JPH04102542A - 簡易気密容器およびその製造方法 - Google Patents

簡易気密容器およびその製造方法

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JPH04102542A
JPH04102542A JP2210069A JP21006990A JPH04102542A JP H04102542 A JPH04102542 A JP H04102542A JP 2210069 A JP2210069 A JP 2210069A JP 21006990 A JP21006990 A JP 21006990A JP H04102542 A JPH04102542 A JP H04102542A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、気密性の筒状面状体を内貼りした段ボール
構造体の簡易気密容器およびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の気密容器は、第8図および第9図に示す
ように、その主体をなす段ボール構造体Fの箱体Cの内
面全体に面状体Pを貼り合わせ、端をシール片7として
食み出させたものであった。
面状体には気密性を確保する必要からプラスチックフィ
ルムまたは紙にプラスチックフィルムをラミネートした
もの、その他、シート、金属箔及びそれらを複合化した
もの等、先に本発明者によって出願された特願平1−2
48563号に挙げられた薄材質等が考えられる。特に
、紙と樹脂とを複合化したものが好ましい。これら材質
のものを使用し、それを完全シールすることにより気密
性が確保される。
このように気密性が面状体によるものであるため、面状
体の重代部シール片をシールした後、段ボール構造体の
花代部を接着する関係で、面状体の重代部シール片が段
ボール構造体の端部と花代部との間に挟まれるため、花
代部の固定に際に重に接着する手間が避けられなかった
。しかも段ボールの厚みがシール片7を接着する時、厚
みによる空間部でひっかかり、トラブルの原因でもあっ
た。
また、この種の簡易気密容器は、面状体に裂は目があっ
てはならないので、箱体の上下フラップ3.4は、横に
連続して一体化されていた。つまり、隅角5の箇所にお
いては、段ボール構造体Fと面状体Pのいずれにおいて
も連続し、内フラップと外フラップとが非独立で一体的
であって、それを閉しる前は筒形の状態となる。
この状態から内フラップ3および外フラップ4を閉じる
ことは不可能であるので、内フラップ3に山形の罫線6
を形成し、内フラップ3を第9図に示すように三角片3
aに折り畳まれた(内折り)。
なお、三角片3aを外側に折り畳むこともある(外折り
)。
また、シール片7は、フラップ3.4を閉じた状態では
内側においてシール不能であるので、外側においてシー
ルされていた。すなわち、シール片7が外側に露出する
ことは避けられなかった。
さらに、段ボール構造体と面状体が全面的に接着されて
いるため、内容物が液体等の少くなった時点で内容物の
空間部に空気がたまり、その酸素による内容物の酸化が
避けられなかった。しかも、気密性を確保する必要から
プラスチックフィルム等が面状体に使用され1段ボール
構造体と全面接着により一体化されているため、プラス
チック混入が原因して、リサイクルが不可能であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、従来のこの種の気密容器によれば、段ボール構
造体の圧伏部の固定に際し、面状体の圧伏部シール片を
挟んで二重に接着する手間がかかり、しかも段ボールの
厚みがシール片を接着する時ひっかかる等のトラブルが
避けられなかった。
また、段ボール構造体の内フラップ及び外フラップが面
状体と接着されているため、箱を組み立てる時に、フラ
ップの反発力が強く、また、一方のフラップを山形罫線
によって折り畳む必要があるので1組立てが非常に困難
であった。
また、フラップを閉じたときにそれが外折り、内折りの
いずれであっても、シール片7が外側に露出するため、
シール片7が突起物との接触や擦れ等により破損し、シ
ールに欠陥が生じるという問題があった。
この発明は、上記のような実情に鑑みて、段ボール構造
体の圧伏部面定時に二重に接着する手間をはぶき、さら
にシール片を接着する時の“ひっかかり”によるトラブ
ルを解決し、箱の組み立てのためにフラップを閉じる際
に、反発力が少いばかりでなく、罫線による折り込みを
要しないので、フラップを閉じる作業が容易であり、ま
た、フラップを閉じた状態ではシール片が外に露出しな
いので、その破損を防止でき、さらに内容物の酸化を最
小限に押え、しかも、段ボール構造体と面状体とを簡単
に剥離することにより、段ボール構造体のリサイクルを
可能にすることができる簡易気密容器およびその製造方
法を提供することを目的とした。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、この発明は、簡易気密容
器およびその製造方法を次のように構成した。
1)[易気密容器については、箱体に組み立てる段ボー
ル構造体の内面に気密性を有する筒状面状体を貼り合わ
せると共に、その筒状面状体の端部を段ボール構造体の
端縁より食み出させることにより、その端部をシール片
として形成し、シール片を箱体の組み立て時に相対向す
るシール片または面状体に接着した気密容器において、
互に独立する内フラップと外フラップのうち、少くとも
外フラップに面状体の貼り合わせがなく、そのフラップ
に対して面状体が解放されているものである。
また、段ボール構造体と筒状面状体とのうち、少なくと
も段ボール構造体に、巾狭い方の上下フラップの巾中央
に折り畳み用の罫線を形成し、外折り又は内折りして、
さらに、段ボール構造体と筒状面状体とが容易に剥離で
きるように、剥離が容易な軟接着剤による全面接着、又
は一般接着剤での線若しくは点接着など、部分的に接着
したものである。
2)製造方法については、箱体に組み立てる段ボール構
造体に気密性の筒状面状体を部分接着するにつき、回転
ドラムの外周面に、段ボール構造体のうちの面状体解放
部に対応する箇所が欠除した凸版を組み込み、凸版の表
面に接着剤を塗布し、回転ドラムの下に段ボール構造体
を繰り込むことにより、その所定箇所にのみ部分的に接
着剤を塗布した後、段ボール構造体に筒状面状体を貼り
合わせるものである。
〔作  用〕
簡易気密容器を上記のように構成したから。
面状体の花代シール部を予めシールしてから、シール部
を折り返し、段ボール構造体と接着し、その後、段ボー
ル構造体の圧伏を接着することにより、二重に接着する
手間かはぶけ、蓋、底部のシール片を接着する時のトラ
ブルを解決することができた。
また、箱を密閉状態に組み立てるには、内外フラップを
閉じる前に、フラップから解放されている面状体の端の
シール片を突き合わせることによって1面状体を完全に
シールすることができるので、シール部分を下にしてフ
ラップを閉じることができ、シール部分がフラップの下
になるので、シール片が突起物との接触や擦れ等により
破損することはない。
さらに、段ボール構造体と筒状面状体が線接着や点接着
又は剥離が容易な軟接着剤により、線または点接着され
ているため、少しずつ筒状面状体を離してつぶしながら
使用することが可能となり、空間部の空気が少くなるの
で、内容物の酸化を防止することができる。また、段ボ
ール構造体とプラスチックが使われている筒状面状体と
を別々に分離することが可能となり、段ボール構造体の
リサイクルが出来るようになった。
次に、簡易気密容器の製造方法を上記のように構成した
から、回転ドラムに組み付けられる凸版は、段ボール構
造体に接着剤が塗布される面にのみ合う型に形成される
もので、回転ドラムに段ボール構造体を繰り込むだけに
よって、その所定箇所に接着剤が塗布されるため、段ボ
ール構造体に面状体の解放部分を設けるための特別の糊
付は作業を要せず、簡易気密容器を能率的に製造するこ
とができる。
段ボール構造体としては、片面段ボール、両面段ボール
、複両面段ボール、複々両面段ボール等がある。
また、面状体としては、フィルム、シート、ライナー原
紙、金属箔等を使用でき、それら単独又は紙に樹脂(エ
クストルージョン)、フィルム、機能性フィルム、樹脂
シート、金属箔、金属箔子フィルム、複合化機能フィル
ム等のいずれか又はその複数をラミネートしたものも使
用することができる。
上記面状体を構成するフィルムとしては、一般フィルム
(PE、P−P、ポリエステル、セロハン、ナイロン等
の各種フィルム類)、いわゆる機能性フィルム、これら
のフィルムに金属蒸着したもの、或いはフィルムに金属
箔をラミネートしたもの、ガスバリヤ性を高めるために
樹脂フィルムを複合化したフィルム等が挙げられる。
また、機能性樹脂フィルムとしては、次のようなものが
挙げられる。
a)#支依瓦ユニ火A 遠赤外線フィルム、吸水性フィルム、銀ゼオライト含有
フィルム、エチレン吸着フィルム、防露フィルム、ガス
・水蒸気バリア性フィルム、抗菌フィルム等 b)その他フィルム 防錆フィルム、保香フィルム、脱臭フィルム、アルミ蒸
着フィルム、ガス吸着フィルム、吸湿フィルム(ドライ
フィルム)、防曇フィルム、導電性フィルム、発泡フィ
ルム等 C)上記a)、b)フィルムを複合したものd)機能性
フィルムと金属箔とを複合したものまた、機能性シート
としては1次のようなものが挙げられる。
a)斯1皿タニ上 発泡樹脂シート、発泡樹脂シート+アルミ蒸着フィルム
、気泡入り樹脂シート(エアキャップシート)、気泡入
り樹脂シート+アルミ蒸着フィルム等 b)樹脂クロス、フラットヤーン等 C)機能性フィルムと機能性シートとを複合したもの 〔実施例〕 次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は一実施例を示したもので。
その簡易気密容器は、成形加工された段ボール構造体F
と、矩形の筒状面状体Pとからなり1段ボール構造体F
には紙段ボールが、面状体Pには紙に熱溶着性フィルム
をラミネートしたものがそれぞれ使用される。
段ボール構造体Fは、巾広い前後側壁1o、1oに外フ
ラップ13が、巾狭い左右側壁11.11に内フラップ
12がそれぞれ連設されているが、そのうちの内フラッ
プ12は、左右が欠除されて二等辺三角形に形成される
。このようにすれば、筒状面状体Pの折り込みが容易と
なる。
又、この場合、段ボール構造体の巾フラップである二等
辺三角形の辺の下部を長さフラップとの間に接続片を設
けておくことにより、折り込みした時、長フラップ、巾
フラップが一体化するため、巾フラップを少し折り曲げ
た状態で長さフラップを折り曲げれば、巾フラップも一
緒に完全に折り曲がってくるため、作業性が大巾に向上
し、より効果的である。
筒状面状体Pは、段ボール構造体Fよりも−回り大きく
形成され、段ボール構造体Fから食み出た端部のうち、
上下両端部が蓋部と底部のシール片15.15として形
成される。
段ボール構造体Fに対して面状体Pは、第3図の斜線の
部分のみにて接着される。つまり、全部の側壁10.1
1と内フラップ12に対して貼り合わされているが、外
フラップ13に対しては貼り合わされていなく解放され
ている。そして、筒状面状体Pには蓋部の開放部分にお
いて液体、粉体用のキャップ付き出入口16が設けられ
る。
箱体Cに組み立てるには、左右両端のシール片を予め熱
溶着することにより、筒状面状体をつくり、熱溶着した
シール片を折り曲げて段ボール構造体と斜線部分を接着
してから底部と蓋部を閉じ、袋状体14とする。
また筒状面状体を予め底部及び蓋部の少くとも一方をシ
ールして袋状に成形してあってもよい。
その閉じ方については、まず、相対向するシール片15
.15を合わせて熱溶着することによって、面状体Pを
完全密封した後、面状体Pを折り込みながら内フラップ
12.12、外フラップI3.13の順に閉じる。そう
すると、第1図ないし第3図に示すように、シール片1
5がフラップ12.13の下になり、面状体P全体が段
ボール構造体Fの中に封じられる。また、キャップ付き
出入口16も中に入ってしまう。最後に外フラップ13
.13の突き合わせ箇所にテープTを貼ってその箇所を
テープ止めする。
なお、巾狭い左右側壁11.11に対しても面状体Pが
接着されていなく解放されていても良い。
また、面状体Pには底が封じられた袋状のものを使用す
ることができる。
〔他の実施例〕
第4図および第5図は他の実施例を示したもので、この
場合の簡易気密容器は、前記実施例と形状は全く同じで
あるが、上下内フラップ12.12の頂点間を結ぶ罫線
18が入れられ、上下シール片の少くとも一方がシール
されている。
このように罫&!18を入れた場合には、罫線18で折
り曲げることにより、第5図に示すように、全体を平た
く折り畳むことができる。この場合、段ボール構造体の
巾の狭い内フラップを三角形に成形しておけばワンタッ
チで組み立て時にフラップ面の反発力が弱くなり、より
組立が容易となる。
図示の場合は、罫線】8が外側になる折り畳み方である
が、内側になる折り畳み方も可能である。なお、第5図
において面状体Pの底部15はシールされている。
第6図はさらに他の実施例を示したもので、この場合の
簡易気密容器は、内フラップ12および外フラップ13
がそれぞれ一般的な矩形に形成され、外フラップ13に
対してばかりでなく内フラップI2に対しても面状体P
が解放されている。
また、段ボール構造体Fおよび面状体Pには折り畳むた
めの罫線18.18が入れられている。
第7図は最初の実施例(第1図ないし第3図)の段ボー
ル4W造体Fに面状体Pを貼り合わせるための糊付は機
を示したものである。
その糊付は機は、ベルトコンベア20の上に回転ドラム
21を設け、その上に糊ロール22.23を二段に連設
し、その上に糊容器24が設けられる。
回転ドラム21には外周面に凸版25が組み込まれ、そ
の凸版25は、側壁10.11に糊付けする部分の両端
に内フラップ12に糊付けする三角片26のみが連設さ
れている6 糊容器24に入れた糊は、糊ロール22.23を伝って
凸版25に塗られるので、ベルトコンベア20に段ボー
ル構造体Fを載せて1回転トラム21の下に繰り込めば
、側壁l0111と内フラップ12にのみ糊付けされ、
外フラップ13には糊付けされない。
そこで、糊付けされた段ボール構造体Fに面状体Pを貼
り合わせると、外フラップ13には糊付けされないこと
になる。
第10図は、A式ケースを基本とし、両lJ面11゜1
1に上下罫線18を入れた段ボール構造体Fに、筒状面
状体Pを胴部のみ接着したもので、且つ上下罫線18を
内側に折り込んだ形状である。その特長とするところは
、 ■両巾面11.11に上下罫線18を入れた段ボール構
造体Fに、筒状面状体Pをその胴部のみに接着し、且つ
上下罫線18を筒状面状体Pと一緒に内側に折り込んだ
構造であって、底部又は蓋部をシールし、段ボール構造
体Fの内折り巾面を起こすことにより、筒状面状体Pが
段ボール構造体Fの巾フラップ面から離れながら筒状面
状体Pのシール部が広がり、底部がワンタッチで成形さ
れる。
■底面となる筒状面状体Pと段ボール構造体Fとが接着
されていないため、内折り巾面を起こす時、抵抗が少く
なく、軽く成形できる。
■筒状面状体Pを成形した後、段ボール構造体Fの内フ
ラップを折り込み、その上に外フラップの折り込みをす
るため、筒状面状体Pのシール辺が内側に入り、シール
辺の破れ等が防止できる。
■同一条件で段ボール構造体Fを外側に折り込んでも同
様に箱形に成形することができる。またこの場合、筒状
面状体Pがフリーとなり、三角辺が両サイドに出て作業
性が悪いため、蓋フラップ面の内フラップのみ三角形に
成形して全面接着するか、筒状面状体Pの内フラップを
三角形状に接着して成形する様にすることにより。
より作業性を向上させることができる。
第11図は、第6図に示した実施例の展開図で、筒状体
の両サイドが内折り方式になっており、蓋及び底がシー
ルされる。そして、底部が予めガゼツト加工しである袋
状面状体Pを、両帳面に縦罫線入りの段ボール構造体F
に接着したものである。
即ち、A式ケースを基本とし、両巾面に上下罫線18を
入れた段ボール構造体Fに、予め両巾面が内折りされた
袋状面状体Pを両長さ面の胴部のみに線接着し、段ボー
ル構造体Fの上下罫線18を入れた両市フラップを外折
りに折り畳まれた気密容器である。
その特長とするところは、 ■段ボール構造体Fの両巾面に上下罫線18を入れた構
造体に、予め両巾面を内折りした袋状面状体Pを両長さ
面の胴部のみに接着しておき、段ボール構造体Fの両巾
面を起こすことにより、袋状面状体Pの底部をワンタッ
チで成形することができる。
■段ボールと構造体Fと袋状面状体Pとを両長さ面の胴
部のみに接着するため、作業性が大巾に向上する。また
、接着剤の節約にもなる。
■胴部のみ線接着しであるので、内容物が少くなると共
に袋状面状体Pの線接着部を少しづつはずし、内容物と
共に小さくしていくことにより、袋状面状体Pの中の酸
素(ガス等)も少なくなり、内容物の酸化を防止できる
。なお、この線接着の他に、点接着や、軟接着による全
面接着をすることも可能であり1袋状面状体Pも面状体
及び筒状面状体を後から底シールしたものであっても良
く、もちろん、巾フラップも一緒に接着されていてもこ
の効果が変るものではない。
■筒状面状体Pは一般的に気密性が必要なことから樹脂
が使われる。そのため、段ボール構造体Fを再利用しよ
うとした時、筒状面状体Pと段ボール構造体Fとが一体
化されている関係で、再利用が不可能である。この実施
例はこれを解決したもので1段ボール構造体Fと筒状面
状体Pとを分離できるので1段ボール構造体Fの方の再
生が可能となった。
■この実施例では巾面を三角形状に成形する必要がない
ので便利である。
第12図は、A式ケースを基本とし、両巾面に上下罫線
18を入れた段ボール構造体Fにおいて、蓋面の巾フラ
ップ及び底面の巾フラップのうち、少なくとも一方の巾
フラップを三角形に糊付けするとともに、胴部を接着し
、さらに蓋フラップの長さ、巾フラップが一体化されて
いて三角形に成形された巾フラップを折り込んだときに
重なり部分をカットした気密容器である。第13図は第
12図の組み立て図である。そして、その特長とすると
ころは、 ■段ボール構造体Fの巾フラップ面に筒状面状体又は袋
状面状体Pを三角状に接着することにより、巾フラップ
面の段ボール構造体F及び袋状面状体Pを予め三角形に
成形しておく必要が無く、巾フラップを三角形に糊付け
しておくだけで簡単に成形され、組み立てることができ
る。
即ち、起こした時、自然に三角形状になり、底面が成形
される。
■長フランジが接着されていないため、シール面を箱の
内側に入れて長フラップをテープ止めできるのでシール
面を傷めない。
■蓋面をシールするとき、蓋面のrlJフラップの三角
形状の重なり部分が切り取られているため。
段ボールの反発力が弱まり、組み立て易いと同時に、段
ボール構造体Fのフラップ上部が残されているので、シ
ール時に残っているフラップがガイドとなり、シールが
し易い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の簡易気密容器によれば
1箱体に組み立てる段ボール構造体の内面に気密性を有
する筒状免状体を貼り合せると共に、その筒状面状体の
端部をシール片として形成し、シール片を箱体の組み立
て時に相対向するシール片に接着することにより、段ボ
ール構造体の圧伏部の固定に際し、二重に接着する手間
を省き、さらにシール片を接着する時の引掛かりによる
トラブルを解決した。
また、互に独立する内フラップと外フラップのうち、少
くとも外フラップに対して面状体の貼り合わせがなく、
外フラップに対して面状体が解放されているので1組み
立て時に、フラップを閉じる力に抗する反発が少く、筒
状面状体による気密容器にもかかわらず組立てが容易で
あり、しかも、底部と蓋部において、シール片がフラッ
プの内側に納まるので、突起物との接触や擦れ等によっ
てシール片が破損するというようなことはなく、面状体
による気密性を安全に保持できるという優れた効果があ
る。
また、外フラップが互に付き合う箱の組立て構造となる
ため、シール片に妨げられることなく、一般の段ボール
箱と同様に、付き合わせ部分にテープ止めが可能である
。さらに、筒状面状体にはフラップから解放されている
箇所に出入口とそれに被せるキャップを取り付けること
ができ、この場合、キャップがフラップの内側に収納さ
れるため、箱の外側にキャップの凸部が無くなり、キャ
ップに妨げられることなく、箱を安定して積み重ねるこ
とができる。
また、段ボール構造体に折り畳み用の縦の罫線を入れた
場合は、運搬しやすいように平たく折り畳みが可能であ
り、内フラップを三角形に形成した場合には、フラップ
を容易に閉じることができる。
さらに段ボール構造体と筒状面状体が線接着や点接着又
は剥離が容易な軟接着により、線、点接着されているた
め、少しずつ筒状面状体をつぶしながら使用することが
可能となり、内容物の酸化を防止し、段ボール構造体と
、プラスチックが使われている筒状面状体とを別々に分
離することが可能となり、リサイクルが可能となった。
この発明の簡易気密容器の製造方法によれば、回転ドラ
ムの下に段ボール構造体を繰り入れるだけで、それに部
分的に接着剤を塗布することができるため、段ボール構
造体のフラップに面状体が解放された簡易気密容器の量
産に適するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は一実施例を示し、第1図は組立て
手順を示す斜視図、第2図は組立て状態を示す斜視図、
第3図は展開図である。 第4図および第5図は他の実施例を示し、第4図は第1
図に対応する斜視図、第5図は折り畳み状態を示す斜視
図である。 第6図はさらに他の実施例を示す第1図に対応する斜視
図である。 第7図はこの発明方法に使用する糊付は機の斜視図であ
る。 第8図および第9図は従来例を示し、第8図は第1図に
対応する斜視図、第9図は第2図に対応する斜視図であ
る。 第10図ないし第13図は、それぞれA式ケースを基本
とし、段ボール構造体Fと面状体Pとの各実施例接着状
態を説明した図で、第10図は組み立て説明図、第11
図及び第12図は展開説明図である。 なお第13図は第12図に対応する組み立て説明図であ
る。 C・・・箱体 F・・・段ボール構造体 P・・・面状
体12・・・内フラップ I3・・・外フラップ15・
・・シール片 16・・・キャップ付き出入口18・・
・罫線 2】・・・回転ドラム 25・・・凸版特許出
願人株式会社ザ・ボックス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)箱体に組み立てる段ボール構造体の内面に気密性を
    有する面状体を貼り合わせると共に、その筒状面状体の
    端部をシール片として形成し、シール片を相対向するシ
    ール片に接着した簡易気密容器。 2)面状体が、筒状面状体であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の簡易気密容器。 3)筒状面状体が、段ボール構造体の両長さ巾面の胴部
    及び両長さ巾面のフラップの内面各部に部分的に接着さ
    れていることを特徴とする特許請求範囲第2項記載の簡
    易気密容器。 4)互に独立する内フラップと外フラップのうち、少く
    とも外フラップに筒状面状体の貼り合わせがなく、その
    フラップに対して筒状面状体が解放されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項及び第3項記載の簡易気
    密容器。 5)段ボール構造体と筒状面状体とのうち、少くとも段
    ボール構造体に巾狭い方の上下フラップの巾中央を通る
    折り畳み用の罫線を形成し、外折り又は内折りしてある
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項ないし第4項記
    載の簡易気密容器。 6)蓋部および底部の少くとも一方のシール片を予めシ
    ールしてあることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第5項記載の簡易気密容器。 7)段ボール構造体において、筒状面状体が貼り合わさ
    れている巾狭い内フラップを三角形に形成され、又はさ
    らに外フラップとの接続片を設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第6項いずれか記載の簡易気
    密容器。 8)フラップから解放されている筒状面状体に液体、粉
    体用のキャップ付き出入口を設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項ないし第7項いずれか記載の簡易気
    密容器。 9)巾狭い左右側壁が面状体と接着されていないことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第8項いずれか
    記載の簡易気密容器。 10)筒状面状体が袋状に成形された袋状面状体である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項ないし第9項い
    ずれか記載の簡易気密容器。 11)段ボール構造体に巾狭い方の上下フラップのうち
    、少なくとも一方の巾フラップ面が筒状面状体と三角形
    の形状に接着し、シール辺をシールすることにより筒状
    面状体が袋状に成形できることを特徴とした簡易気密容
    器。 12)段ボール構造体の胴部及び両幅面の上下フラップ
    のうち、少くなくとも一方の幅フラップ面に三角形の形
    状に糊付けし、筒状面状体を接着しシール辺をシールす
    ることにより筒状面状体が袋状に成形できることを特徴
    とした簡易気密容器。 13)剥離可能な軟接着剤又は線若しくは点接着等によ
    る部分的接着により、段ボール構造体と筒状面状体とが
    容易に剥離できることを特徴とした簡易気密容器。 14)筒状面状体の内面のフィルム及びシートが機能性
    樹脂フィルム及び機能性樹脂シートであることを特徴と
    した簡易気密容器。 15)箱体に組み立てる段ボール構造体に気密性の筒状
    面状体を部分接着するにつき、回転ドラムの外周面に、
    段ボール構造体のうちの筒状面状体解放部に対応する箇
    所が欠除した凸版を組み込み、凸版の表面に接着剤を塗
    布し、回転ドラムの下に段ボール構造体を繰り込むこと
    により、その所定箇所にのみ部分的に接着剤を塗布した
    後、段ボール構造体に筒状面状体を貼り合わせることを
    特徴とする簡易気密容器の製造方法。
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