JPH0410260B2 - - Google Patents

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JPH0410260B2
JPH0410260B2 JP61088859A JP8885986A JPH0410260B2 JP H0410260 B2 JPH0410260 B2 JP H0410260B2 JP 61088859 A JP61088859 A JP 61088859A JP 8885986 A JP8885986 A JP 8885986A JP H0410260 B2 JPH0410260 B2 JP H0410260B2
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【発明の詳細な説明】 〈本発明の産業上の利用分野〉 本発明はスペクトラム直接拡散通信においてス
ペクトラム拡散された受信信号を逆拡散して元の
搬送波に戻す逆拡散装置に関する。
〈従来技術〉 スペクトラム拡散通信方式は、送信側では直接
拡散符号で直接拡散したスペクトラム拡散信号を
送信し、受信側では、受信したこのスペクトラム
拡散信号を逆拡散装置でこの直接拡散符号と同一
の複製符号で逆拡散して元の信号を再現するもの
である。この逆拡散装置では、受信側の複製符号
で、受信する入力符号を捕捉し、捕捉に成功した
後は、正確に入力符号を複製符号で追跡する。
即ち、逆拡散装置は、周波数f0の搬送波 C(t)=sin2πf0t を、第9図に示すようなクロツクレート1/T、
符号長N、符号周期NTの擬似雑音符号系列a
(t)で2相変調して得られる直接拡散信号 S(t)=a(t)sin2πf0t a(t)=k=-∞ (−1)akh(t−kT) h(t)=0 t≦0、t>T =1 0<t≦T ak=ak+N,ak=0、1 を受信してもとの搬送波C(t)に戻す。
受信信号R(t)は発信地点からの距離によつ
てτだけ遅延され、かつ減衰を受けて、雑音n
(t)を含んで受信される。
R(t)=S(t−τ)+n(t) もし遅延時間τ及びクロツクレート1/Tがわ
かつていれば複製符号として、τだけ遅延させた a(t−τ) を発生し、受信信号とこの複製符号との乗積をと
れば a(t−τ)・R(t) =a(t−τ)(a(t−τ) ・sin2πf0(t−τ)+n(t)) =C(t−τ)+a(t−τ)n(t) となつて搬送波が再生される。
この逆拡散装置は2つの動作をする。即ち、1
つはτを見付け出す捕捉動作、2つは発見された
τを維持し、複製符号a(t−τ)を発生しつづ
ける追跡動作である。
しかして、従来の逆拡散装置では、常に、相関
器の出力が雑音であるか信号(搬送波)であるか
を監視し、出力が雑音であるときには捕捉動作
を、出力が信号(搬送波)であるときには追跡動
作するように外部から制御していた。
〈本発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このように従来の逆拡散装置で
は、相関器出力を監視する監視判定装置、この監
視判定によつて捕捉動作に移行させ、さらに次の
追跡動作へ切替える切替装置などが必要なため、
装置が複雑となつていた。
〈本発明の目的〉 本発明は、上記の欠点を改め、前記監視判定装
置や切替装置を必要とせず、極めて簡単な構成で
自動的に捕捉動作及び追跡動作に移行させること
ができるようにした逆拡散装置を提供することを
目的としている。
〈本発明の実施例〉 以下、本発明を図面に従つて詳細に説明する。
第1図は本発明の逆拡散装置の一実施例を示し
ている。
図中、1は、所定のクロツクレートと符号周期
を有する擬似雑音符号系列(PN系列)によつて
直接拡散されている受信信号が入力される入力端
子である。
2は、前記擬似雑音符号系列と同一の符号系列
の複製符号を発生し、かつ、そのクロツクレート
が前記受信信号のクロツクレートを含んで所定の
範囲だけ可変できるクロツクレート可変入力を有
する複製符号発生器である。
3は、複製符号発生器2より発生する符号系列
を所定時間だけ遅延させて得られる符号系列と前
記入力端子の受信信号との相関をとるとによつて
得られるE相関出力と、前記の所定時間とは異な
つた時間だけ遅延させて得られる符号系列と前記
入力端子の受信信号との相関を取ることによつて
得られるL相関出力とを有する相関器である(E
はearly、Lはlateの意味である)。
4は直流電源である。5は、相関器3のE相関
出力とL相関出力との差に、直流電源4によつて
発生する所定のオフセツト出力を加えた信号を出
力する差動増幅器である。
6は、差動増幅器5の出力を所定の時定数で積
分した電圧信号を複製符号発生器2へ出力して、
複製符号発生器2から発生する複製符号系列のク
ロツクレートを可変制御するループフイルタであ
る。このループフイルタ6は、常に相関器3のL
相関出力とE相関出力との差が前記直流電源4に
よつて定められるオフセツト量と一致するように
動作させるループフイルタであつて、第2図に示
すループフイルタはアクテイブ・フイルタ型式の
ものであつて抵抗7,8、コンデンサ9、演算増
幅器10から構成される。
〈上記実施例の動作〉 まず、各部の動作を述べると、相関器3は入力
端子1から入力する受信された拡散符号a(t−
τ)と複製符号発生器2から入力する複製符号a^
(t−τ1)(遅延時間をτ1とする)との相関量 P=∫t0+tL t0a(t−τ)a^(t−τ1)dt ……(1) を出力するが、この出力には、E相関出力及びL
相関出力の2つがあり、(1)式におけるτ1がそれぞ
れ異なつていて、L相関出力ではE相関出力の場
合よりτ〓だけ遅らせてある。
即ち、L相関出力をPL、E相関出力をPEとす
ると、 PL=∫t0+tL t0a(t−τ) ・a^(t−(τ1+τ〓))dt PE=∫t0+tL t0a(t−τ)・a^(t−τ1)dt となる。
なお、この2つの相関出力が同時に出力される
ようにした逆拡散ループをデイレイロツクループ
といい、ある周期の前半ではE出力が、後半では
L出力が出力されるようにした逆拡散ループをタ
ウ・デイザー・ループという。
相関出力Pは|τ−τ1|<Tならば正の値であ
り、Nが十分大きく<tLもTよりも十分大きけれ
ば擬似雑音符号の場合|τ−τ1|>Tのとき|P
|は十分小さくなる。tL=NTの場合は第3図の
ようになるが、例えばτ〓をT/2としたときE,
Lの両相関出力は第4図のようになる。
従つて、PE,PLの差は第5図のようになる。
このE相関出力PE、L相関出力PLは差動増幅
器5に入力されるが、直流電源4によつて所定の
オフセツト量V0が与えられているため、差動増
幅器5の出力は第6図のようになる。このオフセ
ツト量V0は、E相関出力PE、L相関出力PLに比
較して十分小さい値に選ばれている。
オフセツト量V0を含んだ差動増幅器5の出力
は積分器で構成されたアクテイブフイルタ型式の
ループフイルタ6によつて積分(加算)されて、
複製符号発生器2のクロツクレート可変入力に入
力される。このループフイルタ6の出力によつて
定められるクロツクレートで、複製符号系列が複
製符号発生器2より発生されて相関器3の複製符
号入力となり、入力端子1からの受信信号中の拡
散信号との相関がとられることになる。
相関器3は、前記したようにE,L両相関出力
をうるために、複製符号を異なつた遅延時間τ1
びτ1+τ〓遅延して a^(t−τ1) a^(t−(τ1+τ〓)) なる2つの複製符号系列でそれぞれ受信信号中の
拡散符号との相関をとる。前述した通りタウ・デ
イザー・ループのようにE,L両相関出力を時分
割で取り出すには、所定のタイミングで遅延時間
をτ1とτ1+τ〓とに切換えればよい。
以上のように各部は動作するから、この逆拡散
装置による受信信号の逆拡散動作は次のように行
なわれる。
受信された拡散符号a(t−τ)が入力端子1
から相関器3へ入力する。複製符号発生器2から
はまず複製符号a^(t−τ1)が発生して相関器3へ
入力する。τとτ1は一致していないので相関器3
のE,L両相関出力には雑音が発生する。
これらの雑音は差動増幅器5を通つて差分さ
れ、ループフイルタ6によつて積分される。ルー
プフイルタ6の出力は、もしオフセツト量V0
0であれば平均値0になつてしまい、複製符号の
クロツクレートは変化しないが、オフセツト量
V0を差動アンプに加えているため、ループフイ
ルタ6の出力は、 −(R2/R1V0+V0/CR1t) のようにtに比例して増加し始める。そして、つ
いにループフイルタ6はある一定の出力−VMAX
で飽和してしまう。
従つて、複製符号発生器2のクロツクレート可
変入力にはVMAXが印加され、複製符号のクロツ
クレートはそのクロツクレート可変範囲の一方の
端になる。
クロツクレートの範囲を 1/TMAX〜1/TMIN TMIN<T<TMAX とすると、例えば1/TMAXのクロツクレートで
複製符号が発生する。従つて、相関器3から第7
図のようなパルス状の相関出力がΔTNの周期で
現れる。(ここで、ΔT=1/(1/T−1/
TMAX)である。)これが捕捉動作である。即ち、
平均値が0である雑音が差動増幅器5に発生する
と、オフセツト量V0がループフイルタ6の積分
効果によつてついにはループフイルタ6を飽和状
態にまで追い込むため、この逆拡散装置は自動的
に捕捉動作に移行する。
第7図に示すようなパルス状の相関出力は差動
増幅器5からループフイルタ6に入力される。ル
ープフイルタ6の応答速度を1/ΔTよりも十分
速くしておけば、ループフイルタ6は直ちにこの
出力によつてクロツクレートを高くする方向に動
作し、瞬時にクロツクレートは1/TMAXから
1/Tになり、相関器3の出力は第8図のように
なる。
第8図でA部分が捕捉動作、B部分が追跡動作
であつて、捕捉動作によつて第7図に示した相関
出力が出現すると直ちに第8図に示すように追跡
動作になる。即ち、自動的に捕捉動作から追跡動
作に自動的に移行したことになる。
なお、前記直流電源によつて定められるオフセ
ツト量をE相関出力及びL相関出力よりも十分小
さくすれば、受信信号を追跡している状態では、
E相関出力とL相関出力はほとんど一致し、相関
損失は無視しうるほど小さく、ほとんど相関利得
が下がらない。
〈本発明の効果〉 以上、説明したように本発明の逆拡散装置で
は、E相関出力、L相関出力から雑音が出ている
と、ループフイルタ6の積分動作によつて直流電
源4によつて定められるオフセツト量が積分され
て、ループフイルタ6の飽和によつて受信信号の
クロツクレートと所定の値だけ異なつたクロツク
レートで複製符号が発生されて、自動的に捕捉動
作になり、また、捕捉状態になると、自動的に直
ちに追跡動作へ移行することができるから、従来
のような相関出力の監視判定装置、切替装置など
の複雑な構造の装置が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は第1図におけるループフイルタの構成を
示すブロツク図、第3〜8図は動作説明のための
波形図、第9図は擬似雑音符号の一例を示す波形
図である。 1……入力端子、2……複製符号発生器、3…
…相関器、4……直流電源、5……差動増幅器、
6……ループフイルタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定のクロツクレートと符号周期を有する擬
    似雑音符号系列によつて直接拡散されている受信
    信号が入力される入力端子と; 前記擬似雑音符号系列と同一の符号系列を発生
    し、かつ、そのクロツクレートが所定の範囲で可
    変できる複製符号発生器と; 前記複製符号発生器より発生する符号系列を所
    定時間だけ遅延させて得られる符号系列と前記入
    力端子からの受信信号との相関を取ることによつ
    て得られる相関出力信号と、前記の所定時間とは
    異なつた時間だけ遅延させて得られる符号系列と
    前記入力端子からの受信信号との相関を取ること
    によつて得られる相関出力信号とを出力する相関
    器と; 所定のオフセツト量を設定するための直流電源
    と; 前記相関器の2つの相関出力の差に前記直流電
    源によつて発生される所定のオフセツト量を含む
    信号を出力する差動増幅器と; 前記差動増幅器の出力を積分して前記複製符号
    発生器に出力して、常に前記相関器の2つの相関
    出力の差が前記直流電源によつて設定されたオフ
    セツト量と一致するように、前記複製符号発生器
    から発生する複製符号系列のクロツクレートを可
    変制御するループフイルタとから構成される逆拡
    散装置。
JP61088859A 1986-04-16 1986-04-16 逆拡散装置 Granted JPS62245746A (ja)

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JPS62245746A JPS62245746A (ja) 1987-10-27
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