JPH0398764A - エアブラスト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、投射材を圧縮空気によりノズルから噴出させ
て被処理面の表面処理を行うエアブラスト装置に関する
ものである． （従来の技術） 一般にエアブラスト装置では、ブラケット又は支持アー
ムに保持されたノズルからショット、グリット等の金属
粒子やアランダム、カーボランダムあるいはナイロン等
の非金属粒子を投射材として圧縮空気と共に噴出させて
被処理面へ吹きつけビーニングやパリ取り等の表面処理
を行っているが、この場合、投射材は圧縮空気と共にノ
ズル軸線に沿ってその先端より噴出するので、被処理物
の外表面を処理するには問題はないが、管内面や酸素ボ
ンベのような形状の容器内面等の表面処理を行う場合は
簡単ではない。例えば、管内面の表面処理において、管
内にノズルが入り得るときは、ノズル本体の軸線に対し
所定の角度とされた噴出穴を有するキャップをノズル先
端に嵌着し、処理しようとする管を自転させながら前記
ノズルを管中に移動させて処理を行っている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、被処理物の自転機構は複雑で装置全体が
大形となり、しかも、外形が円筒形以外の被処理物では
自転が困難な場合が多く、極めて時間がかかって能率が
悪いという問題点がある．（課題を解決するための手段
） 本発明は前記のような問題点を解決したエアブラスト装
置に関するものであって、投射材を圧縮空気によりノズ
ルから被処理面へ噴出させて表面処理を行うエアブラス
ト装置において、投射材通路が内部に形成されたパイプ
シャフトを加工装置本体に回転自在に軸支させて該パイ
プシャフトの投射材の入口に投射材の圧送ホースを臨ま
せる一方、投射材の出口にはノズル本体の軸線に対し斜
め方向に投射材を投射する屈曲路を先端側に形成した斜
投射ノズルを連結したことを特徴とするエアブラスト装
置を第１の発明とし、上記第１の発明にさらに、前記加
工装置本体の一端において前記パイプシャフト断面外周
に前記斜投射ノズルの回転停止の制御を行うセンサを適
数個配設してこれを作動させる作動片を前記パイプシャ
フトに設けたことを特徴とするエアブラスト装置を第２
の発明とするものである。

（実施例） 次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する
。

（１）は筒状の加工装置本体で、該加工装置本体（１）
はその一側に設けられたブラケット（２）を介して図示
されない搬送装置等の走行８！構に取付けられている。

加工装置本体（１）の中空部にはパイプシャフト（３）
が軸受（４）、（４）により軸支され、該パイプシャフ
ト（３）の内部には耐摩耗性材料よりなる筒状のライチ
（５）が遊嵌させてあり、その中空部により投射材通路
（６）が形成されている。ライナ（５）はその一端がパ
イプシャフト（３）の内面？７突出させた係止部（７）
に、また、他端はパイプシャフト（３）の端部に固定し
たノズルホルダ（８）に保持されているアダプタ（９）
に当接されてパイプシャフト（３）内に一体状に位置決
め保持され、該アダプタ（９）の中心側には投射材通路
（６）に連通ずる案内路Ｑｆｆｌが形成してある．　（
１１）は加工装置本体（１）に配設されるパイプシャフ
ト回転駆動用のブレーキ付のモータで、その縦型のモー
タベース（１２）は加工装置本体（１）の一端に固定さ
れたギヤケース（ｌ３）の側面に嵌着固定され、これに
よりモータ（１１）はパイプシャフト（３）と並行状態
とされている。モータ（ｌ１）の駆動軸（１４）にはア
タッチメント（１５）を介してギヤ（１６）が固定して
あり、該ギヤ（１６）はパイプシャフト（３）に固定し
たギヤ（１７）と噛み合わされ、従って、パイプシャフ
ト（３）はモータ（１１）の駆動によりギヤ（ｌ６）、
（■７）を介して回転駆動されるようになっており、（
ｌ８）はギヤケースのカバーである。また、パイプシャ
フト（３）の投射材の入口（ｌ９）側における加工装置
本体（１）の端面にはホース継手（２０）が連結してあ
り、これに投射材の圧送ホース（２１）が保持されてア
ダプタ（２２）を介して入口（１９）に臨ませてあり、
アダプタ（２２）の中心部には投射材通路（６）に続か
さた案内路（２３）が形戒してある。さらに、パイプシ
ャフト（３）の投射材の出口（２４）にはアダプタ（９
）を介して斜投射ノズル（２５）が連結してあり、該斜
投射ノズル（２５）は案内路０ωを介して投射材通路（
６）と連通される投射材通路（２６）を有し、ノズルホ
ルダ（８）に基端が嵌着固定されてパイプシャフト（３
）と一体として回転される。また、斜投射ノズル（２５
）の先端側には第１図に示すように、そのノズル本体（
２７）の軸線に対し斜め方向に投射材を噴出可能とする
屈曲路（２８）が投射材通路（２６）に続いて形成され
ている。（２９）は斜投射ノズル（２５）の回転停止の
制御を行う近接スイッチ等のセンサで、該センサ（２９
）は第２図に示すように、加工装置本体（１）の一端で
ある蓋部に通数個取付けてあってそれぞれスイッチ押え
（３０）により加工装置本体（１）に固定され、各セン
サ（２９）はパイプシャフト（３）の外周に沿って配設
された横或としてある。また、パイプシ＋フト（３）の
外周にはセンサ（２９）を作動させる作動片（３１）が
対応する位置に設けてあり、図示されない制御装置より
所定のセンサ（２９）に信号が与えられると、回転して
いるパイプシャフト（３）の作動片（３ｌ）が当該セン
サ（２９）に近接した時点でモータ（１１）への通電が
切れ、ブレーキが作動して直ちにモータ（１１）が停止
し、これで斜投射ノズル（２５）の屈曲路（２８〉の出
口が所定の方向として固定され、斜投射ノズル（２５）
の回転により前記出口を頂点として形成される略円錐形
状の表面に沿っての投射材の噴出が、所定方向の一直線
状投射に変換される構戒としてある．なお、図中（３２
）はセンサ組付用としてホース継手（２０）に形成され
る切欠部、（３３）はノズルホルダ（８）に嵌着された
斜投射ノズル固定用の締付ボルトである。

このように構威されたものは、まず、モータ（１１）を
駆動すると、ギヤ（ｌ６）、（Ｉ７）によりパイプシャ
フト（３）及び斜投射ノズル（２５）が回転するから、
この斜投射ノズル（２５）の先端を所定の被処理面、例
えば管内面に臨ませたのち、図示されない投射材ホッパ
より投射材を圧縮空気と共に圧送ホース（２ｌ）へ導入
させれば、この投射材は案内路（２３）より回転してい
るライナ（５）により形成される投射材通路（６）へ進
入し、更に、案内路ａΦを経て投射材ノズル（２５）の
投射材通路（２６）へ圧送されて屈曲路（２８〉へ達し
、進行方向を曲げられて屈曲路（２８）の出口からノズ
ル本体（２７）の軸線に対し斜め方向へ噴出される。こ
の場合、斜投射ノズル（２５）は回転しているので、投
射材は屈曲路（２８）の出口を頂点として形成される略
円錐形状の表面に沿って噴出されることとなり、管内面
には投射幅に相当する被処理帯が形成される。この状態
で加工装置本体（１）と被処理物とを相対的に並行移動
させれば被処理物内表面が全面的に処理される。また、
被処理面が長手方向に帯状に延びるような形状の場合に
は、該帯状の被処理面に対向するように斜投射ノズル（
２５冫の屈曲路（２８）の出口を位置させるため、対応
するセンサ（２９）に図示されない制御装置より信号を
与える．そして、モータ（１　１）を駆動してパイプシ
中フト（３）を回転させると、その外周に設けた作動片
（３１）が前記センサ（２９）に近接してこれを作動さ
せる。これによりモータ（１１）が停止して屈曲路（２
８）の出口が所定の被処理面に対向した状態でパイプシ
ャフト（３）が位置決め停止される。この場合、屈曲路
（２８）の出口と作動片（３ｌ）との関係位置はあらか
じめ調整しておく。そして、被処理面の位置が変わった
ら、信号を与えるセンサ（２９）を対応するものに切換
えれたりあるいは作動片（３１）の取付位置を変更すれ
はよい。しかして、斜投射ノズル（２５）が消耗したら
、締付けボルト（３３）をゆるめて取外し交換する。な
お、パイプシャフト（３）は回転軸止めされているため
加工装置本体（１）との間にすき間があり、このすき間
から投射材が進入しセンサ（２９）、軸受（４）などに
損傷を与える恐れがあるので、フエルトシール（３４）
、■リング（３５）などのシール材でこのすき間のシー
ルを行っておくことはいうまでもない。

（発明の効果） 本発明は前記説明によって明らかなように、エアブラス
ト装置に使用される斜投射ノズルを回転可能な構戒とし
てあるので、被処理物を自転させることなくその内面全
面のビーニング、パリ取り等の表面処理が容易に可能と
なり、被処理物はプラスト加工位置へ搬入させるのみで
連続的に表面処理加工が行われて生産性がよく、また、
装置全体が小形で自由に搬送できるから手動操作にも適
して広い用途を有するものであり、更に、パイプシャフ
トの回転停止を制御するセンサを設けた第２の発明は、
投射方向を自由に変更できて被処理面が帯状に延びる直
線状の場合でも容易に対応でき、種々の内面処理加工の
みならず外面処理加工も可能となる利点が付加されるも
ので、従来のエアブラスト装置の問題点を解決したもの
として業界の発展に寄与するところ極めて大きいもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は一部切欠
正面図、第２図は一部切欠底面図、第３図は側面図であ
る。 （ｌ〉：加工装置本体、（３）：パイブシャフト、（６
〉：投射材通路、（１１）：モータ、（１９）：入口、
（２１）圧送ホース、（２４）：出口、（２５）　：斜
投射ノズル、（２７）：　ノズル本体、（２８）　：屈
曲路、（２９）　：センサ、（３１）：作動片．

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、投射材を圧縮空気によりノズルから被処理面へ噴出
   させて表面処理を行うエアブラスト装置において、投射
   材通路が内部に形成されたパイプシャフトを加工装置本
   体に回転自在に軸支させて該パイプシャフトの投射材の
   入口に投射材の圧送ホースを臨ませる一方、投射材の出
   口にはノズル本体の軸線に対し斜め方向に投射材を投射
   する屈曲路を先端側に形成した斜投射ノズルを連結した
   ことを特徴とするエアブラスト装置。 ２、投射材を圧縮空気によりノズルから被処理面へ噴出
   させて表面処理を行うエアブラスト装置において、投射
   材通路が内部に形成されたパイプシャフトを加工装置本
   体に回転自在に軸支させて該パイプシャフトの投射材の
   入口に投射材の圧送ホースを臨ませる一方、投射材の出
   口にはノズル本体の軸線に対し斜め方向に投射材を投射
   する屈曲路を先端側に形成した斜投射ノズルを連結し、
   さらに、前記加工装置本体の一端において前記パイプシ
   ャフト断面外周に前記斜投射ノズルの回転停止の制御を
   行うセンサを適数個配設してこれを作動させる作動片を
   前記パイプシャフトに設けたことを特徴とするエアブラ
   スト装置。