JPH039992Y2 - - Google Patents

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JPH039992Y2
JPH039992Y2 JP2901283U JP2901283U JPH039992Y2 JP H039992 Y2 JPH039992 Y2 JP H039992Y2 JP 2901283 U JP2901283 U JP 2901283U JP 2901283 U JP2901283 U JP 2901283U JP H039992 Y2 JPH039992 Y2 JP H039992Y2
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JP
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port
air
mounting table
pressure
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JP2901283U
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JPS59136277U (ja
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  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は、機器類を機械的振動から保護する空
気式除振台に係り、特に機器類を載置する載置台
が傾斜後、水平状態になるまでの復元時間を短縮
した除振台に関するものである。
[考案の概要] 空気式除振台には、機器類を載置固定する定盤
等の載置台の水平レベルを常に一定に保つために
複数個の空気式自動圧力調整器が用いられてい
る。
この圧力調整器は、概略、第1図に示すような
構成となつている。
すなわち、定盤等の載置台1の下面コーナ部に
設けられた空気ばね2に配管3により接続された
自動圧力調整器4にはカンチレバ(cantilever)
5が設けられ、このカンチレバ5は粗調ねじ11
によつて上下される回転中心6を支点として回動
し得るように構成されている。
カンチレバ5の自由端には、微調ねじ7が設け
られ、この微調ねじ7の先端部に設けた触子8は
載置台1の支持部9に接触されている。また、前
記カンチレバ5の回転中心6を上下動させる前記
粗調ねじ11は、図では圧力調整器4の本体上に
設けられており、回転中心6は一点として示され
ているが、実際上はカンチレバ5と回転中心6と
をカンチレバ5に設けた長孔によつて係合させる
等、適宜構成により粗調ねじ11によつてカンチ
レバ5を上下させても、カンチレバ5が回動不能
とならないようにしてある。なお、このカンチレ
バ5は各種制御点設定において周知のものであ
る。
上記構成の自動圧力調整器4を介して所定の圧
力のエアが空気ばね2に供給されるが、空気ばね
2の空気圧が高く載置台1が基準レベルより上昇
している場合には、前記圧力調整器4内の空気弁
を大気に開放し、空気ばね2へ供給している空気
圧を調整する。
また空気ばね2の空気圧が低く、載置台1の高
さが基準レベルより低い場合には、エアを空気ば
ね2に供給する。
[背景技術の問題点] 上記の除振台において、前記載置台が傾斜後、
水平レベルになるまでの復元時間を速くするに
は、変位作用点と動作力作用点、すなわち、微調
ねじ7の触子8とカンチレバ回転中心とを可能な
限り近ずけることが必要であるが、近ずける程反
力(カンチレバ5の微調ねじ7が載置台1を押し
上げる力)が大きくなり、前記圧力調整器4を介
して載置台1に振動が伝達され易くなる。
逆に、カンチレバ5の長いものを使用すると振
動伝達は少なくなるが、前記圧力調整器4の応答
時間が長くなり載置台1の復元時間が遅くなると
いう互いに相反する性質があり、たとえば三次元
測定器、フオトマスク転写装置等のように振動の
抑制とともにそれらの載置台の傾斜とその復元時
間の高速性が要求されるものでは問題となつてい
た。
一方、上記の除振台に多数の自動圧力調整器を
使用すれば使用個数に比例して、復元時間は短縮
されるが、反力もそれに比例して増加し、振動伝
達の点から好ましくない。
[考案の目的] 本考案は、上記の事情に基づきなされたもの
で、振動伝達を増加させることなく、載置台の復
元時間を短縮した除振台を提供することを目的と
する。
[考案の概要] 本考案の空気式除振台は、定盤等の載置台の下
部に配置された複数箇の空気ばねと、これ等の空
気ばねにそれぞれ接続され前記載置台の上下動に
応じてカンチレバが回動して基準レベルからのず
れを検知し、このずれを補正するように前記空気
ばねに対してエアを給排する複数の自動圧力調整
器とを有するものにおいて、前記載置台の下面に
向けてエアを噴出するエアノズルと、このエアノ
ズルの背圧を検知する手段と、第1ポート、第2
ポートおよび通常は大気に開放されている第3ポ
ートと、所定圧のエアの供給源および前記第1ポ
ートに連通するIN側のポートと、前記第2ポー
トを前記空気ばねに連通させるOUT側のポート
とを具え、前記手段により検知した背圧が前記載
置台が基準レベルにある時よりも大であれば前記
第1ポートと第2ポートとを連通させ、小であれ
ば前記第2ポートと前記第3ポートとを連通さ
せ、前記載置台が基準レベルに対して所定の微小
範囲を越えたときに作動するよう設定された全空
圧制御弁を前記自動圧力調整器に併設したことを
特徴とする。
[考案の実施例] 本考案は、従来の自動圧力調整器に全空圧式制
御弁を併設することを特徴とする。
すなわち、第2図に示すように、載置台1の下
面にエアノズル20が対向配置された全空圧式制
御弁21を設ける。この制御弁21は、IN側が
図示を省略したフイルタレギレータ等を介してエ
ア供給源に接続され、OUT側が空気ばね2に接
続されるおり、エア供給のONまたはOFFだけを
行ない、エア量は調整しないものである。
この制御弁21は次のように構成されている。
すなわち、IN側のポート22に連通された第1
ポートと、OUT側のポート23に連通された
第2ポートと、大気に開放された第3ポート
とを備えている。
第1ポートと第2ポートとは開閉弁24を
介して連通され、第2ポートと第3ポートと
は別の開閉弁25を介してそれぞれ連通されてい
る。
IN側のポート22は、通路26を介して常時
大気に開放されたエアノズル20に連通されてい
る。
しかして載置台1が基準レベルにあるときは、
開閉弁24および開閉弁25が閉じており、IN
側のポート22から供給されたエアは、通路26
を通じてエアノズル20にのみ供給され載置台1
の下面に向けて噴射されている。
載置台1が基準レベルより下降すると、エアノ
ズル20と載置台1下面間の距離が減少し、エア
ノズル20の背圧が増大する。これにより、制御
弁21は載置台1の基準レベルからの低下を検知
し開閉弁24を開いて第1ポートと第2ポート
を連通させ、OUT側のポート23から空気ば
ね2にエアを供給する。そして載置台1が基準レ
ベルに達すると、制御弁21は開閉弁24を閉ざ
し第1ポートと第2ポートとの間の通路を遮
断させる作動を行う。
一方、載置台1が基準レベルより上昇している
場合、すなわち、空気ばね2の圧力が高い場合に
はエアノズル20と載置台1下面間の距離が長く
なり、エアノズル20の背圧が減少する。これに
より、制御弁21は載置台1の基準レベルからの
上昇を検知し開閉弁25を開いて第2ポートと
第3ポートとを連通させ、第3ポートから空
気ばね2内のエアを大気に放出する。このときエ
アノズル20からのエア噴射は継続しているが、
開閉弁24は閉じたままであり、IN側のポート
22からの第2ポートへのエア供給は行われな
い。そして、載置台1が基準レベルに達すると、
制御弁21は開閉弁25を閉ざし第2ポートと
第3ポートとの間の通路を遮断させる作動を行
う。
上記の全空圧式制御弁21の作動開始および停
止のタイミングは、載置台1が基準レベルに対し
て所定の微小範囲を越えたときに制御弁21を自
動圧力調整器4の作動開始時より遅れて作動さ
せ、かつ作動停止を上記調整器4の圧力調整終了
時よりも早くさせることが必要である。
すなわち、全空圧式制御弁21と自動圧力調整
器4とはそれぞれ別個に載置台1の基準レベルか
らの上昇、下降、換言すれば空気ばね2の空圧の
高低を検知し、空圧が低い場合には前記圧力調整
器4の応答遅れ時間を考慮し、これを早期に作動
させ、両者を併せて載置台1の復元時間を短縮す
るために前記制御弁21のエアノズル20の背圧
の増加を検知し、第1ポートと第2ポートと
を連通しエアを空気ばね2に供給する。
そして、載置台1が基準レベルに近づくと制御
弁21の停止動作が自動圧力調整器4の作動に先
がけて行われる。
なお、第2図中、第1図と同一部分には同一符
号を付してその詳しい説明は省略する。
[考案の効果] 上記のように本考案は、自動圧力調整器と別個
独立して載置台の上昇、下降を検知し、空気ばね
の空気圧を調整するようにした全空圧式制御弁を
併設したので、載置台の傾斜後の復元時間を短縮
することができる。
すなわち、第3図に示すように横軸に載置台の
傾斜後の復元時間を採り、縦軸に載置台の変位
(mm)を採ると、従来の圧力調整器のみの場合に
は曲線aのようになり、これに対し、全空圧式制
御弁を併設した本考案の場合には同図の曲線bの
ようになる。
同図から明らかのように本考案では曲線aに比
較し、復元時間が著しく短縮される。
また、カンチレバの数は増加しないので、振動
伝達の経路が特に増加するということもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の空圧式除振台の一実施例を示
す概略構成図、第2図は、本考案に係る除振台の
一実施例を示す図、第3図は、従来例と本考案と
の復元時間を比較した図である。 1……載置台、2……空気ばね、4……自動圧
力調整器、5……カンチレバ、7……微調ねじ、
11……粗調ねじ、20……エアノズル、21…
…全空圧式制御弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 定盤等の載置台の下部に配置された複数箇の空
    気ばねと、これ等の空気ばねにそれぞれ接続され
    前記載置台の上下動に応じてカンチレバが回動し
    て基準レベルからのずれを検知し、このずれを補
    正するように前記空気ばねに対してエアを給排す
    る複数の自動圧力調整器とを有するものにおい
    て、前記載置台の下面に向けてエアを噴出するエ
    アノズルと、このエアノズルの背圧を検知する手
    段と、第1ポート、第2ポートおよび通常は大気
    に開放されている第3ポートと、所定圧のエアの
    供給源および前記第1ポートに連通するIN側の
    ポートと、前記第2ポートを前記空気ばねに連通
    させるOUT側のポートとを具え、前記手段によ
    り検知した背圧が前記載置台が基準レベルにある
    時よりも大であれば前記第1ポートと第2ポート
    とを連通させ、小であれば前記第2ポートと前記
    第3ポートとを連通させ、前記載置台が基準レベ
    ルに対して所定の微小範囲を越えたときに作動す
    るよう設定された全空圧制御弁を前記自動圧力調
    整器に併設したことを特徴とする空気式除振台。
JP2901283U 1983-03-02 1983-03-02 空気式除振台 Granted JPS59136277U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2901283U JPS59136277U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 空気式除振台

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JP2901283U JPS59136277U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 空気式除振台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59136277U JPS59136277U (ja) 1984-09-11
JPH039992Y2 true JPH039992Y2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=30159877

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2901283U Granted JPS59136277U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 空気式除振台

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JPS59136277U (ja) 1984-09-11

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