上の出力軸から減速回転を取り出
すようにした減速機の構造に閤し、更に詳しくは、１個
の回転駆動モータによって同心の２本以上の出力軸から
減速回転を取り出すようにした減速機に関する。

（従来の技術） 攪拌槽の中には２本の回転軸に攪拌翼を取り付け、該攪
拌翼をモータによって同方向あるいは逆方向に減速回転
させて均一混合や反応促進を行なっている型式のものが
ある。

上記公知の減速機の一例を第３図及び第４図を参照して
説明する。

攪拌槽１には２本の出力軸２．３に取り付けられた攪拌
翼４．５が浸けられており、該出力軸２．３は個々のモ
ータ６．７によってそれぞれ別個に減速回転させられて
いる。

出力軸２は中空の一出力輸３を貫通して設けられ、出力
軸２はモータ６の出力回転軸８に直結されている。出力
軸３は端部に歯車９が取り付けられており、該歯＄９は
モータ３の出力回転軸１０に取り付けられたビニオン１
１と噛合している。モータ６．７は遊星歯車減速機等の
減速機付終モータとなっており、出力回転軸８．１０か
らはモータの回転を減速して取り出すものとなっている
。

（発明が解決しようとする課題） 上記公知の減速機では、２本の出力軸２．３から減速回
転を取り出すために２個の減速機付きのモータ６．７を
設けた構造となっているため、減速回転の機構が複雑か
つ大形化する上、高コストとなってしまう。

更に、２個の減速機付きモータ６．７を設置しているた
め、攪拌槽１の上部構造に制約を受け、攪拌槽１のレイ
アウトに困難が生ずる場合もあった。

更に、３本以上の出力軸から減速回転を取り出すには、
該出力軸の本数だけのモータを必要とし、前記問題点が
一層大きくなってしまう。

前記問題点を改善するため、１個のモータからの出力回
転を一方では第１の出力軸へ伝達し、他方では歯車伝達
機構を介して第２の出力軸へ伝達することも可能である
が、該歯車伝達機構が第２のモータと同様にスペースを
取る上、高コストの原因となってしまう。

そこで、本発明の目的は、上記問題点を改善し、１個の
モータで２本以上の出力軸を減速回転させるようにする
と同時にＷ１構をコンパクトにした同心多出力軸減速機
を提供するにある。

（課題を解決するための手段） 本発明の特徴とするところは、モータの出力回転が減速
されて与えられる中間軸と、該中間軸に設けられた複数
の太陽歯車と、前記複数の太陽歯車と噛合する複数の固
定遊星歯車と、該固定遊星歯車と内接噛合する複数の回
転内歯歯車と、該回転内歯歯車に設けられた複数の出力
軸とからなり、該出力軸の内最内周に位置する出力軸を
除いてそれぞれの出力軸が中空となっており、それぞれ
の出力軸の中空部分を他の出力軸が貫通して設けられて
なることにある。

（実施例） 以下、図によって本発明の詳細な説明する。

第１図は、本発明の一実施例になる同心多出力軸減速機
の断面図である。

モータ２１の出力回転軸２２には太陽歯車２３が設けら
れ、該太陽歯車２３には公転遊星歯車２４が噛合してい
る。また、公転遊星歯車２４は固定内歯歯車２５にも内
接噛合している。

公転遊星歯車２４の支持軸２６はキャリヤ２７に固定さ
れている。キャリヤ２７の中心には中間軸２８が設けら
れ、該中間軸２８には第１の太陽歯車２９と第２の太陽
歯車３０が設けられている。

そして、第１の太陽歯車２９は第１の固定遊星歯車３１
と噛合しており、該第１の固定遊星歯車３１は第１の回
転内歯歯車３２と内接噛合している。また、第１の固定
遊星歯車３１の支持軸３３はケーシング３４に固定され
ている。

前記第１の回転内歯歯車３２には第１の出力軸３５が設
けられ、該ＷＩＪ１の出力軸３５には図示しない攪拌翼
が設けられている。

前記第２の太陽歯車３０には第２の固定遊星歯車３６が
噛合しミ該第２の固定遊星歯車３６の支持軸は前記第１
の固定遊星歯車３１の支持軸３３と同軸となっており、
同様にケーシング３４に固定されている。なお、第２の
固定遊星歯車３６の支持軸は第１の固定遊星歯車３１の
支持軸３３と別軸とすることもできる。そして、第２の
固定遊星歯車３６は第２の回転内歯歯車３７と内接噛合
しており、該第２の回転内歯歯車３７にはｔｌ＆２の出
力軸３８が設けられている。

第２の出力軸３８は中空となっており、該中空部分を前
記第１の出、力軸３５が貫通して設けられている。更に
、第２の出力軸３８は軸受３９によって回転支持されて
おり、該第２の出力軸３８には図示しない攪拌翼が設け
られている。

また、第１の出力軸３５と中空の第２の出力軸３８との
間にも軸受４０が設けられている。

以上のように構成された本発明の一実施例になる減速機
の作用を以下に説明する。

モータ２１の出力回転は出力回転軸２２に設けられた太
陽歯車２３を介して公転遊星歯車２４の公転となり、該
公転遊星歯車２４の公転は支持軸２６を介してキャリヤ
２７の減速回転として取り出され、該キャリヤ２７は中
間軸２８を介して第１の太陽歯車２９及び第２の太陽歯
車３０を回転させる。

そして、第１の太陽歯車２９は第１の固定遊星歯車３１
を回転（自転）させ、該第１の固定遊星歯車３１の回転
は第１の回転内歯歯＊３２に与えられ、第１の出力軸３
５の減速回転として取り出される。

一方、第２の太陽歯車３０は第２の固定遊星歯車３６を
回転（自転）させ、該第２の固定遊星歯車３６の回転に
よって第２の回転内歯歯車３７が減速回転され、該減速
回転は第２の出力軸３８から取り出される。

この実施例では、第１の出力軸３５の回転方向と第２の
出力軸３８の回転方向とは互いに逆方向となっている。

そして、中間軸２８の回転数を１とした場合の第１の出
力軸３５の減速比１１は第１の太陽歯車２９の歯数をＺ
ｌ、・固定内歯＠＄３２の歯数を２２として １１”　　ｚ２／ｚ ここで、符号−は第１の出力軸３５の回転方向が中間軸
２８の回転方向と逆方向であることを示す。

又、中間軸２８の回転数を１とした場合の第２の出力軸
３８の減速比１２は第２の太陽歯車３０の歯数を２７、
第２の回転内歯歯車３７の歯数をｚ４として ；２＝−Ｚ４／２３ ここで、符号−は第３の出力軸３８の回転方向が中間軸
２８の回転方向と逆方向であることを示す。

又、第１の出力軸３５と第２の出力軸３８との間の回転
比（ｉ、／ｉ２）は、 ｉ１／　ｉ−＝　（ｚＩ／　ｚ２）／　（ｚ、／　ｚ−
）となり、それぞれの歯数２１、ｚ２、Ｚｌ、ｚ４を適
宜に選定することにより、広い範囲で設定できるものと
なる。

以上に説明したものは、２出力軸を持つものであるが、
本発明は任意の数の出力軸を持つ型式とすることができ
る。

第２図は本発明の他の実施例を示す出力軸回転機構の概
略図である。

中間軸５１には３個の太陽歯車５２．５３．５４が設け
られている。

第１の太陽歯車５２は＄１の固定遊星歯車５５と噛合し
でおり、該第１の固定遊星歯車５５は第１の回転内歯歯
４１５６と内接噛合している。

そして、第１の固定遊星歯車５５の支持軸５７はケーシ
ング５８に固定されている。第１の回転内歯歯＄５６に
はＩＩＰｉｌの出力軸５９が設けられている。

また、第２の太陽歯車５３には第２の固定遊星歯車６０
が噛合している。該第２の固定遊星歯＄６０の支持軸は
前記第１の固定遊星歯車５５の支持軸５７と同軸となっ
ており、同様にケーシング５８に固定されている。なお
、第２の固定遊星歯車６０の支持軸を第１の固定遊星歯
車５５の支持軸５７とは別軸とすることもで務る。そし
て、第２の固定遊星歯車６０は第２の回転内歯歯１１６
１と内接噛合しており、該第２の回転内歯歯＊６１には
１２の出力軸６２が設けられている。該第２の出力軸６
２は中空となっており、該中空部分を前記第１の出力軸
５９が貫通して設けられている。

更に、第３の太陽歯車５４には第３の固定遊星歯車６３
が噛合している。該第３の固定遊星歯車６３の支持軸は
前記第１の固定遊星歯車５５の支持軸５７と同軸となっ
ており、同様にケーシング５８に固定されている。なお
、第３の固定遊星歯車６３の支持軸を第１の固定遊星歯
車５５の支持軸５７とは別軸とすることもできる。そし
て、第３の固定遊星歯車６３はＩＪＩＪ３の回転内歯歯
車６４と内接噛合しており、該第３の回転内歯歯車６４
には第３の出力軸６５が設けられでいる。該＄３の出力
軸６５は中空となりており、中空部分を前記第１の出力
軸５９及び給２の出力軸６２が貫通１．で設けられてい
る。

上記実施例においても、中間軸５１の回転とは逆方向の
回転が第１の出力軸５９、第２の出力軸６２及び第３の
出力軸６５がら得られるものである。

尚、任意のｎ軸から出力回転を取り出すｉこは、前記中
間軸５１にｎ個の太陽歯車を取り付け、該ｎ個の太陽歯
車をｎ個の固定遊星歯車と噛合させ、該それぞれの固定
遊星歯車をｎ個の回転内歯歯車と噛合させる構造とすれ
ば良い、以上までの説明に於いて、本発明は上記実施例
に限定されるものではない。

例えば、上記実施例では中間軸の減速回転を１段の遊星
歯車減速機構で得ているが、２段以上の遊星歯車減速機
構であっても良い。

モータとＩ７て減速機付きモータを使用しても良い。

（発明の効果） 以上のように構成された本発明の効果を上げると以下の
通りである。

１個のモータだけで同心の２本以上−の出力軸から回転
を取り出すことが−Ｃ＞るので、小形化、低フスト化が
得られる。

それぞれ別個の遊星歯車機構を用いて出力軸の回転を得
ているので、個々の出力軸の回転数の設定自由度が大た
くなる。

モータの出力回転軸の中心と遊星歯車減速機構の回転中
心とが常に同心ｒあるため、回転機構に偏りがなく、安
定しＬ−回転が得らね、る。

遊星歯車減速機構を採用Ｉ−でいるので、半径方向のス
ペースに偏りがなく、はは゛円形のスペースであれば良
いので、機器のレイアウトに支障を米たさない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発−明の一実施例を示す断面図であり、第２
図は本発明の他の実施例を示す概略図である。第３図は
本発明が適用される一例である攪拌槽を示す断面図であ
り、第４図は公知の同心２出力紬減速機を示す部分断面
図である。 １：モータ、　　　　　　　２ ３：太陽歯車、　　　　　２ ５：固定内歯歯車、　　２ ７：キャリヤ、　　　　　２ ９：＠］の太陽歯車、　３ １：第１の固定遊星歯車、 ２：第１の回転内歯歯車、 ３：支持軸、　　　　　　３ ５：第１の出力軸、 ６：第２の固定１１星歯車、 ７：第２の回転内歯歯車、 ８：ｊ＠２の出力軸、　　３ ０：輪受、　　　　　　　５ ２：第１の太陽歯車、　５ ４：第３の太陽歯車、 ５：第１の固定遊星歯車、 ６：第１の回転内歯歯車、 ８：ケーシング、 ０：第２の固定遊星歯車、 出力回転軸、 公転遊星歯車、 支持軸、 中間軸、 帖２の太陽歯車、 ４：ケーシング、 ９二軸受、 １：中間軸、 ３：＠２の太陽歯車、 ５７：支持軸、 ５９：第１の出力軸、 ６１：第２の回転内歯歯車、６２：第２の出力軸、６３
：第３の固定遊星歯車 復代理人　弁理士　辻　三部 第 因 第 図 第 因 第４ 諷

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）モータの出力回転が減速されて与えられる中間軸
   と、該中間軸に設けられた複数の太陽歯車と、前記複数
   の太陽歯車と噛合する複数の固定遊星歯車と、該固定遊
   星歯車と内接噛合する複数の回転内歯歯車と、該回転内
   歯歯車に設けられた複数の出力軸とからなり、該出力軸
   の内最内周に位置する出力軸を除いてそれぞれの出力軸
   が中空となっており、それぞれの出力軸の中空部分を他
   の出力軸が貫通して設けられてなることを特徴とする同
   心多出力軸減速機。
2. （２）モータの出力回転を減速して中間軸に伝達する機
   構が、モータの出力回転軸と中間軸との間に設けられた
   １段以上の遊星歯車減速機構であることを特徴とする請
   求項第１項記載の同心多出力軸減速機。