JPH04102744U - 工作機械におけるテーブルのリニアガイド - Google Patents

工作機械におけるテーブルのリニアガイド

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JPH04102744U
JPH04102744U JP478991U JP478991U JPH04102744U JP H04102744 U JPH04102744 U JP H04102744U JP 478991 U JP478991 U JP 478991U JP 478991 U JP478991 U JP 478991U JP H04102744 U JPH04102744 U JP H04102744U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear guide
casing
groove
track rail
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP478991U
Other languages
English (en)
Inventor
幸司 西井
Original Assignee
アスカトレーデイング株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by アスカトレーデイング株式会社 filed Critical アスカトレーデイング株式会社
Priority to JP478991U priority Critical patent/JPH04102744U/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーブルを支持するリニアガイドの剛性を高
めて切削能力の向上を図り、リニアガイドの予圧を自動
制御する。 【構成】 テーブル16の下面に凹所17を設ける。凹
所17に収納するケーシング13の下面に凹溝12を設
け、凹溝12をトラックレール11の上面から半ば以上
まで間隙を保持して被せる。トラックレール11の両側
面と凹溝12の内側壁の間の空間に鋼球14を嵌装す
る。ケーシング13の両外側面に油圧シリンダ18を装
着してそのピストンロッド18aでテーブル16の凹所
17の側壁を押圧する。 【効果】 油圧シリンダ18のピストンロッド18aを
凹所17に押圧すると、その反作用でケーシング13の
凹溝12の両側壁がトラックレール11との間にある鋼
球14を押圧しリニアガイド15の剛性が高まり切削能
力及び加工精度が高まる。テーブル移動時にはピストン
ロッド18aの押圧を開放しリニアガイドの発熱と摩耗
を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工作機械におけるテーブルのリニアガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、工作機械においてテーブル移動軸のガイドウェイとして図3、4、5に 示すようなリニアガイドを使用している。
【0003】 即ち両側面の上部寄りを軸方向に連なる円弧凹面1aに形成すると共に円弧凹 面1aの最深部にそれぞれ潤滑油溝1bを軸方向に設けたトラックレール1に、 その上面から半ば以上まで間隙Gを保持して被せる凹溝2をケーシング3の下面 に形成し、潤滑油溝1bを設けた円弧凹面1aと凹溝2の両内側面に設けた円弧 凹面2a間の空間に複数個の鋼球を2条列に保持器5を用い嵌装してそれぞれの 円弧凹面1a、1bで4点支持し、ケーシング3の外側面及び下面をシール6で 密閉し、あらゆる方向からケーシング3内へ異物が侵入するのを防止したリニア ガイド7を、工作機械のベッド上に取付けボルト8を用いて固着したトラックレ ール1の4個所に摺動可能に装着し、テーブルの隅角部をリニアガイド7の上面 に載せるガイドウェイがある。
【0004】 そしてリニアガイド7の剛性を高め工作機械の切削能力を高めるために、鋼球 4をトラックレール1とケーシング3で強固に挟持するための予圧を高くする方 法が取られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
予圧を高めると、鋼球4がトラックレール1の円弧凹面1aと凹溝2の円弧凹 面2aに接触する部分に対する加圧力を大きくすることになり、接触部分が発熱 し、又摩耗するためリニアガイド7の寿命が短くなると共に切削加工精度が低下 する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
トラックレールの上面からその半ば以上まで間隙を保持して被せる凹溝を ケーシングの下面に形成し、トラックレールの両側面に形成される円弧凹面と、 凹溝の両内側面に形成される円弧凹面間の空間へ複数個の鋼球を嵌装してそれぞ れの円弧凹面で該鋼球群を4点支持すると共にケーシングの両外側面に油圧シリ ンダを側方へ向けて装着して成るものであり、テーブルの下面の各隅角部にケー シングを収納する凹所を設け油圧シリンダと対向する各凹所の内側壁面をピスト ンロッドで押圧し、ケーシングの凹溝の巾を僅かに収縮させることにより鋼球に 対する予圧を調整自在に高めてリニアガイドの剛性を高め切削能力の向上を図る ことを目的とする。
【0007】
【作用】
下面の4隅角部に設けた凹所にリニアガイドをそれぞれ収納したテーブルをト ラックレール上を所望位置まで移動させ、油圧シリンダに圧油を送給するとピス トンロッドがテーブルに設けた凹所の側壁面を適度な加圧力で押圧してリニアガ イドの剛性を高め、又ビストンロッドのストロークを自在に調整することでリニ アガイドに対する予圧量を自動制御する。
【0008】
【実施例】
図1及び図2に示すように、トラックレール11の上面からその半ば以上まで 間隙Gを保持して被せる凹溝12をケーシング13の下面に形成し、トラックレ ール11の両側面に形成される円弧凹面11aと、凹溝12の両内側面に形成さ れる円弧凹面12a間の空間へ複数個の鋼球14を2条列に嵌装してそれぞれの 円弧凹面11a、12aで鋼球14を4点支持するリニアガイド15を形成する 。
【0009】 テーブル16の下面の4隅角部にそれぞれリニアガイド15を収納する凹所1 7を形成し、凹所17の両内側面17aを押圧するビストンロッド18aを備え た油圧シリンダ18をケーシング13の両外側面に固着したのであり、19は工 作機械のベットである。
【0010】
【考案の効果】
ワークを載せたテーブル16をトラックレール11上を滑らせる時は、油圧シ リンダ18のビストンロッド18aを退行させることで鋼球14がトラックレー ル11に対する加圧力を緩めるためスムーズに移動できる。
【0011】 切削加工する時は、ケーシング13の両外側面に設けた油圧シリンダ18に油 を圧送しピストンロッド18aを進行させるとテーブル16の凹所17に対する 押圧力の反作用でケーシング13の凹溝12を形成する両側壁をトラックレール 11側へそれぞれ押圧するため鋼球14がトラックレール11の円弧凹面11a とケーシング13の円弧凹面12aに強く挟圧されるため予圧力が増しリニアガ イド15の剛性が高まり、従って切削能力が向上すると共に加工精度が向上する のである。
【0012】 このように本考案はリニアガイドの剛性を高める必要のある時に予圧を高める ものであるから、テーブル16の移動時には鋼球14と円弧凹面11a及び12 aに対する圧接が開放され発熱することがなく、又摩耗しないのであり、従って リニアガイドの耐用年数が長くなる。
【0013】 又、本考案は構造が簡単で製作容易で、しかも安価な有用考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例を示す縦断面図である。
【図2】 本考案の使用状態を示す斜視図である。
【図3】 従来技術を示す一部破断斜視図である。
【図4】 従来技術を示す正面図である。
【図5】 従来技術において鋼球がトラックレールの円
弧凹面に4点支持される状態を示す説明図である。
【符号の説明】
11 トラックレール 11a 12a 円弧凹面 12 凹溝 13 ケーシング 14 鋼球 15 リニアガイド 16 テーブル 17 凹所 18 油圧シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックレールの上面からその半ば以
    上まで間隙を保持して被せる凹溝をケーシングの下面に
    形成し、トラックレールの両側面に形成される円弧凹面
    と、凹溝の両内側面に形成される円弧凹面間の空間へ複
    数個の鋼球を嵌装し、ケーシングの両外側面に油圧シリ
    ンダを側方へ向けて装着し、テーブルの下面の各隅角部
    に設けたケーシングを収納する凹所の内側壁面をピスト
    ンロッドで押圧することを特徴とする工作機械における
    テーブルのリニアガイド。
JP478991U 1991-02-08 1991-02-08 工作機械におけるテーブルのリニアガイド Pending JPH04102744U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062243A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Akihisa Murata 帯状ワークの突合せ接合装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162133A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 Yamazaki Mazak Corp 案内装置
JPH03221337A (ja) * 1990-01-24 1991-09-30 Toyoda Mach Works Ltd 工作機械の送り案内における予圧自動調整装置

Patent Citations (2)

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