JPH04102168U - 端子金具の固定構造 - Google Patents

端子金具の固定構造

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JPH04102168U
JPH04102168U JP1147091U JP1147091U JPH04102168U JP H04102168 U JPH04102168 U JP H04102168U JP 1147091 U JP1147091 U JP 1147091U JP 1147091 U JP1147091 U JP 1147091U JP H04102168 U JPH04102168 U JP H04102168U
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terminal
terminal fitting
acupressure
fixing structure
housing
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JP1147091U
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悦夫 高野
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矢崎総業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子金具をコネクタハウジング内へガタつき
なく固定することを目的とする。 【構成】 端子金具10と、端子金具に形成された係止
部10c,10dと、ハウジング20に形成された端子
収容室21と、端子収容室21内に設けられた可撓性錠
止腕20c,20dと、端子金具の基板部10bを押圧
して端子金具10のガタつきを抑える指圧片22とから
構成される。可撓性錠止腕20c,20dの先端が係止
部10c,10dと係合して端子金具10を係止したと
き、端子金具10の基板部10bを指圧片22が両側か
ら押圧して端子金具10のガタつきを抑える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コネクタ等のハウジング内に端子金具を固定する構造に関し、特に 、端子金具が、端子収容室内でガタつかないようにする技術に関するものである 。
【0002】
【従来の技術】
コネクタは、ハウジング内に雄又は雌の端子金具を嵌装し、同様に形成された 相手側コネクタ内の、雌又は雄の端子金具と嵌合して電気的接続を得るものであ る。
【0003】 したがって、コネクタハウジング内に嵌装される端子金具は、相手側の端子金 具との係合、離脱を容易かつ確実に行うために、ガタつきなく固定されているこ とが望まれる。
【0004】 図4,5は、従来の端子金具の固定構造を示すもので、図4に示す端子金具1 は、一枚の金属薄板から打ち抜き、かつ折曲して形成されたもので、左端側に一 つ、右端側に二つのタブ端子1aを有し、クランク型に折曲した共通の基板部1 bでこれらを結合したジョイント端子として示されている。左端のタブ端子1a には、係止孔1cが穿設され、基板部1bの中央部には、四角形の三辺を切断し て切り起こした係止片1dが形成されている。
【0005】 他方、コネクタハウジング2には、上記の各タブ端子1aを収容するためのタ ブ収容室2a、及びこれらを連通して基板部1bを収容するための溝2bとから なる端子収容室3が形成され、左端のタブ収容室2a内には可撓性錠止腕2cが 、又、溝2b内には、基板部1bの係止片1dと係合する係止突起2dが突設さ れている。
【0006】 端子金具1を図4又は図5(a)に示す矢印方向に進めて、コネクタハウジン グ2の端子収容室3内に挿入すると、タブ収容室2a内では、可撓性錠止腕2c の先端部がタブ端子1aの係止孔1cに係合してタブ端子1aを係止する。同時 に、図5(b)に示すように基板部1bが溝2b内に進入して、基板部1bに形 成された係止片1dと係止突起2dとが係合し、基板部1bを係止する。以上に よって、端子金具1はハウジング2内に固定されることになる。
【0007】 ところで、このような固定構造においては、溝2bの幅dは、端子金具1の厚 さtより厚めに形成されている。この理由は、第1に、端子金具1を挿入し易く するためであり、第2には、ハウジング2が、通常樹脂の射出成形により形成さ れるので、成形用金型を係止突起2dを避けて溝2b内から抜き取る必要がある ためである。従って、端子収容室3内に嵌装された後、溝2b内の端子金具1が 図5(c)に示す二点鎖線のようにガタつくことになり、相手側端子との嵌合が しにくくなる等の問題を生じていた。
【0008】 そこで、この問題を解決するために、図6,7に示すような、実開昭57−1 95775号公報記載の固定構造が提案されている。これは、一列に並んだ複数 のタブ端子4aと、これらを連結する基板部4bとからなる端子金具4において 、基板部4bの両端に、ガタ防止片4cを突設し、これらを、ハウジング5の収 容溝5aの両側に形成した折曲溝5b内に弾性的に当接するように入れてガタを 止めるものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の例において端子金具4の装着後にばね作用を発生させるために は、両側のガタ防止片4c間の距離D(図6)を、折曲溝5b間の距離C(図6 、図7)より大きくしておく必要がある。そのため、図7に示すように、ガタ防 止片4cの先端と折曲溝5bの外壁とが、i部のところで干渉し合い、端子金具 4の挿入性を悪くしていた。
【0010】 本考案は、上記の問題を解消するためになされたもので、ガタつきがなく、し かも挿入し易い端子金具の固定構造を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本考案は、端子金具をハウジングの端子収容室内 に固定する端子金具の固定構造において、端子金具に形成された係止部と、前記 端子収容室内に設けられて前記係止部と係合する可撓性錠止腕と、端子金具の基 板部を押圧して端子金具のガタつきを抑える可撓性の指圧片とを備えた構成を採 用している。
【0012】 又は、前記指圧片が、端子収容室における前記端子金具の基板部の両面側に設 けられた構成や、指圧片に、端子金具挿入のための案内斜面を形成した構成や、 指圧片に、点又は線で基板部に接触する指圧リブを設けた構成としてもよい。
【0013】
【作用】
端子金具を、ハウジングの端子収容室内に挿入すると、端子金具の係止部に可 撓性錠止腕が係合して端子金具をハウジング内に固定する。同時に、端子金具の 基板部に、指圧片が押圧され、端子金具のガタつきを抑える。
【0014】
【実施例】
以下に、図面を用いて本考案の実施例を説明する。図1に示す本考案の端子金 具1は、図4の従来例で示したものと大略において同様で、簡単に説明すると、 複数のタブ状の端子部10aを基板部10bでクランク型に接続したものである 。図の左端にある端子部10aには従来例と同様の孔状の係止部10cが形成さ れているが、基板部10bの中央部には、切り起こし係止片ではなく、孔状の係 止部10dが穿設されている点が従来例と相違している。
【0015】 ハウジング20には、各端子部10aに対応した端子収容部20aと、これら と連通した基板収容部20bとからなる端子収容室21が形成され、図の左端に ある端子収容部20aには、係止部10cと係合する可撓性錠止腕20cが、又 、基板収容部20bの中央には係止部10dと係合する可撓性錠止腕20dがそ れぞれハウジングと一体的に形成されている。
【0016】 端子収容室21は、基板収容部20bの両側に、互い違いに複数の指圧片22 を備えている。この指圧片22は、可撓性で、図2(a),(b)に示すように 、基板収容部20bの入口側に基端を有するロッキングアーム状をしており、先 端には断面が三角形で先端の尖った指圧リブ22aが形成され、指圧リブ22a の挿入方向(図2(a)の矢印方向)後方端には、基板部10bの挿入を容易に するための案内斜面22bが形成されている。
【0017】 端子10を、図1の矢印方向から端子収容室21内に挿入すると、端子収容部 20a内の可撓性錠止腕20cの先端が、端子部10aの係止部10cと係合す る(図5(a)参照)。一方、基板収容部20b内に進入した基板部10bは、 先ず先端が、両側にある指圧片22の案内斜面22bに当接する。そして、これ ら両側の斜面22bに案内されて真っ直ぐに進入し、基板部10bの下端が基板 収容部20bの底部に当接すると、係止部10dにロッキンブアーム20dの先 端が嵌入する。以上により、端子金具10はハウジング20内に固定される。
【0018】 指圧片22は、端子金具10の基板部10bを、両側からその可撓性で相手側 に向けて押圧することになり、基板収容部20bの幅が基板部10bの厚さより 広くても、端子金具10は、図2(a)の左右方向にガタつくことはなくなる。 又、指圧片22の先端の指圧リブ22aは、三角形の先端角部の線で基板部10 bを押圧するので、端子金具10は、指圧リブ22aと直交する方向には移動し 易く、この方向に生じる端子金具10の長さのバラツキを、調整し易くしている 。この点から指圧リブ22aの先端は、本実施例の線に限らず、点で基板部10 bに押圧する構成としてもよい。
【0019】 基板部10bの厚さが薄い場合、互い違いに設けられた指圧片22が、基板部 10bに若干の反りを与えるので、ガタ防止のための適当なばね作用を生じさせ ることができる。
【0020】 図3は、本考案の他の実施例を示す。この実施例は全体として、図1の実施例 と似ており、端子金具30は、端子部30aと基板部30bとからなり、それぞ れに係止部30c,30dを備えている。ハウジング40には、端子収容部40 aと基板収容部40bとからなる端子収容室41があり、各部には可撓性錠止腕 40c,40dが立設されている。
【0021】 図1の実施例と相違する点は、基板部30bが、U字状の一方の先端からほぼ 直角方向に折曲した延長部を有する形状になっていること、及び、指圧片42が 基板部30bの折曲する二辺ないし三辺に設けられている点である。この構成に よれば、端子金具30は、直交する二方向に対し、指圧片42でガタつきを抑制 されることとなり、図1のものよりさらにガタつきを少なくできるという特徴を 有する。なお、図示は省略するが、指圧片42の先端には指圧リブや案内斜面が 必要に応じて設けられる
【0022】 各実施例における可撓性錠止腕20c,20d又は40c,40dは、それぞ れ何れか一方だけがあればよいが、端子金具が長くなる場合は、双方を設けるこ とによって、端子金具10の固定をより安定させることができる。また、指圧片 22,42は、端子金具10,30が端子収容室21,31内でガタつかないよ うにすればよいもので、基板部の片側だけに設ける構成としてもよい。又、両側 に設ける場合は、実施例の如く交互になるように配置すれば、より効果的にガタ を止めることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、ガタつきがなく、しかも挿入し易い端子 金具の固定構造を得ることができる。又、可撓性の指圧片を端子金具の両側に設 けることにより、端子収容室の幅が端子金具の厚さより大幅に広い場合でも、端 子金具に曲げ加工を施す必要もなく、端子金具のガタを有効に止めることができ る。又、併せて案内斜面を形成することにより、端子金具を端子収容室内に真っ 直ぐに挿入することも可能となる。さらに、線又は点で接触する指圧リブを設け れば、端子金具の寸法誤差を調整することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における端子金具の固定構造を示す実施
例の分解斜視図である。
【図2】(a)は図1のA−A断面図、(b)は図1の
要部を示す下面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
【図4】従来の端子金具の固定構造を示す分解斜視図で
ある。
【図5】(a)は図4のB−B断面図、(b)は図4の
C−C断面図、(c)は図4の要部下面図である。
【図6】他の従来例における端子金具の固定構造を示す
分解斜視図である。
【図7】図6のハウジングに端子金具を挿入した状態の
要部を示す下面図である。
【符号の説明】
10,30 端子金具 10b,30b 基板部 10c,10d 係止部 30c,30d 係止部 20,40 ハウジング 20c,20d 可撓性錠止腕 40c,40d 可撓性錠止腕 21,41 端子収容室 22,42 指圧片 22a 指圧リブ 22b 案内斜面

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子金具をハウジングの端子収容室内に
    固定する端子金具の固定構造において、端子金具に形成
    された係止部と、前記端子収容室内に設けられ、前記係
    止部と係合する可撓性錠止腕と、端子金具の基板部を押
    圧して端子金具のガタつきを抑える可撓性の指圧片とを
    備えたことを特徴とする端子金具の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記指圧片が、端子収容室における前記
    端子金具の基板部の両面側に設けられたことを特徴とす
    る請求項1記載の端子金具の固定構造。
  3. 【請求項3】 指圧片に、端子金具挿入のための案内斜
    面を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の端
    子金具の固定構造。
  4. 【請求項4】 指圧片に、点又は線で基板部に接触する
    指圧リブを設けたことを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の端子金具の固定構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56154803A (en) * 1980-05-01 1981-11-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Constituting circuit for reference surface of microwave integrated circuit
JPS5941879U (ja) * 1982-09-04 1984-03-17 東洋ハ−ネス株式会社 ジヨイントコネクタ
JPH01159371U (ja) * 1988-04-26 1989-11-06

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