JPH04102593A - スラリー移送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、ロストワックス鋳造設備において用
いられるセラミックスラリ−等のスラリーを移送するス
ラリー移送装置に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ロストワックス鋳造設備にあっては、まず、製
品と同形状のワックス成形品を射出成形によって成形し
、次いで、これらのワックス成形品をまとめてツリー状
に組立てた後に、この組立体のまわりにセラミ、クスラ
リーを塗布した状態で耐火性粒子を吹き付け、これを何
回か繰り返すことにより、多数のコーティング層を組立
体のまわりに形成し、乾燥して、さらに、ワックス成形
品（組立体）を溶解してコーチ４フグ層内から取り除い
て、あいた空間に溶解金属を注入し、最後に、コーティ
ング層を取り去って製品を取り出すようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、上記組立体にセラミックスラリ−を塗布する
場合には、タンク内に収容したセラミックスラリ−内に
組立体を浸漬した後に引上げるという方法を採っている
。そして、このようにして組立体にセラミックスラリ−
を塗布していくと、タンク内のセラミックスラリ−の量
が減少していくため、補給する必要が生じ、従来は、人
手に頼って、タンク内のセラミックスラリ−の量が所定
１以下になると、作業員が補給用のセラミックスラリ−
を、直接、タンク内に投入していた。このため、作業性
が悪く、作業員に大きな負担がかかっていた。

そこで、タンク内のセラミックスラリ−量が所定量以下
になると、液面計等でこれを検知して、補給タンク内か
らポンプによって自動的にセラミックスラリ−を補給す
ることを、本発明者等は考えたが、単純にこの方法を採
用しようとすることはできない。すなわち、セラミック
スラリ−は沈殿し易いという特性を有しており、このた
め、第３図に示すように、タンク１においては、タンク
１内に撹拌具２を挿入すると共に、タンク１の下部に設
けられたプーリ３に、ベルト４を介してモータ５の回転
軸に装着されたプーリ６を連結しており、モータ５によ
ってタンク１を回転させて、絶えず、攪拌具２によりタ
ンク１内のセラミックスラＩＪ　−７を攪拌している。

従って、このように沈殿し易いセラミックスラリ−７を
、タンク１の量が足りなくなった時だけ配管を通じて補
給しようとすると、補給時以外の時に配管内等において
、停滞しているセラミックスラリ−７が沈殿し、がつ水
分の蒸発が相俟って固化するという問題が生じる。

本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、スラリーを収容している主タンクに円
滑にかつ自動的にスラリーを補給することができ、常時
、一定量のスラリーを主タンク内に収容しておくことが
できる上に、配管内にスラリーが固化する等の不具合が
発生することがなく、しかも主タンク内のスラリーの性
状を安定させることができるスラリー移送装置を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のスラリー移送装置
は、スラリーを収容する主タンクと、この主タンクにス
ラリーを補給する補給タンクとの間に配管が設けられ、
かつこの配管にスラリーを正逆方向に流動可能なポンプ
が設けられると共に、このポンプに、ポンプの正逆転を
指令する指示手段か設けられたものである。

〔作用〕

本発明のスラリー移送装置にあっては、主タンクと補給
タンクとを連結している配管に設けられたポンプを、指
示手段によって正逆転させることにより、主タンクと補
給タンク内のスラリーを絶えず配管を介して正逆方向に
流動させて、配管内のスラリーの固化を防ぎ、かつ主タ
ンク内のスラリー置を所定以上に確実に確保する。

〔実施例〕

以下、第１図と第２図に基づいて本発明の一実施例を説
明する。

これらの図において符号１ｏは、セラミックスラリ−１
１を収容している主タンクであり、この主タンク１０に
セラミノクスラ’Ｊ　−１１を補給する補給タンク１２
と、上記主タンク１０との間には、配管１３が設けられ
ている。そして、この配管１３には、上記セラミックス
ラリ−１１を正逆方向に流動可能なチューブポンプ１４
が設けられている。このチューブポンプ１４は、モータ
１５によって複数個の回転子１６を回転させ、これらの
回転子１６をチューブ１７に押し付けてチューブ１７内
のセラミノクスラＩＩ　−１１を流動させるものであり
、上記モータ１５は正逆回転可能に設けられている。

また、上記主タンク１０には、セラミノクスラ１）　−
１，１の液面の上限及び下限を検知する一対の液面セン
サー１８．１９がそれぞれ設けられている。そして、こ
れらの液面センサー１８．１９の検出信号は制御装置２
０に入力されており、この制御装置２０は、各液面セン
サー１８．１９の検出信号に基づいて、上記チューブポ
ンプ１４のモータ１５の正逆回転を操作するようになっ
ている。

上記のように構成されたスラリー移送装置にあっては、
両液面セン”ｔ−１８，１９からの検出信号によって、
制御装置２０が、チューブポツプ１４のモータ１５の回
転を正逆操作することにより、常時、配管１３内を、セ
ラミックスラリ−１１が、主タンク１０から補給タンク
１２へ、あるいは補給タンク１２から主タンク１０へと
流動している。

すなわち、上記液面センサー１８によって、主タンク１
０内のセラミックスラリ−１１の液面が上限に達したこ
とが検出されると、この検出信号が制御装置２０に入力
されて、制御装置２０はチューブポンプ１４のモータ１
５に指令を与えて、このモータ１５の回転を今までと逆
に回転させる。

これにより、主タンク１０内のセラミックスラリ−１１
は配管１３を通って補給タンク１２内に戻される。一方
、上記液面センサー１９によって主タンク１０内のセラ
ミックスラリ−１１の液面が下限に達したことが検出さ
れると、この検出信号か制御装置に入力されて、制御装
置２０はチューブポンプ１４のモータ１５に指令を与え
て、このモータ１５の回転を今までと逆に回転させる。

これにより、補給タンク１２内のセラミックスラリ−１
１は配管１３を通って主タンク１０内に補給される。

このように、制御装置２０が、常時、チューブポツプ１
４を正逆操作することにより、配管１３内を絶えずセラ
ミックスラリ−１１が流動している状態となるから、配
管１３内においてセラミックスラリ−１１が固化する等
の不具合か発生することがない上に、主タンク１０内の
セラミックスラリ−１１の量を一定範囲内に保持するこ
とができ、かつセラミックスラリ−１１の性状がかたよ
ることなく、均質で安定した状態に保つことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のスラリー移送装置は、ス
ラリーを収容する主タンクと、この主タンクにスラリー
を補給する補給タンクとの間に配管が設けられ、かつこ
の配管にスラリーを正逆方向に流動可能なポンプが設け
られると共に、このポンプに、ポンプの正逆転を指令す
る舟示手段力く設けられたものであるから、主タンクと
補給タンクとを連結している配管に設けられたポンプを
、指示手段によって正逆転させることにより、主タンク
と補給タンク内のスラリーを絶えず配管を介して正逆方
向に流動させることによって、スラリーを収容している
主タンクに円滑にかつ自動的にスラリーを補給すること
ができ、常時、一定量のスラリーを主タンク内に収容し
ておくこと力くできる」二に、配管内のスラリーか固化
する等の不具合を未然に防１トすることができ、かつ主
タンク内のスラリーが絶えず流動することによって、ス
ラリーの性状を均質で安定した状態に保つことかできる
。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図は概略構成図、第２図はチューブポンプ部の説明図、
第３図はスラリーを収容したタンクの一例を示す説明図
である。 １０・−生タンク、１トセラミノクスラリ−１２・補給
タンク、１３・配管、１４−チューブポツプ、２０・制
御装置（指示手段）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スラリーを収容する主タンクと、この主タンクにスラリ
   ーを補給する補給タンクとの間に配管が設けられ、かつ
   この配管にスラリーを正逆方向に流動可能なポンプが設
   けられると共に、このポンプに、ポンプの正逆転を指令
   する指示手段が設けられたことを特徴とするスラリー移
   送装置。