JPH04101218U - 配線用ダクトの取付構造 - Google Patents

配線用ダクトの取付構造

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JPH04101218U
JPH04101218U JP2295791U JP2295791U JPH04101218U JP H04101218 U JPH04101218 U JP H04101218U JP 2295791 U JP2295791 U JP 2295791U JP 2295791 U JP2295791 U JP 2295791U JP H04101218 U JPH04101218 U JP H04101218U
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locking piece
duct
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JP2295791U
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英夫 大木
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株式会社ブレスト工業研究所
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Abstract

(57)【要約】 【構成】開口部P2を下方に向けた配線ダクトPの上面
に、リップ溝形状を成した連結軌条1を設ける。一方、
この連結軌条1の上方に向いた開口部1Bから内部に挿
入して90度回転せしめる回転係止片2を設ける。そし
て、この回転係止片2と止着ナット3を吊りボルトQに
ネジ止めし、開口部1Bの内部に挿入した回転係止片2
と開口係止部1Aの上面に位置する止着ナット3とによ
って、連結軌条1の開口係止部1Aを挟着固定する。 【効果】吊りボルトQにレースウェイ等の配線ダクトP
を容易に懸吊することができる。しかも、この配線ダク
トPにダクトカバーTや蛍光灯器具Sを容易に装着する
ことが可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、主に、金属ダクト、二種金属線ぴ、合成樹脂線ぴ等と称する支持 材(以下、これらを総称して配線用ダクトとする)を、吊りボルト等の懸吊具に 取り付け懸吊する配線用ダクトの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の配線ダクトとして、所謂レースウェイ、ダクトと称する支持材が知られ ている。この種の支持材は、金属ダクト、二種金属線ぴ、合成樹脂線ぴ等として 分類されているが、主に、照明器具への給電及び支持材用として使用されている 。そして、これらの配線用ダクトを吊りボルトへ取り付けるには、図5及び図6 に示す如く、所定の吊り金具Xを用いて連結支持するものであった。すなわち、 従来の吊り金具Xは、配線ダクトPの外側面を把持する構造を成し、この吊り金 具Xに吊りボルトQをネジ止めするものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、これら従来の吊り金具Xは、配線ダクトPの外側面からリップ部P 1にかけて係止し、配線ダクトPを把持するものなので、この配線ダクトPの開 口部P2を覆うダクトカバーT等を装着する場合に、この吊り金具Xが装着の妨 げになる不都合があった。特に、当出願人が平成3 年1 月18日付にて先に出願し た連用蛍光灯システムの如く、配線ダクトPに蛍光灯本体Sを直付けするような 場合に、配線ダクトPの開口縁に係止した吊り金具Xが妨げになりやすいもので あった。
【0004】 そこでこの考案は、上述の課題を解決するために案出されたもので、配線ダク トの開口部にダクトカバーや蛍光灯等を装着する際に妨げにならずに済み、配線 ダクトPの懸吊作業及び配線ダクトへの器具類装着作業を容易に行える配線用ダ クトの取付構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべくこの考案の手段は、開口部P2を下方に向けた配線ダ クトPの上面に、リップ溝形状を成した連結軌条1を設ける。一方、この連結軌 条1の上方に向いた開口部1Bから内部に挿入して開口係止部1Aに係止する回 転係止片2を設ける。そして、この回転係止片2と止着ナット3を吊りボルトQ にネジ止めし、開口部1Bの内部に挿入した回転係止片2と開口係止部1Aの上 面に位置する止着ナット3とによって、連結軌条1の開口係止部1Aを挟着固定 するものである。
【0006】
【作用】
すなわち、この考案によると、開口係止部1Aの開口部から内部に挿入した回 転係止片2を90度回転せしめると、開口係止部1Aの内側に回転係止片2が係止 する。そして、予め吊りボルトQにネジ止めしてある止着ナット3を回転係止片 2がわに締め付けることで開口係止部1Aが緊締され、回転係止片2と止着ナッ ト3とにより、開口係止部1Aが挟着固定される。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して、この考案の実施例を詳細に説明する。 図に示す符号Pは、金属ダクト、二種金属線ぴ、合成樹脂線ぴ等のリップ溝形 状を成した配線用ダクトであり、主に、照明器具への給電及び支持材用として使 用される。例えば、駅のプラットホームや工場など、二重天井を張らない建築構 造物の蛍光灯を装着する部材等として使用されている。
【0008】 そして、開口部を下方に向けた配線ダクトPの上面に、リップ溝形状を成した 連結軌条1を設ける(図1参照)。図示の連結軌条1は、配線ダクトPと一体形 成したものを示し、連結軌条1の上面に開口部1Bを設けている。また、この連 結軌条1は、配線ダクトPよりも幅員を狭く形成してある(図2参照)。連結軌 条1の幅員は、この外、配線ダクトPの幅員と同サイズに形成してもよく、この 場合、配線ダクトP内部の外に、連結軌条1の内部にも他のケーブル等を配線収 納することが可能になる。
【0009】 符号2は、開口係止部1Aに係止する回転係止片である。この回転係止片2は 、連結軌条1の上方に向いた開口部1Bから内部に挿入して90度回転させること で開口係止部1Aに係止させる。図示例の回転係止片2は、開口部1Bの幅員よ り幅が狭い平行四辺形状を成し、90度回転させたときに、その長手両端部が配線 ダクトPの内側壁に当接する長さに形成している。こうすることで、回転係止片 2の回転係止操作を容易にすることができる。
【0010】 そして、回転係止片2と止着ナット3を吊りボルトQにネジ止めし、開口部1 Bの内部に挿入した回転係止片2と開口係止部1Aの上面に位置する止着ナット 3とによって、連結軌条1の開口係止部1Aを挟着固定する(図2参照)。図示 では、止着ナット3の下に止着座金4を装着して、この止着座金4が開口係止部 1Aの上面に当接しているが、止着ナット3の径が開口部1Bよりも大きい場合 は、止着座金4の使用は任意である。
【0011】 このように吊りボルトQに懸吊された配線ダクトPは、その下方を向いた開口 部1Bに、直接蛍光灯を装着することができる。このとき使用する蛍光灯本体S は、一方のソケット11や安定器12、それに接続端子13を備えた安定器ユニ ット10と、他方のソケット21に送り端子22を設けた送り端子ソケット20 とを夫々個々に配線用ダクトPに装着するものである(図3参照)。そして、配 線用ダクトPに沿って連続的に装着した複数の蛍光灯本体Sは、隣接する蛍光灯 本体Sの接続端子13と送り端子22とを介して連続した蛍光管S1に通電する (図4参照)。
【0012】
【考案の効果】
この発明は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。 すなわち、請求項1により、配線ダクトPの側面や開口部に他の部材を当接さ せずに配線ダクトPを懸吊することができる。したがって、従来の吊り金具Xの ように、配線ダクトPの開口部等に係止した部分が、ダクトカバーや蛍光灯器具 等の装着作業の妨げになるといった課題は解消され、配線ダクトへの器具類装着 作業を容易に行えるものになった。また、回転係止片2は、連結軌条1に形成し た開口係止部1Aの内部に挿入してこれを回転させるだけで開口係止部1Aに係 止することができるから、配線ダクトPの懸吊作業も容易に行なえる。
【0013】 以上説明したように、この考案によると、配線ダクトPの懸吊作業及び配線ダ クトへの器具類装着作業を容易に行えるなどといった実用上有益な種々の効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用状態を示す分解斜視図。
【図2】使用状態を示す断面図。
【図3】蛍光器具を装着した例を示す分解斜視図。
【図4】蛍光器具を装着した例を示す側面図。
【図5】従来の使用状態を示す斜視図。
【図6】従来の使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
P 配線用ダクト P1 リップ部
P2 開口部 Q 吊りボルト S 蛍光灯本体 S1 蛍光管
S2 反射板 S3 カバー T ダクトカバー X 吊り金具 1 連結軌条 1A 開口係止部
1B 開口部 2 回転係止片 3 止着ナット 4 止着座金 10 安定器ユニット 11 ソケット
12 安定器 13 接続端子 20 送り端子ソケット 21 ソケット
22 端子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を下方に向けた配線ダクトの上面
    に、リップ溝形状を成した連結軌条を設け、一方、この
    連結軌条の上方に向いた開口部から内部に挿入して開口
    係止部に係止する回転係止片を設け、吊りボルトにネジ
    止めしたこの回転係止片と止着ナットとにより、連結軌
    条の開口係止部を挟着固定することを特徴とする配線用
    ダクトの取付構造。
JP1991022957U 1991-02-08 1991-02-08 配線用ダクトの取付構造 Expired - Lifetime JP2553716Y2 (ja)

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JPH04101218U true JPH04101218U (ja) 1992-09-01
JP2553716Y2 JP2553716Y2 (ja) 1997-11-12

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