JPH04101048U - 冗長ハーモニツクドライブ機構 - Google Patents

冗長ハーモニツクドライブ機構

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JPH04101048U
JPH04101048U JP355491U JP355491U JPH04101048U JP H04101048 U JPH04101048 U JP H04101048U JP 355491 U JP355491 U JP 355491U JP 355491 U JP355491 U JP 355491U JP H04101048 U JPH04101048 U JP H04101048U
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JP
Japan
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drive
harmonic drive
registered trademark
flexspline
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP355491U
Other languages
English (en)
Inventor
憲二 市川
Original Assignee
日本電気株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日本電気株式会社 filed Critical 日本電気株式会社
Priority to JP355491U priority Critical patent/JPH04101048U/ja
Publication of JPH04101048U publication Critical patent/JPH04101048U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】第1及び第2のハーモニックドライブ機構10
0,200は、それぞれ同一性能の、円筒形状のパイプ
と、パイプの内側に形成されたサーキュラスプライン
7,17と、底部を有する円筒形状を成し円筒の外側に
おいてサーキュラスプラインと噛合うギアを有するフレ
クスプライン3,13と、中空のモータ出力軸4,14
を有しフレクスプラインの底部の内側に固定された駆動
モータ2,12と、モータ出力軸に結合されフレクスプ
ラインを駆動するウェーブジェネレータ5,15とを有
する。2つのハーモニックドライブ機構は、同心円上か
つウェーブジェネレータがパイプの軸の外側に向う方向
に、フレクスプラインの底部が結合リング10によって
結合されている。 【効果】回転位置精度の悪化やガタを生じることなく機
能を遂行できる、冗長構成のハーモニックドライブ機構
が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は内蔵する駆動モータの駆動によってスムーズな減速回転を得るハーモ ニックドライブ機構に関し、特に冗長構成を有するハーモニックドライブ機構に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のハーモニックドライブ(登録商標)機構について、図2に示す断面図を
参照して説明 する。駆動モータ23のハウジングは、底のある円筒形状のフレクスプライン2 2の底部に固定されている。ステッパモータ等を使用する駆動モータ23の出力 軸であるモータ出力軸25には、ウェーブジェネレータ24が取付けられている 。ウェーブジェネレータ24は、ベアリング26を介してフレクスプライン22 を押付け、偏心して回転する。また、サーキュラスプライン21が、フレクスプ ライン23の同軸外周上に設けられ、フレクスプライン23と噛合い、ハーモニ ックドライブ(登録商標)機構が構成される。このハーモニックドライブ(登録
商標)機構は、例えば、フ レクスプライン22の歯数が40、サーキュラスプライン21の歯数が41のと き、ウェーブジェネレータ24が41回転すると、サーキュラスプライン21が 1回転する減速システムである。
【0003】 しかしながら、このハーモニックドライブ(登録商標)機構における故障対策
としての冗長 構成は、別に用意されたディファレンシャルウォームギア等によって実現される のみであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の冗長ハーモニックドライブ(登録商標)機構は、フレクスプラ
イン等の同軸 円上にディファレンシャルギアやアクチュエータ用のモータが設置できないため 、機構的に大きなものとなったり、バックラッシュによる回転位置精度の悪化や 機構のガタが生ずるという欠点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の冗長ハーモニックドライブ(登録商標)機構は、第1及び第2のハー
モニックドラ イブ(登録商標)機構は、それぞれ同一性能の、円筒形状のパイプと、前記パイ
プの内側に形 成されたサーキュラスプラインと、底部を有する円筒形状を成し前記円筒の外側 において前記サーキュラスプラインと噛合うギアを有するフレクスプラインと、 中空のモータ出力軸を有し前記フレクスプラインの底部の内側に固定された駆動 モータと、前記モータ出力軸に結合され前記フレクスプラインを駆動するウェー ブジェネレータとを有し、前記第1及び第2のハーモニックドライブ(登録商
標)機構は、同 心円上かつ前記ウェーブジェネレータが前記パイプの軸の外側に向う方向に、前 記フレクスプラインの底部が結合リングによって結合されている。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0007】 図1は本考案の冗長ハーモニックドライブ(登録商標)機構の一実施例の断面
図である。
【0008】 この冗長ハーモニックドライブ(登録商標)機構において、第1のハーモニッ
クドライブ(登録商標)機 構100は、円筒状のパイプ1,駆動モータ2,フレクスプライン3,駆動モー タ2の出力軸であるモータ出力軸4,ウェーブジェネレータ5,駆動モータ2と モータ出力軸4の間に配置されたモータ軸受6,パイプ1の内側に配置されたサ ーキュラスプライン(ギア)7,及びウェーブジェネレータ5とフレクスプライ ン3との間に介在するベアリング8とを有している。また、第2のハーモニック ドライブ(登録商標)機構200も、同様の性能を有する、円筒状のパイプ1
1,駆動モータ 12,フレクスプライン13,駆動モータ12の出力軸であるモータ出力軸14 ,ウェーブジェネレータ15,駆動モータ12とモータ出力軸14の間に配置さ れたモータ軸受16,パイプ11の内側に配置されたサーキュラスプライン17 ,及びウェーブジェネレータ15とフレクスプライン13との間に介在するベア リング18とを有している。
【0009】 駆動モータ2は底部を有する円筒状のフレクスプライン3の内側の底部にその ハウジングが固定され、中空のモータ出力軸4に偏心したウェーブジェネレータ 5が取付けられ、フレクスプライン3とサーキュラスプライン7とが噛合ってて ハーモニックドライブ(登録商標)機構100が構成される。ハーモニックドラ
イブ(登録商標)機構20 0も同様に、駆動モータ12,フレクスプライン13,モータ出力軸14,ウェ ーブジェネレータ15及びサーキュラスプライン17によって構成される。更に 、ハーモニックドライブ(登録商標)機構100と200は、ウェーブジェネレ
ータ6及び1 6が円筒形状のパイプ1及び11の軸方向の外側に向う位置、且つ同心円上に配 置されるように、フレクスプライン3及び13の底部が結合リング9によって一 体に固定される。モータ駆動電力線9は、モータ出力軸5または15の中空部分 から駆動モータ2及び12に導入され、これらに電力を供給する。ここで第1お よび第2のハーモニックドライブ(登録商標)機構100および200のパイプ
1と11,サ ーキュラスプライン9と19,フレクスプライン3と13,モータ出力軸5と1 5及びウェーブジェネレータ6と16は、それぞれ同一同軸円上に配置されてい る。
【0010】 ハーモニックドライブ(登録商標)機構100は、ハーモニックドライブ(登
録商標)機構200の駆動 モータ12の停止の状態でサーキュラスプライン9とフレクスプライン3とがギ アで噛合っており、この状態で駆動モータ2の駆動によりウェーブジェネレータ 5を偏心回転させ、ベアリング8及びフレクスプライン3を介してパイプ1(サ ーキュラスプライン9)に減速した回転トルクが発生する。逆にハーモニックド ライブ(登録商標)機構100の駆動モータ12の停止の場合には、ハーモニッ
クドライブ(登録商標)機 構200により回転力が得られ、冗長構成が実現されている。また、両方のハー モニックドライブ(登録商標)機構100及び200がともに正常である場合に
は、駆動モー タ2及び12を同時に駆動することによって発生トルクを2倍に高めることがで きる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の冗長ハーモニックドライブ(登録商標)機構は、
同一同軸円上 にハーモニックドライブ(登録商標)機構を冗長構成に配置することにより、一
方のギアの噛 合い等による機能損失に対し、駆動モータを他系に切り替えることにより、その 機能を回転位置精度の悪化やガタを生じることなく遂行できる効果がある。
【0012】 また、両系が正常である場合には、2つの駆動モータを同時に駆動することに よって発生トルクを2倍に高める効果も合わせ有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の冗長ハーモニックドライブ(登録商
標)機構の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来のハーモニックドライブ(登録商標)機構
の断面図である。
【符号の説明】
1,11 パイプ 2,12,23 駆動モータ 3,13,22 フレクスプライン 4,14,25 モータ出力軸 5,15,24 ウェーブジェネレータ 6,16,25 モータ軸受 7,17,21 サーキュラスプライン 8,18,26 ベアリング 9 モータ駆動電力線 10 結合リング 100,200 ハーモニックドライブ(登録商標)
機構

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のハーモニックドライブ
    (登録商標)機構は、それぞれ同一性能の、円筒形状の
    パイプと、前記パイプの内側に形成されたサーキュラス
    プラインと、底部を有する円筒形状を成し前記円筒の外
    側において前記サーキュラスプラインと噛合うギアを有
    するフレクスプラインと、中空のモータ出力軸を有し前
    記フレクスプラインの底部の内側に固定された駆動モー
    タと、前記モータ出力軸に結合され前記フレクスプライ
    ンを駆動するウェーブジェネレータとを有し、前記第1
    及び第2のハーモニックドライブ(登録商標)機構は、
    同心円上かつ前記ウェーブジェネレータが前記パイプの
    軸の外側に向う方向に、前記フレクスプラインの底部が
    結合リングによって結合されていることを特徴とする冗
    長ハーモニックドライブ(登録商標)機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動モータに電力を供給するモータ
    駆動電力線は、前記中空のモータ出力軸を通して前記駆
    動モータに導入されていることを特徴とする請求項1記
    載の冗長ハーモニックドライブ(登録商標)機構。
JP355491U 1991-02-04 1991-02-04 冗長ハーモニツクドライブ機構 Pending JPH04101048U (ja)

Priority Applications (1)

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JP355491U JPH04101048U (ja) 1991-02-04 1991-02-04 冗長ハーモニツクドライブ機構

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JPH04101048U true JPH04101048U (ja) 1992-09-01

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ID=31732577

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140053287A (ko) * 2011-08-11 2014-05-07 몰 벨팅 시스템즈, 인코포레이티드. 사이클로 감속기 장치

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KR20140053287A (ko) * 2011-08-11 2014-05-07 몰 벨팅 시스템즈, 인코포레이티드. 사이클로 감속기 장치
JP2014525723A (ja) * 2011-08-11 2014-09-29 モル ベルティング システムズ,インコーポレイテッド 電動ドラムシェル装置
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