JPH0399794A - 金ろう材 - Google Patents

金ろう材

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JPH0399794A
JPH0399794A JP23695489A JP23695489A JPH0399794A JP H0399794 A JPH0399794 A JP H0399794A JP 23695489 A JP23695489 A JP 23695489A JP 23695489 A JP23695489 A JP 23695489A JP H0399794 A JPH0399794 A JP H0399794A
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Yoshikazu Sawabe
沢辺 義和
Ken Nohara
野原 建
Kiyohiro Fujiwara
聖裕 藤原
Masaharu Kageyama
蔭山 雅晴
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MIKIMOTO SOUSHINGU KK
Ishifuku Metal Industry Co Ltd
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MIKIMOTO SOUSHINGU KK
Ishifuku Metal Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は金、銀、銅、亜鉛、リンより成り、装飾用そ
の他の各種工業用に供し得る金ろう合金の組成の技術分
野に属する。
く要旨の概要〉 而して、この出願の発明は装飾用等の金属工芸品等の作
成にあたり、ろう付に用いる金ろう材においてその配合
組成を金(AU)、銀(Ag)、銅(CI)、亜鉛(Z
n)、リン(1))とし、それらの基本的な重量配合比
はそれぞれ75±0.2wt%、3〜15wt%、5〜
15W1%、5〜15wt%、0.01〜IWi%とじ
た金ろう合金てあって最適態様としてはこれらの内、金
7;j±0.2wt%、銀3〜6wt%、銅5〜8wt
%、亜鉛12〜15wt%、リン0.01 〜1wt%
で次に、溶融温度は730±30°Cであるものとし、
金75±0,2wt%、銀4〜9wt%、銅7〜10w
t%、亜鉛8〜11wt%、リン0.01 〜1wt%
とC溶融温度は780±30°Cとし、更に金75±0
.2wt%、銀5〜15W1%、銅5〜15wt%、仰
鎗5〜8wt%、リン0.01 〜1wt%であり、溶
融温度は830±30°Cであるそれぞれの金ろう合金
としたものである。
〈従来技術〉 従来装飾用等の工業用の金合金のろう(旧りに使用され
てぎlこ金ろう合金はろうイ」温度を可及的に低下させ
、ろうの流動性を向−[させるべく通常カドミウムか添
加されているものかほとんどで、中には該カドミウムか
含有されていないものもありはする。
〈発明か解決しようとする課題〉 ざりながら、カドミウムを添加した金ろう合金は、ろう
句作業時のカドミウム蒸発に伴なう労働環境衛生上の好
ましくない点等があり、又カドミウム無添加の金ろう合
金はろう(qの基本ともなるべきろうの流れ+J+か劣
るといった欠点か市った。
加えて、ろう(=J強度について不充分さか伴う不満が
あり、色調性や母材との親和性についても必ずしも満足
し得ない不具合かおった。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づくろう合金
のカドミウム、添加等によるろう流動性の問題点を解決
すべき技術的課題とし、金ろう合金においてカドミウム
添加を完全に避け、ろう付(プの基本であるろうの流動
性を改良し、良好なろう流れを有しろう付作業か簡単で
金ろう合金に対するほとんどの要望にかなうようにして
金属製品製造産業における接合技術利用分野に益する優
れた金ろう合金を提供じんとするものである。
〈課題を解決するだめの手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とり−るこの
発明の構成は前述課題を解決するために、組成において
、重量比で金75±0.2wt%、銀3〜15wt%、
銅5〜15wt%、亜鉛5〜15wt%、リン001〜
1wt%から成るようにし、良好なろう流動性を具備し
、スムースな接合・1ノーを有し、装置に対する信頼性
を高めることが出来るようにした技術的手段を講じたも
のでおる。
この出願の発明の金ろう合金におCプる基合金、及び、
選択的添加元素の配合、並びに、基本的な配合比の重量
%範囲の理論的、及び、実験的根拠は次の通りである。
金については対象の母材(K18合金)との関係から7
5±0.2wt%、即ら、18カラツ1への金品位を有
する配合比としたものである。
又、銀については色調調整、母材との親和性に課する良
好な機能を持たせるために配合するものでおり、その配
合比は実験によれば3wt%未満ては効果かなく、しか
しながら、15W1%を越えると、母材との色調に差が
生じることが分ったことによりその配合比について3〜
15wt%の範囲が好適であるとしたものである。
次に銅の配合は色調調整機能付与とろう付は強度向上の
ためであって、その配合比について実験によれば、5w
t%未満では充分な効果がなく、又、15wt%を越え
ると、その他の構成元素とのバランスか崩れ、色調も赤
色を帯びて母材との色調調和に違和感か生じることから
、その範囲を5〜15%としたものである。
次に亜鉛については合金の溶融温度を降下させる機能に
著しく有効な成分であり、実験によれば、その重量比が
5wt%未満ではさしたる効果かなく、15wt%を越
えると、ろう付は強度が低下するばかゆでなく、素材作
製時の加工性が害されることにもなることか分り、その
ため、その範囲は5〜15wt%か好ましいとされたも
のである。
更にリンに関してはこの出願の発明の重要な機能でもあ
るろうの流動性に関し極めて優れた効果か有り、加えて
溶融温度を降下させることも可能であるプラス面かおり
、その作用効果か最も発揮される配合比は0.01 w
t%未渦では顕著でなく、又、1wt%を越えると、ろ
う付は強度が低下するばかりでなく、素材の加工性にお
いて劣化現象か生ずることが実験的に確認されたものて
市り、これらのことから配合比は0.01〜iwt%の
範囲か良いとされたものである。
〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を図面を参照して説明す
れば以下の通りである、。
K18スデツプ金ろう材 当業者に周知の如く工芸装飾品のろう句り技術の一つに
段階的に数回にわたってろう付Gノを重ねる手法かめる
その際には、融点差を巧みに利用する必要かおり、各段
階でのろう付(プ毎に、その融点差は30〜50°Cを
目度としている。
而して、これらの各段階のろう材はステップろう(オと
呼ばれているか、装飾用等に用いるステップろう材とし
て具備すべき条件を示すと以下の通りである。
即ら、 ■黄金色M(K18標準色)の色調を有すること。
■ろう流れ性に優れること。
■ろう付は後の強度が高いこと。
0700〜860°Cまで30〜60°C間隔の3段階
の融点差を有することである。
これらの条件を満足する実施例としての金ろう合金につ
いては先ず、素材をガス炉にて所定形状に鋳造後、熱間
、及び、冷間圧延加工を施し、以後、所望の板厚まで加
工を行い、各試験片のNo 1〜15の試料合金とした
これらの各試料合金を溶融温度別に3組に分り、各々組
成、溶融温度、ろう付は強さ、ろう広がり面積(ろう流
れ性を判定)を別表1〜3に示す。
そして、溶融温度については各試料合金毎に50mg採
取し、周公知の示差走査熱量計を使用して大気中で測定
゛し、その加熱曲線より液相点を解析しlこ。
又、ろう付は引張り試験(ろう(=j強さ)については 第1a図、第1b図に示す様な形状のに18合金試験片
1.1を打ち抜き、該試験片1.1を第2図に示す様に
、縦方向に重ね合一けた試料2としてろう付け3を行い
、引張り試験を打った。尚、ろう付(プ条件は1〜−チ
炎加熱で行った。
次に、ろう広がり試験くろう流れ性判定)についてはt
O,5XW50 XL50 nunのに18合金の板状
試験片を作製し、そのヒにそれぞれのろう祠を0.1g
載せ、電気炉内にて所定の温度で60秒保持し、ろうか
に18合金板に流れた後の広がり面積をプラメータで測
定した。
そして、色調についてはに18の標準色に近いものを良
として2段階で次のように評価した。
K18標準色と同等のものは○。
K18標準色と比較的類似のものは△。
尚、これらに色調の差は多少見られるか、いずれも良と
判断されたもので市る。
以下余白。
0 表1について 715〜750°Cの溶融温度を示す合金の試料のNO
,1〜No、5は金Y5±0.2wt%、銀3〜6wt
%、銅5〜awt%、亜鉛12〜15wt%、リン0.
01〜1wt%の組成から成る合金であり、流れ性、ろ
う(=j iJ強度、色調に優れており、更に、融点も
目的の低温度領域内にあり、良好な特性を示した。
表2について 760〜800°Cの溶融温度を示ず合金の試料No、
6〜No、 10は金75±0.2wt%、銀4〜9w
t%、銅7へ・10wt%、亜鉛8〜11wt%、リン
0.01〜1wt%の組成から成る合金であり、流れ性
、ろう付は強度、色調に優れており、更に、融点も目的
とする中温度領域内にあり、良好な特性を示した。
表3について 800〜860°Cの溶融温度を示す合金の試′lN4
N0.11〜N0.15は金75±0.2wt%、銀5
〜15wt%、銅5〜15wt%、亜鉛5〜8wt%、
リン0.01〜1wt%の組成から成る合金であり、流
れ性、ろう付は強度、色調に優れてあり、更に、融点も
目的とする1 高温度領域内におり、良好な特性を示した。
以上のように、この出願の発明の3組のに18金ろうば
700〜860°Cまでの温度範囲において、730±
30℃、780±30°C1830±30°Cのそれぞ
れ狭い温度領域に入っており、K18ステツプ金ろう(
Δとしてろう流れ性が良好で操作性に優れた特性をもつ
ものであることか分った。
〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、金属装飾品等の工芸用
の金ろう材において先述特許請求の範囲の第1項記載の
組成、及び、重量配合比にしたことにより基本的に従来
の金ろう材に見られるカドミウム添加、無添加の問題点
を無くして良好なろう流れ性を有し、更に、ろう(4強
度も良く、母材に対する色調にも優れているという優れ
た効果か秦される。
しかも、溶融温度についてはステップろう付を行うに際
しての段階毎の融点差を有しながらも、所定の低温領域
にあるという特性を有する優れた効果か秦される。
2 しかも、作成時の加工性も何等阻害されることかない利
点かあり、複数の組成元素とのバランスも良く、製品の
延性のない耐久性が良好であるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの出願の発明の実施例の試料の平面図であり、
第1a図はその正面図、第1b図は側面図、第2図は接
合側面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金(Au)75±0.2wt%、銀(Ag)3〜
    15wt%、銅(Cu)5〜15wt%、亜鉛(Zn)
    5〜15wt%、リン(P)0.01〜1wt%から成
    る良好なろう流動性の工芸用金ろう合金。
  2. (2)上記特許請求の範囲第1項記載のろう成分中、溶
    融温度が異なる金ろう材であって、各成分が 金(Au)75±0.2wt%、銀(Ag)3〜6wt
    %、銅(Cu)5〜8wt%、亜鉛(Zn)12〜15
    wt%、リン(P)0.01〜1wt%から成り、73
    0±30℃の溶融温度を示すことを特徴とする良好なろ
    う流動性の工芸用金ろう合金。
  3. (3)上記特許請求の範囲第1項記載のろう成分中、溶
    融温度が異なる金ろう材であって、各成分が 金(Au)75±0.2wt%、銀(Ag)4〜9wt
    %、銅(Cu)7〜10wt%、亜鉛(Zn)8〜11
    wt%、リン(P)0.01〜1wt%から成り、78
    0±30℃の溶融温度を示すことを特徴とする良好なろ
    う流動性の工芸用金ろう合金。
  4. (4)上記特許請求の範囲第1項記載のろう成分中、溶
    融温度が異なる金ろう材であって、各成分が 金(Au)75±0.2wt%、銀(Ag)5〜15w
    t%、銅(Cu)5〜15wt%、亜鉛(Zn)5〜8
    wt%、リン(P)0.01〜1wt%から成り、83
    0±30℃の溶融温度を示すことを特徴とする良好なろ
    う流動性の工芸用金ろう合金。
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