JPH04101744A - 自動加工装置の工具交換装置及び制御方法 - Google Patents

自動加工装置の工具交換装置及び制御方法

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JPH04101744A
JPH04101744A JP21350190A JP21350190A JPH04101744A JP H04101744 A JPH04101744 A JP H04101744A JP 21350190 A JP21350190 A JP 21350190A JP 21350190 A JP21350190 A JP 21350190A JP H04101744 A JPH04101744 A JP H04101744A
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JP
Japan
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tool
arm
bending stress
hand
turret
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JP21350190A
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English (en)
Inventor
Choji Kato
加藤 長次
Kazuo Yamada
和男 山田
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Yamazaki Mazak Corp
Original Assignee
Yamazaki Mazak Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複合加工工作機械を備えた自動加工装置におけ
る工具交換装置及びその制御方法に関する。
[従来の技術] 複合加工工作機械とワークの自動搬送装置とを組み合わ
せて、長時間にわたる自動加工を可能とするフレキシブ
ル マニュファクチャリング システム(FMS)が普
及しつつある。
複合加工工作機械のうちで、対向する2台の主軸と、各
主軸と共同する2台の刃物台を備えた複合加工旋盤は、
2台の主軸間でワークの受渡しが可能であって、2つの
工程を1台の機械の中で完了することができ、生産性も
高い。
刃物台は、タレットを備え、タレットはその周囲に例え
ば12本のツールを装備することができる。
この種の複合加工旋盤とワークの自動搬送装置とを組み
合せて、長時間の無人運転を可能としたシステムは、既
に本出願人によって提案されている。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の装置にあっては、使用で
きるツールはタレットに予め装着された範囲のツールに
とどまり、ツールを交換する必要が生じた際には、オペ
レータによるツールの交換作業が不可欠であった。
ワークと同様に、ツールもタレットに対して自動的に搬
送することができれば、加工の範囲が拡がり、より長時
間の無人運転が可能となる。
そこで本発明は、複合加工旋盤と自動搬送装置とを備え
た自動加工装置における自動工具交換装置及びその制御
方法を提供する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の自動加工装置を構成する複合加工旋盤は、互い
に対向して配設されて軸方向に沿って独立して移動する
第1の主軸および第2の主軸と、第1の主軸の移動軸に
対して直交する軸に沿って移動するタレットを有する第
1の刃物台と、第2の主軸の移動軸に対して直交する軸
に沿って移動するタレットを有する第2の刃物台とを備
え、搬送装置は、複合加工旋盤と部材を収容するストッ
カ装置との間に配設したガイドレールと、ガイトレー・
ル上を自走する搬送ロボットと、搬送ロボットにとりつ
けた鉛直方向に伸縮するアームと、アームの先端に交換
自在に装着されるハンドとを備える。
そして、自動工具交換は搬送ロボットのアームにツール
ハンドを装着して達成するが、このツールハンドは、基
本的な手段として、第1の刃物台にツールを供給する第
1のグリッパヘッドと、第2の刃物台にツールを供給す
る第2のグリッパヘッドを備え、ツールハンドが工具交
換を実行する際に、搬送ロボットのアームにかかる曲げ
応力を検知する手段を備えている。
そして、工具交換の際に、ツールハンドと刃物台の関連
位置とアームにかかる曲げ応力とを監視しつつ工具交換
を制御する。
[作用] 以上の手段を有することにより、搬送ロボットによって
ツールを第1の刃物台と第2の刃物台に自動的に搬送す
るとともに、安全かつ確実な工具交換を達成することが
できる。
[実施例] 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明を実施する自動加工装置の全体を示す斜
視図、第2図は正面図、第3図は平面図、第4図は左側
面図である。
全体を符号1で示す自動加工装置は、複合加工工作機械
を備える。複合加工工作機械は、種々の形式の工作機械
を利用することができるが、本実施例においては、2台
の主軸と2台の刃物台を備えた複合加工旋盤10を用い
た場合を示している。
第5図は、複合加工旋盤10の概要を示すもので、対向
して配設した第1の主軸110と第2の主軸130を有
する。第1の主軸110と第2の主軸130は同一の能
力を有する主軸であって、それぞれ軸2..2.で示す
方向に移動する。
一方、同一の能力を有する2台の刃物台120゜140
は対向して配設される。第1の刃物台120は、軸X1
方向に移動するとともに、軸T1のまわりに旋回するタ
レット122を有し、タレット122には複数本のツー
ル160が装着される。
第2の刃物台140も同様に、軸X、力方向移動すると
ともに、軸T、のまわりに旋回するタレット142を有
し、タレット142には複数本のツール160が装着さ
れる。
第1の主軸110は、チャック112を有し、ジョー1
70でワーク150を把持して第1の刃物台120のツ
ール160によってワーク150に必要な加工を施す。
第1の主軸110の軸Zの移動量と軸C1まわりの回転
量及び刃物台120の軸X1の移動量と軸T1まわりの
インデックスはNC装置により制御される。
複合加工旋盤10は、ツール160の刃先位置を検知す
る手段(図示せず)を備え、刃先位置を計測してNC装
置にフィードバックすることにより、ワークの寸法を間
接的に計測し、加工精度を確保する。
第1の主軸110により第1工程の加工が完了すると、
第2の主軸130のチャック132は第1の主軸110
からワーク150を受けとり、NC装置により制御され
る第2の刃物台140と共同して第2工程の加工を施し
、ワーク150を完成させる。
複合加工旋盤10は以上のように、2台の主軸と2台の
刃物台を備え、複雑な形状のワークを自動的に加工する
能力を有する。
複合加工旋盤10の後側にはチップコンベア190を配
設して切削により発生するチップを集め、チップバスケ
ット195で回収する。
全体を符号20で示す搬送装置は、複合加工旋盤10の
上方に配設されるガイドレール200を備える。ガイド
レール200は、旋盤の主軸の移動方向である軸2..
2.と平行な軸Bに沿って配設され、ガイドレール2’
OO上に搬送口ホット220を走行自在にとりつける。
搬送ロボット220は、上下方向の軸Aに沿って移動す
るアーム230を備える。アーム230の先端部にはワ
ークハンド280をとりつけるが、後述する態様により
このワークハンド280を他のハンドと交換自在として
、種々の対象物を搬送する。
複合加工旋盤10に隣接して、ガイドレール200の下
方に部材を備蓄して必要時に複合加工旋盤10に供給す
るストッカ装置30を配設する。
第6図はストッカ装置30の要部の断面図、第7図は要
部の側面図である。
ストッカ装置30は、床面に載置されるベース300を
有し、ベース300は、2本で1組の案内面を2組備え
る。第1の案内面310,312は、ガイドレール20
0の軸Bに対して直交する軸X、に沿って配設される。
第2の案内面320゜322は、軸X、に平行な軸X4
に沿って配設される。
第1の案内面310,312上には、全体を符号40で
示すストッカが軸X、に沿って移動自在に載置される。
ストッカ40は、第1の側壁410、第2の側壁420
および2つの側壁を結ぶ床430からなり、上部が開口
する断面がほぼ正方形の箱形のストッカ本体400を備
える。床430の下面には案内面上を転動するローラ4
°02を設ける。
第1の側壁410の上縁部は外側に水平方向に延び、第
1のフランジ412を形成する。第2の側壁420の上
縁部も外側に水平方向に延び、第2のフランジ422を
形成する。
ストッカ本体400は、軸x8に沿って延びる細長い形
状を有するが、内部は仕切板440によって複数の室4
45に画成される。
室445には、搬送ロボット220のアーム230の先
端に交換自在に装着される各種のハンドが収容される。
本実施例にあっては複合加工旋盤10の刃物台に供給す
るツールを取り扱うためのツールハンド2401主軸1
10,130のチャック112,132へ供給するショ
ーを取り扱うためのジョーハンド260、ワークを取り
扱うためのワークハンド280の3種類のハンドが用意
される。
第1のフランジ412と第2のフランジ422は、軸X
、に沿って等間隔に形成した穴を有し、各人にはツール
160が挿入される。本実施例においては、各フランジ
に10本ずつ、合計20本のツール160を収容する場
合を示すが、必要に応じて収容本数を増減する。
第1の側壁410と第2の側壁420の上部の内側には
、軸X1に沿って等間隔にジョーの保持部材を配設し、
各保持部材にジョー170を挿入する。本実施例では、
合計18個のジョー170を保持する場合が示されるが
、ジョー170の個数は必要に応じて増減する。
ストッカ本体400は軸X、に沿って割り出され、位置
決め用の手段(例えばサーボ位置決め)を備える。
各ツール、ジョー、ハンドはICと電池等を含む記憶素
子を備え、必要な情報を記録する。
ツール160は記憶素子160aを備えるが、ストッカ
装置のベース300側にツールの記憶素子160aの情
報を読みとり、または書き込むためのリード、ライトヘ
ッド330を配設する。ジョー170は、チャックと係
合するベースジョーと、ベースジョーにとりつけるソフ
トジョーとがらなり、ベースジョーの背面に同様の記憶
素子を備える。そして、ベース300側にジョー170
の記憶素子170aに対向するリード、ライトヘッド3
32を配設する。このリード、ライトヘッド332は、
ストッカ本体400が移動する際に、ツールシャンク1
60Sとの干渉を避けるために旋回式として、リード、
ライト時のみにジョー170の記憶素子170aに近接
する構造とする。
第1のフランジ412に貯えられるツール160と第1
の側壁410に貯えられるジョー170は、原則として
第1の刃物台120と第1の主軸110に供給される。
第2のフランジ422に貯えられるツール160と第2
の側壁420に貯えられるジョー170は、第2の刃物
台140と第2の主軸130に供給される。
第6図はツールハンド240が、第1のフランジ412
のツール160と、第2のフランジ422のツール16
0を把持する状態を示し、ジョーハンド260がジョー
170を把持する状態を中央上部に示す。
ストッカ本体400内にはハンドが貯えられるが、本体
400の床430の下方のベース300には、ハンド用
のリード、ライトヘッド340がアクチュエータ342
により上下動自在に設けられる。第6図はツールハンド
240がストッカ本体400内に収容された状態を示す
が、ツールハンド240の先端部に記憶素子240aを
とりつけて、必要な情報を記録する。ジョーハンド26
0、ワークハンド280も同様の記憶素子を備える。
ストッカ装置30のベース300の第2の案内面320
,322には、全体を符号60で示す走行台車が装架さ
れる。走行台車6oはフレーム600を有し、フレーム
600はローラ602を介して案内面320,322上
に支持されるが、図示しない駆動装置によって軸X4に
沿って移動される。この走行台車60はフォーク70と
ともにパレットチェンジャを構成し、後述する態様によ
ってワークを載置したパレットを取り扱う。
ストッカ40に係脱自在の連結ピン450によるクラッ
チ手段を設け、必要時に、走行台車60とストッカ40
とを連結する。ストッカ40は、走行台車60の駆動力
によって軸X、に沿って所定の位置に割り出され、ハン
ド、ツール、ジョーを搬送ロボット220へ供給する。
本自動加工装置は以上のように、搬送ロボットのアーム
にとりつけるハンドを交換自在とし、必要とするツール
、ジョーを複合加工旋盤10へ供給するので、多種類の
ワークに対する段取りを自動的に達成することができる
次に、ストッカ40の一端部に機外計測装置50を連結
する。この機外計測装置50は、プレート500上にワ
ークを位置決めするブロック502やマイクロメータ5
10等を配設したものであって、加工済みのワークの寸
法を自動的に計測してその情報を制御装置90へ送る。
ベース300に案内される走行台車60は、フォーク装
置70を備える。フォーク装置70は、走行台車60に
対して上下動自在に支持される。
走行台車60に配設したモータ610は伝動手段を介し
てフォーク装置70の駆動ねじ720を回動し、フォー
ク装置70全体を昇降させる。
フォーク装置70は桁705と、桁705の両端から外
側に突出する平行した2本のアーム710を有し、2本
のアーム710の内側部でパレット80を把持する。
フォーク装置70の桁705の中央内側部にはリード、
ライトヘッド917を備え、パレット80の対向する位
置に記憶素子815を備える。
パレット80は、ワーク150を収容する角板状のもの
で、同種、異種のワーク150を一定間隔で収容するた
めの手段を有する。
複数個のパレット80を上下方向に重ね合せて準備する
が、最大10個程度のパレットを準備する。各パレット
80は四辺形のフレーム800の内部にV溝を形成した
アダプタからなるワークの保持手段を備える。そして、
フレーム800の4隅にはビン810を植設する。この
ピン810はワーク150の高さ寸法に対応して選択さ
れ、ビン810により上方に重ねるパレット80を支持
する。したがって、重ね合わされるパレットの上下方向
の間隔は、ピン810の長さにより規定される。
本自動加工装置の制御装置と制御方法を説明する。
第8図は制御装置の概要を示すブロック図であって、複
合加工旋盤lOは、NC装置を含む制御装置95を備え
る。
制御装置95は、NC装置を含む中央処理装置950と
、操作盤952を有し、加工に必要な情報を入出力する
。複合加工旋盤10は、2台の刃物台120,140に
装着するツール160の刃先位置を検出する刃先位置検
出装置954を備え、刃先位置を検出することで加工し
たワークの寸法を管理する。この刃先位置検出装置95
4の情報を中央処理装置950へ送り、必要に応じてN
C情報を修正する。
制御装置90は、複合加工旋盤10以外の装置の制御を
担当する。本実施例においては、複合加工旋盤の制御装
置90と、それ以外の装置の制御装置95を別体にした
場合を示しであるが、制御装置を合体して総合した制御
装置を構築することもできる。
制御装置90は、中央処理装置900を備え、中央処理
装置に連結する操作盤9o2.ティーチングパネル90
4によって、制御対象の装置の作動に関する情報が入力
される。
搬送装置20は、ガイドレール200上を移動する搬送
ロボット220を作動するサーボ軸Bと、アーム230
の上下動を作動するサーボ軸Aの2軸を有するが、これ
らのサーボ906は中央処理装置900からの指令によ
り制御される。走行台車60とフォーク7oからなるパ
レットチェンジャは、走行台車60の移動と、フォーク
70の上下動を操作するサーボ908を備え、中央処理
装置900の指令により制御される。
ハンド、ジョー、ツールを収容するストッカ40の位置
等はユニット910を介して制御される。
本自動加工装置は、ストッカ40に加えて図示しないチ
ェーンストッカ等を付加することにより、ツールやジョ
ーの収容量を拡大することができる。
チェーンマガジンを装備した場合には、ユニット912
を介して制御する。
ストッカ40と一体に連結された機外計測装置50は、
加工が完了したワークの寸法を計測するが、計測装置5
0の作動や、計測結果等の情報は、ユニット914を介
して制御される。
各々のパレット80は、記憶素子を備えるが、この記憶
素子に対する情報の読出し、書込みは、リード、ライト
ヘッドコントローラ916と、これに連結されるリード
、ライトヘッド917により実行される。
同様に、各ツールの記憶素子、各ジョーの記憶素子、各
ハンドの記憶素子の情報の読出し、書込みは、リード、
ライトヘッドコントローラ9]8と、これに連結される
リード、ライトヘッド919により実行される。
自動加工装置を用いて自動運転を開始する前に、オペレ
ータが行なう段取り作業を説明する。
まず、段取りステーションにおいて、各パレット80に
素材ワーク150を収容し、可搬型のリード、ライトヘ
ッドを用いて各パレット80の記憶素子にデータを書込
む。書込むデータは、固定データとして、パレット番号
、加工年月日等があり、可変データとして、ワーク番号
、ワーク間隔、ワーク基準位置、パレット上の個数、パ
レットに植設したビン810の高さ寸法等がある。
以上の段取りが完了したパレット80は、最大10段程
度に積層されて自動加工装置のローディングステーショ
ン820へ搬送される。
次に、オペレータは、ストッカ40に複数のハンド24
0,260,280.ツール160、ジョー170をセ
ツティングする。この際に、可搬型のリード、ライトヘ
ッドを用いて各記憶素子にデータを書込む。このストッ
カ40に収容される機器のデータは、システムチエツク
の際にリード。
ライトヘッドで読みとられ、制御装置90へ送られる。
複合加工旋盤10の制御装置95にもNCデータ等を準
備する。
第9図は、本自動加工装置の作動を示すフローチャート
である。
ステップ1000でスタートした自動運転は、ステップ
1100でパレット80にとりつけた記憶素子のデータ
の読取りを行なう。ローディングステーション820に
載置されたパレット80に対して、パレットチェンジャ
のフォーク装置70は、最上部から降下して積層された
パレット80の各記憶素子のデータを読取る。
第10図は、パレット80の記憶素子に記入するデータ
項目を例示する。
この読取りが完了すると、パレット番号を基準とした加
工スケジュールのデータ表が作成できる。
加工順序としては、最上段に積まれたパレットが最初と
なり、順次下段のパレットが続く。
ステップ1200では、自動加ニジステムのチエツクを
行なう。パレット番号を基準とした加工スケジュールに
基き、NCデータ、ツール、ジョ、ハンド等のデータと
、ストッカ及び複合加工旋盤内にセットされているもの
とを照合し、システムに異常がないかをチエツクする。
異常を発見したときには、ステップ1210でオペレー
タに警告を発する。
ステップ1300へ進み、準備状況をチエツクする。
加工すべきワークに対応する準備が完了していない場合
には、ステップ131oへ進む。
ステップ1310では、ストッカ40に設けた連結ビン
450を作動して走行台車60とストッカ40を連結す
る。これにより、ストッカ40は走行台車60とともに
駆動され、必要な位置まで移動できる状態となる。
ステップ1320では、ハンド交換プログラムが実行さ
れる。ストッカ40内に収容された3種類のハンドのう
ちで、例えばツールハンド240が搬送ロボット220
のアーム230に装着される。
ステップ1330では、ツール交換プログラムが実行さ
れる。ツールハンド240は、ストッカ40の第1のフ
ランジ412に収容されたツール160を第1の刃物台
120のタレット122へ装着し、第2のフランジ42
2のツール160を第2の刃物台140のタレット14
2へ装着する。
ステップ1340では、ジョー交換プログラムが実行さ
れる。ジョーハンド260がアーム230に装着され、
ジョーハンドはストッカ4oの第1の側壁410に収容
されたジョー170を第1の主軸110のチャック11
2へ装着し、第2の側壁420に収容されたジョー17
0を第2の主軸130のチャック132へ装着する。
ステップ1350では、加ニブログラムや交換されたツ
ール、ジョーに関するデータを複合加工旋盤の制御装置
95へ転送する。転送するデータは、ツールファイルデ
ータ、爪寸法データ等のツールの記憶素子、ジョーの記
憶素子内のデータのマツプ等がある。その後に、ストッ
カ40を原位置に復帰する。原位置では、機外計測装置
50が所定の位置に位置決めされる。走行台車60とス
トッカ40の係合を解く。アーム230にワークハンド
280が装着される。
以上で準備プログラムは完了し、ステップ140oへ進
む。
ステップ1400では、走行台車60とフォーク70が
共同して最上段のパレット80を所定の位置に保持する
ステップ1500では、搬送ロボット220が、ワーク
ハンド280によってワーク150を把持し、複合加工
旋盤10の第1の主軸110のチャック112へ供給す
る。通常は、ワーク150に対する第1の加工工程は、
第1の主軸110で実行され、第2の加工工程は、第2
の主軸130で実行されるが、順序を逆にすることも可
能である。
ステップ1600では、複合加工旋盤10の機内に装備
した刃先位置検出装置(図示せず)によって各ツール1
60の刃先位置を計測し、ワークの寸法を間接的に計測
する。
ステップ1700では、ステップ1600における刃先
位置の検出結果に基いて刃先の破損等によるツール交換
の必要性を判断する。ツール交換が必要と判断されると
、ステップ1710へ進み、搬送ロボット220のアー
ム230に装置されていたワークハンドをツールハンド
に交換する。ステップ1720でツール交換プログラム
を実行し、ステップ173oでワークハンドに再度交換
してステップ1800へ進む。
ステップ1800では、複合加工旋盤10によって所定
の加ニブログラムを実行する。加工が完了したワーク1
50は、ステップ1900で搬送ロボット220により
とり出され、機外計測装置50へ送られる。
ステップ2000では、機外計測装置50によるワーク
150の寸法の直接計測が実行され、誤差の大きさに応
じて、ステップ2010でNCデータを補正する。
ステップ2100では、ツール寿命をチエツクする。各
ツール160は、予め所定の使用回数、使用時間を寿命
として設定しである。そこで、この設定値に照してツー
ルの寿命をチエツクし、寿命に達した場合にはステップ
2110へ進み、ツールハンドに交換した上で、ツール
交換プログラムが実行される。
ステップ2120では、複合加工旋盤10の制御装置9
5のNCから制御装置90ヘツールデータの転送を行な
い、ステップ2130では、リード、ライトヘッド91
9を介して使用済みのツールの記憶素子へツールデータ
の書込みを行なう。
したがって、使用中のツールのデータは、NC内のツー
ルファイルにのみ記録され、ツールの記憶素子のデータ
は更新されない。
ステップ2200では、パレット80上に段取りされて
いたワーク個数の全ての加工が完了したか否かを判断す
る。完了していた場合には、ステップ1500へ戻り、
ワークを搬入して以上のステップをくり返す。
パレット1枚分のワークの加工が完了すると、ステップ
2300へ進み、走行台車60とフォーク70は、支持
しているパレットをアンローディングステーション82
5へ降ろす。
このときに、パレット用のリード、ライトヘッド917
は、パレット80の記憶素子に各ワークの加工データを
書込む。具体的には、ステップ2000で実行した機外
計測の測定データにより中央処理装置900は加工結果
の良否を判定し、リード、ライトヘッド917が各ワー
クに対する良否のデータをパレットの記憶素子に書込む
以上のフローを全パレットに対してくり返し、ステップ
2400で全パレットの加工が終了したことを確認し、
ステップ2500で自動運転を終了する。
なお、上述した自動加工装置1においては、正面からみ
て、複合加工旋盤10の左側にストッカ装置30を配設
した例を示したが、第11図に示すように、ストッカ装
置3OAを、右側に配設することもできる。したがって
、自動加工装置1の設置スペースに応じて自由に配設す
ることが可能である。
以下、第12図乃至第24図を用いて本発明の実施例を
詳細に説明する。
第12図はツールハンドの正面図、第13図は側面図、
第14図は一部を断面にして示す正面図、第15図はグ
リッパの詳細図、第16図はツールハンドの一部を断面
にして示す側面図、第17図は第16図のH−H矢視図
である。
全体を符号240で示すツールハンドは、ケーシング2
41と、ケーシング241に回動自在に支持された軸2
42の両端にとりつけたグリッパヘッド243,245
を備える。
第1のグリッパヘッド243は、1対のグリッパ243
A、243Bを備え、第2のグリッパヘッド245も1
対のグリッパ245A、245Bを備える。2つのグリ
ッパ243A、243Bの中心位置は距離りだけ互いに
オフセットされる。
グリッパ245A、245Bも同様である。
グリッパヘッド243,245の回動機構は次のとおり
である。
ケーシング241の上面部241Aは、搬送ロボットの
アーム230の下端面に接合し、装着される。アーム2
30内に装備された回転軸232は、ベベルギア機構2
50に連結され、ギア251を駆動する。ギア251に
噛合するギア252は、ケーシング241に回動自在に
支持された軸と一体であり、ギア252は円板253に
結合される。円板253は、その外周部に4個のローラ
253Aを有する。4個のローラ253Aは互いに90
”の間隔で配設される。
ケーシング241に回動自在に支えられて両端部にグリ
ッパヘッド243,245をとりつけた軸242は、円
板254を有し、円板254には4本の放射状の溝25
4Aが900の間隔で形成される。そして、円板253
のローラ253Aは円板254の溝254Aに係合する
したがって、円板253と円板254はゼネバ機構を構
成し、90°毎の割り出しができる。
円板254の周縁部には、4個の溝254Bを設ける。
ケーシング241にはアクチュエータ259をとりつけ
、アクチュエータ259によりカム259Cを直線的に
駆動する。このカム259Cを円板254の溝254B
に係合して、確実なインデックスをはかる。
円板253とギア252との間に4本の突起をもつカム
253Bをとりつける。ケーシング側にはリミットスイ
ッチ257A、257Bを配設して、カム253Bがリ
ミットスイッチ257A。
257Bを作動させたときに駆動モータの回転を停止し
、グリッパを所定の姿勢に割り出す。グリッパをとりつ
けた軸242にも、カム242Aを設ける。必要に応じ
て異なるプロファイルをもつカム242Aを2列配設す
る。カム242Aと共同するリミットスイッチ258A
、258Bを配設し、オン、オフのパターンを4個用意
することにより、90°毎の軸242の回転位置を検出
することができる。したがって、グリッパ243゜24
5の90°毎の4つの姿勢を検知することができる。
グリッパ243,245は開閉自在のフィンガ−を有し
、ツール160のネック部を把持する。
第13図に示すように、一方のグリッパヘッド243の
第1のグリッパ243Aを例えばLH1第2のグリッパ
243Bを例えばUHと称し、プレートを添付する。
グリッパヘッドの回転方向は、向かって右まわり(時計
回り)をCW、左まわり(反時計回り)をCCWと称す
る。他方のグリッパヘッド245も同様である。
以上のように、2個のグリッパヘッド243゜245に
それぞれ2個ずつの合計4個のグリッパ243A、24
3B、245A、245Bが装備される。4個のグリッ
パは同一の構造を有する。
第15図は、グリッパの詳細を示すもので、グリッパは
、ケーシング247にビン248Aを介して回動自在に
とりつけた1対のフィンガ248を有する。フィンガ2
48はスプリング247Dにより、先端部が常に開くよ
うに付勢され、先端部の内側には凹部を設けたグリッパ
部248Sがとりつけられる。
ケーシング247の中央部にはビン249が摺動自在に
挿入され、ビン249はスプリング249Aにより常時
外方へ向けて付勢される。
ビン249はテーパ一部249Tを有し、テーパ一部2
49Tは1対のレバー247Aに当接する。レバー24
7はビン249の摺動軸に直交する方向に摺動自在であ
る。ビン249は、常時スプリング249Aにより外方
へ押し出されているので、テーパ一部249Tはレバー
247Aを外方へ押し出す。レバー247Aは、フィン
ガ248の後部を押し拡げて、フィンガ248の先端の
グリッパ部248Sをスプリング247Dに抗して常時
閉じる方向へ付勢する。
ツールハンド240のケーシング241内には、アクチ
ュエータ246が配設され、アクチュエータ246のピ
ストン246Aは、グリッパのビン249に対向する。
したがって、アクチュエータ246の付勢により、ピス
トン246Aがグリッパのビン249を押圧すると、ビ
ン249はスプリング249Aに抗して押し込まれ、ス
プリング247Dの作用によってフィンガ248の先端
部は開かれる。
ツール160側には1対の突起160Bが設けられ、こ
の突起160Bをフィンガ248のグリッパ部248S
がつかむことで、ツール160のグリップを達成する。
この際に、ツール160には更に1個の突起160Tが
設けられ、グリッパのケーシング247に形成した受は
部247Eに係合してツール160のまわり止めを構成
する。
第18図は、第1のグリッパヘッド243のグリッパ2
43A、243Bの4つの姿勢Fl、F2、F3.F4
と、作業の関係を示す。
第18図(A)はツールハンド240がストッカ40内
に収容されているときの初期の姿勢である第1の姿勢F
1を示す。この状態でツールハンド240は、搬送ロボ
ットのアーム230に装着される。
第18図(B)はグリッパヘッド243がCW力方向回
転した第2の姿勢F2を示す。この姿勢でツールハンド
のグリッパ243Aはストッカ40に収容されたツール
を把持する。
ツールを把持してアームが上昇した後にCCWに90°
回転し、第18図(C)に示す第1の姿勢Flに戻る。
この姿勢のままで、ツールハンドは刃物台のタレットに
対向する位置まで移動する。タレットは第18図(C)
で図の左側にある。タレットと共同して、グリッパ24
3Bはタレットのツールを引き抜く。
タレットと干渉しない場所で、CWに180゜回転させ
て、第18図(D)に示す第3の姿勢F3をとる。タレ
ットと共同してグリッパ243Aが持つツールをタレッ
トに挿入する。
CWに90°回転させて、第18図(E)に示す第4の
姿勢をとり、ツールハンドをストッカ40上に戻してグ
リッパ243Bのツールをストッカ40へ戻す。
以上の工程をくり返して必要な自動工具交換を達成する
自動工具交換が完了した後は、第1の姿勢F1に戻し、
ツールハンド240をストッカ4oに戻す。
第19図は、自動工具交換時におけるツールハンドと刃
物台の関係を示す平面図、第20図は第19図のJ−J
矢視図、第21図は作動の説明図である。
これらの図面により、第1のタレット122に対する自
動工具交換を説明する。
ツールハンド240を装備した搬送ロボット220は、
第19図において上方に配設されたストッカからツール
160を供給され、ガイドレール200上を軸Bに沿っ
て移動し、位置P1.に達する。
位置P1.に静止した搬送ロボット220は、アーム2
30を軸Aに沿って降下させ、ツールハンド240を位
置P、1に位置決めする。この状態がら搬送ロボット2
20を軸Bに沿って移動し、ツールハンド240を位置
P、Iに移動する。この位置pHにおいては、ツールハ
ンド240の第1のグリッパヘッド243の第2のグリ
ッパ243Bが、前進位置にある第1のタレット122
に装着されていたツール160に当接し、このツール1
60を把持する。第1のタレット122を軸Xに沿って
後退させて、ツール160をタレット122から引き抜
く。第18図でも説明したが、このときのツールハンド
240のグリッパヘッド243は、第1の姿勢F1をと
る。
次にグリッパヘッド243をCWに180’回転して第
3の姿勢F3とする。この運動の際に、第1のグリッパ
243Aと第2のグリッパヘッド243Bは距離りだけ
オフセットしであるので、周辺の機器に干渉する危険性
は少ない。
第1のタレット122を軸X、に沿って前進させて、第
1のグリッパ243Aが把持していたストッカから供給
された新ツール160をタレット122の穴に挿入する
ツール160のシャンク160Sとタレット122の穴
との公差は小さい。したがって、ツールをタレットに対
して着脱する際には、ツールシャンクの軸もとタレット
の穴の細心が整合している場合においてでも、ある程度
のスラスト力を特徴とする特に、ツールシャンクをタレ
ットの穴に挿入する際には、ある程度のスラスト力を加
えて装着を確実にする必要がある。
工具を交換する際には、搬送ロボット220のアーム2
30は軸Aに沿って伸長される。アーム230は搬送ロ
ボット220により片持梁の形状で支持されているので
、先端部のツールヘッド240にスラスト力が加えられ
たときの剛性は低い。
搬送ロボット220は軸B方向の走行距離も長く、アー
ム230の軸A方向のストロークも大である。したがっ
て、自動工具交換位置におけるツールヘッド240の位
置決め精度を確保することは難しく、また、高精度を要
求すると制御機器のコストアップをまねく。
そこで本発明は、工具交換の際に、刃物台の前進位置と
、搬送ロボットのアームに生ずる曲げモーメントによる
応力を検知することにより工具交換の良否を自動的に判
断し、必要に応じて交換の操作を再度試みることのでき
る装置を提供する。
第22図は本発明の実施例を示すブロック図、第23図
は作動を示すグラフ、第24図は制御のフローチャート
である。
本装置はアーム230の歪を検知して電流の変化に変換
するブリッジ回路96と制御回路手段97とを有する。
ブリッジ回路96は、アーム230にとりつける歪ゲー
ジヘッド960を有し、歪ゲージヘッド960内には、
可変抵抗器961を有する。ブリッジ回路は、他の3個
の抵抗器962,963゜964を有するが、これらの
抵抗器は同一の抵抗値を有する。
制御回路手段97は、交流100Vの電源を受ける電源
トランス971、整流回路972を備え、整流された電
源は、自動電圧調整回路973を介して発振部974へ
送られる。発振部974の出力は、ブリッジ回路96へ
送られるとともに、バランスおよび較正回路975と復
調回路977へも送られる。
ブリッジ回路96の出力は、バランスおよび較正回路9
75、増幅回路976、復調回路977を経て、電力増
幅回路978に送られる。増幅された電気信号は、A/
Dコンバータ979を介して制御装置95へ送られる。
第20図において、歪ゲージヘッド960は、アーム2
30の適宜個所にとりつけられる。アーム230が把持
するツール160をタレットに挿入する場合には、タレ
ット122がアーム230が把持するツールを押圧する
ことになるが、この際に、アーム230には矢印S0で
示す曲げモーメントが作用する。この曲げモーメントS
0はアーム230に応力Sとして作用し、歪を発生させ
る。歪ゲージヘッド960がこの歪を受けると、可変抵
抗器961の抵抗が変化する。この抵抗の変化により、
ブリッジ回路96のバランスがくずれ、電気信号を発生
する。
第23図は、アーム230に発生する曲げ応力Sと歪ゲ
ージヘッド960を含むブリッジ回路96の出力との関
係を示すグラフであって、横軸に曲げ応力Sを、たて軸
に出力電圧Vをとったときの変化をカーブC1で示して
いる。曲げ応力Sが増大すると、出力電圧Vも当然に増
大する。
この出力電圧Vは、上述した回路を経由して制御装置9
5へ送られ、タレットを含む刃物台の作動の制御にフィ
ードバックされる。
第24図は、本発明による自動工具交換の制御フローを
示す図面である。
ステップ3000でスタートした処理は、ステップ31
00でタレット122のX軸方向の現在位置を確認する
。タレット122の位置はNC装置95により管理され
るが、自動工具交換のスタート時には、タレット122
は退避位置X l 6に位置させる。したがって、タレ
ット122が退避位置X1゜にないときには、ステップ
3110へ進み。
タレット122を後退させる。
ステップ3200では、バランスおよび較正回路975
により歪ゲージヘッド960の零点バランスをとる。
ブリッジ回路96は、4つの抵抗器961゜962.9
63,964の抵抗値のバランスがくずれると、応力S
が零のときに出力電圧が零とならないので、この調整を
必要とする。
歪ゲージヘッド960の零点調整が完了すると、ステッ
プ3300でタレット122の前進移動を開始する。
タレット122は、例えばモータにより駆動されるボー
ルネジにより推力を与えられる。通常の加工時には大な
る推力を与える必要があるが、この大なる推力のままで
工具交換を実行すると、機器に過大な荷重をかけてしま
う場合もおこる。この現象を予防するために、ステップ
3400において、モータの供給電流を低減して出力ト
ルクを半減させる等のトルク制限を付加する。
ステップ3500では、タレット122がツールハンド
240が把持するツール160の装置位置まで前進した
かを検知する。タレット122に対するツール160の
装着完了位置をX、。とすると、X、。とX、。どの中
間位置でタレット122のツール穴とツール160のシ
ャンクとが初めて接触する位置X1.(図示せず)があ
る。
この位置X I Iは、ツール160のシャンクの長さ
寸法等から予め算出可能な値である。NC装置は、この
与えられた位置X I 6のデータとタレット122の
現在位置とを対比し、工具交換の開始位置に達したとき
にステップ3600へ進む。
ステップ3600では、歪ゲージの出力電圧Vの値を測
定する。ステップ3700では、出力電圧Vが第23図
のグラフに示すvTの値より大であるか否かを判別する
。出力電圧VがV工より小であれば、ツール160のタ
レット122への挿入作業によりアーム220に過大な
応力が生じていないので、作業に支障は生じないと判断
し、ステップ3800へ進む。
タレット122がツール160の装着終了位置X3.に
達したか否かをステップ3800で判断し、タレット1
22が位置x8゜に到達するまでステップ3600以後
のステップをくり返す。
タレット122が位置X8゜に到達すると、ステツブ3
900でタレットの前進移動を停止し、ステップ400
0でこのときの歪ゲージの出力電圧■をvMと比較する
。タレット122にツール160が正常に装着されたと
きには、ツール160をタレット122に押し付ける推
力を与え、装着を確実にする。このときの推力により、
アーム220にはある程度の応力が生ずる。このときの
歪ゲージの出力電圧を値■、として設定しておく。
歪ゲージの出力電圧■が72未満のときは、工具の装着
ミスと判断して上述の工程を再度実行する。
押し付けがなされたことを確認すると、ツール160の
装着が1了したものと判断すると、ステップ4100で
タレット122を後退位置x0に戻し、ステップ420
0でタレットの駆動モータへのトルク制限を解除し、ス
テップ4300で工具交換制御を終了する。
[発明の効果] 本発明は以上のように、対向して配設される2台の主軸
台と、各主軸台と共同する2台のタレット式の刃物台を
備えた複合加工旋盤と、搬送装置とを組合せた自動加工
装置において、搬送装置を構成する搬送ロボットのアー
ムを交換自在に装着するツールハンドによって、ストッ
カ装置に収容したツールを必要に応じて2台の刃物台に
搬送し、自動的に交換することができる。
したがって自動加工装置が使用することのできるツール
の本数も増加し、より長時間の無人運転が達成できる。
タレットに対する自動工具交換には高精度の位置決めが
要求され、交換に要するスラスト力も大となる。一方、
搬送ロボットの移動距離は長く、工具交換時のアームの
突出量も大きい。
本装置においては、工具交換時にアームにかかる曲げ応
力を検知して、ツールが円滑にタレットに挿入されない
場合の保護をはかる。
また、ツールとタレットの間の距離に対応するアームの
曲げ応力を検知し、工具交換の再実行をはかり、タレッ
トに対する工具の押し付けを行って確実な工具交換を達
成する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものである。 第1図は自動加工装置の全体を示す斜視図、第2図は正
面図、 第3図は平面図、 第4図は左側面図、 第5図は複合加工旋盤の概要を示す説明図、第6図はス
トッカ装置の要部の断面図、第7図はストッカ装置の要
部の側面図、第8図は制御装置の概要を示すブロック図
、第9図は制御のフロー図、 第10図はパレットの記憶素子に記入する項目を示す説
明図、 第11図は自動加工装置の他の配置例を示す正面図、 第12図はツールハンドの正面図、 第13図は側面図、 第14図は一部を断面にして示す正面図、第15図はグ
リッパの詳細図、 第16図はツールハンドの一部を断面にして示す側面図
、 第17図は第16図のH−H矢視図、 第18図はグリッパヘッドの作動を示す説明図、第19
図は自動工具交換時の装置の作動を示す平面図、 第20図は第19図のJ−J矢視図、 第21図は作動を示す説明図、 第22図は制御の回路図、 第23図は作用を示すグラフ、 第24図は制御のフローチャートである。 ・・・・・・自動加工装置  1 0・・・・・・搬送装置  3 0・・・・・・ストッカ   5 0・・・・・・走行台車  7 0・・・・・・パレット 0.95・・・・・・制御装置 6・・・・・・ブリッジ回路 10・・・・・・第1の主軸台 20・・・・・・第1の刃物台 30・・・・・・第2の主軸台 O・・・・・・複合加工旋盤 O・・・・・・ストッカ装置 0・・・・・・機外計測装置 0・・・・・・フォーク装置 97・・・・・・制御回路 122・・・・・・タレット O・・・・・・第2の刃物台 142・・・・・タレッ
ト0・・・・・・ワーク    160・・・・・・ツ
ールO・・・・・・ガイドレール O・・・・・・搬送ロボット 0・・・・・ツールハンド 3・・・・・・第1のグリッパヘッド 3A、243B・・・・・・グリッパ 5・・・・・・第2のグリッパヘッド 5A、245B・・・・・・グリッパ 0・・・・・・歪ゲージヘッド アーム 230・・・・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複合加工旋盤と、複合加工旋盤に部材を搬送する搬
    送装置と、全体の装置を制御する制御装置を備えた自動
    加工装置の工具交換装置において、複合加工旋盤は、互
    いに対向して配設された第1の主軸および第2の主軸と
    、第1の主軸の軸線に対して直交する軸に沿つて移動す
    るタレツトを有する第1の刃物台と、第2の主軸の軸線
    に対して直交する軸に沿つて移動するタレツトを有する
    第2の刃物台とを備え、 搬送装置は、複合加工旋盤と部材を収容するストッカ装
    置との間に配設したガイドレールと、ガイドレール上を
    自走する搬送ロボットと、搬送ロボットにとりつけた鉛
    直方向に伸縮するアームと、アームの先端に交換自在に
    装着されるハンドとを備え、 ツールをとり扱うツールハンドは、第1の刃物台にツー
    ルを供給する第1のグリツパヘツドと、第2の刃物台に
    ツールを供給する第2のグリツパヘツドを備え、 ツールハンドが工具交換を実行する際に、搬送ロボット
    のアームにかかる曲げ応力を検知する手段とを備えてな
    る自動加工装置の工具交換装置。 2、搬送ロボットのアームにかかる曲げ応力を検知する
    手段は、アームにとりつけた歪ゲージである請求項1記
    載の自動加工装置の工具交換装置。 3、搬送ロボットのアームにかかる曲げ応力の値を予め
    設定した値と比較する手段を備えてなる請求項1又は2
    記載の自動加工装置の工具交換装置。 4、ツールハンドが工具交換を実行する際に、刃物台を
    駆動する手段の出力を低減させる手段を備えてなる請求
    項1記載の自動加工装置の工具交換装置。 5、請求項1、2、3又は4に記載の自動加工装置の工
    具交換装置を制御する方法において、工具交換位置にあ
    るツールハンドに対する刃物台の位置を制御する工程と
    、 刃物台を駆動する手段の出力を低減する工程と、工具交
    換中の搬送ロボットのアームにかかる曲げ応力の値を検
    知する工程と、 アームにかかる曲げ応力の値を第1の設定値と比較する
    工程と、 アームにかかる曲げ応力の値が第1の設定値以上のとき
    に、第2の設定値と比較する工程と、アームにかかる曲
    げ応力の値が第2の設定値以上のときに、工具交換を中
    止する工程と、 アームにかかる曲げ応力の値が第2の設定値未満のとき
    に、工具交換工程を再実行する工程と、刃物台が工具交
    換終了位置に達したときに、刃物台の移動を停止する工
    程と、 刃物台が工具交換終了位置に達したときに、アームにか
    かる曲げ応力の値を第3の設定値と比較する工程と、 アームにかかる曲げ応力の値が第3の設定値未満のとき
    に、工具交換工程を再実行する工程と、アームにかかる
    曲げ応力の値が第3の設定値以上のときに、工具交換工
    程を完了する工程からなる自動加工装置の工具交換装置
    の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022054719A1 (ja) * 2020-09-10 2022-03-17

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