JPH04100634A - 冷媒分流器の製造方法と冷媒分流器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷凍機器や空調機器等に用いられる熱交換器
のへツダーパイブ等として用いられる冷媒分流器の製造
方法と冷媒分流器に関するものである。

従来の技術 近年、冷凍システムのマルチ化、及び熱交換器の伝熱管
細径化に伴う複数回路化等に対応するためにヘッダーパ
イプ等の冷媒分流器が多用され、例えば松下電器産業株
式会社製パッケージエアコン床置きタイプ室内側ｃｓ−
７１ＢＨ３Ｈ（１９９０年４月全４月に搭載されている
熱交換器の冷媒分流器が一般的である。

以下、図面を参照しながら上述した従来の冷媒分流器の
製造方法について第８図から１０図を用いて説明を行う
。

図において２１は冷媒分流器で冷媒分流器２１は筒状の
分流部２２と、分流部２２に対して略直角に接合した管
状の接続管２３ａから構成されている。筒状の分流部２
２は接続管２３ａｔ−挿入固定するための接続管挿入孔
２３を有している。

矢印Ｂは冷媒の流れを示しており、冷媒分渣器２１は分
流部２２の一端より冷媒Ｂが流入し、他端を封止するこ
とにより接続管２３ａより冷媒Ｂが流出するものである
。

前記の冷媒分流器２１は以下のように製造されている。

第８図に示すように所定の径の分流部２２の長手方向に
所定の間隔で穴あけ加工を施した後、バーリング加工を
おこない、接続管挿入孔２３を形成する０次に接続管２
３ａを前記接続管挿入孔２８にロー材２７により溶接固
定する。この時接続管２３ａの挿入端は縮管された長さ
により分流部２２内への出しろを管理している。

以上のように構成された冷媒分流器２１が熱交換器に具
備される場合について説明する。接続管挿入孔２３にロ
ー付は固定された接続管２３ａと熱交換器１５に用いら
れている伝熱管２６とは、ロー材２７により溶接されて
いる。接続管２３ａより流出した冷媒は伝熱管２６内を
流動する際、空気等と熱交換を行う。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような製造方法では、接続管挿入
孔２３と接続管２３＆をロー材２７により溶接する際、
接続管２３ａを分流部２２内へある程度突圧させること
により、ロー付は部に強度を与えている。しかし、複数
の接続管２３ａの分流部２２内への畠しるがばらつくこ
とから、一定に管理する易に、接続管２３ａの先端を縮
管しているが、精度の高い縮管加工と分流部２２の接続
管挿入孔２８のバーリング加工は困難で、このばらつき
を小さくする事は管理上、かなりの注意を要する。さら
に、分流部２２内に接続管２３ａが突出することにより
、冷媒Ｂの流動圧力損失となる。また、接続管２３ａの
両端においてロー付は部が近接しており、伝熱管２６と
接続管２３ａを溶接する際に熱伝導のために、前工程で
溶接を行った接続管２３ａと分流部２２との溶接部のロ
ー材２７が再加熱されて溶は出しやすく漏れ不良の発生
原因となる偽、接続管２３ａは所定以上の長さが必要で
ある。これは熱交換器２５の小型化の要望に対して、熱
交換性能に寄与しない接続管２３ａのスペースが小型化
８釆ないという課題を有していた。

本発明は上記従来の８題を解決するもので冷媒分流器の
製作が接続管の接合において分流部内への出しるがなく
、ばらつきもないことから形状品質の安定と共に製作も
容易に行える冷媒分流器の冷媒分流器の製造方法を提供
することを目的とする。また熱交換器に具備する際にも
無駄なスペースを必要としない小型で冷媒流動圧力損失
の少ない冷媒分流器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 そこで本発明の第１発明の冷媒分流器の製造方法は、上
記課題を解決するために、平板の一部を複数管状に突出
加工して突出部を形成し、前記突出部の先端を切断して
接続部を形成し、前記接続部を外側として前記平板を筒
状に加工して、前記平板の接合面を溶接して分流部を形
成するものである。

また、本発明の第２発明の冷媒分流器の製造方法は、上
記課題を解決するために、平板の一部を複数管状に突出
加工して突出部を成形し、前記接続部を外側として前記
平板を筒状に加工して、前記平板の接合面を溶接して分
流部を形成し、前記突出部の先端を切断して接続部を形
成しするものである。

本発明の第３発明の冷媒分流器は、上記課題を解決する
ために、筒状の分流部と、前記分流部の外面に管状に突
出一体加工された複数の接続部とから構成されるもので
ある。

作用 本発明の冷媒分流器の製造方法は、平板を突出加工する
ことで接続部を形成するため、分流部内への接続部の出
しるがなく呂しろのばらつき等の形状品質が向上する。

またロー付けがないことでロー付は部の漏れ等の管理が
必要ない。

また本発明の冷媒分流器は熱交換器へ具備する際にも溶
接箇所が冷媒分流器にはなく各接続部において接続部と
伝熱管との接合箇所のみの１箇所であることから熱伝導
による他のロー付は部への影響もないことで、接続部の
スペースが殆ど必要なく、熱交換器の小型化が可能とな
る。また、分法部内への接続部の出しるが無いことから
分法部内での接続部による冷媒の流動圧力損失が少ない
。

実施例 以下第１の発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。

第１図は本発明の実施例によって製造した冷媒分流器の
要部斜視図を示す。第１図において、１は冷媒分流器で
、冷媒分流器１は２の筒状の分流部と、３の接続部とで
構成され、分流部２の稜線方向には溶接部４を有してい
る。第１図から第３図において本発明の製造過程を示す
。上記の冷媒分流器１は以下のように製造される。所定
の大きさの平板１ｈを用意する。平板１ｈの幅方向中心
部に長手方向に順次深絞り加工を施し、突出部３ａを加
工した後、突出部３ａの先端部を切断し接続部８を形成
する。次に第３図に示す様に平板１ｈの長さ方向の両側
縁１ｓを突き合せ状と成すことにより平板１ｈを断面円
弧状に成形する。その後、突き合せ部を電気抵抗溶接し
ていわゆる電縫管を製作し分流部とすることで冷媒分流
器を製作する。

以上のように本実施例によれば平板１ｈの一部を複数管
状に突圧加工した後、その先端を切断し接続部３を形成
し、平板１ｈを接続部３を外側として筒状に加工して、
その接合面を溶接して分流部２を形成することにより分
流部２と接続部３を一体加工した為、分流部２内への接
続部３の出しるもなく形状不良の発生率が低下するとと
もにロー材は部の漏れ等の管理の必要がない。

尚、本実施例では接続部を深絞り加工により突出させる
としたが、深絞り加工のみで接続部の長さ不足の場合は
、接続部のしごき工程を追加することにより、接続部の
長さを適切にすることが可能である。

以下第２の発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。

第１発明と同様に第１図は本発明の実施例によって製造
した冷媒分流器の要部斜視図を示す、１は冷媒分流器で
、２は筒状の分流部で、３は接続部で、４は溶接部で、
これらは第１の発明の一実施例の構成と同じものである
。第１図〜第２図、第４図において本発明の製造過程を
示す。上記の冷媒分流器１は以下のように製造される。

所定の大きさの平板１ｈを用意する。平板１ｈの幅方向
中心部に長さ方向に順次深絞り加工を施し、突出部３ａ
を加工した後、第８図に示す様に平板１ｈの長手方向の
両側縁１ｓを突き合せ状と成すことにより平板１ｈを断
面円弧状に成形する。その後、突き合せ部となる両側縁
ＩＳを電気抵抗溶接していわゆる電縫管を製作し分流部
２とする。その後、突出部３ａの先端部を切断し接続部
８を形成することで冷媒分流器１を製作する。

以上のように本実施例によれば平板１ｈの一部を複数管
状に突出加工して突出部を形成し、平板１ｈを突出部３
を外側として筒状に加工して前記平板の接合面を溶接し
て分流部２を形成し、前記突出部の先端を切断し接続部
３を形成することにより分流部２と接続部３を一体加工
した為、分流部２内への接続部３の出しるもなく形状不
良の発生率が低下するとともにロー材は部の漏れ等の管
理の必要がない。

尚、本実施例では接続部を深絞り加工により突出させる
としたが、深絞り加工のみで接続部の長さ不足の場合は
、接続部のしごき工程を追加することにより、接続部の
長さを適切にすることが可能である。

次に第３の発明の冷媒分流器の一実施例について図面を
参照しながら説明する。

第５図から第６図において１１は冷媒分流器で、分流部
１２と接続部１８と溶接部１４で構成される。

以上のように構成された本発明の第８発明の冷媒分流器
について以下その作用を説明する。Ａは冷媒で分流部１
２の一端より冷媒Ａが流入し、他端を封止することで接
続部１３より冷媒Ａが流出する。この時分流部１２内に
接続部１３が突出していないため冷媒の流動圧力損失が
ない。

冷媒分流器１１を熱交換器１５に具備する場合について
第７図を用いて説明する。熱交換器伝熱管１６と接続部
１８とをロー材１７で溶接する際、伝熱管１６と接続部
１３の接合部は近接した位置に他のロー材は部が無いた
め、熱伝導による他のロー材は部のロー材が溶は出すよ
うな事が無いため接続部の長さを所定窓以上に長くする
必要がない。

以上のように本実施例によれば冷媒分流器１１は筒状の
分流部１２と、前記分流部に管状に突出した接続管１８
と、前記分流部の陵線上の溶接部とから構成され、接続
部が短いため冷媒分流器１１の設置スペースの小型化が
可能となり、熱交換器１５の小型化の要望にも応えられ
るものである。

さらに、分流部１２内で冷媒Ａの流動圧力損出も少なく
分流特性もかたよりなく安定する。

発明の効果 以上のように本発明の冷媒分流器の製造方法については
、以下の効果が得られる。

すなわち、平板の一部を複数管状に突出加工した後、そ
の先端を切断して接続部を形成し、前記平板を前記接続
部を外側として筒状に前記平板を加工して、その接合面
を溶接して分流部を形成することにより分流部と接続部
を溶接することがない為、漏れによる不良が無くなる事
と、分流部内への接続部の出しるがなく、出しるのばら
つき等の形状不良が低減できる優れた冷媒分流器を製造
することができる。

また、本発明の冷媒分流器は筒状の分流部と、前記分流
部に管状に突出一体加工された接続管とから構成される
ことで、接続部のスペースの小型化が可能となり、熱交
換器の小型化の要望にも応えられるものである。さらに
、分流部内への接続部の出しるがないことから分流部内
の冷媒の流動圧力損失が少なく、分流のかたよりもなく
分流特性も安定する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における冷媒分流器の要部斜
視図、第２図は同冷媒分流器の平板を深絞りした後の要
部斜視図、第３図は同冷媒分流器の接続部の先端を切断
し平板を筒状に成形し後の要部斜視図、第４図はｍ他の
実施例の冷媒分流器の平板を筒状に加工し溶接した後接
続管の先端を切断した後の要部斜視図、第５図は他の実
施例の一実施例における冷媒分流器の要部斜視図、第６
図は同冷媒分流器内の冷媒の流れを示す断面図、第７図
は同冷媒分流器を熱交換器に具備した概略形状を示す斜
視図、第８図は従来の冷媒分流器の要部斜視図、第９図
は同冷媒分流器内の冷媒の流れを示す断面図、第１０図
は同冷媒分流器を熱交換器に具備した概略形状を示す斜
視図である。 １．１１・・・・・・冷媒分流器、２，１２・・・・・
・分流部、３．１３・・・・・・接続部、１ｈ・・・・
・・平板、３ａ・・・・・・突出部。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名１１１１　
　図 ）−１１煤分ン晟」Ｌ≦、 ９シ気帥 撞続帥 ＪＩ　２　図 ７−１．−イ板 ３Ｌ−黛あ帥 ｊ 第１０図 ｕ　−４嵯５凍凰 １２−ゲラ＊４器１５ ７３　　　苺続呼

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）平板の一部を複数個管状に突出加工して突出部を
   成形し、前記突出部の先端を切断して接続部を形成し、
   前記接続部を外側として前記平板を筒状に加工して、前
   記平板の接合面を溶接して分流部を形成する冷媒分流器
   の製造方法。
2. （２）平板の一部を複数管状に突出加工して突出部を成
   形し、前記接続部を外側として前記平板を筒状に加工し
   て、前記平板の接合面を溶接して分流部を形成し、前記
   突出部の先端を切断して接続部を形成する冷媒分流器の
   製造方法。
3. （３）筒状の分流部と、前記分流部の外面に管状に突出
   一体加工された複数の接続部とから構成される冷媒分流
   器。